百松沢山〜烏帽子岳
- GPS
- 09:31
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,223m
- 下り
- 1,214m
コースタイム
天候 | 湿雪後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
百松沢山・烏帽子岳ピストン〜迷沢山〜阿部山の縦走計画は、イグルー訓練を兼ねた1泊2日山行として温めていた山行です。記録を確認し、日帰りで歩けるかもと思ってしまったのは誤算でした。前日に入ったピリカヌプリ山行の代替山行としていましたが、今の自分には壮大な計画だったようです。
入山口の駐車場スペースが狭いとの情報だったので、4時起床5時発で6時前には駐車場に到着し、一番乗りとなりました。駐車場にてセブンの親子丼で朝食を済ませて出発、ここまでは順調な滑り出しとなりました。
出発時は曇りでしたが、歩き始めてまもなくして雪が降り始め、気が付くとヘビーなベタ雪。時間は9時半頃だったでしょうか。この辺りから色んな意味で雲行きが怪しくなりました。湿雪はお昼までとの天気予報を信じてモクモク登るも、ヤッケは外からも内からもビショビショになって不快指数120%、気持ちはブルーになる一方で百松沢山を踏んで下山という思いに包まれるのでした。
沢沿い歩きから尾根に上がる頃の降雪が激しく、地形図やGPSを確認する気になれず、雪に埋まったトレースがなくなってからは、感覚的に登っていたら、ルートを外して、遠回りしてしまいました。トホホです。
とはいうものの、百松沢山に上がった頃には雪が止み、青空が出てきました。青空を見ると、気持ちも上がります。そして、烏帽子岳に向かうのでした。
南峰から見る烏帽子岳は遠く、また急傾斜で、果たして山スキーで登れるのかという思いがフツフツと沸いてきましたが、現地現場を見て判断の鉄則に従います。
烏帽子岳取り付き前の細い稜線には北風が強く吹き付け、南側に雪庇が発達していました。途中、風の当たらない雪庇下にて行動食を取り、燃料補給です。
烏帽子岳の肩直下の急傾斜はスキー登行不可でした。固い雪面に15cm程度の雪が積もり、固い雪面にシールーが決まりません。貼り付けシールなのにアズってアズってワヤです。時間と体力を浪費するばかりなので、スキー登行はあきらめて、スキーを両手にはってずって登る作戦に変更しました。息も絶え絶えで、山仲間には見せられない姿、単独行でよかったです。
はってずって、時間は掛かれど、高度は確実に上がり、やがて烏帽子岳の肩に上がりました。肩からはスキーを履いて、ピークを目指しましたが、人工物の山頂標識はなく、GPSで山頂らしきところを確認し、ピークとしました。
ピーク到着は14時少し前、ここで迷沢山への縦走はない、迷沢山までの縦走計画は自分には過大な計画であったことを認識したのでした。
登りで苦労した斜面もシールをはずしての滑走ではあっという間です。そして、想定外の良い雪でした。細い稜線に出てから百松沢山までは再びシール登行です。
百松沢山からの下山は、沢沿いになるまで、この時期にしては良い雪質で、滑りを楽しむことができました。百松沢山悪くないという印象です。無意根山の元山コースより楽しめる感じで、色んな意味で侮れない山と感じました。
ということで、百松沢山から迷沢山への縦走は、来シーズン、イグルー泊でリベンジです。
(追記)いつもと違うソックスを履いたら、左足のかかとが靴ずれをおこしてしまった。水泡が破れてしまったが、皮が残っていたので、入用後にランボーばりの荒治療で破れた皮をくっつけたらうまくいった。
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