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Yamareco

記録ID: 4164948
全員に公開
ハイキング
近畿

熊野古道:大辺路(紀伊富田ー富田坂ー安居の渡しー仏坂ー周参見)【和歌山県】

2022年04月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:07
距離
27.4km
登り
841m
下り
829m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:43
休憩
0:00
合計
7:43
8:09
463
スタート地点
15:52
ゴール地点
● コースタイム
ー参見駅駐車場〜周参見駅
周参見駅駐車場 810 ― 周参見駅 812

○周参見〜紀伊富田
周参見 837 =<JR紀勢本線>= 紀伊富田 858
※列車遅れあり

紀伊富田駅〜安居の渡し(右岸)
紀伊富田駅 859 ― 県道横断 901 ― 県道34号 907 ― 富田橋 908 ― 飛鳥橋 922 ― 草堂寺 924/927 ― スタンプ箇所 933 ― 要害山城跡入口 937 ― 七曲がり 949 ― 展望地点 1009 ― 富田坂茶屋跡 1030 ― 竜首展望 1036 ― 安居辻松峠 1043 ― 林道合流点・トイレ 1050 ― 展望地点 1102 ― 短絡路(上) 1113 ― 短絡路(下) 1117 ― 祝の滝分岐・林道ゲート(A) 1125/1126 ― 祝の滝 1141/1152 ― (A) 1206 ― 姶良火山灰 1207 ― 梵字塔 1213 ― 昼食休憩 1220/1244 ― 庚申塔 1245 ― 小森梅林 1257 ― 三ヶ川バス停 1306 ― 三須和神社 1314 ― 安居小学校・三舞中学校 1314 ― 農道横断 1317 ― 休憩所・スタンプ箇所 1319/1322 ― 安居の渡し(右岸) 1324

○安居の渡し
右岸 1327 = 左岸 1331

0袖錣療呂(左岸)〜周参見駅駐車場
安居の渡し(左岸) 1332 ― 桂松跡 1357 ― 仏坂茶屋跡 1400 ― 林道合流 1401 ― 下村・県道合流 1417 ― 地主神社 1443/1447 ― JR紀勢線脇 1454/1456 ― 松の本踏切1508 ― 堀切踏切 1514 ― 周参見王子跡 1528/1533 ― すさみ町役場 1539 ― 周参見駅裏 1543 ― 下地踏切 1546 ― 周参見駅駐車場 1549


● 行動時間  0:02 + 4:25 + 2:17 = 6:44
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
●今回の移動
(和歌山市内=周参見駅駐車場)
 周参見駅駐車場―周参見駅
 (周参見=紀伊富田)
紀伊富田駅=富田坂=安居の渡し
(安居の渡し=船)
安居の渡し=仏坂=周参見駅駐車場
(周参見駅駐車場=和歌山)

●登山口へのアクセス
○紀伊富田駅
・JR紀勢本線の普通列車で行く。付近に駐車場はないので、電車で行くべきかと。普通列車の本数は少ないので、一本逃すとたいへん

○周参見駅
・JR紀勢本線の普通列車、特急くろしお、いずれも停車する
・駅を出て左手に進むと町営駐車場がある。現状料金は無料。機械故障につきとなっているが、長らくその状態のように見える
(いずれの記述も2022.4現在)
コース状況/
危険箇所等
○紀伊富田駅〜草堂寺
・車道歩き。狭い旧道を行く。クルマ通りは多くない。途中県道や国道の横断がある
・曲がり角には「熊野古道」「大辺路」などの案内標記がある。一部クネクネと進むが、標示のおかげで分かりやすい

○草堂寺〜富田坂〜祝の滝分岐〜三ヶ川バス停
・草堂寺の敷地に沿うように山道に入る。スタンプ箇所からは未舗装林道。林道終点から七曲がりとなり急な上りに変わる。茶屋跡を過ぎ、安居辻松峠の先にある林道合流点からは林道を下る。急坂には舗装もされた道だが、全般に急坂。祝の滝分岐にゲートがある
・祝の滝への道も林道と思われるが、転石が多く見られ、整備が追いついていないようだ
・祝の滝分岐からも未舗装林道。最後バス停のすぐ手前に集落が現れ、ようやく舗装路になる

○三ヶ川バス停〜安居の渡し(右岸)
・小集落の舗装路歩き。細い街路を抜け、農道を渡ると日置川の堤防へ。案内に従って川原へと進めば乗り場

○安居の渡し(左岸)〜仏坂の茶屋跡
・乗り場の一段上から古道の続きが始まる。いきなり急斜面の急登。延々と桂松跡の手前までそれが続く

○仏坂の茶屋跡〜下村〜周参見駅
・茶屋跡のすぐ先で立派な舗装林道と合流。そこからは林道、県道と舗装路を下降する
・地主神社への道については、たまたま出会ったガイドさんや船頭さんにも意見を求めたが、「行かないほうがいい」とのこと。地元の方々に禍根を残すわけにはいかないので、諦めた。
・JR紀勢本線の線路を見てからは3度も踏切を渡ることになる。概ね線路近くを進んでいれば間違ってはいない。なお、要所には大辺路の案内板があるものの、一部の曲がり角にはなかったため、地図を確認しながら進みたい
(いずれの記述も2022.4現在)
その他周辺情報 ●買う、食べる
・紀伊富田駅、周参見駅付近にはコンビニはない
・付近には飲食店も少ない。周参見駅にはコーヒー店がある

