中ア・南部編(side:木曽) 巡視道は巡死道?!〜ゆきゆきて越百取水堰
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- GPS
- 06:36
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,737m
- 下り
- 1,728m
コースタイム
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:36
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トラバース道は死の香り… |
写真
山側は落石が怖い感じもするので車な方は川寄りに駐車した方が良いかな?
…因みに去年の初夏、こっちに下見に来ようとしたら途中に巨大な落石がこんにちわ♪してて諦めました…なんでぇ?😨
この鋼製スリットは砂や水を積極的に透過させ、流木や土石流を防ぎます…
鋼製スリット部分の高さは20m超で日本一だそうです…
写真は平気そうに見えるけど、沢の抉れがかなり深いので下りるポイントを探して高度を下げることに…
沢に下りる➡復帰する為に這い上がる➡また沢に下りる…これを3回繰り返す…
写真撮る余裕も無いくらい激ヤバイ感じがする…
一応、踏み跡?があったが、あの勾配にロープ1本かかってないのが不可解…😨
正解ルートは違うのか?でもあそこ以外は岩壁だし、下流はゴルジュの地獄だよ?
ともあれ、沢屋の遡行記録でしか知らなかった取水堰になんとか来れることは確認できた…当然だけど😅
上流は林道に変えられ、下流は石積みが残るのみ…
でも発電所から林道を下るにつれて、山の上部に橋脚がちらほら見えますが、意外と鉄オタはそういう所を見てないwバーカ
感想
深南部の今年の本命がまだ雪もっさりでデンジャラスなのと、日曜未明まで雨だったので本日は中アへ浮気…😚?💩
予てより気になっていた藪尾根2つの取り付きを下見するべく相の沢発電所へGo!👣👣
バイクを停めてコンテナからザックを取り出すと、ボトルの蓋が外れており、コンテナ底が水浸し…😨
そしてあろうことか、「買ったばかりの」「まだ2回しか登山?に使っていない」デジカメ(防水性能なし)がしっとり濡れ濡れ…😱
電源押してもうんともすんとも…いわゆるひとつの「全の損」…もう帰りたくなった…😭😭
気を取り直して10時半にスタートし、表示のある林道をてくてく歩いて…辿り着いた林道の果てからが本番です…😤
そもそもここは普通の登山には全く縁のない場所でして、ここを訪れるのは釣り師と沢屋と関西電力の方だけでしょうか…
地図に表記がありませんが、下部廊下帯の終わりに伊奈川発電所の取水堰設備があり、そこへ至る巡視道が越百川沿いにある「筈」…😧
てなわけで本日のミッション…
 ̄柯桓菴絮畩緡、下南沢出会いに落ちている安平路山北東尾根への下見の為、取水口へのルート確認
⇔啼蚕点から1884.9m三角点「相の沢」へ突き上げる尾根の取り付きの確認
…写真のコメントでも申しますが、,寮遽茲い僚篁詁擦蓮蝶里に存在「しました」…しましたがこの巡視道、とんだ鬼畜道😭😱で登山者だって近寄らないような超危険トラバース道で、濡れた岩と草付きの壁のような所をアップダウンを繰り返し、労力の割に全く進まない、道を見失う、精神がゴリゴリ削られる😨😨
とてもじゃないが、道の体を為してない!😱
ましてや関電の職員が歩くような道じゃない!!😨
もう速攻で撤の退でございます…取り敢えず△糧根を登れば1500m辺りから取水堰へ下りている支尾根に高巻き巡視道があるだろうと、なんとか「相の沢」南東尾根へ戦略的撤の退…
やめときゃいいのに林道終点まで戻らず途中に何故か存在していた石積み擁壁のある支尾根から這い上がる…ここもとんでもない極悪尾根…というかただの壁か?アニマルトレイルのみの超勾配😱
足を滑らせれば悪くてデス、良くて骨折な危険な「壁」尾根を登ってなんとか1040m辺りで本尾根に合流…
尾根は笹が疎な杉の植林帯で、新しめの黄色のテープが付けられている!?
これはやはり関電の巡視路のマーキングであろう…踏み跡も僅かながらあるので暫くは藪漕ぎの心配はなさそうだ…😅
1500m辺りの雪の程度によっては撤の退も視野に入れつつ緩勾配の植林帯を登っていくと、1100m辺りで明瞭なトラバース道が現れる…😲
さっきトラバースで懲りたのに、緩めの勾配と明確な道に欲目を出してトラバース道へGo…
このトラバース道、どうも往時の伐出・造林時代の作業道なのか、上下に枝分かれしているのではっきりとした方を選びつつ、なんとか前半300m程は道をロストせずにそれらしい道を進むも…等高線の詰まった沢に出会ってから道が激変する羽目に…😨
それらしい道を進んでいたはずですが、沢で道が消滅!?
いきなり行き止まり状態…高巻きなのか下巻きなのか?どっちに行っても詰みそうな勾配になっており、下りられそうな所から慎重に高度を下げつつ沢へ安全に下りられるポイントを探し、且つ対岸の地形も把握して「ここだ!」という所で沢を横断…
これを3連続…😨😱
横断するたびに支尾根?をアップダウンし、次の横断ポイントを探す…僅か200m程の沢の横断ですが、とんでもなく時間と体力と精神力を奪われました…😩
恐怖の連続沢トラバースを終えると笹薮の緩斜面になり、等高線も1000〜1050m辺りは平場の植林帯になっており、案の定踏み跡らしきものが…
踏み跡を辿るも尾根の反対側に回り込むような明確な道が無く、当然テープも見当たらない?🤔
仕方がないので尾根を登り、取水堰直上であろう小コルから下を見ると…確かに取水口は見えるのですが、とんでもない岩壁があり、途方に暮れる…😥
ここまで来て撤の退という訳にもいかず、尾根上の僅かな踏み跡を辿って上流寄りに下るとなんとなくなアニマルトレイル?が?
