京戸山:まさかの冬山・ノートレースの降雪登山
- GPS
- 06:52
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,470m
- 下り
- 1,414m
コースタイム
天候 | 雨のち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
取り付きから残雪あり(アイゼン・チェーンスパイクは効きにくい)。傾斜は緩やかなものの、大量の落ち葉と残雪で滑りやすい。 痩せ尾根、ちょっとした岩場あり(いずれも整備済み)。 |
写真
感想
春の18きっぷ3回目。
天気はあいにくの雨ですが、勝沼ぶどう郷駅の桜が満開とのことでしたので、山梨100名山の達沢山の回収を兼ねて計画をしました。
車道・林道メインでアプローチでき、登山道の累積標高差はせいぜい400m程度とあって、最近の鈍った足にはちょうどいいと思っていたのですが…
【コース状況】
■勝沼ぶどう郷駅〜釈迦堂入口BS
・狙い通り、勝沼ぶどう郷駅の桜は満開でした。
・ホームや駅のすぐ隣にある公園でたくさんの桜が咲いています。
・駅にはトイレ(洋式・水洗・給水可)があります。
(ちなみにこのルート、ルート上にはトイレがここしかありません)
・駅からは、甲州市民バスにて、釈迦堂入口BSまでアプローチします。
・なお、平日はもっと早い時間の便がありますし、歩いても1時間程度でアプローチできます。
■釈迦堂入口BS〜登山口
・釈迦堂入口BSからは、高速道路を越えて、果樹園に囲まれた農道をひたすら登っていきます。
・ちなみに、釈迦堂には、縄文時代の遺跡があるらしく、博物館もあります。
・小雨がパラついていて、本来は雨具を着るべきだったのですが、面倒だったため、ザックカバーだけして、ソフトシェルのまま登りました。
・農道・林道を登り、車両通行止めのゲートを抜けると、若干路面が荒れてきますが、崩落等は無く、歩く分には問題ないです。
・標高1,000mを越えたあたりから、残雪が出てきます。
・また、雨も次第に雪に変わってきました。この時点でズブ濡れだったため、むしろ雪に変わったのは好都合です(本来は最初から雨具を着るべきだったのですが)。
・そうこうしているうちに、尾根の末端に到着。ここから登山道となります。
■登山口〜京戸山山頂
・取り付き箇所がよくわからず、尾根を直登したのですが、ゲートの近くに、一応それらしいものがあります。
・登山口から、全面的に残雪があり、また、リアルタイムで雪が降っていました。当然、ノートレースです。
・あまり人気がないルートなのか、踏み跡は明瞭なのですが落ち葉が大量に積もっていて、しかもその上に残雪があるため、滑りやすいことこの上ない状態でした。
・尾根をひたすら直登するルートであるため、迷うことはないでしょう。
・傾斜は緩やかですが、比較的尾根が細めのため、滑落には注意を要します。本日のコンディションでは緊張を強いられる箇所が何度かあり、撤退も視野に入れつつ登りました。
・足首くらいまで埋まる登山道を慎重にルートファインディングしながらキックステップ&ツボ足で登り、時折出てくる痩せ尾根・岩場を踏破していきます。
・山頂手前で左側にトラバースしていきつつ、稜線から右側に登り、京戸山山頂へ登頂します。
■京戸山山頂〜登山口〜勝沼ぶどう郷駅
・山頂は樹林帯の中で、展望は望めません。
・本来は、ここからナットウ箱山と達沢山をピストンする予定でしたが、想定外の冬山で装備も不十分であることから、プロテインバーを食べて早々に撤退。
・下山では、雪と落ち葉による滑落の懸念がありましたが、幸い、パウダースノーではなく、若干湿っている雪だったため、そこそこグリップが効きました。
・ただ、標高が下がってくると、積雪量が減り、何度か落ち葉によるスリップがありました。
・で、どうにか無事登山口まで到着。ここから、長い林道・ロード歩きとなります。
・下山時刻によっては、甲州市民バスで生福寺BS〜綿塚BSまで乗り、山梨市駅まで歩いてもよかったのですが、時間が合わなかったため、勝沼ぶどう郷駅まで直接歩きました。
【まとめ】
・あれほどの残雪・降雪・ノートレースはまったくの想定外であり、残雪期の山を舐めたら大変なことになる、と実感しました。
・登山道自体が短かったため、ストックを置いてきたのも災いしました。
・幸い、気温はそこまで下がらず、動いていればズブ濡れになっても問題なかったのですが、素直に最初から雨具を着るべきでした(電車内で寒さで震えることに…)。
・登山道自体は、若干荒れ気味ではあるものの、最低限の整備はされていますし、細めの尾根を直登するだけですので、難しくはないです。
・ナットウ箱山、達沢山には、逆方向からアプローチしたいと思います。
・下山後は、甲府、石和温泉、塩山の公衆浴場を狙っていたのですが、高尾方面の電車がすぐ来たので、別の機会に(食事を済ませてから、新宿の万年湯に入りました)。
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