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Yamareco

記録ID: 41472
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ハイキング
奥秩父

梓山〜十文字峠〜栃本

2006年07月01日(土) ~ 2006年07月02日(日)
 - 拍手
GPS
23:30
距離
22.8km
登り
1,274m
下り
1,824m

コースタイム

詳細記録なし。
7/1 梓山バス停11:30頃〜15:15頃四里観音避難小屋(泊)
7/2 四里観音避難小屋6:00頃〜11:00頃栃本バス停
天候 曇り→にわか雨→晴れ
過去天気図(気象庁) 2006年07月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
・ルートは明瞭だが、ところによっては倒木が多い。
・危険箇所、迷いやすいポイントなどは特に無し。
・ルート上、小屋は十文字小屋(有人)、四里観音避難小屋と白泰山避難小屋(無人)がある。
・2つの避難小屋の比較
 「四里観音」
   ・解放的で快適。
   ・扉の立て付けが若干弱い。
   ・水場あり(徒歩1〜2分、足元すべりやすく不安定)
   ・トイレは建物はあるが壊れ放題で使えない。
 「白泰山」
   ・扉が頑丈で安心感がある。
   ・かわりにやや閉鎖的で湿っぽい印象。
   ・トイレ無し。
中央線から小海線を乗り継いで、信濃川上駅で下車。
2006年07月01日 10:11撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/1 10:11
中央線から小海線を乗り継いで、信濃川上駅で下車。
村営のバスに乗り、梓山バス停で下車します。この橋は国師ヶ岳を源流とする梓川を渡る橋。
2006年07月01日 11:35撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/1 11:35
村営のバスに乗り、梓山バス停で下車します。この橋は国師ヶ岳を源流とする梓川を渡る橋。
しばらくは、高原野菜の畑が広がる中を歩きます。
2006年07月01日 11:44撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/1 11:44
しばらくは、高原野菜の畑が広がる中を歩きます。
甲武信ヶ岳登山口の駐車場。人気の山だけに車で一杯かと思いきや、数台停まっているだけでした。
2006年07月01日 12:33撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/1 12:33
甲武信ヶ岳登山口の駐車場。人気の山だけに車で一杯かと思いきや、数台停まっているだけでした。
少しの間、千曲川(信濃川)の源流に沿って登ります。日本一長い川の源流。
2006年07月01日 12:42撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/1 12:42
少しの間、千曲川(信濃川)の源流に沿って登ります。日本一長い川の源流。
すぐに、千曲川からは離れて十文字峠の尾根に出るべく登りが始まります。シカの「ピィーッ!」という警戒音が終始近くに聞こえていたのですが、姿は確認できず。
2006年07月01日 13:02撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/1 13:02
すぐに、千曲川からは離れて十文字峠の尾根に出るべく登りが始まります。シカの「ピィーッ!」という警戒音が終始近くに聞こえていたのですが、姿は確認できず。
十文字峠から伸びる支尾根に上がった頃から、雲行きがだんだん怪しくなってきました。
2006年07月01日 13:54撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/1 13:54
十文字峠から伸びる支尾根に上がった頃から、雲行きがだんだん怪しくなってきました。
樹間から見えた、おそらく三宝山。
2006年07月01日 14:02撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/1 14:02
樹間から見えた、おそらく三宝山。
やがて甲武信ヶ岳から北に伸びる主尾根上に出ると、すぐに十文字小屋に到着。
2006年07月01日 14:11撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/1 14:11
やがて甲武信ヶ岳から北に伸びる主尾根上に出ると、すぐに十文字小屋に到着。
深い森に囲まれた、いかにも奥秩父らしいたたずまいの十文字小屋。
2006年07月01日 14:12撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/1 14:12
深い森に囲まれた、いかにも奥秩父らしいたたずまいの十文字小屋。
十文字小屋に着いたちょうどそのとき、パラパラと雨が降り始めました。小屋に入らせてもらい、レインウェアを着ました。管理人さんと少し話したところ、雨の予報のせいで今日は誰も泊まるひとがいないが、ここらへんはあまり雨は降らないだろう、この雨も通り雨だ、とのこと。
2006年07月01日 14:12撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/1 14:12
十文字小屋に着いたちょうどそのとき、パラパラと雨が降り始めました。小屋に入らせてもらい、レインウェアを着ました。管理人さんと少し話したところ、雨の予報のせいで今日は誰も泊まるひとがいないが、ここらへんはあまり雨は降らないだろう、この雨も通り雨だ、とのこと。
小屋からほど近いところに立つ、白泰山方面への分岐を示す標識。右奥の白泰山方面へと足を踏み入れます。
