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Yamareco

記録ID: 4016649
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日高山脈

芽室岳(美生ダム〜南東尾根)

2022年02月18日(金) ~ 2022年02月19日(土)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
21.6km
登り
1,377m
下り
1,375m

コースタイム

1日目
山行
8:05
休憩
0:15
合計
8:20
7:15
250
11:25
11:40
235
南東尾根取付
15:35
宿泊地(・1245)
2日目
山行
6:56
休憩
0:56
合計
7:52
5:50
138
宿泊地(・1245)
8:08
8:14
51
9:05
9:35
53
宿泊地(・1245)
10:28
10:48
174
南東尾根取付
13:42
美生ダム
天候 2/18 晴れ
2/19 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美生ダムまで通行可
除雪して駐車スペースを作ったほうが良いかもしれない
コース状況/
危険箇所等
頂上直下を除いてほぼ全行程深雪ラッセル
美生ダム〜尾根取り付き:スノーハイク
尾根取り付き〜頂上:スノーシュー
美生ダムから出発。
上美生林道にはトムラウシ山に行った時の自分のトレースが薄っすら残っていた。
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美生ダムから出発。
上美生林道にはトムラウシ山に行った時の自分のトレースが薄っすら残っていた。
目指す芽室岳が遠くに見える。
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目指す芽室岳が遠くに見える。
取り付きまでは林道ラッセル専用(?)のスノーハイクで時間短縮を図った。
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取り付きまでは林道ラッセル専用(?)のスノーハイクで時間短縮を図った。
林道は片道6.7km、前日までに30cmくらいの降雪があったようで、かなり深いラッセルだった。
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林道は片道6.7km、前日までに30cmくらいの降雪があったようで、かなり深いラッセルだった。
清流橋は無事に残っている。
ここまでは雪が無ければ四輪で通行できる程度の路面のはず。
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清流橋は無事に残っている。
ここまでは雪が無ければ四輪で通行できる程度の路面のはず。
清流橋を渡ると一時的に林道は流失。
台風の影響か、川の形も変わっているような気がする。
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清流橋を渡ると一時的に林道は流失。
台風の影響か、川の形も変わっているような気がする。
清流橋の少し先でピパイロ川と別れ、右のゲートがある方へ進む。
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清流橋の少し先でピパイロ川と別れ、右のゲートがある方へ進む。
分岐の先は路面状態は悪くなり、倒木や路肩の崩落が目立つ。
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分岐の先は路面状態は悪くなり、倒木や路肩の崩落が目立つ。
沢地形を通過するところが数か所あり。
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沢地形を通過するところが数か所あり。
過去に橋があったようなところ。
真っすぐ進むのは急斜面で難しい。20mほど上流側から沢に降り、飛び石で渡渉して通過した。
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過去に橋があったようなところ。
真っすぐ進むのは急斜面で難しい。20mほど上流側から沢に降り、飛び石で渡渉して通過した。
ようやく林道終点(?)に到着。
左には「上美生4の沢分線林道」の看板あり。
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ようやく林道終点(?)に到着。
左には「上美生4の沢分線林道」の看板あり。
GPSで見る新しい地形図では消されてしまっているが、紙の地形図ではこの堰堤と先に続く林道が記載されている。
ここにも橋があったのかもしれないが、跡形もない。
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GPSで見る新しい地形図では消されてしまっているが、紙の地形図ではこの堰堤と先に続く林道が記載されている。
ここにも橋があったのかもしれないが、跡形もない。
スノーシューに換装し、奥の沢を渡渉して南東尾根へ。
良いスノーブリッジが無いので倒木を利用した。
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スノーシューに換装し、奥の沢を渡渉して南東尾根へ。
良いスノーブリッジが無いので倒木を利用した。
南東尾根に取り付くと、林道から派生する作業道がしばらく続く。
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南東尾根に取り付くと、林道から派生する作業道がしばらく続く。
尾根は広く緩やか。800mあたりから視界が開けてきて、背後に帯広岳も見えてきて良い感じ。
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尾根は広く緩やか。800mあたりから視界が開けてきて、背後に帯広岳も見えてきて良い感じ。
1100mを過ぎても何度か作業道と交差した。
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1100mを過ぎても何度か作業道と交差した。
傾斜が出てくると、場所によっては膝上のラッセルに。
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傾斜が出てくると、場所によっては膝上のラッセルに。
芽室岳がようやく近づいてきた。
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芽室岳がようやく近づいてきた。
南東尾根は全体的にどこでもテン泊できそう。
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南東尾根は全体的にどこでもテン泊できそう。
・1245付近で設営。
これでも掘り下げが浅かったようで、夜中に強風でテントが少し揺れた。
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・1245付近で設営。
これでも掘り下げが浅かったようで、夜中に強風でテントが少し揺れた。
長時間ラッセルした後の鍋はやっぱり最高だった。
19時就寝。
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長時間ラッセルした後の鍋はやっぱり最高だった。
19時就寝。
翌朝、4時起床。-10℃くらい?
ヘッデンがいらない明るさになったところで出発。
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翌朝、4時起床。-10℃くらい?
ヘッデンがいらない明るさになったところで出発。
十勝平野の向こうから朝日が昇る
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十勝平野の向こうから朝日が昇る
朝日と剣山、オレンジ色に照らされた樹氷が綺麗だった。
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朝日と剣山、オレンジ色に照らされた樹氷が綺麗だった。
主稜線が近づくと疎林の斜面になり、眺望も開けてきた。
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主稜線が近づくと疎林の斜面になり、眺望も開けてきた。
1967峰から十勝幌尻岳まで、北日高の名峰が立ち並ぶ。
ちょうど真ん中のトムラウシ山はただのポコにしか見えない。。
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1967峰から十勝幌尻岳まで、北日高の名峰が立ち並ぶ。
ちょうど真ん中のトムラウシ山はただのポコにしか見えない。。
・1529で主稜線へ。
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・1529で主稜線へ。
主稜線に出ると、芽室岳とパンケヌーシ岳が目前に立ち並ぶ。
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主稜線に出ると、芽室岳とパンケヌーシ岳が目前に立ち並ぶ。
チロロ岳だろうか?
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チロロ岳だろうか?
広い稜線を芽室岳へ。
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広い稜線を芽室岳へ。
最後の100mほどのハイマツ斜面は強風でカリカリにクラストしていて、唯一ラッセルから解放された場所だった。
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最後の100mほどのハイマツ斜面は強風でカリカリにクラストしていて、唯一ラッセルから解放された場所だった。
芽室岳到着!
約3年ぶり、2度目の登頂。
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芽室岳到着!
約3年ぶり、2度目の登頂。
そのうち繋げたいピパイロ岳までの主稜線。
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そのうち繋げたいピパイロ岳までの主稜線。
一等三角点「芽室岳」
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一等三角点「芽室岳」
頂上は強風で寒すぎて長居できる環境ではなかったので、少し下ってから休憩にした。
さて、美生ダムまで戻ろう
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頂上は強風で寒すぎて長居できる環境ではなかったので、少し下ってから休憩にした。
さて、美生ダムまで戻ろう
撤収完了。
テン場から林道までは1時間もかからず下りてきた。
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テン場から林道までは1時間もかからず下りてきた。
帰りも長い林道歩き。
行きのトレースは鹿や狐たちに利用されてしまっていた。。
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帰りも長い林道歩き。
行きのトレースは鹿や狐たちに利用されてしまっていた。。

