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Yamareco

記録ID: 413994
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

学校平から釈迦ヶ岳を目指して・・・山頂は目前だったけれど

2014年03月09日(日) [日帰り]
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nekonomori その他1人
GPS
08:24
距離
14.2km
登り
919m
下り
901m

コースタイム

 7:10 山の駅「たかはら」
 7:33 小間々台
 8:12 大間々台
 9:22 八海山神社・休憩
10:18 剣ヶ峰
12:13 塩原コース・八方コース分岐付近
      休憩
13:38 剣ヶ峰
14:06 八海山
14:47 大間々台
15:17 小間々台
15:34 山の駅「たかはら」

 
天候 晴れ☀それ程風もなく穏やかな天気でした
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
[道路]
・カーブが続く辺りから一面雪でしたが、帰りは殆ど溶けていました。

[山道]
・山の駅「たかはら」から大間々台
 トレースがあり雪が比較的締まっていたので登山靴だけで歩きました。
・大間々台より八海山
 トレースはありましたが雪の量が多く踏み抜きもあるのでスノーシューを使いました。
 雪は比較的締まっているようでした。
・八海山より釈迦ヶ岳尾根取り付き
 ここからトレースがありませんでした。
 暫く行った所で左に行き過ぎてつつじの群生地に入り込み道を誤ったことに気付きました。
 帰りは、南から釈迦ヶ岳に登った方が正しいルートを歩いてくれたのでそこを歩くことが出 来ました
 また、ここから雪質が変わり少し水分を含んだ雪に変わり、スノーシューの下は団子になり  その重さを増すことがしばしばありました。
 スノーシューはずっと履いたままでした。
・尾根取り付き〜
 少し歩いたらに急勾配になり、積もった雪の下は凍っていてスノーシューでは滑って登れず アイゼン(6本爪)に替えましたが、やっと登れたという感じでした。
 今日の具合では12本爪アイゼンとピッケルが必要だったと思います。
 その先には更に大変な急勾配があるとのことでした。
 そこを登り始めて無理と判断しそこで帰ることにしました。
山の駅「たかはら」
今日の山行はここから
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山の駅「たかはら」
今日の山行はここから
ここに来るまでの道路の様子
帰りは殆ど溶けていました
ここに来るまでの道路の様子
帰りは殆ど溶けていました
まずは大間々台を目指して
まずは大間々台を目指して
トレースがあり雪も締まっていたのでスノーシューはリュックに背負います
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トレースがあり雪も締まっていたのでスノーシューはリュックに背負います
日が差して
雪の上をやさしく描いていった風紋もいい感じでした
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雪の上をやさしく描いていった風紋もいい感じでした
少し激しく
この展望台を登れば大間々台に着きます
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この展望台を登れば大間々台に着きます
そこからは那須や塩原方面の山々が見え
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そこからは那須や塩原方面の山々が見え
これから向かう八海山がみえました
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これから向かう八海山がみえました
日留賀岳・男鹿岳・大佐飛山かな
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日留賀岳・男鹿岳・大佐飛山かな
ちょっと違ってこれもいい
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ちょっと違ってこれもいい
茶臼をアップで
ここからはスノーシュー装着です
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ここからはスノーシュー装着です
右に入り見晴しコースへ
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右に入り見晴しコースへ
ふっと見ると左側の斜面に
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ふっと見ると左側の斜面に
雪の花が咲き乱れていました
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雪の花が咲き乱れていました
そしてここを登り切り
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そしてここを登り切り
視界が広がると矢板の街が見えました
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視界が広がると矢板の街が見えました
男体山もアップで
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男体山もアップで
これでしょうか
ヤマレコに載っていたモンスター達って
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これでしょうか
ヤマレコに載っていたモンスター達って
だいぶ小振りになったかな(゜゜)
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だいぶ小振りになったかな(゜゜)
けれどつくづく風の威力を感じますね
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けれどつくづく風の威力を感じますね
雪の塊に乗ってみました
崩れないでと恐る恐る(^_^;)
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雪の塊に乗ってみました
崩れないでと恐る恐る(^_^;)
八海山です
次は釈迦ヶ岳を目指して!
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次は釈迦ヶ岳を目指して!
その間色々ありましたが取り合えず剣ヶ峰まで来ることが出来ました
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その間色々ありましたが取り合えず剣ヶ峰まで来ることが出来ました
そうそうこの動物の足跡って案外良い道案内になることがあります
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そうそうこの動物の足跡って案外良い道案内になることがあります
案内人を得て尾根取り付きまでは意外と速かった
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案内人を得て尾根取り付きまでは意外と速かった
けれど尾根取り付きを過ぎ最初の急勾配をやっとの思いで登り釈迦ヶ岳山頂はもうすぐというところで・・・
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けれど尾根取り付きを過ぎ最初の急勾配をやっとの思いで登り釈迦ヶ岳山頂はもうすぐというところで・・・
本当に手の届くところにあるのに二度目のの急勾配は目指す安全な山行からかけ離れ(+_+)

