残雪の白馬・小蓮華山まで 〜妻と初のイグルー泊〜


- GPS
- 15:54
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,124m
- 下り
- 1,126m
コースタイム
- 山行
- 4:11
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:21
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 4:54
天候 | 両日とも快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(6時半頃到着、無料で開放されいてました) ・栂池パノラマウェイ(ゴンドラ・イブ+ロープウェイ):往復3,380円 ※往路は当日のみだが復路は3日間まで有効 https://www.tsugaike.gr.jp/?msclkid=8d9159f4b95a11ec9bdf9dd5697caa39 ・私が調べた限りではゴンドラの運航開始時間は8時であったが当日は7時から運航していた。チケット販売も玄関に7:45からと表示あったが7時前から売っていて並ばず普通に買えた。 ・チケット購入時に登山届の提出が必要、私はコンパス電子投稿したものを携帯で見せた。 ・ロープウェイの運航が8時半からと言われたので7時半頃にゴンドラ乗車、待ち時間約5分。 ・ロープウェイ乗場に8時半過ぎ到着、丁度始発が出た後でこちらは行列が出来ていたが、それでも30分待ちくらいで乗車出来た。 ・登山開始は9時半頃で想定より30分ほど早く出発できた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・ほぼ危険個所ありません、当日はトレースだらけでした ・船越ノ頭からの稜線歩き部分は北側に夏道露出してる部分もありました、南側の雪面歩くと偶に踏み抜きます ・足元は終日アイゼン装着、ピッケル&ウィペットは使う場所無かったです ★イグルーは船越ノ頭から下りた辺りに作成、南側は積雪豊富 上面がクラストした雪質で大きなブロックが簡単に採れました、しかし掘り下げると雪が固く50cm程度が限界 |
その他周辺情報 | 若栗温泉乗鞍荘 日帰り入浴 600円 9〜20時 https://www.vill.otari.nagano.jp/kanko/spa/hakubanorikura/?msclkid=b75b67f3b93b11ecad9007860743c840 施設は古いですが温泉は良かったです、栂池高原スキー場から車で5分程度 |
写真
4/16(土)に道の駅 南えちぜん山海里で販売するそうです、興味ある方は是非!1個1000円とお高めですが手造りです
感想
妻を連れて初めてのイグルー泊に行って来ました。
天気が約束されていた週末、丁度妻とも休みが合い今季初の夫婦登山。行先は白馬&イグルー泊まで決めていたが、当初は鑓温泉を狙っていた。
GW辺りに妻と2度行っているし夫婦そろってお気に入りの場所、しかしまだ猿倉まで道路開いておらずおびなたの湯がある二股から舗装路歩き6k付き(汗)。私はどうってことないが妻には厳しい、4月に移動があったようでまだ慣れない職場で疲れが溜まっているとも言っていた。私の方も当日が近づくにつれ気温が高くなりそうと分かり雪崩が怖くなってきて結局断念、野天風呂はまたGWにても行こう。
‥と言うことでもう一つのプランだった栂池高原スキー場からの小蓮華山、あわよくば白馬岳を目指すことにした(^.^)。
当日は6時半過ぎにスキー場到着。中央駐車場が有料なら無料の第二駐車場行こうかなとも思っていたが、どうやら無料みたいで解放されていた。チケット販売も玄関に「7:45から」と表示されていたけど7時頃下見で行ったら普通に買えた(汗)、下調べ不足かな?、よく分からない。
妻には「混雑時期のディズニーランド行く覚悟で!」と伝えておいたが、早い時間に到着したこともありゴンドラにもすんなり乗れ拍子抜け、ロープウェイは30分ほど並んだので逆に妻から大ウソつき呼ばわりされず助かったかも⁉(笑)
予定より30分ほど早く登山開始。ド快晴で展望も良い登山日和、スタート地点自然園駅が既に1800m越えだがそれでも暑いくらいだった。
人は予想通り多く登山者2割、BCスキーヤーが8割ってところだろうか、乗鞍岳への急斜面は少し人の列が出来ていて夏時期の大雪渓を思わせる。
大絶景を満喫しながらひたすらトレース辿って乗鞍岳へ到着。記念撮影してから少し歩くと眼下に白馬大池山荘が見えた。予定では大池山荘辺りでイグルー泊にしていたが、妻は調子が良いので少しでも先に向かうと言う。私は船越ノ頭から先は稜線なのでイグルー造れる場所(雪量)あるのか?と不安もあったが、まだ12時前だったしダメそうなら大池まで戻ればいいか!って感じで了承。大池経由せずに直接船越ノ頭方面向かったら映えそうな1本のダケカンバがありラッキーだった。
船越ノ頭を越えた辺りで13時を回りいよいよ宿探し、南側に多く雪が残っておりどうやら造る場所ありそうで安堵。白馬方面の見晴らし良い場所でイグルー作成に取り掛かる。
もちろんスノーソー&スコップは2セット持ってきて妻に実演交えレクチャーしたが大きなブロック採れても持ち上げられず大変そう、2段ほど詰みあがった状態からはブロック整備と隙間埋めに回って頂いた。それでも終始楽しい♪と言っていたので良かったと同時に「でしょ!」って感じで共感してもらえたことが嬉しかった。
16時過ぎに作成完了、まだ暖かったので外で祝杯を挙げたがコレがマズかったよう。イグルー造りで掻いた汗が一気に冷え妻が体調崩してしまった(>_<)
直ぐにイグルー内に入ってダウンに包まったが余り体調回復せず食事もとれない状況に、やっぱり欲張らず大池で泊れば良かったのかな。とりあえず会話は出来る状況だったので私のみ食事して明日は直接下山と決め就寝。稜線に造ったのがいけなかった面もあるがこの日は結構な強風で出入口塞いだシートがバタバタと煩く0時近くまで全く寝れなかったが、その後は突然収まりぐっすり寝れた。
このあと今回、…と言うか間違いなく今シーズ1番のサプライズが起きる!