どうみても取水口に下りるのはココ一択なので、慎重に立ち木を掴みつつ、踏み跡を忠実に辿ってなんとかかんとか河原まで下りる事に性交♪🤩
50m程上流に歩けば無事取水口…一体どれくらいのサイクルでここに点検に来ているんですかねぇ?尾根通しに来ても最後のクライムダウンは職員が気軽に来られるようなルートじゃねぇぞ…もろちんロープ一つねぇ…😨
周囲を見回しても下流は左岸は岩壁、右岸に渡る橋も無し、というか下流は下部廊下帯の地獄のゴルジュ…😱
ともあれ、トラバースには酷い目にあわされたが、尾根通しに来れば最後だけ気を付ければ十分余力を残してここに来ることが分かったので良しとしよう…
この時点で時間は14時半…ここからさらに上流に進んで安平路山北西尾根の取り付きを確認しに行くのは時すでに時間切れ…😪
……………遡行記録には取水堰上流は水量が増えるものの見どころの無い平凡な沢歩きらしいので、降雨直後の増水時でなければなんとかなりそう…
次回は尾根通しに下りてきて最後のクライムダウンにロープを張りつつ、尾根の取り付きを見に行くことにしよう…
さて…帰りは本来ならば「来た道を戻るだけの簡単なお仕事です」だったのですが、マーキングを打ってこなかったので沢の横断からして来た道と全然違うところを歩く羽目に??
そして歩けそうな所を歩く度に下へ引っ張られ、当初の高度へ復帰するためにとんでもない勾配の巨岩の鎮座する支々尾根を這い上がる…スマホのGPS高度計は当てにならず、覚えているトラバース道に出るまで只管登る…(*´Д`)ハァハァ
危険な沢トラバースを終えて普通のトラバースのありがたみを知る…?
なんかもう毎回こんなことしてて死にかけて全然懲りてない…終わってから後悔する…でもきっと「その時」が来るまでやめない気がする…😨
相の沢南西尾根まで戻ったら、行きに確認した黄色のテープを辿って下降に入る…
…おいおいおい…ほんとにここ下るの?てな感じでゲロい斜面を下るんですが、踏み跡あるからここが正解なの?ここ尾根じゃないよね?
どこを下りたかは軌跡と写真でどうぞ、ですが、もっと楽に隣の支尾根から取り付けそうな気もする…🤔
帰り際、緩勾配の法枠工からその支尾根に取り付けそうな感じがしたので次回はこちらから検証ですわ…😤
…次回っていつかなぁ?中アも南面の雪解けは早そうなので、とっとと再下見したいねぇ…
本日は軽めの下見なのでこんなところでしょうか?
バイクで下道ぴゅ〜っと飛ばしてGHQ(Go Home Quickly)でございます。
あっもろちんカメラは無事死亡しましたので…😭
…はよ日陰の雪、解けてくんねえかな…南赤石幹線林道の奥にシェラフとツェルトをデポったままなんだよね…てか週末になると気温が下がるのってなんなの?いやがらせなの?GWまで解けないんじゃねえか?林道日陰の雪60cmあるぞ?
こらもうGWまで塩漬け案件かしら…でも1回は確認or回収に行かなきゃだねぇ…😢
尾張_(┐「ε:)_
コメント
この記録に関連する登山ルート
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読んでるだけでも、手に汗握る探検でしたね。
正解ルートは、もしかしたら、越百川左岸にあるのでは・・・。
その根拠は三つあります。
1.越百取水堰堤左岸に御料局の三角点がある。
2.1200P東を北流するワル沢右岸に、今は撤去されたが3等三角点1386Mがあった。
3.国有林の図面には、左岸に高巻の歩道がある。
もしかしたら左岸に現在の巡視道があるのかも?とも考えたんですが…
,海ΔいΧ罰Δ了訶世濃弭佑垢襪函対岸を大回りに高巻する巡視道というのはアリなのか?
沢屋の遡行記録に途中に吊橋等の目撃が無い…
取水スリットのある水通しから対岸に渡るラダーと流され防止のワイヤーがあるが、右岸側に巻かれている(来て帰ったなら左岸側に巻かれているはず)
という点から決めかねているんですよ…
左岸の高巻道は往時の伐採造林絡みの道なのかも?
合の沢南西尾根から支尾根を下りて、最後のクライムダウンだけが不可解でして…
右岸側に導水管同様、どこかに出入り用のトンネルでも?とも考えましたが、あの建物の形的にそれもないか?と…
まぁ、尾根伝いに登降して河原へ下りる難所にトラロープ持ってけば万事解決なので、問題は取水口上流の滝の有無🤔です。
確かに1347林班から1358林班にかけて1050m辺りを歩道が通てますね…😅
こっち周りにするなら今倉北尾根を絡めての周回の方が現実的ですね
林業時代のトラバース道って大体は沢付近が消滅するのは深南部で体験済みですので、トラバース道はなるべくなら当てにしたくありませんねw😅
でもさすがはとりあたまさん。
すべて考えてのことだったんですね。
やはり、薮山登りは、相当知力が要る、ということですね。
もちろん体力も。
今後を楽しみにしています。
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