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Yamareco

記録ID: 404989
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
大台ケ原・大杉谷・高見山

南岸低気圧が接近する中、三峰山へ。

2014年02月08日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
7.0km
登り
744m
下り
745m

コースタイム

3:57自宅ー7:14みつえ青少年旅行村ー7:34登山口ー8:30不動滝ー9:55避難小屋ー10:40頂上ー10:51八丁平ー11:18避難小屋11:40―12:41登山口―12:45駐車場
天候 雪時々雨
過去天気図(気象庁) 2014年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 岐阜を発つ時は雪がちらほら、道路に積雪はありません。
 名阪自動車道は朝早くからトラックが連なって走っていました。鈴鹿あたりまでは積雪はありませんが、標高が増すと道路は雪でおおわれています。下っていくと雪も消え、上野ICからしばらく雪は積もっていませんが、名張あたりから積雪あり。みつえ道の駅からは真白でした。
 帰り、名阪自動車道の渋滞を予想していましたが、全く渋滞はなく、スイスイ。明るいうちに帰宅できました。
コース状況/
危険箇所等
 不動滝ルートの林道へ入る橋から先にヒトの足跡はありません。動物の足跡とわたしの足跡だけが伸びていきます。林道の山側から、なにやら黒い動物が、わたしの10mほど手前に飛び降りてきました。スワッ、身構えてよく見るとカモシカでした、ホッ。

 不動滝から急登になり、徐々に雪も深くなっていきます。新雪ですのでつぼ足で登ります。ラッセルまではいきませんが、深い雪の中を登るのは疲れます。植林帯の急斜面、ジグザグ道を立ち止まりつつ登ります。

 登尾ルートとの合流部に避難小屋があり、中に入ってひと休み。立派な小屋です。小屋の前にはヒトの足跡があり、どうやら登尾コースからの先客があったようです。足跡は頂上方面に続いています。

 麓で舞っていた雪は霙に変わっています。先行者の足跡を忠実に辿って頂上を目指します。たった一人だけの足跡ですが随分楽です。霙は雨に変わっています。八丁平との分岐から緩やかな尾根道を進むと、どうやらここが頂上です。あまり頂上らしくはありません。な〜んにも見えません。これを霧氷と呼べるのか、枝に氷の粒がついているだけです。

 八丁平に向って先行者の足跡がついています。新雪を蹴散らして下ります。八丁平は風が強いのか、地面の雪は吹き飛ばされています。その分、霧氷も現れます。近づいてみると、溶けかけたエビのしっぽが再び凍って出来たのか、ツルッとした霧氷です。雨は小粒の霰に変わり、結構寒い。

 八丁平から避難小屋に戻って昼食とします。その間に登山者が次々に入ってきます。下りは登尾コース、何組ものパーティーと行き交います。道は踏み慣らされています。登ってくる人はほとんどがアイゼンをつけていますが、わたしはそのままつぼ足で下ります。

