平ヶ岳〜景鶴山 チャリ&スキーワンデイ
- GPS
- 15:48
- 距離
- 54.0km
- 登り
- 2,186m
- 下り
- 2,181m
コースタイム
- 山行
- 15:06
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 15:48
天候 | 晴れ 風弱く終日登山日和 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
[チャリ]鳩待峠の1キロ弱手前のつづら折り部分まで除雪完了しており、その少し手前にチャリデポ。深夜は雪解け水が溶けて凍結箇所多数。昨年凍結箇所でスリップした経験あるため、怪しい箇所はチャリ押し歩きとした。 ※2021はちょうど4月2日(金)に除雪車が鳩待峠に到達したので、昨年より少し除雪は遅れている。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上部は固い雪の層の上に新雪が数3〜5cmほど乗った状況。 |
その他周辺情報 | 南郷温泉しゃくなげの湯@580円 |
写真
装備
個人装備 |
Backland85<br />アイゼン&スキーアイゼン未使用
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感想
ちょうど1年前にきた平ヶ岳&景鶴山、チャリも絡めた完全燃焼系。除雪が進んでいることを期待して静かな尾瀬を楽しむため再訪することに。
登山でチャリを使う時にロードバイクを使っていたが、荒れた林道だとパンクが気になる&デポしたときに盗難も気になる…ので、昨年末にディスクブレーキのクロスバイクを購入した。もともとMTB買うつもりだったが実物見るとかなりゴツく、オフロード行くこともないかなと思いゴツめのクロスを買ってみた、街乗りもできるし。近所を1度走ったきりで今回実践初投入となる。
調子が良ければ至仏平ヶ岳景鶴3山狙うつもりで、昨年より1時間スタート時間を前倒し。22時半起床で睡眠時間は1.5時間ほどだが気合いのためか眠気は無い。戸倉ゲート手前のスペース着くと3台目、星見える快晴の中まずはチャリスタート。昨年のヒルクライムではザックの重量重すぎで腰がやばかったので、スキーをチャリに括り付ける作戦に変更し、とても良かった。スキーブーツでのチャリ漕ぎが心配だったが問題なし。津奈木橋手前から雪解け水が道路に流れ凍結箇所がたくさん。昨年凍結でスリップし負傷したので、手押し歩きで安全に通過する。津奈木橋すぎるとうっすら積雪あり、チャリのままでもいけそうなのでそのまま進む。鳩待1kmくらい手前の九十九折り部分で除雪終了していたのでチャリデポ。鳩待峠から滑走になるため、シールを貼るのが面倒でツボ足で鳩待峠へ。雪がカチカチなので、ツボで問題なかったが結構距離があったので素直にスキー歩行した方が楽だった気がする。最初に至仏山に登ろうと思っていたがパス。雪のカチカチ具合&ムジナ沢の滑走が日の出前になるかも…と思ったためだ。帰り時間があれば山の鼻から至仏に登り返そう。
鳩待峠からトラバース気味に滑って距離を稼ぎ、途中でシール歩行にチェンジ、間も無くで山の鼻到着。真っ平な湿原地帯に入る、今日は月明かりなく真っ暗、光量出力上げても雪原しかなく方向感覚無くなる。GPSを頼りに進んでいると、鉄製の橋桁が出てきた。こんなところに橋あったかな…と思いよくGPS確認すると東に進路をとっており尾瀬ヶ原へ進んでいた^^;最短でリカバリしようとするも川の流れに進路を遮られうまく行かず。GPS使っているのに道迷いで体力消耗。尾根の取り付きまではスノーブリッジが気になる場所だが、今年は雪多くスノーブリッジたくさん。尾根取り付き手前の辺りはの沢はほぼほぼ雪で埋まっていた。尾根は固い雪の層の上に数センチ新雪が乗っており、トラバース時にずり落ちる。しっかり踏めばグリップするため、クトー使わずそのままJPへ。平ヶ岳への稜線は、昨年きたときに帰りのことを考えて巻いて進んだが際どいトラバースが多く難儀した。帰りも登り返し多く結局シール歩行で巻いたトレースは使えなかった。今回は巻きに拘らず歩きやすそうなルートをとった。
平ヶ岳手前の白沢山過ぎたあたりで後続ソロの方に追いつかれた。自分のペースもそこそこなので普段もまず後続の方に追いつかれることはない。この時期に平ヶ岳行く人はまずいないこと&先行者のトレース無く今日は超早出であったことから、人間とのエンカウントは全くの想定外で驚いた。そしてその方のスキー板の細さにさらにびっくり、SKIMOスタイル。平ヶ岳ピークでスキー板を持たせてもらったが想像を以上の軽さだった。自分のスキー板重量の半分も無いのでは。ペースを合わせてもらってお話しながら歩く、かなりの超人であることに間違いはないのでロングツアーどのへん行くのとか、無雪期のこととか色々聞き込み。『TJARとか興味ありますか?』と聞いたら、なんと2018完走者でした!恐れ入りました(尊敬)平ヶ岳山頂からは360°の大パノラマ。風も弱くしっかり休憩し山頂から滑走。カリカリ斜面を丁寧にターン、一息入れているとSKIMOの細板で颯爽に滑って行く〜、カッコイイ。白沢山鞍部でシール装着、その後は後ろに着かせてもらいJPまで、その方はワル沢滑って至仏山登り返すとのことでお別れ。シールオンのまま大白沢山をトラバース気味に滑走して滑らなくなったところでカップラーメン大休止。
昨年の景鶴山は西側稜線は岩場な感じなのでパスして、北の急斜面を直登したがかなり悪かった。今回はセオリー通り東側稜線までトラバースして景鶴ピークへ行く作戦。東側稜線に出てナイフリッジ手前の平坦地にスキーとザックデポして空身でピークへ。山頂直下がぱっくり割れていて割れた部分に雪庇が張り出している。ダブルウィペット活用で山頂へ。ここの景色も抜群に良い。デポ地まで引き返し最後のお楽しみ。シャバ雪斜面を楽しんで尾瀬ヶ原へ滑り込む。シールオンで歩き出す、雪に足を取られ歩きづらい。14時までに山の鼻に着いたら至仏山行こうと思っていたが無理そうだ。景色の変わらない真っ平らな雪原を無心で歩く。橋板の無い橋桁渡りが4箇所、ヨッピ橋はシートラで渡ったが、後の3つの橋は幅20cmほどの橋桁の上をスキーのままよちよち歩きで渡った。行動時間が12時間過ぎて小指の付け根が痛くペースは上がらない、至仏山スルーで鳩待峠へ。体力的にはまだいけそうだが、足の痛みで気持ちが萎えている感じ。鳩待峠からシールオフでチャリデポ地まで滑った。
ラストチャリダウンヒル。装備を全部着込んで防寒MAXでスタート。深夜の凍結も溶けていて、ぎり日差しもあり快適ダウンヒル。戸倉ゲートが工事関係車両の通過で開いていてドンピシャのタイミングで通過、おじさん達に迎えられ無事ゴール。車に戻るとドアにメモが挟まれていた…平ヶ岳ご一緒した方からのお礼メモだった。なんてイケメン青年なんでしょう!
コメント
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それにしてもmako-sanが追いつかれるとは、かなりの超人と稀有な場所でエンカウントしましたね。そりゃ驚きます😅
暖かくなったので、そのうちジョグでもしながらおもしろ話を聞かせてください👍
全く気配を感じていなく、声をかけてもらったときあまりの驚きで現実と思えず言葉が出なかったですw
ジョグりょうかいです👌冬場はスキーばかりでまだランの身体になっていませんが、またどこか行きたいですね。
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