2006年07月01日 14:36撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/1 14:36
小屋からほど近いところに立つ、白泰山方面への分岐を示す標識。右奥の白泰山方面へと足を踏み入れます。
苔とシダ植物、倒木。この組み合わせこそ奥秩父よ!天気は十文字小屋の管理人さんが予言していたとおり、すぐに回復しました。
2006年07月01日 14:38撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/1 14:38
苔とシダ植物、倒木。この組み合わせこそ奥秩父よ!天気は十文字小屋の管理人さんが予言していたとおり、すぐに回復しました。
十文字峠からほんの40分ほどで、今日の宿泊地、四里観音避難小屋に到着。
2006年07月01日 15:14撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/1 15:14
十文字峠からほんの40分ほどで、今日の宿泊地、四里観音避難小屋に到着。
小屋を俯瞰して。シンプルながら清潔感と開放感のある作りになってます。トイレは建物があるものの壊れ放題で使用不可。
2006年07月01日 15:15撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/1 15:15
小屋を俯瞰して。シンプルながら清潔感と開放感のある作りになってます。トイレは建物があるものの壊れ放題で使用不可。
小屋から1〜2分のところにある水場。地面が緩んでて土ごとズルズルすべり、結構危険。
2006年07月01日 15:28撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/1 15:28
小屋から1〜2分のところにある水場。地面が緩んでて土ごとズルズルすべり、結構危険。
日没前、強い光が射したので小屋から出て一枚。
2006年07月01日 17:23撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/1 17:23
日没前、強い光が射したので小屋から出て一枚。
翌朝、小屋から出たところでなんとなく上を向いて一枚。雲は残るものの、晴れと言ってもいいくらいには天気は良くなっていました。
2006年07月02日 04:45撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 4:45
翌朝、小屋から出たところでなんとなく上を向いて一枚。雲は残るものの、晴れと言ってもいいくらいには天気は良くなっていました。
道が登山道にしては不自然なほど広くなってくると…
2006年07月02日 06:58撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 6:58
道が登山道にしては不自然なほど広くなってくると…
梓山から、はるか三国峠を越えて来る林道の終点に出ます。
2006年07月02日 07:01撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 7:01
梓山から、はるか三国峠を越えて来る林道の終点に出ます。
この道はかつて、秩父と信州を結ぶ生活道路だったとのことで、このように一里塚的に観音像が安置されている。
2006年07月02日 07:22撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 7:22
この道はかつて、秩父と信州を結ぶ生活道路だったとのことで、このように一里塚的に観音像が安置されている。
このルートは、生活道だっただけあって無駄にピークを踏んだりせず、できるだけ水平に近くなるようピークを巻いて付けられています。
そんな中のあるピークを巻く地点で、鍾乳洞入り口という気になる道しるべを見つけました。面倒だったので特に探しはしませんでしたが、ネット上にある記録でも、探してみたがそれらしきものは見つからなかった、という情報しかありませんでした。うーむ気になる。
2006年07月02日 07:45撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 7:45
このルートは、生活道だっただけあって無駄にピークを踏んだりせず、できるだけ水平に近くなるようピークを巻いて付けられています。
そんな中のあるピークを巻く地点で、鍾乳洞入り口という気になる道しるべを見つけました。面倒だったので特に探しはしませんでしたが、ネット上にある記録でも、探してみたがそれらしきものは見つからなかった、という情報しかありませんでした。うーむ気になる。
ゼニゴケ大繁殖。
2006年07月02日 07:50撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 7:50
ゼニゴケ大繁殖。
途中見晴らしのきく地点からの眺め。どっち方向かは忘れてしまいました。
2006年07月02日 08:25撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 8:25
途中見晴らしのきく地点からの眺め。どっち方向かは忘れてしまいました。
この尾根上にあるもう一つの避難小屋、白泰山避難小屋に到着。「四里観音」より頑丈な造りで安心感があるものの、その分やや閉鎖的で湿っぽい印象。
トイレ・水場はなし。
2006年07月02日 08:45撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 8:45
この尾根上にあるもう一つの避難小屋、白泰山避難小屋に到着。「四里観音」より頑丈な造りで安心感があるものの、その分やや閉鎖的で湿っぽい印象。
トイレ・水場はなし。
中の様子。