 みつえ道の駅の「姫石の湯」、すいていて気持ちの良い湯でした。
みつえ青少年旅行村の第3駐車場には一台の車がとまっているのみです。
2014年02月09日 15:26撮影 by  NEX-3N, SONY
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みつえ青少年旅行村の第3駐車場には一台の車がとまっているのみです。
不動滝コースの入り口にはヒトの踏み跡はありません。
2014年02月09日 15:27撮影 by  NEX-3N, SONY
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不動滝コースの入り口にはヒトの踏み跡はありません。
わたしの足跡だけ残ります。
2014年02月09日 15:28撮影 by  NEX-3N, SONY
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わたしの足跡だけ残ります。
トリの足跡です。
2014年02月09日 15:29撮影 by  NEX-3N, SONY
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トリの足跡です。
登尾コースの分岐です。わたしは真っすぐ林道を進みます。
2014年02月09日 15:30撮影 by  NEX-3N, SONY
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登尾コースの分岐です。わたしは真っすぐ林道を進みます。
カモシカが山へ逃げ込みます。
2014年02月09日 15:31撮影 by  NEX-3N, SONY
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カモシカが山へ逃げ込みます。
カモシカさんの足跡です。
2014年02月09日 15:32撮影 by  NEX-3N, SONY
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カモシカさんの足跡です。
イタチ科の動物でしょうか。
2014年02月09日 15:34撮影 by  NEX-3N, SONY
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イタチ科の動物でしょうか。
階段が続きます。
2014年02月09日 15:35撮影 by  NEX-3N, SONY
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階段が続きます。
鳥居の向こうに避難小屋がありました。
2014年02月09日 15:36撮影 by  NEX-3N, SONY
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鳥居の向こうに避難小屋がありました。
避難小屋でひと休みです。
2014年02月09日 15:38撮影 by  NEX-3N, SONY
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避難小屋でひと休みです。
不動滝です。滝の上部に小さな祠があります。
2014年02月09日 15:40撮影 by  NEX-3N, SONY
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不動滝です。滝の上部に小さな祠があります。
わたしの足跡、少し深くなってきました。
2014年02月09日 15:41撮影 by  NEX-3N, SONY
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わたしの足跡、少し深くなってきました。
しんどいけど気持ち良いです。
2014年02月09日 15:42撮影 by  NEX-3N, SONY
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しんどいけど気持ち良いです。
登尾コースとの合流部に避難小屋がありました。
2014年02月09日 15:43撮影 by  NEX-3N, SONY
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登尾コースとの合流部に避難小屋がありました。
立派な避難小屋です。
2014年02月09日 15:44撮影 by  NEX-3N, SONY
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立派な避難小屋です。
小屋の前のブナの大木です。
2014年02月09日 15:45撮影 by  NEX-3N, SONY
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小屋の前のブナの大木です。
頂上らしからぬ頂上です。
霧氷は貧弱です。
2014年02月09日 15:49撮影 by  NEX-3N, SONY
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頂上らしからぬ頂上です。
霧氷は貧弱です。
雨でレンズが曇ってしまいました。
2014年02月09日 15:50撮影 by  NEX-3N, SONY
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雨でレンズが曇ってしまいました。
八丁平には霧氷が出来ていました。
2014年02月09日 15:52撮影 by  NEX-3N, SONY
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八丁平には霧氷が出来ていました。
エビの尻尾というよりはアイスキャンディーのようです。
2014年02月09日 15:52撮影 by  NEX-3N, SONY
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エビの尻尾というよりはアイスキャンディーのようです。
馬酔木が春の来るのを待っています。
2014年02月09日 15:54撮影 by  NEX-3N, SONY
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馬酔木が春の来るのを待っています。
霧氷です。
2014年02月09日 15:55撮影 by  NEX-3N, SONY
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霧氷です。
これまた霧氷です。
2014年02月09日 15:56撮影 by  NEX-3N, SONY
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これまた霧氷です。
八丁平に別れを告げます。
2014年02月09日 15:57撮影 by  NEX-3N, SONY
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八丁平に別れを告げます。
重みで垂れ下がった枝が行く手を遮ります。
2014年02月09日 15:59撮影 by  NEX-3N, SONY
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重みで垂れ下がった枝が行く手を遮ります。
登尾コース合流部の避難小屋に、次々と登山者が入ってきます。
2014年02月09日 16:00撮影 by  NEX-3N, SONY
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2/9 16:00
登尾コース合流部の避難小屋に、次々と登山者が入ってきます。
帰りは登尾コースを下ります。
2014年02月09日 16:01撮影 by  NEX-3N, SONY
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帰りは登尾コースを下ります。
林道と合流しました。
2014年02月09日 16:02撮影 by  NEX-3N, SONY
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林道と合流しました。
朝は処女雪でしたが、大勢の足跡で荒らされてしまいました。
2014年02月09日 16:03撮影 by  NEX-3N, SONY
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朝は処女雪でしたが、大勢の足跡で荒らされてしまいました。
撮影機器:

感想

 先月中旬から週末に野暮用が続き、山へ行くことが出来ませんでした。今週末、ひと月振りに山に登ることが出来そうです。天気予報では、南岸低気圧がやってきて北から寒気も伸びてくるので、太平洋側でも大雪となりそうと云っています。これはチャンス! ニュースでは、不要な外出は避けましょうと呼びかけていましたが、霧氷を見に三峰山に登ることにしました、ムヒッ。
 
 登山口のみつえ青少年旅行村は雪、ムフフッフー、思わず顔がゆるみます。不動滝ルートの入り口にはヒトの足跡はありません。しばらくは林道歩きですが、直に右下肢が痺れてきます。足を引きづりながら進みます、スリスリ。振り向けば、わたしの足跡が続いています。山の中から大きな黒い動物が飛び降りてきました。ギョギョギョ〜ッ、立ち止まって良く見るとカモシカです。カモシカ君も立ち止まってジイ〜ッとわたしを見つめています、カワユ〜イ! カメラを取り出して構えると、カモシカ君は山の中に逃げ込みました。

 不動滝から山道となり、雪は徐々に深さを増していきます。下肢の痺れは無くなりましたが、しんどい登りです。でも、わたしが先陣を切っていると思うと、なんだかニコニコ。ハアハア、ゼイゼイ、何度も立ち止まり、振り向いて自分の足跡を確かめます。何も確かめなくっても・・・、ただ休んでいるだけです。

 登尾ルートとの合流点に避難小屋がありました。入口にはヒトの足跡がありますが、中には誰もいません。降り積もる雪で足跡の靴底の模様は消えていますが、今日つけられた足跡のようです。別のルートから登って来られた先行者がおられるようです。小屋の中は広くて立派です。ひと休みしてから出発します。先行者の足跡を忠実に辿ります。たった一人の足跡ですが自分でつけるより随分楽です。雪は霙に変わってきました。三畝峠で新道ルートと合流しますが、新道ルートに踏み跡はありません。ここから山頂まで緩やかな稜線を歩くと、山頂の標識がありました。山頂らしからぬ三峰山の頂上です。霙は雨に変わりハードシェルはビジョビジョ、貧弱な霧氷が落っこちないようへばりついています。

 八丁平へ下ると、雨は小さな霰に変わり頬を打ち、木々は霧氷に覆われています。近づいて見ますと、エビの尻尾が溶けかけて再び凍りついたのか、アイスキャンディーのようにツルツルです。南岸低気圧の運んできた南のあったかい空気が、北の寒気に競り勝っているようで、霧氷としてはイマイチです。

 帰りは登尾ルートを下りました。行き交うパーティーも多く、道は踏み固められていました。下の方ではシャーベット状に溶けていました。南岸低気圧の到来で立派な霧氷が出来ているだろうと、期待して出掛けたわたしの勉強不足を思い知らされた三峰山でした。

 

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