ミツガシワに会いに・田代岳(花の百名山)
- GPS
- 04:50
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 565m
- 下り
- 564m
コースタイム
天候 | くもり時々晴れ一時にわか雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は問題なし。登山ポストなし。温泉は「たしろ温泉ユップラ」。 |
写真
感想
ここ3週ほど週末の天気が悪く、山へ行けない日々が続いた。・・・・・・
「病名」登山渇望症 「症状」悪天候で登山できない日々が続くと発病する。ひどく不機嫌になり、ささいなことにも腹を立て、突然黙り込み遠くの空をうつろな目で眺めながら、「山が呼んでいる」などと意味不明なことをつぶやく。さらに重度になると、めまい、動悸、息切れ、倦怠感、手足の冷え、頭痛、不眠、食欲不振、幻覚、幻聴などが起こる。 「特効薬」登山。ただしあまりその効果は長続きせず、1週間もたつと再発の恐れがある。現代医療では完治するのは絶望的である。
よけいな前置きが長くなってしまったが、低山には低山の魅力もあるが、そろそろ1,000m超の山に登りたくなって、時期的にちょうどよさそうな花の百名山の「田代岳」へ向かった。梅雨入りしたとたん天気が良くなるという、皮肉な状況になったが、良いことにこしたことはなく、久しぶりの登山に心が弾んだ。登山口へ着いたのはいいが、今はたけのこ採りの真っ盛りで、車がいっぱいでようやく道端になんとか停めることができた。登り始めたが、会う人、会う人皆たけのこ採りの人ばかりで、なにか場違いなところへ来てしまったのではないかという気持ちになった。(田代岳は根曲がりたけのこの産地で、シーズンになると地元の人はもちろん他県からも沢山の人が入ってくる。そのための入山料を徴収しているが、検問所で登山の旨を話せば取られない。しかし、どうやって区別しているのだろうか?)
「大広手コース」は比較的登りやすいコースで、「荒沢コース」と並び利用者の多いコースだそうです。九合目までは林間の眺望のないコースですが、フィトンチッドをいっぱい吸いつつ、いい汗をかきながら登りました。九合目の湿原に出ると視界がいっきに開け、近くに岩木山が見えます。湿原はまさに天上の楽園と呼ぶにふさわしく、心地よい風に吹かれながら(実際は少し寒いほどでしたが)、しばらくボーっと眺めていました。ミツガシワはちょっと早かったですが、それでも少しは咲いててくれました。ここまで来るとさすがにたけのこ採りの人はいなくなり、けっこうな人数の登山者がいて変に安心しました。(帰りには大小の団体登山者とすれ違いました)風が冷たく昼食は田代山神社の中でとりました、中は広くはありませんが、それでも10人くらいはすわれるくらいのスペースがありました。帰りに湿原をもう一度眺めている時、見知らぬ女性の登山者が仲間の人に「やっぱりたまには山に登らないとねー」と言った言葉が、みょうに私の耳と心に残りました。
コメント
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間違いなくオイラも発症しております(笑)
治療というよりもリハビリで山へ・・・ですね
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