伊吹山【上野登山口ピストン】
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- GPS
- --:--
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,162m
- 下り
- 1,148m
コースタイム
9:40-9:50 3合目
10:30-50 6合目
12:10-30 山頂
14:15 登山口
天候 | 曇りのち雪(一時吹雪) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
近江長岡駅8:07のバスで、伊吹山登山口まで |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山前日が雪だったので、かなり雪は多めでした。 登山口〜1合目は、朝はほんのり積雪、下山時は泥でぐちゃぐちゃ。 2合目〜6合目はくるぶしから膝下くらいの積雪。 6合目〜山頂は膝下から腰あたりまでの積雪でした。 登りは、5合目以降はスノーシューの方のトレースしかなく、ツボ足&ラッセル状態でしたが、下山時はかなり多くの方に踏み固められていたので、同じ登山道とは思えないほど歩きやすくなっていました。 |
写真
感想
年明け以来、仕事もプライベートも多忙を極めていて、全く登山する余裕がありません。
3月も20日前後まではとても忙しいのですが、そんな折に仕事で週末の名古屋出張が入ったので、この機会を逃す訳にはいかない!と思い、仕事の予定を詰めて土曜日に伊吹山に行ってきました。
出張前に伊吹山の記録を見ていたら、どうやらあまり雪は多くなさそうな雰囲気。
そもそも出張で仕事の荷物も重かったので、完全な冬山装備は重くなるだけと思って極力荷物を減らしたところ、想像以上に大変な登山となってしまいました。
前日は雪だったようで、近江長岡駅からほんのり雪化粧。
これは雪山登山を楽しめるぞ、と期待して、登山口から登り始めました。
噂の登山口〜1合目の泥だらけの道も、雪のおかげで気持ち良く歩けます。
天候はイマイチですが、天気予報では午後から回復傾向だったので、山頂からの展望も期待しつつ、2か月振りの登山を楽しんでいました。
ところが、1合目に着く前あたりから雪が降り始めました。
それほど雪は多くなかったものの、視界は約10メートル。風も少しでてきました。
実は、軽量化と事前情報から判断して、雨具のパンツとゲイターは持ってこなかったのです。
少し後悔しましたが後の祭り。慎重に登っていくことにします。
それでも、5合目までは複数の踏み跡があり、視界が悪くても道に迷うという感じではありませんでしたし、歩行困難という感じもしませんでした。
ところが、5合目を過ぎたらスノーシューの僅かな跡のみで、踏み跡がなくなってしまいました。
5合目あたりは、膝下くらいの積雪です。ほぼ新雪のようで、一歩ごとにツボ足で進みます。
雪も風も次第に強くなってきたので、先に進むかどうか6合目避難小屋で考える事にしました。
6合目避難小屋でお菓子を食べながら休憩していると、間もなく途中で抜いた年配の方とご夫婦が避難小屋に入ってきました。
この天候で山頂を目指すかお聞きしたところ、ご夫婦は撤退を考えているが、年配の方(以下、「伊吹山達人」と勝手に呼びます(笑)。)は登頂するつもりとの事でした。なんでも伊吹山達人は、前日にも伊吹山に登頂しているとの事で、伊吹山の事はかなり熟知している様子でした。
私も、アイゼンはあるけどスノーシューもワカンもないので、登頂か撤退か迷っていると話したところ、伊吹山達人から「せっかく東京から来たのだから、一緒に行きましょう!」と仰っていただき、撤退を考えていたご夫婦と4人でにわかパーティーを組んで登頂することにしました。
6合目から先は、恐らく1名の方のスノーシューの跡が僅かに見え隠れする程度で、ほぼノートレースです。
にわか4人パーティーの先頭は、伊吹山達人から「君が一番若いから」とご指名をうけ、私が山頂まで先頭で行くことになりました(恐らく、ご夫婦の方が若いと思います・・・・(笑))。
冬なので、夏山コースをそのままトレースするより、直登する方がわかりやすい箇所も多々あり、歩きやすい箇所を見つけながら慎重に登って行きましたが、なにしろ視界は相変わらず10メートル前後。ところどころ、登山道が判然としない箇所があります。そんな時は伊吹山達人に方向をお聞きしてから進みました。
もし私一人だったら、道がわからずに道迷いしていたか、撤退していたと思います。パーティーを組んでいただき、本当に助かりました。
そんなこんなで、山頂には4人全員無事到着!予想通り山頂は完全に吹雪いて、避難小屋から山頂碑がどの方向かわからないくらいの視界しかありませんでした。
なお山頂の気温は、12時半で氷点下12度。風も結構あったので、体感気温はもっと低かったと思います。
という訳で、山頂碑の写真を撮ったら、そそくさと避難小屋に退避。やっと一安心です。
こんな時は、温かい飲み物でも飲みたいところですが、今回は荷物少量化のためテルモスもバーナーも持っていなかったので、凍りかけたペットボトルのお茶で我慢しました。
避難小屋でも寒かったので、昼食を食べてすぐに下山を開始しましました。
ここでにわかパーティーは解散。伊吹山達人にお礼を言って、私が一足先に避難小屋を出ました。
下山では、恐らく30名以上の方(多くは団体さん)とすれ違いました。
私たち4人のにわかパーティーの踏み跡を辿ってきたんでしょうね。
お陰で下山は、登りとは打って変わって踏み跡がしっかりとしていたので、殆ど踏みぬく事もなくサクサクと下山できました。
久々の登山で、装備も十分ではない中、思ったよりも厳しい雪山登山となってしまいましたが、久々にもかからわず体力的にキツイと思った場面が1度もなかったのは、ある意味収穫でした。
ただ、今回の登山中1回も景色を楽しめた場所はなく、伊吹山がどんな山なのか、さっぱりわかりませんでした。。
にわかパーティーを組んでいただいた伊吹山達人とご夫婦には、この場を借りて御礼申し上げます。
皆さんがいなければ、確実に撤退していました。ありがとうございました。
お久しぶりです。ご多忙だったようですね。お疲れ様です。
これも雪山の姿ですよね。こういうのを知ってこその冬山登山だと思います。
だからこそ、天気に恵まれた時のうれしさも、報われた感もありますよね。
富士見平小屋は、先日の偵察で、ようやく無事が確認できました。
またおいでください。
devilmanさん、こんにちは!ご無沙汰しています。
装備不足もあり、単独だったら撤退しているところでしたが、にわかパーティーを組んでいただいたおかげで、無事登頂できました!
今シーズン、あと何回雪山に行けるかわかりませんが、今度は青空を期待しています
富士見平小屋、無事で何よりです。
今年は思いがけない大雪で、大変でしたね。
雪の金峰山にも行きたいので、行く際には立ち寄らせていただきます
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