大ダワのブナ林を散策する
- GPS
- 07:32
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 734m
- 下り
- 718m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 7:05
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大ダワの東南尾根をピストンしましたが、雪が多かったことを除くと、特に危険な箇所はありません。 |
その他周辺情報 | 下山後は、木之本にある、北近江温泉「北近江の湯」で汗を流しました。 |
写真
感想
<プロローグ>
このところたくさんの雪が降っている。豪雪で知られる奥美濃・伊吹山地もたっぷりと積雪があるだろう。その伊吹山地北部に位置し、滋賀県(木之本町)と岐阜県(揖斐川町)の県境付近にある山に登ろうと考えた。取り付きは、岐阜県側の川上集落にある夜叉龍神社だ。ここから、大ダワ(1067.5m)と土蔵岳(1008m)を経由して猫ヶ洞(1065.3m)という三角点ピークまで行こうと計画した。2013年1月に一度歩いたことのあるコースである。
<駐車地>
滋賀県側からは、木之本ICから国道303号を通り、横山岳の登山口のある杉野集落、金居原集落を通過し、県境の八草トンネルと越えると国道から少し入ったところに夜叉龍神社がある。この神社前に駐車地があり、この時期は除雪されて1〜2mくらいの雪壁を作っている。寒いと思ったら外気温は何とマイナス7℃。しかし天気は晴れている。
<登り口>
身支度を整えて、早速スノーシューを履いて、神社の裏手にある尾根に取り付いたが、最初からかなりの急登である。急斜面に結構な雪がある。スノーシューを履いていてもかなり沈み込む。この分では尾根にはもっとたくさんの雪があり、とても猫ヶ洞、いや大ダワまで行けないとテンションが下がる。少し登っていくと、左手にトレースが見つかった。2、3日前(週末)のものと思われる。このトレースも30僂らいは沈んでいるが、これを使うとかなり楽に登れる。これは行けるかもとテンションが上がる。
<大ダワ東南尾根>
大ダワに向かう東南尾根は、夜叉龍神社の取り付きから当初はほぼ西に向かって上がっている。尾根にはブナやミズナラなどの二次林が続いている。1時間ほど登ると右手に大きな図体に見えるトガスと奥美濃の鋭峰と呼ばれる蕎麦粒山の姿が見えてきた。青空に映える景色にますますテンションが上る。標高730mあたりで尾根は北(右)方向に向きを変える。しばらくするとP788を通過し、標高850あたりで再び西(左)方向に向きが変わる。さらに標高920mあたりで少し右に振って急登となる。ここが今日の一番の頑張り所であった。
<大ダワの台地>
急登を頑張って登り、ようやく大ダワの台地に到達すると、先ほどから見えていた蕎麦粒山の左に、能郷白山と加賀白山・別山が見えるではないか。テンションが大いに上がり、頑張って登ってきてよかったと実感する瞬間であった。目を凝らしてみると、能郷白山の右に尖ったイソクラ(磯倉)とどっしりとした前山が見える。そして左には別山が頭を覗かせ、さらに左に加賀白山が白く輝いていた。見えたのは、御前峰と大汝峰、そして七倉山と四塚山であろうか。台地状になっているところを大ダワ山頂に向かって歩くと、南方向の景色がよく見えた。少し遠いところに貝月山と伊吹山、そして何といっても存在感が大きいのが金糞岳と白倉岳である。さらに右の方にはびわ湖が見え、竹生島が浮かんでいた。大ダワの山頂は平坦なところなので、どこが山頂なのかわかりにくいが、GPSで確認すると、山名プレートも掛けられていた。もう正午前になっていることから、土蔵岳・猫ヶ洞はあきらめて、大ダワ山頂でランチすることにした。
<大ダワ台地の散策>
大ダワでは十分時間をとってランチタイムを楽しむことにした。正午過ぎ頃から少し雲が多くなってきて、景色がイマイチになってきた。午後1時を回ると再び青空が増えてきたことから、大ダワの台地を散策してみることにした。少し北寄りに歩いてみると、どうやら北尾根から上がってきたものと思われる、2、3日前のトレースが見つかった。台地にはブナが林立していて、なかなかいい雰囲気だ。そして北方向の景色が見えるところがあった。高丸、三周ヶ岳、三国岳、左千方などが眼に入ってきた。さらに樹林の間からは、高丸から稜線続きに烏帽子山の姿もあった。ぐるりと一廻りして東端に来ると、再び加賀白山・別山と能郷白山が見えるところがあった。蕎麦粒山から右には、五蛇池山、黒津山、雷倉、花房山、天狗山、小津権現山、湧谷山とオールスターキャストの勢揃いであった。今日はこれを見られたことで満腹感でいっぱい、来た甲斐があったと思う。もう2時半に近い。さあ来た道を戻ろう。
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