「きやさん」、「きやさん」、「きやさん」
最初は夢の中かと思ったが、どうやら現実でイグルーの外から呼んでいる。とりあえず「はい‥」と返事しながら思ったのは「山岳警備隊とか警察の方?」である。こんな登山道直ぐ横の危なそうな場所にイグルー泊したので怒られるのかな?、と思い恐る恐る出入口のシートを開けたら「茶太郎です、ヤマレコの茶太郎です!」と。
「茶太郎さん⁉」寝起きだったので状況理解するのにしばらく掛かったがやっと分かった。お会いするのは初めてだがよくコメントやり取りさせて頂いる茶太郎さんだった。実は今回のルートも昨年の茶太郎さんのレコをほぼ丸パクリしていて事前調査でかなり参考にさせて頂いていた。なので「また白馬ですか!」などと失礼なことを口走ってしまった気がする、ごめんなさい。
一気に目が覚め少し談笑、最大の疑問は何故私と分かったのか?である。茶太郎さんもイグルー泊には興味深々で今季初イグルー泊もされてた。先月はnakkiさんと3人で日程合わせイグルー泊の予定もあった(当日天候不良でお流れだったが)。
なのでイグルーを見て私かも?くらいは思うだろう、しかし夜中の3時に声をかけるほどの確信は何処に⁇と思い聞いたら「出入口に”きや”って書いてあったので」⇒全て納得!
これはdoiさん夫婦の丸パクリで作成、茶太郎さんもよくご存じの方なのでそれもお見通しだったのかな。昨日二人で嬉しそうに作って記念撮影、その後も綺麗に残っていてこんな幸運⁉を呼ぼうとは!(汗)
茶太郎さんは白馬を目指されるとの事でしばらくお喋りしてお別れ、お陰で妻も完全に目が覚め調子も戻ったという。あれだけのビックサプライズがあればそりゃ体調も戻るわw
食事したのち御来光鑑賞も含め小蓮華山へ、丁度登頂して間もなく日の出となりタイミングバッチリ!、仮に妻の体調が戻っていたとしても明るくなっていたら小蓮華までも来なかったと思うので起こしてくれた茶太郎さんに感謝。
記念撮影してイグルーに戻ってまた記念撮影して下山、茶太郎さんを少し待ってみたくもあったが、たぶん白馬まで行かれただろうし(実際白馬登頂されたとのこと)、またお会いできる機会もあるだろう。
帰りは大池山荘に寄り道、テント村は10張近くあったがイグルーは無かった。あ〜茶太郎さんはイグルーじゃなかったのね(^_^;)
あとは乗鞍岳へ少し登り返して、急斜面ヒップソリで下りて自然園駅へ。帰りは大池から1時間チョイなので楽ちんだった。
白馬岳登頂は出来なかったが、第一目的であった妻とのイグルー泊が出来て大満足♪イグルー泊は今回でちょうど10泊目(作成は9回目)、よい節目となった。あとこれは意識したわけではないが、今回初めて人がそれなりに通るところに作成したので多くの方の目に留まることとなった。今までは人の来るところに造ったこと自体がなく第三者に見てもらったことが無かった。
なのである程度完成間近となった状態で現れたソロの登山者さんに「クオリティー高いですね〜」と言われた時は天にも昇る心地だった♪挨拶直後に何の催促したわけでも無いので本音なはず。その後妻にこの言葉を連呼したのは言うまでも無いだろう!(笑)
あともちろん茶太郎さんにも大感謝、もし逆の立場で入口に「茶太郎」と書いてあったとしても(それ自体かなり難しいですが)、私は声を掛けただろうか?凄い勇気だと思う。
一生忘れられない夫婦登山&初イグルー泊となりました、ありがとうございました。
茶太郎さん(chataro7さん)のレコはコチラ!
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4159645.html
同じ日、同じ山にいたとは思えないくらい写真が綺麗です(^◇^;)
昨日は夜分遅くにお宅にお邪魔しました
ってか、真夜中に熟睡中でしたよね(笑)
さぞ、ビックリされたことかと思います。私もビックリでしたよ!
初対面がこんな場面とは本当に面白いものですね〜
船越の頭を過ぎて降っていくと、何やら立派なハイクオリティのイグルーが!
よく見ると玄関の表札?に「きや」と書いてるではないですか!!