●日帰り温泉
・すさみ町には「望海のゆ」がある。道の駅すさみの隣にある。大人800円。海際にあり、太平洋が見える
(2022.4現在)
今日はここから電車で出発。駅には別のハイキング集団。このみなさんは、紀伊日置から安宅坂を越えて周参見に戻る行程とのこと
【JR周参見駅にて】
2022年04月10日 08:23撮影 by  ,
4/10 8:23
今日はここから電車で出発。駅には別のハイキング集団。このみなさんは、紀伊日置から安宅坂を越えて周参見に戻る行程とのこと
【JR周参見駅にて】
紀勢線では、サイクルトレインが好評とのこと
【JR周参見駅にて】
2022年04月10日 08:27撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
4/10 8:27
紀勢線では、サイクルトレインが好評とのこと
【JR周参見駅にて】
この電車で紀伊富田へ
【JR周参見駅にて】
2022年04月10日 08:35撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
1
4/10 8:35
この電車で紀伊富田へ
【JR周参見駅にて】
約20分かけて到着。電車で20分の距離を歩きます
【JR紀伊富田駅にて】
2022年04月10日 08:58撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
4/10 8:58
約20分かけて到着。電車で20分の距離を歩きます
【JR紀伊富田駅にて】
駅の中には芸術家の作品が。イベントで描かれたものを残しているとのこと【JR紀伊富田駅にて】
2022年04月10日 08:59撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
4/10 8:59
駅の中には芸術家の作品が。イベントで描かれたものを残しているとのこと【JR紀伊富田駅にて】
駅前には、熊野古道の案内。さて出発です
【紀伊富田駅〜草堂寺】
2022年04月10日 09:01撮影 by  ,
4/10 9:01
駅前には、熊野古道の案内。さて出発です
【紀伊富田駅〜草堂寺】
富田の街中を抜けて行きます
【紀伊富田駅〜草堂寺】
2022年04月10日 09:03撮影 by  ,
4/10 9:03
富田の街中を抜けて行きます
【紀伊富田駅〜草堂寺】
いったんは県道に出て富田川を渡ります
【紀伊富田駅〜草堂寺】
2022年04月10日 09:07撮影 by  ,
4/10 9:07
いったんは県道に出て富田川を渡ります
【紀伊富田駅〜草堂寺】
前の写真の右隅に写っている大辺路の案内標示です。このようなものがポイントごとにあります
【紀伊富田駅〜草堂寺】
2022年04月10日 09:07撮影 by  ,
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4/10 9:07
前の写真の右隅に写っている大辺路の案内標示です。このようなものがポイントごとにあります
【紀伊富田駅〜草堂寺】
国道42号を渡ります。写真左のガードレールの背後へと進みます
【紀伊富田駅〜草堂寺】
2022年04月10日 09:10撮影 by  ,
4/10 9:10
国道42号を渡ります。写真左のガードレールの背後へと進みます
【紀伊富田駅〜草堂寺】
支流を渡ります。散りかけですがサクラ並木がきれい
【紀伊富田駅〜草堂寺】
2022年04月10日 09:22撮影 by  ,
1
4/10 9:22
支流を渡ります。散りかけですがサクラ並木がきれい
【紀伊富田駅〜草堂寺】
富田坂の解説。後期は返し道だったとのこと
【紀伊富田駅〜草堂寺】
2022年04月10日 09:23撮影 by  ,
4/10 9:23
富田坂の解説。後期は返し道だったとのこと
【紀伊富田駅〜草堂寺】
草堂寺に到着。立派な構えです
【草堂寺にて】
2022年04月10日 09:24撮影 by  ,
4/10 9:24
草堂寺に到着。立派な構えです
【草堂寺にて】
お堂も立派です
【草堂寺にて】
2022年04月10日 09:26撮影 by  ,
4/10 9:26
お堂も立派です
【草堂寺にて】
お寺の周りを進みます。ここから富田坂へと向かいます
【草堂寺〜安居辻松峠】
2022年04月10日 09:27撮影 by  ,
4/10 9:27
お寺の周りを進みます。ここから富田坂へと向かいます
【草堂寺〜安居辻松峠】
まずは石段
【草堂寺〜安居辻松峠】
2022年04月10日 09:28撮影 by  ,
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4/10 9:28
まずは石段
【草堂寺〜安居辻松峠】
やがて山道へ
【草堂寺〜安居辻松峠】
2022年04月10日 09:31撮影 by  ,
4/10 9:31
やがて山道へ
【草堂寺〜安居辻松峠】
進むといったんは林道に合流します。ここにスタンプもあります
【草堂寺〜安居辻松峠】
2022年04月10日 09:33撮影 by  ,
1
4/10 9:33
進むといったんは林道に合流します。ここにスタンプもあります
【草堂寺〜安居辻松峠】
要害山城跡とのこと
【草堂寺〜安居辻松峠】
2022年04月10日 09:37撮影 by  ,
4/10 9:37
要害山城跡とのこと
【草堂寺〜安居辻松峠】
林道はこのような感じの道です
【草堂寺〜安居辻松峠】
2022年04月10日 09:42撮影 by  ,
4/10 9:42
林道はこのような感じの道です
【草堂寺〜安居辻松峠】
緊急呼び出し標示。富田坂だけではなく仏坂にもずっとありました
【草堂寺〜安居辻松峠】
2022年04月10日 09:47撮影 by  ,
4/10 9:47
緊急呼び出し標示。富田坂だけではなく仏坂にもずっとありました
【草堂寺〜安居辻松峠】
七曲がり。いよいよ山道、急坂になります
【草堂寺〜安居辻松峠】
2022年04月10日 09:49撮影 by  ,
4/10 9:49
七曲がり。いよいよ山道、急坂になります
【草堂寺〜安居辻松峠】
展望箇所とのこと
【草堂寺〜安居辻松峠】
2022年04月10日 10:09撮影 by  ,
4/10 10:09
展望箇所とのこと
【草堂寺〜安居辻松峠】
白浜町方面が一望です。空港の滑走路も判ります
【草堂寺〜安居辻松峠】
2022年04月10日 10:10撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
1
4/10 10:10
白浜町方面が一望です。空港の滑走路も判ります
【草堂寺〜安居辻松峠】
コミツバツツジも咲きかけです
【草堂寺〜安居辻松峠】
2022年04月10日 10:10撮影 by  ,
4/10 10:10
コミツバツツジも咲きかけです
【草堂寺〜安居辻松峠】
富田坂茶屋跡に到着。今や痕跡はありません
【草堂寺〜安居辻松峠】
2022年04月10日 10:30撮影 by  ,
4/10 10:30
富田坂茶屋跡に到着。今や痕跡はありません
