初スノーシューは鶏頂山で楽しむ
- GPS
- 07:33
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 508m
- 下り
- 509m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は深かったが危険個所は無 |
写真
感想
スノーシューをやってみたいという友人がMSRのイクスプローラ、もう一人はATLASのレンジBC22を購入した。それでは早速練習しようと適当な山を物色する。といっても自分の経験の中でしか案内はできないので先月行った鶏頂山にした。最初は元スキー場だった緩やかなゲレンデを歩き最後に少しだけ登りのあるコースだ。距離的にも短いし初めてだったらちょうどいいかなあと思って。ただトレースがありすぎるとスノーシューの良さが実感できない。雪質にもよるから実際はどうなるかは行ってみないとわからない。天気予報では前日までの冬型の気圧配置が緩んだところであり新雪が期待できそう。
鶏頂山は隣にもスキー場があってアプローチの道は除雪されていることは間違いないが、登山口に車が置けるかどうかは分からない。心配しながら来たのだが、うまい具合に路肩が除雪されていた。他に車はなく自分らが一番乗りである。ただそのあとすぐに他の車もきて3−4台しか停められない駐車地はいっぱいになる。いいタイミングだった。
スノーシューが初めて(雪山も今季初)の二人は準備にも時間がかかる。その間に他の人が出発していったので自分たちは2番手となる。いきなりのラッセルというわけではないが歩き初めから1mほどの積雪のある道は結構沈む。しばらくはそのままトレースを辿るが途中でなぜか先行者は左の尾根を選択していた。正しくはまっすぐなはずだがなあと思い地図を確認する。ルート的にはどちらでも良さそうなのでここからはトレースを外してまっすぐ行くことにした。さあラッセルだ。もともとスキー場だったので斜面は緩く草木もない歩きやすい道。20から30センチほど沈むがこれは練習に丁度良い。そこを自分が最初に登るが後ろがついて来ない。それほど速いわけではないはずだが慣れないと色々大変らしい。それでも途中で交代しながら皆でラッセルしていく。昨夜降った雪が木々に付着しておりいい感じである。
どんどん進んでいくと枯木沼に到着。ここで先行者のトレースと合流する。あとはそのままトレースを辿ることにした。皆順調かなと思ったがどうもT氏のスノーシューの具合よくないらしい。かかと部分が外側にずれて力が入りにくいとのこと。ベルトの締め方に問題があるのか分からないが、左右を逆にしてみると今度はかかとが内側にずれる。ただこのほうがましなようである。ATLASのスノーシューは履いたことがないのでよく分からない。
枯木沼からさらに進むと1時間ほどでP1517に到着。先行者のグループはここでランチを開始している。もう登らないのかな。トレースを見ると途中で追い抜いて行った若い人のものがあり自分らもそれに従う。ここからは今までに比べちょっと勾配がある。そこに新雪が加わってきたので練習にはちょうどいい感じだ。ただ自分としては普通なのだが二人には難儀なものになってきたらしい。歩みがかなり遅くなってきた。顔を上げる余裕もなく黙々と歩いてくる。
頂上が近くなると霧氷も出始めていい感じとなる。そしてついに登頂。二人に少し安堵の表情が見える。今日の天気では遠望は利かないがすぐそばの釈迦が岳はずいぶん立派に見える。そんな景色を見ながらのランチだが今日はスノー衆に倣ってスノーテーブルを作ってみた。柔らかな雪なので崩れやすかったが3人分の小さなテーブルを作成。そしてあたたかな食事をいただく。こんなのもいいかもしれない。
食後は皆で記念撮影。その前に脱いだスノーシューを履かないと一歩も歩けない状態なのでまずはスノーシューの再装着。ワイワイ言いながらの撮影が終了。さあ下山だ。スノーシューでの下山はちょっと難しい。この山を選択したのは前回の経験で簡単に降りられたので問題なかろうと思っていたのだが、初めての二人にはそれでも結構大変だったようだ。深い雪でところどころはまって雪まみれになるのはご愛敬か。スノーシューでの下りは雪質にもよるが今日のような新雪の場合トレース通りに下る必要はなく新雪を蹴散らして下ると気持ちいいことを伝える。何度か斜面でそんな経験をしてもらうが、その気持ちよさが少しは分かってもらえただろうか。
P1517まで戻るとあとは平たんな道。時間があるので大沼に寄ってみることにした。ただT氏はスノーシューのかかとがずれることを抑えるために変な足の使い方をしていたのか少々足が痛いらしい。分岐で待っているということなのでHさんと二人で大沼まで散策。この時期は誰も訪れず全くトレースなし。方向だけをしっかり定めていけばすぐに到着した。池といってもそこには樹木がなくただ真っ白な雪原があるだけの景色。でもぽっかりと開いた空間のある景色もいいもんだ。
分岐に戻ったところで小休止。持ってきた小豆缶でぜんざいを賞味する。なかなか美味。雪に混じった部分はやはり氷小豆の食感だ。さあ帰ろう。ほとんど緩やかな道を歩いていけばやがて駐車地に到着。かなりゆっくりだったので車はすでに自分たちのだけ。思ったより時間がかかった。今回のスノーシュー歩きはどう感じたのかなあ。いずれは皆でラッセルしながらトレースのない山を登頂できるといいなあ。
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