静かな大雪原〜霊仙山〜
- GPS
- 07:39
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 888m
- 下り
- 888m
コースタイム
11:00 近江展望台
12:05〜12:50 昼食
13:00 霊仙山最高点
13:20 霊仙山山頂
13:35 下山開始
14:18 五合目
15:43 入谷付近駐車位置
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
各登山口に登山ポストの設置があるようです。 登山道に危険箇所は無いと思います。 下山後の温泉は… 永源寺温泉 『八風の湯』 http://www.happuno-yu.com/eigenji/ |
写真
感想
ひっそりとした廃村の雰囲気をそのまま持ってあがるような、静かな静かな山歩きでした。
今畑登山口手前の了眼寺辺りに駐車されてる先行パーティ2組を見て、これ以上無理をしてまたスタックしても大変。と同じように駐車し、準備をして歩き出しました。
登山道を登りだすと、そうそう先行者と離れていないはずなのに、雪に残るのは下りの足跡のみ。どうやら先行者さん達は、別の登山口へ向かわれた様子。ややもすると薄気味悪いような廃村の中を通り抜け、ますます静かな林の中へ。ザクサクとザラメ状の雪を踏みしめる音だけが響き、時折鳥のさえずりと甲高い鹿の鳴き声がこだまする中を黙々と高度を稼ぎました。
笹峠を過ぎ、近江展望台へと登る急坂は、踏み跡もわかりにくく、カレンフェルトと言うのでしょうか、むき出しの岩の間に残った雪と泥にアイゼンを利かせながら登るのは、結構きつく、何度も立ち止まっては踏み跡とルートを探すフリをして休憩しました。
展望台手前からは雪がたっぷり残り、ここからは踏み跡がワカン・スノーシュの物に変わっていましたが、相変わらずツボ足の私、ズボズボと雪紋に穴を開けながら、近江展望台に到着。
最高点へとのびる尾根道は、景色もよく、その名の通り西南方向の眺望を堪能しながら歩きました。(ときおり膝上までズボっと踏み抜きながら)
この日、やっと人の声を聞いたのは、この尾根を歩いてる途中でした。山頂付近からこちらの尾根に向かって真っ直ぐに下りて来られる方達の声、眼を凝らすと、駐車場から先行されたパーティさん。やはり別ルートで登頂されたようです。広い雪原の頂上付近は、どこでも好き勝手に歩けるようで(ワカン・スノーシュー装着者に限り)、踏み跡でズボズボしてる自分がなにやら滑稽で、踏み抜いては独り笑いがこみ上げてくる可笑しなテンションに突入。ただ、もう若くない身体には、そろそろ文明の利器も必要かとしみじみと思いました。
風を避けて昼食を摂り、二つのピークをハントして、雪原の広大さ、空の近さ青さ、雪紋の造形美を堪能して下山開始。
どこがお虎ヶ池なのか、どれがお猿岩なのか分からなくても、静かな雪原に大満足。直登には息切らすくせに、いたずらに真直ぐ下りてみたりしながら、あっという間に汗拭き峠。下山も充分に楽しむ事ができました。
汗拭き峠から大洞谷の沢沿いのコースは、なんとも強引な感じがして踏み跡も少なく、ホントにこれであってるの?って落合の登山口に着くまで思っていたのですが、それもそのはず。落合登山口には「通行不可」の看板が立ってました。
蛇足ですが…
今畑の登山口に戻った時、行きには無かったクルマが数台駐車してありました。おそらく今畑から登られたんだと思いますが、登山ポストを覗いてみると、朝に私が出した登山届が一番上にあるだけでした。ちゃんとポストを設置していただいてて、沢山の届出用紙も置いてくださってます。わずかな手間を惜しまずに、低山と言わずにルールは守って入山しましょう。
カレンフェルトがひっかかるのはわかる気がします(^^;
この山ごつごつしてますよね。
シュカブラが美しくこの山の頂上の稜線ならではの平原ですね。
行ってみたいですがホント迷いそうな予感(汗
ikajyu さん、いつもありがとうございます。
ゴツゴツと柔らかなカーブの雪原、最高点と山頂と、ホント一粒で二度も三度も美味しいお山でした。
雪のない時期の姿はどんなのでしょうか?
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