また来ますと釈迦ヶ岳を後に・・・
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本当に手の届くところにあるのに二度目のの急勾配は目指す安全な山行からかけ離れ(+_+)

また来ますと釈迦ヶ岳を後に・・・
向かいに見える八海山に戻る事にしました
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向かいに見える八海山に戻る事にしました
けれどここまで来れた事で結構な満足感です
後は風景なんかをたっぷり楽しむことに


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けれどここまで来れた事で結構な満足感です
後は風景なんかをたっぷり楽しむことに


至仏山かな
左に鶏頂山
右に御岳山
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左に鶏頂山
右に御岳山
こんなところにもモンスターのかけら
まだモンスターになれず(';')
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こんなところにもモンスターのかけら
まだモンスターになれず(';')
最初の急勾配
先程の必死な思い・・・
ここも目指す安全な山行ではありませんでした(>_<)

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最初の急勾配
先程の必死な思い・・・
ここも目指す安全な山行ではありませんでした(>_<)

下り終えてホットしたからどんどん進む
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下り終えてホットしたからどんどん進む
途中で
ちょっとお茶でもしましょうよ
と腰を下ろし
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途中で
ちょっとお茶でもしましょうよ
と腰を下ろし
見上げた空は青く綺麗でした
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見上げた空は青く綺麗でした
そういえば一日青空でした
間から見える那須もずっとでしょうか
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そういえば一日青空でした
間から見える那須もずっとでしょうか
ここの細尾根下って
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ここの細尾根下って
もう一度登るの〜
でも登らなきゃ帰れないし(*_*)
真っ直ぐ登って右に稜線を行きます
歩き続ければ必ず着くと言葉を反復しながら・・・
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もう一度登るの〜
でも登らなきゃ帰れないし(*_*)
真っ直ぐ登って右に稜線を行きます
歩き続ければ必ず着くと言葉を反復しながら・・・
ほらね(*^。^*)
あとちょっと登れば下るだけ
ほらね(*^。^*)
あとちょっと登れば下るだけ
ここまで来ると
雪でしか見られない風景もあるよなぁ〜なんて余裕も生まれ
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ここまで来ると
雪でしか見られない風景もあるよなぁ〜なんて余裕も生まれ
八海山で自分たちのいた場所を確認
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八海山で自分たちのいた場所を確認
見晴の良い見晴コースを下り
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見晴の良い見晴コースを下り
戻ってきました

感想

スノーシューを買って行ってみたいところの一つに釈迦ヶ岳があり、本当は先週行く予定にしていたのでした。
けれど、天気が理由ではないのですが先週は行くことが出来ず、今週は二週間分の期待を乗せての山行でした。

当日は天気も良く、見晴と雪の造形物を楽しみながら八海山までは順調に行くことが出来ました。
ところが八海山を過ぎるとトレースもなく、雪質も今までのカリカリっとした雪から少し湿った雪に変わったのでした。
最初は真っ直ぐに行けば良かったのに、少し下り登り返したので雪が溜まった斜面をラッセルする羽目になりました。
この時、これが続くのかと思ったら釈迦ヶ岳まではとても無理だと心が折れ、目的地はまずは剣ヶ峰までと変わることとなりました(^_^;)

途中、つつじの群生地に入り込むという失敗もありましたが、何とか剣ヶ峰までは行くことが出来ました。
視界の良い天気の日でもこんなことがあるのかと思うと、やはり雪山甘く見てはいけません。

剣ヶ峰で時間を見てみたら帰るにはまだ早く、それならば矢板最高点まで行こうと先に進みました。
けれども、行けども行けども到達できず。
おかしいと思った頃には釈迦ヶ岳がかなり近くに・・・
これなら行ってしまおうと目的地は再び釈迦ヶ岳となりました。

実はこの事が今日の山行に繋がる大きな勘違い。
矢板市最高点あるはずがないのです。
最高点は剣ヶ峰の手前でした(^_^;)

尾根取り付きで11時ちょっと。
一時間で登れれば余裕と登り始め・・・
なかなか勾配のきつい斜面にさしかかり・・・
ジグザグ登るも斜面の下が凍っていてスノーシューがすべり登れない。
これ以上無理というところで身を支える木を見つけスノーシューからアイゼンに。
バランス崩したら下に滑り落ちる危険と必至で闘いながら。
そんな時上から降りてくる人影。
先行者はいなかったはず。
必死に作業をする私より先に取り換え終わった夫が聞いた話では、その方は南から学校平まで縦走するそうで、この先さらに勾配がきついところがあり、降りてくるのが精一杯でしたとの事で、補助ロープを使い降りて行くのでした。