2006年07月02日 08:46撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 8:46
中の様子。
白泰山避難小屋のすぐ近くにある「のぞき岩」から、奥秩父主脈方面の山々のシルエット。
2006年07月02日 08:48撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 8:48
白泰山避難小屋のすぐ近くにある「のぞき岩」から、奥秩父主脈方面の山々のシルエット。
のぞき岩から下をのぞき込んで。
2006年07月02日 08:49撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 8:49
のぞき岩から下をのぞき込んで。
白泰山を巻く地点にて。標識奥に進めば山頂に立てるみたいだったが、やめておく。
2006年07月02日 09:16撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 9:16
白泰山を巻く地点にて。標識奥に進めば山頂に立てるみたいだったが、やめておく。
栃本集落に近いところにあった観音像。
2006年07月02日 09:56撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 9:56
栃本集落に近いところにあった観音像。
栃本集落から伸びてくる林道に出ると山旅も終わりが近い。
2006年07月02日 10:18撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 10:18
栃本集落から伸びてくる林道に出ると山旅も終わりが近い。
林道に出て空を見上げて。
2006年07月02日 10:19撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 10:19
林道に出て空を見上げて。
栃本集落の氏神?両面神社の鳥居。
2006年07月02日 10:43撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 10:43
栃本集落の氏神?両面神社の鳥居。
こじんまりとした社殿。狛犬がかわいい。
2006年07月02日 10:45撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 10:45
こじんまりとした社殿。狛犬がかわいい。
畑が見えてくると集落も近い。
2006年07月02日 11:02撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 11:02
畑が見えてくると集落も近い。
栃本集落から、降りてきた尾根を振り返って。
2006年07月02日 11:04撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 11:04
栃本集落から、降りてきた尾根を振り返って。
V字型に切れ込んだ谷間にある栃本集落。
2006年07月02日 11:14撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 11:14
V字型に切れ込んだ谷間にある栃本集落。
集落の全体を俯瞰して。斜面に営まれた畑が、ここに住む人々のたくましさを感じさせてくれます。
2006年07月02日 11:21撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 11:21
集落の全体を俯瞰して。斜面に営まれた畑が、ここに住む人々のたくましさを感じさせてくれます。
栃本関所跡。この日はちょうどどこかの大学の史学部生が見学に来ていました。
2006年07月02日 11:23撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 11:23
栃本関所跡。この日はちょうどどこかの大学の史学部生が見学に来ていました。
栃本関跡の説明板
2006年07月02日 11:23撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 11:23
栃本関跡の説明板
おまけ。バスで三峰口駅に行ったら「パレオエクスプレス」の客車だけが休んでました。
ここから普通電車に乗って帰宅。
2006年07月02日 13:13撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/2 13:13
おまけ。バスで三峰口駅に行ったら「パレオエクスプレス」の客車だけが休んでました。
ここから普通電車に乗って帰宅。
撮影機器:

感想

長野県の川上村梓山地区から、十文字峠を越えて埼玉県秩父市の栃本へ下りる、古い道を歩いたときの記録です。
どうやらこのコース、「山と渓谷」系の雑誌か本かで「山頂を踏まない山歩き」の特集で紹介されたことがあるらしいのですが当時はそんなことはまったく知らず、山に静けさを求めていた俺はピークハントとは無縁のこのコースに惹かれたのでした。

行ってきた感想としては、期待にたがわず静謐な山歩きを満喫できました。出発地の梓山、下山地の栃本とも、それぞれ雰囲気のいい集落でそれも良かった。特に栃本は急斜面にへばりつくように家と畑が立っており、人の営みのたくましさに感動しました。

十文字小屋もこの日は宿泊者がおらず(雨の予報だったからと思われる)、管理人さんと少し話しただけで出発してしまったのですが、他の客がおらず気兼ねせずに泊まれるなら十文字小屋の方に素泊まりしてもよかったのかも。実際には少し先にある避難小屋に泊まりました。もちろん自分ひとり。夜中に虫がゴソゴソ動きまわるのが気になってあまり眠れなかったw

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