感想

久々に厳冬期の日高でテン泊したくなった。1泊で余裕を持って行けそうなルートとして、南東尾根から芽室岳に登ってみた。

南東尾根は積雪期のルートで、メジャーな北尾根と比べるとネット上の記録は少ない。アプローチの林道が台風の影響でどうなっているのか心配だったが、行ってみたら数回の渡渉がある以外は特に問題なかった。尾根は広く緩やかで登りやすく、北日高の山々の眺望も北尾根とはまた違った感じで良かった。深いラッセルが無ければ日帰りでも十分行けると思う。

今回のルートが役に立つのは積雪期の芽室岳〜ピパイロ岳縦走だろうか。南東尾根から芽室岳に登り、ピパイロ岳から伏美岳orピパイロ川方面に降りると、美生ダムを起点に周回ルートが取れる。下山後の足を別に配置しなくても良いのがメリットか。
ただ、尾根末端はこの時期でも笹が出ているので適期は短いのかもしれない。

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コメント

se11482さん、こんにちは!
興味深いルートで林道情報などとても参考になりました。尾根も広くて山スキーにも良さそうです。
芽室岳は北側のノーマルルートからしか登ったことが無いので僕もぜひ登ってみたいと思いました。
情報ありがとうございました!
2022/2/21 22:43
aofukurohさん、初めまして。
南東尾根は北側のルートと比べるとアプローチが少し長いのが難点ですが、広い尾根が続くのでスキーの方が楽に踏破できると思います。ぜひ行ってみてください。
2022/2/22 3:16
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