【草堂寺〜安居辻松峠】
割れた石は、手水鉢だったのでしょうか
【草堂寺〜安居辻松峠】
2022年04月10日 10:31撮影 by  ,
4/10 10:31
割れた石は、手水鉢だったのでしょうか
【草堂寺〜安居辻松峠】
200mほど進むと、田野井方面への分岐
【草堂寺〜安居辻松峠】
2022年04月10日 10:33撮影 by  ,
4/10 10:33
200mほど進むと、田野井方面への分岐
【草堂寺〜安居辻松峠】
笹の卓越した道を行きます
【草堂寺〜安居辻松峠】
2022年04月10日 10:34撮影 by  ,
1
4/10 10:34
笹の卓越した道を行きます
【草堂寺〜安居辻松峠】
竜首展望とのこと
【草堂寺〜安居辻松峠】
2022年04月10日 10:36撮影 by  ,
4/10 10:36
竜首展望とのこと
【草堂寺〜安居辻松峠】
向かい側の堂々とした山を見ます
【草堂寺〜安居辻松峠】
2022年04月10日 10:36撮影 by  ,
4/10 10:36
向かい側の堂々とした山を見ます
【草堂寺〜安居辻松峠】
安居辻松峠に到着。欠けてしまったお地蔵さまがポツンと残されています
【安居辻松峠にて】
2022年04月10日 10:43撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
4/10 10:43
安居辻松峠に到着。欠けてしまったお地蔵さまがポツンと残されています
【安居辻松峠にて】
解説や道標。どちらに降りるにしても長い道のりです
【安居辻松峠にて】
2022年04月10日 10:43撮影 by  ,
4/10 10:43
解説や道標。どちらに降りるにしても長い道のりです
【安居辻松峠にて】
200mほどで林道に出ます。ここにはトイレも設置されています
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
2022年04月10日 10:50撮影 by  ,
4/10 10:50
200mほどで林道に出ます。ここにはトイレも設置されています
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
展望。遠くまで見渡せます
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
2022年04月10日 10:51撮影 by  ,
4/10 10:51
展望。遠くまで見渡せます
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
2022年04月10日 10:56撮影 by  ,
4/10 10:56
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
広い空き地。何かに使うつもりでしょうか
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
2022年04月10日 10:59撮影 by  ,
4/10 10:59
広い空き地。何かに使うつもりでしょうか
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
突然目の前が開けます。大塔や海側の山々
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
2022年04月10日 11:02撮影 by  ,
4/10 11:02
突然目の前が開けます。大塔や海側の山々
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
タンポポ系ですが、さて…
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
2022年04月10日 11:08撮影 by  ,
4/10 11:08
タンポポ系ですが、さて…
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
スミレ系でしょうか
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
2022年04月10日 11:08撮影 by  ,
4/10 11:08
スミレ系でしょうか
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
林道を行ったんはずれて近道へ。「大辺路」を拡大すると…
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
2022年04月10日 11:13撮影 by  ,
4/10 11:13
林道を行ったんはずれて近道へ。「大辺路」を拡大すると…
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
ちゃんと矢印が付いています。そちらへ進みます
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
2022年04月10日 11:13撮影 by  ,
4/10 11:13
ちゃんと矢印が付いています。そちらへ進みます
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
(振り返って撮影)すぐに再び林道に復帰
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
2022年04月10日 11:17撮影 by  ,
4/10 11:17
(振り返って撮影)すぐに再び林道に復帰
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
(振り返って撮影)林道から、来し方を見ます。標高400m程度ですが、高さ以上に険しく見えます
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
2022年04月10日 11:20撮影 by  ,
4/10 11:20
(振り返って撮影)林道から、来し方を見ます。標高400m程度ですが、高さ以上に険しく見えます
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
石積かと思いきや、節理です
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
2022年04月10日 11:21撮影 by  ,
4/10 11:21
石積かと思いきや、節理です
【安居辻松峠〜祝の滝分岐】
下りきると祝の滝分岐。林道にはゲートがあります
【祝の滝分岐にて】
2022年04月10日 11:25撮影 by  ,
4/10 11:25
下りきると祝の滝分岐。林道にはゲートがあります
【祝の滝分岐にて】
道標です。滝までは1km
【祝の滝分岐にて】
2022年04月10日 11:26撮影 by  ,
4/10 11:26
道標です。滝までは1km
【祝の滝分岐にて】
