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Yamareco

記録ID: 4140638
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

京戸山:まさかの冬山・ノートレースの降雪登山

2022年04月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:52
距離
23.2km
登り
1,470m
下り
1,414m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:00
休憩
0:46
合計
6:46
距離 23.2km 登り 1,475m 下り 1,414m
11:05
28
スタート地点
11:33
95
13:08
13:25
58
14:23
14:42
43
15:25
15:35
62
16:37
74
天候 雨のち雪
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
勝沼ぶどう郷駅から甲州市民バスで釈迦堂入口BS
コース状況/
危険箇所等
取り付きから残雪あり(アイゼン・チェーンスパイクは効きにくい)。傾斜は緩やかなものの、大量の落ち葉と残雪で滑りやすい。
痩せ尾根、ちょっとした岩場あり(いずれも整備済み)。
本日は勝沼ぶどう郷駅からアプローチ。天気はあいにくの雨。
こちらはホームから見えるぶどうの丘と桜。
2022年04月03日 10:33撮影 by  iPod touch, Apple
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4/3 10:33
本日は勝沼ぶどう郷駅からアプローチ。天気はあいにくの雨。
こちらはホームから見えるぶどうの丘と桜。
駅のホームは桜並木に囲まれています。
2022年04月03日 10:34撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 10:34
駅のホームは桜並木に囲まれています。
別角度からぶどうの丘。
2022年04月03日 10:34撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 10:34
別角度からぶどうの丘。
駅の隣の公園も、桜が満開で、あいにくの天気にもかかわらず、観光客の方々がいらっしゃいました。
2022年04月03日 10:38撮影 by  iPod touch, Apple
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4/3 10:38
駅の隣の公園も、桜が満開で、あいにくの天気にもかかわらず、観光客の方々がいらっしゃいました。
さて、甲州市民バスで釈迦堂入口までアプローチして、ここから本日の山行スタート。
2022年04月03日 11:04撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 11:04
さて、甲州市民バスで釈迦堂入口までアプローチして、ここから本日の山行スタート。
高速道路を越えると、果樹園に囲まれた農道?を登っていきます。
2022年04月03日 11:11撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 11:11
高速道路を越えると、果樹園に囲まれた農道?を登っていきます。
蜂城山。この山はこの山で、なかなか良い山だとか。
2022年04月03日 11:21撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 11:21
蜂城山。この山はこの山で、なかなか良い山だとか。
2022年04月03日 11:22撮影 by  iPod touch, Apple
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4/3 11:22
農道を抜けるとアスファルトの舗装道路に出ます。
2022年04月03日 11:28撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 11:28
農道を抜けるとアスファルトの舗装道路に出ます。
右下に張り紙がありますが、通行禁止です。
2022年04月03日 11:33撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 11:33
右下に張り紙がありますが、通行禁止です。
100人いたら99人くらいは語源を知りたくなるナットウ箱山。本日はこちらも踏破する予定だったのですが…
2022年04月03日 11:35撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 11:35
100人いたら99人くらいは語源を知りたくなるナットウ箱山。本日はこちらも踏破する予定だったのですが…
ここから先は、車両通行止めです。
2022年04月03日 11:50撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 11:50
ここから先は、車両通行止めです。
ここは左。
2022年04月03日 12:11撮影 by  iPod touch, Apple
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ここは左。
げぇっ、残雪…
