八溝山〜高笹山〜大神宮山 笹の古道と奥久慈の里

2022年02月05日(土) [日帰り]

• GPS: 08:07
• 距離: 26.9km
• 登り: 1,270m
• 下り: 1,283m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:44
• 休憩: 0:21
• 合計: 8:05

8:01 スタート地点
8:59 8:59 日輪寺入口
9:50 9:59 八溝山
10:17 10:17 大梅ハイキングコース入口
10:35 10:36 茗荷分岐
11:06 11:06 池ノ平
11:58 11:59 高笹山
12:54 13:02 大神宮山
13:05 13:07 大神宮山登山口
13:30 13:31 唐竹久保バス停分岐
16:05 16:05 蛇穴バス停
16:08 ゴール地点

天候

晴れ時々曇り
風は4〜5m/s

アクセス

利用交通機関：

自家用車

蛇穴バス停近くの登山道入口駐車スペースに停めさせて頂きました

コース状況／危険箇所等

昨夜降った新雪が1cmほど残っていました

写真

2/5 8:01

昨夜降ったみたいです
積雪はほんの1cmほど
登山口の駐車場に車を停めて歩き始めます

2/5 8:01

ここにはトイレもあり清潔に管理されています

2/5 8:02

道路を挟んで向かい側に湧水あり
この辺りは所々にこういった湧水が出ています
ちょっと水が細くなったかな

2/5 8:06

入口傍の龍虎神に登山安全祈願
ありがたやー

2/5 8:16

やはり今日も旧道で行こう
林道から旧道に入ります

2/5 8:22

さほど積雪はありません
まだ気温が低いので融けてくる様子もなし
車の温度計では-1℃

2/5 8:25

隣りの山の陰でひんやり
緩い勾配をゆっくり進みます
先が長いので

2/5 8:37

さほど傾斜はないものの、植林の伐採で開けているので怖いトラバース
慎重に進みます

2/5 8:41

林道に出て眺望を確認
奥に見えたメンダコの様なシルエットは筑波山かと思ったけど、稜線が左に続いているから違うな
メンダコの弟、筑波連山みたい

2/5 8:45

林道を逸れて再び旧登山道へ入ります
車のワダチも1台のみ

2/5 8:53

あ、カーブミラー
映る自分は…青い服ばかり最近選んでるからグフみたい
ニット帽とゲイターも青いのに買い替えるか…

2/5 8:59

今日は先が長い事を考慮して日輪寺ではないルートへ
金銀鉄ルートです

2/5 9:01

ほぼ傾斜を感じない登山道
歩き易くて標高の割に楽なのは登り始めの標高がすでに高いから？

2/5 9:12

小鳥が大騒ぎ中
良い天気になりそうだからね

2/5 9:16

妙見菩薩入口です

2/5 9:18

階段の上に祠、その後ろに巨石
冬のここは日が差し込んで暖かそう
もちろん参拝
ありがたやー

2/5 9:22

金性水は完全凍結しています

2/5 9:22

氷も厚そう

2/5 9:24

突然ツルんと足が滑った！
薄い新雪に隠れて湧水が凍ってる

2/5 9:27

鉄水も完全凍結中です

2/5 9:39

お、今日初めてのアニマルトレース
銀性水に向かう小径です
なんだろう？
タヌキかな？

2/5 9:40

銀性水の直前、太い木の陰が凍結してて尻餅ついた！
トレッキングポールが全縮！
サスペンションのおかげでお尻は無事でした

2/5 9:41

さっきの足跡が銀性水に寄ってから離れてる
銀性水ももちろん完全凍結
動物も大変だなぁ…

2/5 9:45

八溝嶺神社前に到着
車のワダチも無し

2/5 9:48

お詣りしてふと傍らを見ると狛犬前にポストあり
神様用かな？

2/5 9:48

この展望台も雪の上だとまた印象が違います