滝の謂れが入口にあります
【祝の滝分岐にて】
2022年04月10日 11:26撮影 by  ,
4/10 11:26
滝の謂れが入口にあります
【祝の滝分岐にて】
これはマンリョウですね。花が葉の下にあります
【祝の滝分岐〜祝の滝、往復】
2022年04月10日 11:28撮影 by  ,
4/10 11:28
これはマンリョウですね。花が葉の下にあります
【祝の滝分岐〜祝の滝、往復】
岩肌を細い流れが滴ります
【祝の滝分岐〜祝の滝、往復】
2022年04月10日 11:36撮影 by  ,
4/10 11:36
岩肌を細い流れが滴ります
【祝の滝分岐〜祝の滝、往復】
もう1つ。そして、この前に再び祝の滝の謂れ板
【祝の滝分岐〜祝の滝、往復】
2022年04月10日 11:39撮影 by  ,
4/10 11:39
もう1つ。そして、この前に再び祝の滝の謂れ板
【祝の滝分岐〜祝の滝、往復】
音はすれども姿は見えず。藪を掻き分けて見ましたが、これがせいぜい
【祝の滝分岐〜祝の滝、往復】
2022年04月10日 11:42撮影 by  ,
4/10 11:42
音はすれども姿は見えず。藪を掻き分けて見ましたが、これがせいぜい
【祝の滝分岐〜祝の滝、往復】
道はこんな感じでまだ先に続きます。行ってみましたが、滝は見えず
【祝の滝分岐〜祝の滝、往復】
2022年04月10日 11:53撮影 by  ,
4/10 11:53
道はこんな感じでまだ先に続きます。行ってみましたが、滝は見えず
【祝の滝分岐〜祝の滝、往復】
これもスミレ系でしょうか
【祝の滝分岐〜祝の滝、往復】
2022年04月10日 11:54撮影 by  ,
4/10 11:54
これもスミレ系でしょうか
【祝の滝分岐〜祝の滝、往復】
戻ってきました。ゲートを超えて三ケ川方面へと進みます
【再び祝の滝分岐にて】
2022年04月10日 12:05撮影 by  ,
4/10 12:05
戻ってきました。ゲートを超えて三ケ川方面へと進みます
【再び祝の滝分岐にて】
ほどなく「姶良火山灰」。遠くから火山灰が来たのですね
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
2022年04月10日 12:07撮影 by  ,
4/10 12:07
ほどなく「姶良火山灰」。遠くから火山灰が来たのですね
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
ちょっと掻き取痕がありました。これが火山灰?
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
2022年04月10日 12:07撮影 by  ,
4/10 12:07
ちょっと掻き取痕がありました。これが火山灰?
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
梵字塔とのこと
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
2022年04月10日 12:13撮影 by  ,
4/10 12:13
梵字塔とのこと
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
確かに梵字が並びます
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
2022年04月10日 12:13撮影 by  ,
4/10 12:13
確かに梵字が並びます
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
この付近で昼食にしました。目立つ切通です
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
2022年04月10日 12:44撮影 by  ,
4/10 12:44
この付近で昼食にしました。目立つ切通です
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
庚申塔とのこと。倒れかけてはいますが、庚申の文字は鮮明に残っています
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
2022年04月10日 12:45撮影 by  ,
4/10 12:45
庚申塔とのこと。倒れかけてはいますが、庚申の文字は鮮明に残っています
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
尾根にだけ樹木を残した斜面。壮観です
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
2022年04月10日 12:51撮影 by  ,
1
4/10 12:51
尾根にだけ樹木を残した斜面。壮観です
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
ここにも小滝。涼やかです
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
2022年04月10日 12:56撮影 by  ,
4/10 12:56
ここにも小滝。涼やかです
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
小森梅林というのがあったのでしょう
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
2022年04月10日 12:57撮影 by  ,
4/10 12:57
小森梅林というのがあったのでしょう
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
いよいよ三ケ川に出てきました
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
2022年04月10日 13:05撮影 by  ,
4/10 13:05
いよいよ三ケ川に出てきました
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
舗装道に出てすぐにバス停があります
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
2022年04月10日 13:06撮影 by  ,
4/10 13:06
舗装道に出てすぐにバス停があります
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
日置川に沿います。三ケ川とかとは比べ物にならない大河です
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
2022年04月10日 13:08撮影 by  ,
1
4/10 13:08
日置川に沿います。三ケ川とかとは比べ物にならない大河です
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
