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記録ID: 394699
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無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

武尊山(旭小屋〜不動岩〜前武尊〜沖武尊〜前武尊〜川場野営場〜旭小屋)

2010年08月01日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
13.5km
登り
1,264m
下り
1,253m

コースタイム

旭小屋(5:00)→川場野営場分岐(5:55)→不動岩ピーク(6:55)→前武尊(7:25-7:30)→剣ヶ峰のコル(7:45)→家ノ串(8:10-8:15)→武尊牧場分岐(8:50-9:05)→沖武尊(8:50-9:05)→武尊牧場分岐(9:25)→家ノ串(9:40-9:45)→剣ヶ峰のコル(10:10)→前武尊(10:25-10:30)→オグナスキー場分岐(10:55)→不動岩コース分岐(11:35)→川場野営場(11:50)→旭小屋(12:15)
過去天気図(気象庁) 2010年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
不動岩手前の難所。ルートは中央の溝です。
2006年01月01日 14:11撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
1/1 14:11
不動岩手前の難所。ルートは中央の溝です。
不動岩と思われるピークから来し方を見下ろします。
2006年01月01日 14:20撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
1/1 14:20
不動岩と思われるピークから来し方を見下ろします。
鋭い山容は前武尊。
2006年01月01日 14:21撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
1/1 14:21
鋭い山容は前武尊。
前武尊山頂。
2006年01月01日 14:57撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
1/1 14:57
前武尊山頂。
川場剣ヶ峰の異容。
2006年01月01日 15:02撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
1/1 15:02
川場剣ヶ峰の異容。
沖武尊。展望はなし。
2006年01月01日 16:23撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
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沖武尊。展望はなし。
一等三角点。
2006年01月01日 16:31撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
1/1 16:31
一等三角点。
中岳付近から振り返る沖武尊。
2006年01月01日 17:01撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
1/1 17:01
中岳付近から振り返る沖武尊。

感想

夏山シーズンのピークともいえる7月下旬。いろいろと夢膨らんでいましたが、残念なことに仕事が思うように進まず、休みが取れません。
やむなくと言っては武尊山に失礼ですが、初夏とか秋に行こうと思っていた武尊山に登ってきました。
いきなり軽く見ているような書き方になってしまいましたが、フォローでなく武尊山は憧れの対象だった山です。まず名前がかっこいいですよね。それから適度に岩場があって登高意欲をそそられます。また信仰登山の歴史を持つところも◎。

当初土曜日に電車で移動。沼田から川場村へバスで出て旭小屋へ向かいそこで宿泊。翌日沖武尊を越えて裏見の滝方面へ下山するつもりでしたが、金曜にトラブってしまい、土曜早朝から出かける元気もなくなってしまったので前夜初の車行へ急遽変更。旭小屋から登って下りは川場野営場を通るちょっと周回っぽいコースにしました。
土曜の夜9時ごろ自宅を出発。無料の八王子バイパスを経てあきる野から圏央道に乗り、のんびりと関越を北上。上里SAに着くと日付も変わり、眠気が多少来たので2時間ほど仮眠。目を覚ましてさらに北上します。夜の赤城高原は霧が凄い。
沼田まで来てコンビニの駐車場で少し休憩。東へ向かいます。川場村の道の駅に着くと若干明るくなって来ました。
もう間もなくかと思ってましたが、ここから意外に長い。温泉を過ぎてどんどん登って行きますが、なかなか着きません。ちょっと疲れて来た頃左側が駐車場風(といっても5台停められるかどうかの広さ)になっているところへ着きました。降りて周りを探すと「旭小屋」の標識が。無事到着です。車の横で支度をして出発。
少し下って橋を渡ると旭小屋があります。水場もすぐ近くにあって快適そうでした。道は小屋を正面に見て右へ折れるようについています。
特に標識はありませんが道は極めて明瞭。すぐに尾根に乗っかって、間違いないと安心出来ます。
とにかく尾根に沿って登っていく道です。等高線はかなりきつそうについていますが、さほどきついわけでもありません。賽の河原なんてところもあって、いかにも宗教の山というところを見せてくれます。歩きながらきづいたのは、天気が良くないと言うこと。はっきり明けてくるまで分かりにくいのですが、空は真っ白でした。展望は余り期待出来ないかも。
やがて野営場コースとの分岐。これを左に折れて登っていくと、早くもクサリ場が現れてきました。最初は楽勝楽勝と通過していましたが、巨大な岩が近づくと凄いところが出現。岩塔を巻き気味に登って下ります。登りは岩壁に足を引っ掛けるボルトが設けられていて、それ以外はほぼ足がかりがない厳しい状態。ボルトとクサリを頼りに何とか登ると下りは急な岩溝を一気に下ります。足元が見えない。届かない。これもクサリにしがみつくようにして何とか通過しました。