2022年04月03日 12:44撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 12:44
げぇっ、残雪…
2022年04月03日 12:51撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 12:51
さて、ここから取り付きになりますが、取り付き箇所がよくわからず、尾根の末端から直登しました。
一応、近くのゲートの直ぐ側に、それらしい取り付き箇所がありますが、傾斜が急であるため、さほど労力は変わりません。
2022年04月03日 13:17撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 13:17
さて、ここから取り付きになりますが、取り付き箇所がよくわからず、尾根の末端から直登しました。
一応、近くのゲートの直ぐ側に、それらしい取り付き箇所がありますが、傾斜が急であるため、さほど労力は変わりません。
登山道はこんな感じ。踏み跡は若干凹んでいます。
比較的細い尾根をひたすら直登するので、まず迷うことは無いと思います。
2022年04月03日 13:19撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 13:19
登山道はこんな感じ。踏み跡は若干凹んでいます。
比較的細い尾根をひたすら直登するので、まず迷うことは無いと思います。
大量の落ち葉のうえに残雪があり、滑りやすいことこの上ないです。下山で滑ることを考え、常に撤退の2文字が頭に浮かびます。
2022年04月03日 13:29撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 13:29
大量の落ち葉のうえに残雪があり、滑りやすいことこの上ないです。下山で滑ることを考え、常に撤退の2文字が頭に浮かびます。
ここらへんまで来ると、完全に冬山ですね。
落ち葉と相まって、足首くらいまで埋まることもありました。そのくせにクラストしていないため、ツボ足&キックステップで登ります。
2022年04月03日 13:51撮影 by  iPod touch, Apple
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4/3 13:51
ここらへんまで来ると、完全に冬山ですね。
落ち葉と相まって、足首くらいまで埋まることもありました。そのくせにクラストしていないため、ツボ足&キックステップで登ります。
何箇所か痩せ尾根でてきますが、ロープが張ってあります。
2022年04月03日 13:59撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 13:59
何箇所か痩せ尾根でてきますが、ロープが張ってあります。
4月の標高1,500m未満の山じゃないだろ…
2022年04月03日 14:02撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 14:02
4月の標高1,500m未満の山じゃないだろ…
核心部を降りてから。
乾いていればどうということがない岩場ですが、踏んでみないと、岩、木の根、落ち葉のいずれなのかが分からないという、厄介な状態です。
2022年04月03日 14:07撮影 by  iPod touch, Apple
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4/3 14:07
核心部を降りてから。
乾いていればどうということがない岩場ですが、踏んでみないと、岩、木の根、落ち葉のいずれなのかが分からないという、厄介な状態です。
山頂手前は向かって左側に巻きながら登ります。
2022年04月03日 14:22撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 14:22
山頂手前は向かって左側に巻きながら登ります。
人工物が出てくるとホッとします。
2022年04月03日 14:24撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 14:24
人工物が出てくるとホッとします。
いったん稜線に出てから、右側に登ると、京戸山の山頂に到着。
頂上は樹林帯の中で、展望は皆無です。
ナットウ箱と達沢山は諦めて、撤退開始。
2022年04月03日 14:31撮影 by  iPod touch, Apple
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4/3 14:31
いったん稜線に出てから、右側に登ると、京戸山の山頂に到着。
頂上は樹林帯の中で、展望は皆無です。
ナットウ箱と達沢山は諦めて、撤退開始。
で、取り付き箇所まで戻ってきました。
ゲートの直ぐ側には、ロープの残骸があり、おそらくここが取り付き箇所であることが伺えます。
2022年04月03日 15:27撮影 by  iPod touch, Apple
4/3 15:27
で、取り付き箇所まで戻ってきました。
ゲートの直ぐ側には、ロープの残骸があり、おそらくここが取り付き箇所であることが伺えます。
そして、勝沼ぶどう郷駅まで戻って、本日の登山は終了。
2022年04月03日 17:57撮影 by  iPod touch, Apple
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4/3 17:57
そして、勝沼ぶどう郷駅まで戻って、本日の登山は終了。
撮影機器:

感想

春の18きっぷ3回目。

天気はあいにくの雨ですが、勝沼ぶどう郷駅の桜が満開とのことでしたので、山梨100名山の達沢山の回収を兼ねて計画をしました。

車道・林道メインでアプローチでき、登山道の累積標高差はせいぜい400m程度とあって、最近の鈍った足にはちょうどいいと思っていたのですが…

【コース状況】
■勝沼ぶどう郷駅〜釈迦堂入口BS
・狙い通り、勝沼ぶどう郷駅の桜は満開でした。
・ホームや駅のすぐ隣にある公園でたくさんの桜が咲いています。
・駅にはトイレ(洋式・水洗・給水可)があります。
 (ちなみにこのルート、ルート上にはトイレがここしかありません)
・駅からは、甲州市民バスにて、釈迦堂入口BSまでアプローチします。
・なお、平日はもっと早い時間の便がありますし、歩いても1時間程度でアプローチできます。

■釈迦堂入口BS〜登山口
・釈迦堂入口BSからは、高速道路を越えて、果樹園に囲まれた農道をひたすら登っていきます。
・ちなみに、釈迦堂には、縄文時代の遺跡があるらしく、博物館もあります。
・小雨がパラついていて、本来は雨具を着るべきだったのですが、面倒だったため、ザックカバーだけして、ソフトシェルのまま登りました。
・農道・林道を登り、車両通行止めのゲートを抜けると、若干路面が荒れてきますが、崩落等は無く、歩く分には問題ないです。
・標高1,000mを越えたあたりから、残雪が出てきます。
・また、雨も次第に雪に変わってきました。この時点でズブ濡れだったため、むしろ雪に変わったのは好都合です(本来は最初から雨具を着るべきだったのですが)。
・そうこうしているうちに、尾根の末端に到着。ここから登山道となります。

■登山口〜京戸山山頂
・取り付き箇所がよくわからず、尾根を直登したのですが、ゲートの近くに、一応それらしいものがあります。
・登山口から、全面的に残雪があり、また、リアルタイムで雪が降っていました。当然、ノートレースです。
・あまり人気がないルートなのか、踏み跡は明瞭なのですが落ち葉が大量に積もっていて、しかもその上に残雪があるため、滑りやすいことこの上ない状態でした。
・尾根をひたすら直登するルートであるため、迷うことはないでしょう。
・傾斜は緩やかですが、比較的尾根が細めのため、滑落には注意を要します。本日のコンディションでは緊張を強いられる箇所が何度かあり、撤退も視野に入れつつ登りました。
・足首くらいまで埋まる登山道を慎重にルートファインディングしながらキックステップ&ツボ足で登り、時折出てくる痩せ尾根・岩場を踏破していきます。
・山頂手前で左側にトラバースしていきつつ、稜線から右側に登り、京戸山山頂へ登頂します。

■京戸山山頂〜登山口〜勝沼ぶどう郷駅
・山頂は樹林帯の中で、展望は望めません。
・本来は、ここからナットウ箱山と達沢山をピストンする予定でしたが、想定外の冬山で装備も不十分であることから、プロテインバーを食べて早々に撤退。
・下山では、雪と落ち葉による滑落の懸念がありましたが、幸い、パウダースノーではなく、若干湿っている雪だったため、そこそこグリップが効きました。
・ただ、標高が下がってくると、積雪量が減り、何度か落ち葉によるスリップがありました。
・で、どうにか無事登山口まで到着。ここから、長い林道・ロード歩きとなります。
・下山時刻によっては、甲州市民バスで生福寺BS〜綿塚BSまで乗り、山梨市駅まで歩いてもよかったのですが、時間が合わなかったため、勝沼ぶどう郷駅まで直接歩きました。

【まとめ】
・あれほどの残雪・降雪・ノートレースはまったくの想定外であり、残雪期の山を舐めたら大変なことになる、と実感しました。
・登山道自体が短かったため、ストックを置いてきたのも災いしました。
・幸い、気温はそこまで下がらず、動いていればズブ濡れになっても問題なかったのですが、素直に最初から雨具を着るべきでした(電車内で寒さで震えることに…)。
・登山道自体は、若干荒れ気味ではあるものの、最低限の整備はされていますし、細めの尾根を直登するだけですので、難しくはないです。
・ナットウ箱山、達沢山には、逆方向からアプローチしたいと思います。
・下山後は、甲府、石和温泉、塩山の公衆浴場を狙っていたのですが、高尾方面の電車がすぐ来たので、別の機会に(食事を済ませてから、新宿の万年湯に入りました)。

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