青空に映えてますねー
中でお昼にしようと思ったけど風が吹き込んでどこも寒かった
中には薄ら雪が積もってました

2/5 9:48

これは上級者用だな

2/5 9:49

山頂に誰の足跡も無し
思った通り人が居ないや

2/5 9:52

展望台から一応撮影
那須連山は雪に呑まれてる

2/5 9:52

磐梯山方面めすっぽり雪に呑まれてる

2/5 9:52

筑波山はやっぱりメンダコに似てる

2/5 9:53

高鈴山の方もなんか降ってる

2/5 9:53

こっちの方は栄蔵室の方になるのかな？
天気は良さそう

2/5 9:55

神社の階段でまた滑った！
なんだこの氷！
風が通り抜けるから前の雪が凍りついてる
お尻は大丈夫だけど座高が縮んだ気がする…

2/5 10:02

自転車の人も居ないみたいだからハンガーにザックを吊り下げてお昼にします

2/5 10:02

今日はバーナーとクッカーは車に置いてきた
カップ麺ならサーモスだけで充分です

2/5 10:16

お昼を終えて縦走開始
まずは池の平へ

2/5 10:19

膝上位の笹がびっしり
歩き辛くはありません

2/5 10:22

笹の上の新雪で若干脚が冷たい
ただ融けてこないので濡れません

2/5 10:24

分県登山ガイドによると、左の土塁は防火帯で、これに沿って歩けば道迷いはないとのこと
実際これは大神宮山までずっと続いていました

2/5 10:29

覚悟していたよりは歩き易い感じ

2/5 10:32

日が差し込む所には残雪も無し
笹だけはずっとある

2/5 10:34

防火帯の反対側に出て進む事も度々ありました
やっぱり笹がびっしり

2/5 10:36

茗荷分岐です
これを右に進みます

2/5 10:38

土塁から離れてトラバース気味に谷を降ります

2/5 10:41

しばらく歩くとまた土塁に沿って歩く道に
景色はほとんど変わりませんが、降る一方ではなく細かいアップダウンを繰り返します

2/5 10:48

至るって感じの道標は最近あまり見ないので新鮮

2/5 10:52

林が全体的に若く、日が差し込んで明るい所も所々あり、ほっとします
今日は暖かくはないけど日光はやはり嬉しい

2/5 11:05

池の平に到着しました
三角点はピークの土塁の反対側にありました

2/5 11:09

積雪で三角点が分かりにくかったけど、近傍にピンクリボンがあるので注意深く探すとありました

2/5 11:09

除雪して三角点タッチ

2/5 11:11

ピークから降りる途中に高笹山が見えました
結構登り返す感じかな

2/5 11:29

笹は高くなり胸位
ただ歩きにくくはないのでなんか楽しい

2/5 11:41

高笹山なんだからそうじゃなくちゃね

2/5 11:44

トレースはリボンが少ないけど分かりやすかった
踏み跡は積雪が目立つ感じ

2/5 11:51

残雪が無いと分かりにくいけど、基本土塁に沿っているので迷いません

2/5 11:58

高笹山に到着しました
三角点はまた離れた所にあります
なんでこんな低い所に山頂標識建てたんだろう

2/5 11:58

標識の片隅に遠慮がちに100m先と書いてあります
親切な人に感謝

2/5 12:01

除雪して三角点タッチ

2/5 12:01

ブナやコナラの林はまだ木が若くて細い
林としては美しい

2/5 12:12

お、あれが大神宮山か、と思ったらこれは違いました

2/5 12:12

だんだん標高が下がり暖かくなってきました
そう言えば高笹山の手前でお一方すれ違いました
誰も来ないような日に誰も来ないようなコースを選んだはずなのに…とあちらの方も思われたでしょう
その方は唐竹久保からのピストンだそうです
僕もそうしようかとも思ったのですが…