街中へ。この分岐にも古道の標識があります
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
2022年04月10日 13:09撮影 by  ,
4/10 13:09
街中へ。この分岐にも古道の標識があります
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
三須和神社を横に見ます
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
2022年04月10日 13:14撮影 by  ,
4/10 13:14
三須和神社を横に見ます
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
三舞中学校と安居小学校の合築です
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
2022年04月10日 13:14撮影 by  ,
4/10 13:14
三舞中学校と安居小学校の合築です
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
道端にも渡し船の案内板
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
2022年04月10日 13:16撮影 by  ,
4/10 13:16
道端にも渡し船の案内板
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
この農道を越えた先に渡し船の乗り場があります
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
2022年04月10日 13:17撮影 by  ,
4/10 13:17
この農道を越えた先に渡し船の乗り場があります
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
手前左の小屋はゲートボール場ではなく、一応はハイカーの休憩所になっているようです。スタンプもあります
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
2022年04月10日 13:19撮影 by  ,
4/10 13:19
手前左の小屋はゲートボール場ではなく、一応はハイカーの休憩所になっているようです。スタンプもあります
【祝の滝分岐〜安居の渡し(右岸)】
安居の渡し場の入口です。13時半の予約時間通りに到着しました
【安居の渡し(右岸)にて】
2022年04月10日 13:23撮影 by  ,
4/10 13:23
安居の渡し場の入口です。13時半の予約時間通りに到着しました
【安居の渡し(右岸)にて】
振り返ります。右の山々の背後辺りを越えてきたものと思われます
【安居の渡し(右岸)にて】
2022年04月10日 13:23撮影 by  ,
4/10 13:23
振り返ります。右の山々の背後辺りを越えてきたものと思われます
【安居の渡し(右岸)にて】
解説板。昭和29年までは現役の渡し船だったんですね
【安居の渡し(右岸)にて】
2022年04月10日 13:24撮影 by  ,
4/10 13:24
解説板。昭和29年までは現役の渡し船だったんですね
【安居の渡し(右岸)にて】
船を準備されています。タイムスリップした世界に引き込まれたような光景です
【安居の渡し(右岸)にて】
2022年04月10日 13:26撮影 by  ,
1
4/10 13:26
船を準備されています。タイムスリップした世界に引き込まれたような光景です
【安居の渡し(右岸)にて】
当方ひとりを乗せて出発。ゆっくりと川を横切ります
【安居の渡し(右岸〜左岸)】
2022年04月10日 13:29撮影 by  ,
1
4/10 13:29
当方ひとりを乗せて出発。ゆっくりと川を横切ります
【安居の渡し(右岸〜左岸)】
当方下船の後は右岸に戻られます。ありがとうございました
【安居の渡し(右岸〜左岸)】
2022年04月10日 13:32撮影 by  ,
1
4/10 13:32
当方下船の後は右岸に戻られます。ありがとうございました
【安居の渡し(右岸〜左岸)】
閑かな光景です
【安居の渡し(左岸)にて】
2022年04月10日 13:33撮影 by  ,
1
4/10 13:33
閑かな光景です
【安居の渡し(左岸)にて】
さて、こちらは仏坂へ
【安居の渡し(左岸)にて】
2022年04月10日 13:34撮影 by  ,
4/10 13:34
さて、こちらは仏坂へ
【安居の渡し(左岸)にて】
峠を目指して一気に斜面を登ります
【安居の渡し(左岸)〜仏坂茶屋跡先林道】
2022年04月10日 13:34撮影 by  ,
1
4/10 13:34
峠を目指して一気に斜面を登ります
【安居の渡し(左岸)〜仏坂茶屋跡先林道】
本当に一息で上りました。茶屋跡ですが、ここも名残はありません
【安居の渡し(左岸)〜仏坂茶屋跡先林道】
2022年04月10日 13:56撮影 by  ,
4/10 13:56
本当に一息で上りました。茶屋跡ですが、ここも名残はありません
【安居の渡し(左岸)〜仏坂茶屋跡先林道】
解説板
【安居の渡し(左岸)〜仏坂茶屋跡先林道】
2022年04月10日 14:00撮影 by  ,
4/10 14:00
解説板
【安居の渡し(左岸)〜仏坂茶屋跡先林道】
林道に出て、未整備の仏坂への道へは進まず、林道を下ります
【仏坂茶屋跡先林道にて】
2022年04月10日 14:01撮影 by  ,
4/10 14:01
林道に出て、未整備の仏坂への道へは進まず、林道を下ります
【仏坂茶屋跡先林道にて】
林道は一気に山を駆け下ります。谷と木々が迫ります
【仏坂茶屋跡先林道〜下村〜地主神社】
2022年04月10日 14:12撮影 by  ,
4/10 14:12
林道は一気に山を駆け下ります。谷と木々が迫ります
【仏坂茶屋跡先林道〜下村〜地主神社】
県道にぶつかります。突き当たりを右折します
【仏坂茶屋跡先林道〜下村〜地主神社】
2022年04月10日 14:17撮影 by  ,
4/10 14:17
県道にぶつかります。突き当たりを右折します
【仏坂茶屋跡先林道〜下村〜地主神社】
突き当たりにはこのような案内が。今はこちらを大辺路ルートとして案内しているようです
【仏坂茶屋跡先林道〜下村〜地主神社】
2022年04月10日 14:17撮影 by  ,
4/10 14:17
突き当たりにはこのような案内が。今はこちらを大辺路ルートとして案内しているようです
【仏坂茶屋跡先林道〜下村〜地主神社】
下村バス停。コミュニティバスは日に3本。ただし、土休日はありません
【仏坂茶屋跡先林道〜下村〜地主神社】
2022年04月10日 14:18撮影 by  ,
4/10 14:18
下村バス停。コミュニティバスは日に3本。ただし、土休日はありません
【仏坂茶屋跡先林道〜下村〜地主神社】
盛大です