もう少し岩場を進むとピークにきました。碑のようなものがありましたが、これが不動岩になるのかは良く分かりませんでした。展望は良さそうなところですが雲がかなりかかっています。前方に聳える前武尊は鋭く絵になります。

ちなみに、ここに登りきるときに「ガサガサガサッ!」という異様な音がして、鳥にしてはちょっと大きいかな?と思ったのですが、ピークから周りを見渡すとサルが1匹。正直こわいのですが、引き返すわけにも行かないのでそのまま前進。
この先は勾配が上がりぐんぐん登って行きます。あわてず着実に進むとやがて目の前が開けて前武尊の山頂へ飛び出しました。武尊のブロンズ像が印象的です。残念ながら展望はなし。あと沖武尊まで高低差は100mちょっと。気合が入ります。

少し休憩をしてましたが虫の多さに辟易して出発。軽く下ったところから川場剣ヶ峰を望むことができました。見事なはげ山にちょっと感動。

剣ヶ峰は東を巻きます。細いササがまるでいかだのように道に横たわっています。これがすべるすべる。ササの隙間を慎重に選んでいかないと大変なことになりそう。しかも転んで手を突いたら刺さって突き抜けそうです。何とか通過。剣ヶ峰を巻き切ったところで尾根を乗っ越します。分岐の標識があって良く見ずに西側の巻き道へ行ってしまったのですが、良く考えるとそこから尾根沿いに岩場を進むことも可能でした。まあ、無理をすることもないでしょう。ちなみに、この分岐からは剣ヶ峰へも一応道がついているようです。ロープでふさがっていましたが、クサリがあるのが見えました。
さて、巻き道は右手に岩峰群を見ながらの道です。再び尾根へ出て家ノ串への登り。周りはササも目立つようになり、晴れていれば絶好の展望になりそうなのですが・・・。すっかり雲の中です。間もなく家ノ串へ到着。
余り面白くないのですぐに出発します。前方にゴツゴツした中岳を見ながらの道です。ピークの少し手前で武尊牧場への道を分けます。ここから中岳はピークを通らず西側を巻きます。いかにも火山と言う感じの紫色の岩が目立つ道を進んで行きます。水場は良く分かりませんでした。下から声をかけられて驚きました。状況が良く飲み込めずに「どちらから?」ときいたら沢登りをして来たとのこと。納得しました。
道はくぼ地に向かい細長い三ツ池の横を通ります。池は浅く余りきれいには見えませんでした。そこから最後のピークに向かっての登り。途中また武尊の像が見えて来て、あれが山頂、と念じながら登ったら違いました。一瞬心が折れそうになりましたがすぐ先に山頂はあって一安心。一等三角点です。

展望はなし。しばらく待ってみましたが無駄な抵抗だったようです。大変残念ながら諦めました。しかし昨日は絶対晴れると思ってたんですけどね。山は甘くないですね。
下山の途に就きます。中岳を過ぎて沖武尊を振り返ると、結構女性的に見えました。

剣ヶ峰の尾根コースへの分岐が良く分からずいつの間にか巻き道に入ってました。前武尊からは川場野営場を目指して左へ。結構急に下っています。下りに下ると左に人工物が。スキー場のゲレンデのようです。地図と合わないのでもしかして間違えた?と青くなりましたが、すぐに分岐があってやれやれ。ここを右へ入ってさらに下ります。この道もかなり急勾配です。疲れもあってなかなか時間がかかりましたが、やがて道は穏やかになって不動岩コースへの分岐を過ぎ、川場野営場に。広い駐車場と立派な避難小屋があります。車が5台程度停まっていました。
未舗装の林道をしばらく進むと車道に出て、間もなく旭小屋まで戻ってきました。ここも虫が多い。車にハエがいっぱい入っていて手で追いながら帰ってきました。
とにかく天候は残念でした。

これで百名山は49座。次は区切りの50です。

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