三百名山31座目:焼山リベンジ
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- GPS
- 11:13
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 2,552m
- 下り
- 2,556m
コースタイム
- 山行
- 8:38
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 11:12
天候 | 晴→霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
夏休み登山第五弾。
先日撤退した焼山にリベンジ。
同じ急登を登りたくなかったので金山登山口
ではなく北側の笹倉温泉からアタック。
.
このルートは土日祝日のみゲートが開き
林道を走破してコースタイムを縮めることができる。
アッサリと撤退を選択できたのは
この構想があったからなのだ。
ただ金山ルートより破線区間が長く
それだけが気がかりだった。
.
6時ジャストにゲートよりスタート。
第二ゲートから登山口までの林道を歩く。
コーナーを曲がる度、焼山がチラチラと見え始める。
登山口から少し歩いた所には良展望エリア。
溶岩ドームの盛り上がった焼山とそれに連なる
影火打山と火打山が飛び込んでくる。
期待は十分高まった。今日こそ絶対踏破してやる!
.
ルートは破線区間のはずなのだが
勾配緩やか、案内板完備、樹林帯で日差防御と快適そのもの。
今年の解禁時に一度整備されたのかもしれない。
ペースを稼いでガンガン先に進む。
.
しばらく進むと溶岩流の跡、大谷とぶつかる。
10m以上はある深い谷をトラバース。
ここだけザレ場に不安定な階段、
雑然としたロープがかけてあり
唯一破線路を感じさせる難易度。
落石も多そうで油断してると
あの梯子みたいにボコボコにされてしまうだろう😱
谷の奥先には目指す焼山のピークが微かに見える。
山頂はまだまだ先だ。
.
樹林帯をひた進み泊岩分岐へ。
なにやら奇岩でもあるのかと分岐の先に行くと
岩の隙間を利用した避難小屋が現れた。
なるほど、名前の通り泊岩か。
内部もスチロールの床とトタン張でそれなりに快適そう。
足に自身がない人が金山登山口から行く時に利用できそうだ。
.
この先は溶岩ドームの急登を登ってゆく。
森林限界を超え視界が開ける・・!
飛び込んできたのは緑の美しい金山と
シゲクラ尾根から連なる雨飾山だった。
特に金山からの稜線はめちゃくちゃ気持ち良さそう。
やっぱり撤退しないで頑張るべきだったかー?
いやでも雨の中歩くのはやっぱしんどいかー?
後悔すら楽しくなってくる。
想いを募らせて、また行きたい理由を作ればいいのさ!
.
ドームを登り切ると火口が現れる。
半壊している火口の外輪を右回りに
ロープクライムでよじ登っていく。
その先には笹ヶ峰ダム有する乙見湖と頂点。
振り返ると金山と雨飾山の存在感が更に増していた。
なんて複雑でダイナミックな山容なんだ・・・
早く・・山頂に行かなきゃ!!
.
「火打山カッコ良すぎん⁉︎😳」
思わず山頂で漏れ出た感想。
大きく落ち込みながらエッジを効かせた
緑の稜線がその大きさと美しさを際立たせている。
.
行きたい衝動に駆られるが
残念ながら縦走路は通行止め。
看板の風化を見る限り長いこと解除されてないようだった。
最近の構想では乙見湖から焼山火打を
周回できれば一番面白いと思ったけど
乙見湖焼山ルートも未整備通行止め☠️
いつか歩ける日は来るのだろうか・・・
.
4年前火打から見た焼山は轟音と共に噴煙を吹き上げ
近寄りがたい雰囲気を放っていたが
今はそれも無く微かに硫黄臭がする程度。
安心して滞在できる静かな頂へと変わっていた。
.
エクストリーム茶道で興奮した心を冷ましながら、
この絶景をいつまでも眺めていた😌
絶景の山頂を1時間半堪能し下山。
ドームを降りてしまえばあとは平坦路を駆け抜けるのみ。
昂った気持ちを冷ますかのごとく雲に覆われる樹林帯。
濃霧の静けさと共に、山行は幕を下ろした。
.
焼山は破線区間とは思えないほど登りやすい山だった。
会った人曰く金山ルートも歩きやすく整備されており
時間はかかるものの難しい所は無いそうだ。
やはり山は行ってみないと何も分からないな。
とりあえずこれで頚城山塊の主要な山は全て踏破。
いつか未整備区間が解除されたら
雨飾から妙高まで縦走してみたいものだ😏
三百名山31座目・リベンジ成功!
★ルートレビュー★
難易度:C
破線ルートの割には整備されていますが
大谷を上り下りする階段と梯子が荒れ気味。
火口頂上に登る箇所にはロープクライムもあり
程よい緊張感を楽しめるルートです。
体力度:C
標高2400m 標高差1555m 平均斜度8.9°
登り6:10(10.1km) 下り4:40(10.1km)
往復20キロのロングコースですが
平坦区間が多いため距離の割には消耗は控えめ。
泊岩から急登となり一気に400m標高を稼ぐので
余裕は残しておきましょう。
展望:C
景色が開けるのは登山口付近の展望台、
大曲、坊々抱岩付近、山頂周辺の4ヶ所のみ。
全体として見えている区間は短めなものの
火山の荒々しい迫力と周辺を囲む
頚城山塊の美しさは筆舌に尽くしがたい景色です。
総評:A
活動が盛んな活火山であり近年(18年11月)まで入山規制のかかっていた山。
登頂の機会が限られていることが山頂に立つ感動に拍車をかけます。
またいつ噴火警戒レベルが上がるとも限らないので
登るなら興味のあるうちに!
★ルートレビューリスト(三百名山)
https://wp.me/PcUql6-1ar
★Youtube
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