【仏坂茶屋跡先林道〜下村〜地主神社】
2022年04月10日 14:22撮影 by  ,
4/10 14:22
盛大です
【仏坂茶屋跡先林道〜下村〜地主神社】
しばらくは、県道もこんな細道です
【仏坂茶屋跡先林道〜下村〜地主神社】
2022年04月10日 14:42撮影 by  ,
4/10 14:42
しばらくは、県道もこんな細道です
【仏坂茶屋跡先林道〜下村〜地主神社】
神社前に到着です。神社は道からは少々入り込んだところにあります
【地主神社にて】
2022年04月10日 14:43撮影 by  ,
4/10 14:43
神社前に到着です。神社は道からは少々入り込んだところにあります
【地主神社にて】
神社です。自然信仰のため社殿がない形態とのこと
【地主神社にて】
2022年04月10日 14:45撮影 by  ,
1
4/10 14:45
神社です。自然信仰のため社殿がない形態とのこと
【地主神社にて】
祭壇の後ろの山がご神体そのもの。お詣りします
【地主神社にて】
2022年04月10日 14:45撮影 by  ,
4/10 14:45
祭壇の後ろの山がご神体そのもの。お詣りします
【地主神社にて】
道に戻りました。表には「仏坂」の標示がありますが、ここから仏坂への道は未整備。入口すらよく分かりません
【地主神社にて】
2022年04月10日 14:47撮影 by  ,
4/10 14:47
道に戻りました。表には「仏坂」の標示がありますが、ここから仏坂への道は未整備。入口すらよく分かりません
【地主神社にて】
下っていきます。JRの線路と鉄橋が見えてきました
【地主神社〜周参見王子跡】
2022年04月10日 14:51撮影 by  ,
1
4/10 14:51
下っていきます。JRの線路と鉄橋が見えてきました
【地主神社〜周参見王子跡】
やや待つと「パンダくろしお」がやってきました!
【地主神社〜周参見王子跡】
2022年04月10日 14:56撮影 by  ,
1
4/10 14:56
やや待つと「パンダくろしお」がやってきました!
【地主神社〜周参見王子跡】
後ろの「赤目のパンダ」も隠れて人気だそうです
【地主神社〜周参見王子跡】
2022年04月10日 14:56撮影 by  ,
1
4/10 14:56
後ろの「赤目のパンダ」も隠れて人気だそうです
【地主神社〜周参見王子跡】
ちょうど紀勢自動車道の直下にある松の本踏切を渡ります
【地主神社〜周参見王子跡】
2022年04月10日 15:08撮影 by  ,
4/10 15:08
ちょうど紀勢自動車道の直下にある松の本踏切を渡ります
【地主神社〜周参見王子跡】
また列車。先ほどから3本目。この区間の本数の割にはよく見かけます
【地主神社〜周参見王子跡】
2022年04月10日 15:10撮影 by  ,
4/10 15:10
また列車。先ほどから3本目。この区間の本数の割にはよく見かけます
【地主神社〜周参見王子跡】
堀切踏切。これを渡り返します
【地主神社〜周参見王子跡】
2022年04月10日 15:14撮影 by  ,
4/10 15:14
堀切踏切。これを渡り返します
【地主神社〜周参見王子跡】
渡ったところに、熊野古道案内標示。従って右の道へ
【地主神社〜周参見王子跡】
2022年04月10日 15:15撮影 by  ,
4/10 15:15
渡ったところに、熊野古道案内標示。従って右の道へ
【地主神社〜周参見王子跡】
山崎第一踏切を横目に進みます(これは渡りません)
【地主神社〜周参見王子跡】
2022年04月10日 15:25撮影 by  ,
4/10 15:25
山崎第一踏切を横目に進みます(これは渡りません)
【地主神社〜周参見王子跡】
王子跡が見えてきました
【地主神社〜周参見王子跡】
2022年04月10日 15:27撮影 by  ,
4/10 15:27
王子跡が見えてきました
【地主神社〜周参見王子跡】
神社。周参見王子跡です
【周参見王子跡にて】
2022年04月10日 15:28撮影 by  ,
4/10 15:28
神社。周参見王子跡です
【周参見王子跡にて】
川沿いの「大辺路」標示に従い右へ
【周参見王子跡〜周参見駅駐車場】
2022年04月10日 15:33撮影 by  ,
4/10 15:33
川沿いの「大辺路」標示に従い右へ
【周参見王子跡〜周参見駅駐車場】
川を渡ります。ここにも「大辺路こちら」の案内標示があります
【周参見王子跡〜周参見駅駐車場】
2022年04月10日 15:35撮影 by  ,
4/10 15:35
川を渡ります。ここにも「大辺路こちら」の案内標示があります
【周参見王子跡〜周参見駅駐車場】
川を覗きます。この辺りは海水でしょうか
【周参見王子跡〜周参見駅駐車場】
2022年04月10日 15:35撮影 by  ,
4/10 15:35
川を覗きます。この辺りは海水でしょうか
【周参見王子跡〜周参見駅駐車場】
ここにも「大辺路」。この辺りも街中の曲がり角には標示があります
【周参見王子跡〜周参見駅駐車場】
2022年04月10日 15:38撮影 by  ,
4/10 15:38
ここにも「大辺路」。この辺りも街中の曲がり角には標示があります
【周参見王子跡〜周参見駅駐車場】
すさみ町の役場の前を通り過ぎます
【周参見王子跡〜周参見駅駐車場】
2022年04月10日 15:39撮影 by  ,
4/10 15:39
すさみ町の役場の前を通り過ぎます
【周参見王子跡〜周参見駅駐車場】
ここから小路に入りますが、ここにも「大辺路」の案内があります
【周参見王子跡〜周参見駅駐車場】
2022年04月10日 15:41撮影 by  ,
4/10 15:41
ここから小路に入りますが、ここにも「大辺路」の案内があります
【周参見王子跡〜周参見駅駐車場】
駅裏の萬福寺さんを横目に進みます
【周参見王子跡〜周参見駅駐車場】
2022年04月10日 15:43撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
4/10 15:43
駅裏の萬福寺さんを横目に進みます
【周参見王子跡〜周参見駅駐車場】
駅の裏手に出てきました。線路並行に東側へと進みます
【周参見王子跡〜周参見駅駐車場】
2022年04月10日 15:44撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
4/10 15:44
駅の裏手に出てきました。線路並行に東側へと進みます
【周参見王子跡〜周参見駅駐車場】
この下地踏切を渡ります。今日だけで踏切は三度目です
【周参見王子跡〜周参見駅駐車場】
2022年04月10日 15:46撮影 by  ,
4/10 15:46
この下地踏切を渡ります。今日だけで踏切は三度目です
【周参見王子跡〜周参見駅駐車場】
駐車場まで帰ってきました
【周参見駅駐車場にて】
2022年04月10日 15:49撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
4/10 15:49
駐車場まで帰ってきました
【周参見駅駐車場にて】
撮影機器:

感想

 山歩きとは趣の異なる大辺路の中でも山らしい富田坂へ。大辺路唯一の渡し船も使い、仏坂も越えて周参見歩く。
 予め検討した手順で、周参見駅にクルマを駐め、電車で紀伊富田駅へ。この区間の列車は少なく、一本逃すと次はすぐにはない。そんなこともあって、先に電車利用とした。
 周参見駅に向かうと、地元主催のハイキングの会があるようで、すでに40人ばかりの人だかりができている。聞けば、紀伊日置駅から安宅坂を越えて周参見に戻る行程とのこと。ツアーガイドを務める古道の語り部さんに当方の向かう仏坂について伺うと、通り抜けないほうがよいとのこと。地権者の方が立入に反対しており、かつて建てた案内板も引き抜かれてしまったそうだ。どうやら仏坂は古道のガイドマップに従い迂回するよりないようだ。
 普段にない団体客のため、電車は2分程度の遅れで紀伊富田駅へ。この駅の駅舎は、芸術の取り組み「トレイナート」できれいに装飾されたままになっており、楽しげなデザイン画に囲まれている。ここから出発。
 ひと気のない旧道沿いを進む。大辺路の案内板が所々にある。一旦県道に出て富田橋で富田川を越える。ここも水流は清々しい。
 国道を越え、再び旧道然とした細い街路を抜けて行く。ここも曲がり角には「大辺路」や「富田坂」の案内があり、道迷いの心配はない。だいいち、山道以外で迷うようではこの先心許ない。
 草堂寺はきれいに整備されており、散りかけたサクラと新緑が美しい。その敷地を回り込むように進むと、富田坂への入口。石段を登り、山道に変わるといったんは林道へ。そこにスタンプ押印所があり、しばらくは林道を進む。林道といっても未舗装の林道で歩きやすい程度のものだ。
 そのまま林道がなりゆきで山道に変わる。変わるところに「七曲がり」の標示がある。そこからは斜度が上がり、やがては文字通りのつづら折りの道となって登っていく。
 展望地点があり、右を振り向くと、白浜町越しに太平洋が見える。台地上にある空港の滑走路も読み取れるほどによく見える。
 そこで先行の青年に遭遇。一年ほど前から白浜に住んでいて、折を見て山歩きを楽しんでいるとのこと。縁のない土地で働き、その土地を満喫する。なかなか羨ましい人生だ。
 この辺りからは急な上りも収まり、緩やかな山道。やや進むと茶屋跡。今は何も残っていない。道の脇にうち捨てられた割れ石を見ると、石の手水鉢のようだ。ほんの少しだけ、かつての暮らしがうかがえた。
 さらに進み、田野井方面への分岐を見送り、次は「竜首展望」。“竜首”の意味は不明だが、ここからは向かい側のどっしりとした山が見える。ややあって、安居辻松峠に到着。ここからも椿方面への道が分岐している。海岸の集落へは海沿いの道もあったかもしれないが、現代の鉄道や国道がすべてトンネルで切り抜けていることを見ると、かつてはこうやって古道をよじ登り途中から集落へと下りていたのかもしれない。海が近いとはいえ、険しい地形の地域であることがわかる。
 峠から少々進むと林道に合流。林道のヘアピンカーブの頂点に合流するかっこうだ。合流点にはトイレもある。そこからは林道を下っていく。途中、前方の視界が開けるところがあり、山岳展望を楽しめる。大塔山系の一部やさらに海側の山々が見えているようだが、うまく同定できなかった。
 林道とは思えない急坂をさらに下るとほんの少しのショートカット道が現れる。ちゃんと手製の「大辺路」案内が付けられており、そちらへ。短い区間のショートカットで効果は不明ながら、わずかながら山歩きは、林道よりはありがたい。途中で来し方を振り返ると、低山ではあるが、急峻な山々であったことがわかる。険しい地形だ。
 やがて、眼下に林道ゲートが見え、祝の滝分岐に到着。祝の滝に寄り道する。滝への道も林道だが、当座クルマは通っていないようで、転石が多数放置されていて、今は歩くのも足下注意だ。滝の標示が現れ、激しい滝音も耳に聞こえるが姿が見えない。藪をかき分けてみたが、わずかに水流が見えるだけだ。
 戻って先へ。姶良火山灰や梵字塔を見送り、木陰のある切り通しで昼食休憩。さらに林道歩きを続けると、朽ちた「小森梅林」の案内板。後日調べてみても不明なので、今や開いていないものなのかもしれない。さらに進んで三ヶ川バス停へ。いよいよ林道歩きも終わり、ふつうの舗装路歩きになる。