先程の場所は急勾配が終わるほんの少し手前だったらしく、ほどなくまあまあ緩い斜面に。
さっきより大変な所・・・ ・・・ ・・・(゜゜)(゜゜)(゜゜)
行くだけ行ってみて考える事とし。

暫く歩いたら、滑って登れないと先を行く夫の声。
敗退の決断は意外とあっさり。

一度は諦めた釈迦ヶ岳。
思わぬ勘違いではありましたが、ここまでこれた事ですでに満足感で一杯なのでした。
今度はピッケルと12本爪アイゼンを用意しここに来る事を来年の楽しみに、帰りは見える風景をたっぷり楽しみながら帰りました。

今日は大変な思いもありましたが、雪山を学べた山行になりました。












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コメント

苦い思いは私にも!
こんばんは!

一昨年の12月でしたが、今年ほど雪は無かったと思いますが、山頂手前の急登で、雪に足を取られ、腰まで雪に埋もれ、6爪アイゼンでは難儀したのを覚えています!

今年の雪は半端じゃないですもんね。確か、その急登を越えても、今度は針葉樹の森の枝がうるさくてなかなか前に進めなかったはずです。おまけにやせ尾根ですから!

無理せず、技量にあわせて引き返す、これは安全登山の基本ですよね!
そうそう、このような繰り返しをして、覚えていくんですよね、少しずつね(^^)

ほんと!ご無事でなによりでした(*^_^*)!
2014/3/11 21:40
Re: 釈迦ヶ岳のレコ見せてもらいました。
sakurasakuさんこんばんは
ありがとうございます。
無事帰って来られました

登れる様に見えて行ってみると、とんでもない傾斜。
そしてその下には氷が隠れていることがある事。
6本爪の限界。などなど。
本当に今回は色々勉強になりました

今は少しずつの経験がとても楽しくてしかたがありません。
それを楽しみながら、無事帰ってこられる山行を心がけるつもりです。
2014/3/11 22:33
イヤイヤイヤ
こんばんは、nekonomoriさん。
凄いですね。この時期にあのやせ尾根登ろうとしちゃうんだから。
雪の降り始めと残雪の時期に登った事が有るんですが、急傾斜でドロドロと凍結の道で、ビクビクしながら歩いてましたよ。
やっぱりヤシオが咲く頃が良いですよ。
2014/3/11 22:30
なにせ雪山初心者なもので(^_^;)
haretaraさんこんばんは。
知らなかったからなのです 。
あの痩せ尾根があんなに登れなくなるなんて
けれど、12本爪アイゼンを試したい好奇心も湧いてきてしまいました
懲りもせず。
道具を揃え、経験をつんで来年に行けたらですけど。

高原山のヤシオつつじ いいですよねぇ〜
花が咲く頃が楽しみですね
2014/3/11 23:01
御無事で何よりです
おはようございます
私も厳冬期に剣ヶ峰から登った事あります。ロープ持参で。
八海山〜釈迦ヶ岳が面白くないし、距離あるし、痩せ尾根・急登があるので二度と行かない事にしました
記録が少ないのには訳があると思ったほうが良いですよ。敢えてチャレンジするならフル装備で
2014/3/12 6:23
アドバイスありがとうございます(^_^;)
shaminekoさんこんばんは。
釈迦ヶ岳冬に登るなら南からがいいのだとは聞いていたのですが、南からのルートは登った事がなく、このルートなら何度か登った事があるし、何より尾根伝いに進むので道迷いの心配がまだないかなという事で今回は八海山から行ってみたのです。
確かにここはあまり人が行かないようですね。
踏み後の無さでわかりました

装備を揃え来年考えてみます
2014/3/12 20:57
スノーシューとアイゼン
9日、爺は倶楽部『山歩撮』のメンバーと観音山〜甲子旭岳に登ってきました♪やはり、山頂付近ではスノーシューでは危険なのでアイゼンに付け替え、下山も緩斜面になるまではアイゼンで下りました♪
急斜面ではスノーシューでは危険です!両方用意して次回はご一緒できたらいいですね♪
2014/3/14 7:06
スノーシューとアイゼンそのようですね(^_^;)
最初に、観音山〜甲子旭岳のブログ拝見しました。
同じ日に霧氷パラダイス・モンスターの芸術を堪能していたようで、あの写真を見たらとてもとても、うらやましくなりました
楽しかったのでしょうね

観音山〜甲子旭岳の予定が書き込まれていたんですね。
ブログをまめにチェックする習慣がなく、気づいていればと後悔ですが・・・

でも、釈迦ヶ岳は釈迦ヶ岳で歩いてみなければ分からない色々な事も知ることが出来ましたし、沢山歩く事が割りと好きなのでそれなりに満足でした。

Welcome山行楽しみにしています と夫が言っておりました
2014/3/15 0:19
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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