イグルーで「きや」なんてまず間違いないと思い、大声で呼びかけた次第です
初日は乗鞍岳からダイレクトに泊地に向かわれたのですね。
それに夕景を撮影しに船越の頭まで行きましたが、そこからだと丁度イグルーが見えない位置だったようです。。。
其のお陰で深夜のサプライズになりましたが
奥様も体調不良の中、結果的に小蓮華でご来光見れて良かったです!
きや家イグルーの写真をヤマレコメッセージで送付しましたのでお受け取り下さい。
今度はぜひ明るい時間にお会いしましょう!
あ、今回はソロだったのでイグルー造る気力・体力なかったです💦
けど、やはりイグルーは映えますね。
週末唯一だったkiya家のイグルーはひときわ輝いてましたよ!!
私のテントよく分かりましたね、正解です 笑
今回の山行もサイコーでした!
奥様にもよろしくお伝えください
先日は深夜のご訪問ありがとうございました、あの「きやさ〜ん」と呼んで頂いた場面が脳裏に焼き付いて離れません。妻は先に起きていたようですが怖くて声も出なかったとか、そりゃそうですよね(^。^)
お写真提供もありがとうございます!ちゃっかり写真撮られてたとは流石です。メールにも書きましたが私は後になってから茶太郎さんと会った時の写真無い事に気づき悔やんでいました。
文書は幾らでも書けますが、やっぱ写真と言うか証拠は大事ですし。
次回は絶対明るい時間でお願いしますw
と言うか今回のは「茶太郎さんと会った」と言って良いのか?レベルですよ。寝起き&真っ暗だったので私側から見た茶太郎さんは「光」でした。まるで神様と喋っていた感じです(笑)。もちろん次回会っても顔すら分かりませんよf^_^;
妻も是非会いたいと言っています、ショック療法で体調不良も治してもらい感謝していましたよ。
クロスオーバードームは2張りありましたが色も確かnakkiさんと同じだった記憶あり、私もそこそこ自信ありました。
声掛けがなければ翌日は直帰だったと思いますので本当に良い思い出と言うか、忘れられない山行となりました。
神様、仏様、茶太郎様様です♪
はじめまして。
土曜、日曜とイグルー拝見してました。土曜日は15時に船越ノ頭からイグルー制作されているのを遠めから見てました。すごい場所にイグルー作ってうらやましいと思ってました。
翌日は白馬岳登頂の帰りに不在のイグルー拝見してクオリティの高さに驚きました。自分のレコ内写真横にもコメントしたのですが、イグルー選手権優勝!自分もこんなの作りたい!と。笑笑。
私のソロ友達も小蓮華山より白馬岳側でテントしていましたが、早朝白馬岳でイグルーの完成度の高さについて話してました。
素晴らしいイグルーと夫婦登山お疲れ様でした。私もあのイグルー制作レベルまで頑張ります!
レコはコメント頂く前に拝見していました、イグルー撮ってくれていたが超嬉しかったです♪、ありがとうございます。
最初は冬場の重い装備を少しでも軽くしたいと言う手段で始めたイグルー泊ですが、今は目的となっています。
たぶんそのソロ友達の方に「クオリティ高いですね〜」と言って頂いたように思います。
私は幼少期から不器用で図工とかもずーっと2だったし工作物は不得意でした、なので自分が作った物を褒められた記憶が殆どありません。なので超嬉しかったです。
ほぼ雪質に助けられたのだと思います、イグルー作成は大きなブロック採れるかどうかが一番肝心で、あの場所はクラストした上面からサクサクブロック採れました。
ご存知かもしれませんがヤマレコユーザーさんで米山さんという方がおられ、イグルー泊のプロです。その方の日記や動画みて勉強しました。センスゼロの私でも出来るようになったので、もし本気でイグルー泊されたいのであれば参考になると思います。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/userinfo-826-prof.html
最近はイグルー泊にハマり過ぎて泊まる必要のない(普通に日帰り出来る)山でもイグルー泊してしまうという弊害?に少し悩まされています(笑)。楽しいですよ〜♪
めちゃくちゃ楽しそう、仲睦まじい夫婦登山、思わずにやけながら拝見しました(о´∀`о)
きやハウス、めちゃかわいい!
さすがは夫婦阿吽の呼吸で建設されただけありますね、これは通過したら声掛けたくなります笑
サプライズにハプニングありの楽しいレコありがとうございました( ^ω^ )
そりゃもうめちゃくちゃ楽しかったですよ、ド快晴の白馬行けばどんな夫婦でも仲良くなれますって!
今回初めて妻を連れてのイグルー泊でした、「無様なイグルーしか出来なかったらどうしよう?」と不安を抱きながら作成しましたが、比較的出来栄えの良い物造れ何とか夫の威厳を保つことが出来ました(どこで威厳保ってんねん!、って感じですよね)
hatooご夫妻の取立山と一緒ですよ、見る分にはハプニングあった方が面白い!
こちらは一瞬でしたがとにかく怖かったです、なんで私がココに居るって分かるの?って感じで。外に自分で答え作ったくせに‥、アホですね(^.^)
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