爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳 ◆雪の絶景とライチョウと◆
- GPS
- 13:11
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 2,586m
- 下り
- 2,584m
コースタイム
- 山行
- 12:18
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 13:09
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
午前4時到着で1台目、下山時も自車のみでした(後から来られて先に帰られた車はあったかもしれません)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
これから先、雪の状況は刻々と変化すると思われます。下記は参考程度にお願いします。 【スタート〜ジャンクションピーク】 スタート直後の急登部分はほぼ雪が融けていますが、却って難しいです(登り・下りとも)。その先尾根の平らな部分から雪は繋がります。朝は湿雪が締まった状態で歩きやすかったですが、下山時(夕方)はすっかり緩んでいました。これから暖かい日が続く予報なので、この箇所はグズグズになっていくと思われます。 【ジャンクションピーク〜矢沢の頭】 朝は湿雪が締まって、歩きやすい状態でした。細尾根やナイフリッジも雪は安定していました。ただし下山時は雪が緩んでいやらしかったです。細尾根には踏み抜きでできた穴が拡がっており、これから日ごとに歩きにくくなっていくと思われます。 【矢沢の頭〜爺ヶ岳中峰】 朝は湿雪が締まって、歩きやすい状態でした。下山時、頂上直下はちょうどいい緩み具合(踵がクッションよく沈む感じ)でしたが、その後矢沢の頭まで平坦部分は何度か踏み抜きました。 【爺ヶ岳中峰〜冷乗越】 基本的に夏道を追います。この部分は帰路でもあまり踏み抜き苦労しませんでした。 【冷乗越〜鹿島槍ヶ岳】 冷池山荘前後は踏み抜き多発エリアです(乗越〜山荘や夏テント場あたり)。布引山はかなり雪が融けて、ほぼ夏道で上がります。鹿島槍ヶ岳(南峰)への斜面は雪がよく締まって登りやすかったです。 全般を通じて朝は湿雪が締まって歩きやすかったですが、午後はこれが緩んで踏む抜き・グズグズになります。また鹿島槍ヶ岳方面では雪庇のクラック、崩落などが起きています。今後暖かくなると通過にはさらに注意が必要です。 |
写真
感想
ひと冬に同じ山に4回も足を向けるなどということは(地元・八ヶ岳を含めても)これまでなかったと思います。これまで未踏だった爺ヶ岳に11月に扇沢からアプローチ。今年3月には冬季バリエーションの東尾根に挑むも敗退、2週間後に何とか登頂できました。
爺ヶ岳から鹿島槍を縦走されているレコを拝見して自分も歩いてみたいと思ったのと、これまで恵まれなかった眺望に期待して三たび鹿島山荘へ。
スタート直後の急登はほぼ雪が融けていましたが、おかげで一層難しい感じがしました。やがて雪が出てきて繋がりますが、朝はそこそこ締まって歩きやすい印象です。細尾根やナイフリッジも雪は落ち着いており、また2週間前は降雪直後だったP2より先も歩きやすい印象でした。
矢沢の頭から爺ヶ岳へ向かいます。2週間前より随分出てきたハイマツを眺めなら「ライチョウ、出てきてくれないかなぁ」と歩いていくと、果たして今年初のライチョウに会えました。
爺ヶ岳中峰から鹿島槍へ。ほぼほぼ夏道を追っていくと見覚えのある冷乗越に。ここからは2年前の夏に歩いた記憶を重ねて歩きます・・・とはいうものの記憶は曖昧&いい加減で、布引山から先「こんなに長かったっけ?」と思いながら、何とか頂上に辿り着きました。正面に劔・立山、そこから連なる薬師をはじめ黒部源流の白い峰々が見事です。北には五竜岳や白馬岳、南を向くと槍・穂高そして歩いてきた爺ヶ岳からの稜線を一望できました。
冷乗越や布引山の東向き斜面の雪庇亀裂や崩落がすごい印象でしたが、歩いていく道中にもクラックやホールが頻繁に現れます。また朝は普通に歩けた雪面も昼過ぎには緩んで何度も踏み抜きました。東尾根のグズグズになった斜面を下り、雪はなくても怖い急斜面を下ってゴール、今日は最初から最後まで誰にも会わない静かな山行でした。
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