阿弥陀岳北西稜

2022年01月10日(月) [日帰り]

• GPS: 12:15
• 距離: 8.7km
• 登り: 848m
• 下り: 1,509m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:01
• 休憩: 2:11
• 合計: 12:12

距離 8.7km 登り 851m 下り 1,509m

6:17 行者小屋
11:52 13:34 西ノ肩
13:54 西の肩（岩場）
13:57 14:21 阿弥陀岳
14:37 14:38 中岳のコル
14:53 14:54 中岳
15:13 15:15 文三郎尾根分岐
15:21 15:22 赤岳主稜チョックストーン
15:47 阿弥陀岳分岐
16:55 行者小屋
17:29 中ノ行者小屋跡
18:24 美濃戸
18:29 赤岳山荘

行者小屋から阿弥陀岳北西稜、阿弥陀岳山頂、中岳、文三郎尾根、行者小屋、南沢を経て美濃戸へ下山。12時間強の行程。

天候

晴れ、微風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

1/10 6:27

2022年1月10日午前6時過ぎ、行者小屋を出発。
15分ほど下ったところでの阿弥陀岳北西稜へ別れるトレース。
長い1日の始まり。

1/10 6:42

夜明けの樹林帯を黙々と登る。
正月明け3連休でトレースもばっちり。楽をさせてもらいました。

1/10 7:09

出発から1時間、北西稜の稜線が見えてくる。

1/10 7:13

夜明けの横岳！

1/10 7:13

夜明けの空に浮かぶ北アルプス、息を飲むほど美しい。
槍・穂高から鹿島槍・白馬まで見渡せた。

1/10 7:26

目指す稜線にも朝日が輝く。
待ってろよぉ、これから登るからなぁ！

1/10 7:47

赤岳の脇から朝日が覗く。
つかの間の日光が温かい。

1/10 8:04

岩稜取りつき前に、雪の付いたナイフリッジが現れる。
これをヘツるのか、と一瞬焦るが、、、

1/10 8:10

稜線右側にトレースが付いていて一安心。
右側は完全に切れ落ちているので、慎重に足を運ぶ。

1/10 9:04

北西稜の下部岩壁取付点。
左右にトレースがあるが、右側の凹角から登る。

1/10 9:22

1P目、ごきげんビレイヤー。

1/10 9:24

1P目の出だし、いよいよ本番！
快晴微風、冷込みは強いが完璧なコンディション。
9：25登攀開始、出発から3時間経過。

1/10 9:27

右に青い残置スリングが見えるが、その更に上の終了点まで行く。

1/10 9:55

1P目、フォローのクライミング。ひーひー言いながら登る。

1/10 10:17

下部壁から上部岩壁への雪稜登攀。
北西稜は日が差さないので、ビレイ中は寒い！

1/10 10:21

上部岩壁！ここからが北西稜の核心。
白い残置スリングの終了点を目指す。

1/10 10:35

高度感満点！

1/10 10:35

上部岩壁2P目の終了点。

1/10 10:59

オーバーグローブでは、とても登れず！
手が冷たいが毛糸の手袋で歯軋りしながら登攀。

1/10 11:23

上部岩壁3P目出だし。
北西稜の核心の凹角は、これ右に回り込んだところ。

1/10 11:29

登ってきた尾根とごきげんビレイヤー。

1/10 11:27

北西稜の核心、上部岸壁の凹角！
ボルトとハーケンはあるが、それでもかなり難しい登攀。

1/10 11:39

クラックにはカムを利かせる。

1/10 11:52

よく登ったな、こんなとこ。
ホールドは細かく、アイゼンをぎりぎりで利かせる。

1/10 11:54

上部岩壁2P目終了点。

1/10 12:21

A0連発で嘆くフォロー。
まだまだ訓練あるのみ！

1/10 12:43

ここから登山道をめがけて、2Pの雪稜をぐいぐい登る。

1/10 13:12

ロープをぎりぎりまで出して、雪稜途中の岩角を支点とする。

1/10 13:25

次は立ち木を利用しての支点。
アルパインクライミングあるある。

1/10 13:33

北西稜を詰め切って、阿弥陀岳御小屋尾根の登山道へ飛び出る。
登攀開始から4時間、出発から7時間。

1/10 13:55

阿弥陀岳頂上へ。
ビクトリーロード！

1/10 13:59

着いたー、頂上。やったーと渾身の叫び！
午後2時、出発から8時間。

1/10 14:00

渋いCL、頼りになるぜぃ。

1/10 14:20

下山開始。
頂上の景色は名残惜しいが、日没時間を考えて、早めの下山。

1/10 14:56

下山ルートは中岳を越えて文三郎尾根へ。

1/10 15:16

文三郎尾根分岐。
下山開始から1時間弱。

1/10 15:19

下る、下る、下る。
登山道は踏み固められて夏道よりもしっかり。

1/10 15:32

赤岳の雄姿と八ヶ岳ブルー。

1/10 15:36

迫力の横岳。昨日登った中山尾根を望む。

1/10 15:52

行者小屋到着はたそがれ時の午後4時。
出発から10時間。

1/10 16:56

撤収準備に1時間、午後5時に美濃戸に向けて下山開始。
夕闇の樹林帯を歩く。

1/10 18:24

18時30分、美濃戸到着。
長いくて充実の1日。

撮影機器：

RICOH WG-50 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

SH-M15 SHARP

感想

iwanon

roymoyotto

川崎橘山想会2021年度冬合宿の残課題となっていた、憧れの阿弥陀岳北西稜への挑戦です。冷え込みは厳しいが快晴微風のほぼ完璧なコンディションの中、12時間の行程で、阿弥陀岳北西稜の登頂できました。
下部岩壁の微妙なホールドを拾う登攀、上部岩壁は核心のほぼ垂直の凹角と、アイゼンワークと度胸を存分に試されます。ヘタレな私は、上部の凹角では、スリングを掴むはピッケルをボルトに通すはのA0連発でした。やれやれ、先は長い。
年末からの八ヶ岳連続バリエーションに付き合ってくれた仲間に、限りない感謝！いやー、あなたは見かけ以上に偉大です！！
次はどの山に行きましょう。私もトレーニングを続けます！