2/5 12:15

あっちもこっちも笹ばかり
笹好きには堪らん

2/5 12:16

大神宮山に近づくと道が大分歩き易くなって来ました

2/5 12:23

植林帯が増えてきた

2/5 12:31

たまにある二輪車進入禁止の看板
AX-1の写真だ
これに乗って来る人がいたらそのメンテナンス力を褒め称えたい

2/5 12:46

大神宮山への最後の登り返しです

2/5 12:48

開けた所に出ました
あ、あれがそうか

2/5 12:48

遥拝石ってこれかー
江戸時代に国学者が置いたもの
覗き穴は伊勢神宮の方を向いているとか

2/5 12:48

実際覗いた写真
なるほど！

2/5 12:49

山頂標識も傍らにありました

2/5 12:49

で、三角点タッチ

2/5 12:49

何かの基礎が残されているけど、これが椅子みたいで良い感じ

2/5 12:50

眺望には奥久慈男体山と生瀬富士
その向こうには何か降ってる
雪雲っぽい

2/5 12:53

ヤマザキのあんぱんとコーヒーでブレイクタイム
ここ景色良いしポカポカだし気に入っちゃった

2/5 13:03

降り始めると念入りに整備された感じになりました

2/5 13:06

降りて来て広い駐車場に出ました

2/5 13:07

広ーい！

2/5 13:09

ここからロードです
残雪あるけどなんともありません
ぬかるみもなし

2/5 13:18

開けた所から八溝山が見えました
二本アンテナが目印ですね

2/5 13:19

林道もかなりの広さです

2/5 13:30

唐竹久保への分岐です
さっきの方はここから来たんだ

2/5 13:55

宮本への林道分岐です
ここは大子町の八溝山ハイキングマップに載っていたから選んだルートなのですがお勧め出来ません
最後は酷い藪漕ぎになりました

2/5 13:57

最初は良いのですが…

2/5 14:04

どっちに進んでも藪漕ぎと言う林道

2/5 14:25

藪漕ぎの果てに最後に渡った木橋はボロボロでした…

2/5 14:25

出た所にあった看板です
藪漕ぎしたルートの看板ではないようです

2/5 14:28

降りきったここからが車を置いた蛇穴までのロードになります
里には茶畑の緑がこの季節も鮮やかです
奥久慈はお茶の名産地なのです

2/5 14:28

それと木材
道路には木材の運搬車が多く、貯木場もたくさんあります

2/5 14:31

貯木場の景色も今では見どころ
この辺りは林業が盛んです

2/5 14:39

八溝川を遡って蛇穴までの里道を歩きます
これで八溝山本来の山容がわかるかも
標高の高い登山道から登っただけでは分かりにくい八溝山の大きさを知ることが今回の目的でした

2/5 14:49

廃校になった上野宮小学校校舎がありました
木造校舎は僕もギリギリ世代なのでしばらく見とれてしまいました

2/5 15:13

道路から下に牛舎がありました
僕の熊鈴の音に仔牛がこっちを向いてくれました
奥久慈から北茨城は畜産も盛んで連ドラの舞台にもなりました
でも黒毛和牛って近くで見るとちょっと怖いんだよなぁ

2/5 15:25

まだそんなにあるのか…

2/5 15:33

イソジン？
なんか喉の調子が良くなってきたぞ

2/5 15:35

霊松厳碑と書いてある

2/5 15:36

来た人は知ってるこの道路を迂回させてる巨岩ですね

2/5 15:41

八溝川の清流の音を聴きながらロードを歩き続けます

2/5 15:50

こんな看板が
ジビエの料理屋さんは近くにないのかなぁ
袋田にはあるみたいだけど
五箇山では熊丼食べたっけ🐻
ハクビシンが美味いそうだが…

2/5 15:54

谷の至る所から湧水が出てます
凍ってはいないみたい

2/5 16:05

やっと戻ってきたー！

2/5 16:08

龍虎神様に山行報告して終了
長かったなー
でも里も歩けて良かったな
お疲れ様でしたー！

撮影機器：

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

感想

しおっち

茨城県内でこの時期あまり人の入らない山はどこだろうと考えた時にまず頭に浮かんだのが高笹山です
どうせなら八溝山本来の大きさを味わえる周回コースにしてみようと思い歩きました
今回のルートには急登もなく、山裾までなだらかな八溝山の山容を知る事が出来ました
秋の山行から植林の伐採も進んでいた事もあり、冬の低山ならではの明るい登山道を歩けました
高笹山は鬼賊大武丸の棲家との伝説もあると分県登山ガイドには書かれています
今度図書館で郷土史とか調べてみようかな