 安居などの集落を抜けると日置川へ。川原に下りると、渡し船が待っている。
 この渡し船は本コースのハイライト。予め三日前までに予約する必要がある。聞くと、今日は6人目で、当方が本日最後の渡り客とのことだ。シーズンにはそれなりに利用もあるそうだが、保存会によるこのような取組みは世界遺産を盛り上げる意味でもありがたいことだ。
 船中の客となると、歩き以上に時の流れが緩やかになったような感じる。わずかに5分ばかりの道中で日置川のことなど教えていただく。水深は渡しの箇所では7mほどあるそうで、歩いて渡る場合は付近の浅瀬を見極める必要があるとのことだ。ちゃんと予約をしておいてよかった。
 船を下りたところで、もう一度仏坂のことを聞いた見た。やはり、地主神社への直行道へは行かないほうがいいとのこと。ここでも改めてダメ押しされて、いよいよ林道経由で迂回することに決めた。
 仏坂の上りは一気の斜面上りで、休みなく急坂が続く。こちらも休むのは止めて、一気に茶屋跡まで上る。茶屋跡で先ほどいったんは先を急いだ青年に再遭遇。電車時間もあるのであろう、もうゆっくりと行くことにしたとのこと。逆にこちらが先行させてもらう。
 茶屋跡を過ぎるとすぐに舗装路へ。この道は先ほどの未舗装林道のようなものではなく、ちゃんと整備がなされている。道沿いに下っていくと、県道にぶつかり、右折すると下村バス停があった。
 その先は、起伏も殆どない県道歩き。川沿いをうねうねと進むと地主神社に到着。この神社は社殿のないもの。自然崇拝の名残とのことだが、今や珍しいように思う。山に向かってお詣りさせていただき、今日の無事の感謝をお伝えした。
 こちら側からも仏坂へと上る道があるはずだが、全く判らない。入口すら見つけられない。整備されていないとはこういう状態を指すようで、所有者問題以上に踏み込まなくてよかったと思った。
 神社からも変わらず県道を歩く。すぐにJRの鉄橋が見え、そこからは周参見駅まで鉄道近くを下りていくことになる。時刻表を調べると、すぐに特急くろしおが来るようだ。毎回のことだが、こちらの嗜好に合わせてくれるかのように、よく列車がやってくる。列車が少ないエリアの割にはよく遭遇する。
 ちょうど大阪方面への「パンダくろしお」がやってきたのでそれを撮影し先へ。途中でも新宮行きのくろしおがやってくる。さらには松の本踏切を越えたところでは普通列車もやってきた。調べると、ちょうど周参見駅に列車が集まる珍しいタイミングだったようで、一日に20本程度しかない列車のうち3本も見かけることができた。
 堀切踏切を渡り、ここでも街中の細い街路を抜けると周参見王子跡へ。川沿いに出て周参見の市街地を歩き、役場前も通り過ぎて駅へと向かう。この町では子供が次々と挨拶してくれる。そのように学校でしつけられているのか、本当に一人ひとりが挨拶してくれる。小さな町のいいところのように思う。
 周参見駅の裏手を進み、東側の下地踏切を渡ると駐車場。長い長いコースが終了。
天気もよく、絶好のハイキング日和だった。舗装路歩きが長かったが、渡し船という滅多にない経験もあり、存分に楽しい時間であった。それにしても紀伊半島は険しい。

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コメント

otohさん こんにちは
私も数年前に大辺路に行っていますが、あの渡し舟に乗れるんですね。
予約がいるのがネックですが、熊野古道はライフワークにしているので、乗りに行ってみたくなりました。
2022/4/11 16:51
kaeru3013さん
コメントありがとうございます。
渡し舟は、3日前までに予約となっています。運良く現地で待機されているときであれば、予約なしでも乗れることもあるようです。ちなみに今回の例では私で最後、もう撤収とのことでした。そんなこんなを考え合わせますと、予約して臨むのが望ましいということになりましょうか。
わずか5分とはいえ、ゆっくりと進む舟の旅もいいものです。お薦めです。ぜひご利用になってください。
2022/4/11 17:53
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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