幌尻岳 -ヒグマに怯えながら紅葉したカ−ルを楽しむ-
- GPS
- 56:00
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 1,819m
- 下り
- 1,809m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:30
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
飛行機
マイクロバス(宿) 日高町〜第一ゲ−ト |
コース状況/ 危険箇所等 |
沢の徒渉やへ吊りが20回くらいありました。天候悪化の場合は、予定を繰り上げ2日目に下山の予定でした。、 |
写真
装備
個人装備 |
沢靴 食器 幌尻山荘で毛布を借りられたため
シュラフは不用でした。
|
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共同装備 |
コンロ 浄水器 コッヘル
|
感想
ツア−登山でした。今回の登山では、渡渉を考え準備に迷いましたが、ツア−の説明をみて次のようにしました。防水対策としては、
‖靴、二又の沢用ソックス、ゲイタ−
衣類は濡れても乾きやすいパドリングをする人が着るような、水遊び用の長袖とタイツ、防水半ズボン
2拱は防水バックに濡れては困るものはすべて納め、ザックの中に収納
他に、
い任るだけ荷物を少なくする。毛布は小屋で提供してくれるということなので、シュラフは省略。防寒対策として、代わりにフリ−スとダウンジャケット
ゥ汽屮競奪を持ち、登頂の日はサブザックで軽量で行う。
ε肋鳥の体の安定をとるため、ストック、などでした。
前日、羽田空港に集合し、千歳空港まで飛びました。そこから、貸切バスで日高町の沙流温泉に行き、宿泊しました。千歳空港は途中、ス−パ−により食料などの買い物をしてゆきました。宿が近づくと幌尻岳登山口の看板がありました。宿泊先のひだか高原荘の前には、きれいな花畑がありました。
一日目は、宿からマイクロバスで第一ゲ−ト近くの駐車場まで送迎していただきました。第一ゲ−ト近くの駐車場からしばらく林道歩きでした。額平川に沿った広い林道を歩いてゆきました。左側が川、右が切り立った崖でした。途中、崖の下の林道のわきに白い花が沢山咲いていました。この山は、本当にクマが身近にいるようでした。北海道電力取水施設までの林道上には、まだ新しいクマの落とし物がありました。
北海道電力取水施設の先で沢靴に履き替えました。「渡渉注意!増水したときは引き返してください」の看板がありました。ここからいよいよ沢歩きが始まりました。沢のへつりや渡渉を15回ほど繰り返しながら、沢を遡上してゆきます。目印はありますが地元のガイドさんだけに、よく知っています。目印にとらわれず、的確に渡渉したり、へったりしながら遡上してゆきました。一番の難所は四ノ沢ということでしたが、真新しい橋が架けられていて安心しました。四ノ沢は素敵な景色でした。最初は皆おっかなびっくりで歩いていましたが、だんだんストックの使い方や足場の置き方、歩き方に慣れてきました。慣れてきたころ、渡渉を開始してから2時間半ほどで幌尻岳山荘に到着しました。
濡れた沢靴や靴下を小屋の外に干してから、小屋の中に入りました。階段を登って行って、玄関を入るようでした。入口が高く作ってあるのは、熊よけのためでしょうか。小屋では毛布を貸してくれましたので、シュラフは不用でした。ただし、完全予約制のようです。予約をしないできた登山者が来ましたが、小屋には入れてもらえません。代わりに小屋の下の物置のようなところを使わせてもらえたようですが。大分、早い時間に到着したので、夕飯まで自由行動。ガイドは、小屋前のベンチでもってきたスト−ブでお茶をしていました。
食事は自炊でした。出発の日に荷物分担をし、各自が持った分の食料をだします。お湯は、ガイドが沸かしてくれましたので、それを使いました。野菜はガイドが提供してくれました。前祝にみんなで乾杯。歌などを歌い、皆で楽しい時間を過ごしました。
さて、2日目は、まだ暗いうちに小屋を出発。ガイドが先頭で、クマに注意しながら、時々、奇声を発しながら登ってゆきました。一時間半ほどで命の泉に到着。ここで給水し、休憩しました。
命の泉からさらに登ってゆきました。命の泉から登って行ってまもなく、稜線にでると美しい紅葉が目に飛び込んできました。1時間近く登ると、左に北カ−ルの美しい紅葉が現れました。紅葉を楽しみながら登ってゆくと新冠コ−スとの分岐に到着。幌尻岳山頂はここからすぐでした。命の泉から約2時間ほどで山頂に到着しました。
山頂には「2052m幌尻岳山頂」の標識やケルンがありました。山頂は、ガスに包まれていて展望はありませんでしたが、山頂付近もよく紅葉していました。しばらく休憩をしました。
帰路は、往路を戻りました。山頂から下り始めると、だんだんガスがはれ、青空が見えてきました。時々、雲間から遠くの山並みも見えました。北カ−ルの紅葉もよく見えてきました。右にキタカ−ルの紅葉を楽しみながら、なだらかに谷の方に下ってゆきました。まもなく、命の泉に到着。山頂から1時間半でした。しばらく休憩をしました。命の泉までゆき、おいしい清水を飲みました。
命の泉からは1時間20分で小屋まで昼前に帰ってきました。登山開始から7時間半でした。午後は、時間が十分ありましたので、各自自由に時間を過ごしました。ガイドは釣りをして、ヤマメを釣り上げていました。
3日目は下山でした。天気はあまりよくなさそうですが、沢は大丈夫そうでした。
渡渉は慣れてきたので、ガイドを先頭にスイスイ2時間ほどで北海道電力取水施設に到着しました。行きは2時間40分かかりましたから、行きと比べれば早かったです。
北海道電力取水施設で休憩しました。登山靴に履き替え支度して、登山口まで出発しました。各自、自由に下りてゆきました。雨の中ですが、皆歩くのが早かったです。50分で登山口に戻ってきました。行きは1時間40分でしたから、その半分でした。雨は降りやまず、迎えのマイクロバスが早かったせいか中々来ませんでした。マイクロバスがくるまで、登山口の小屋の中で休んでいる方もいました。帰りは、沙流温泉で温泉入浴し、登山の疲れを癒しました。入浴後、皆で乾杯し、幌尻岳登頂を祝いました。
この山の登山の難しさは、渡渉であると感じました。増水してなければ、さほど問題はないように思いますが、いったん増水したら、渡渉が困難になります。事故が多くおきていますが、このような時なのでしょう。登山口にも「渡渉注意!増水したときは引き返してください」の看板がありましたが、ガイドは山荘と連絡をとり、増水の状況を確認していました。的確に状況を状況を見極めることが、必要なのでしょう。それと、慣れない登山者が渡渉点を見つけられず、沢の途中で立ち往生していました。私どもの後からついてきたようでした。
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