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Yamareco

記録ID: 416974
全員に公開
雪山ハイキング
奥多摩・高尾

職場慰安登山第13弾:鷹ノ巣山:稲村岩尾根でバリルート開拓?いいえ、ただの道迷い^^;

2014年03月16日(日) [日帰り]
 - 拍手
kanosuke その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:29
距離
12.0km
登り
1,924m
下り
1,917m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8:11東日原駐車場-8:32巳ノ戸橋-8:47道迷い分岐-10:14道迷い最高点(八丁尾根手前)-10:47正規ルート復帰-11:05稲村岩分岐11:19-12:24尾根中間点12:43-13:17ヒルメシクイノタワ-14:00鷹ノ巣山頂14:51-15:37稲村岩分岐-16:35東日原駐車場
天候 晴れ!
気温:登山口−1℃、山頂5℃
風:山頂付近で風速10〜15mぐらい(適当)
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東日原の駐車場。
この日はたった1台のみ。
コース状況/
危険箇所等
【道迷いパート】
巳ノ戸橋を渡って少し行くと沢を横切るところがあります。
雪崩れた様子で雪面が荒れトレースが分かりづらくなってた上にトレースが直進と左岸の2手にわかれてました。左岸の木には恐らく営林関係と思われるテープが点々と続いており、あたかもルートのように見えます。一度でも歩いたことがあれば、あるいは事前に地図でルートを確認していれば間違うなんてことは決してないような場所ですが、30分前に山行を決めた初訪の我々は見事に騙されました。
登山道よりも急登な上に足場が悪く、落石も起こしやすいガレ沢もあります。登っている最中に左手の沢で自然落石が発生しました。八丁尾根手前まで来てしまえばあとは大して大変ではありませんが、足を踏み入れるところではありません。

【稲村岩直下の北斜面】
雪の量は少なく地面が露出しているところもありますが、稲村岩分岐近くの登山道は凍結していました。ここではまだ装着しませんでしたがアイゼンがあったほうがいいです。

【稲村岩尾根】
ずっと雪道です。
トレースは多くはないですが、それなり。
実際の積雪量はちゃんと測ってませんが深いところで太腿ぐらいでしょうか。
表面はそれなりに緩んでましたが踏み抜くことはなく歩きやすい方でした。
ワカンはいりませんでした。
アイゼンはないと危険というほどではないですが、急登で滑りやすいので装着したほうが圧倒的に歩きやすいです。私は軽アイゼン、N君は12本爪、尾根ですれ違った登山者数名はすべて10本爪以上のアイゼンでした。

#おそらく1週間程度で登山道状況は激変すると思いますので今週末行かれる方の参考にはならないでしょう。

【下山後の温泉】
毎度の河辺駅前の梅の湯

【下山後の飲み会】
河辺駅周辺の行きつけのひとつ「いまここ」。
東日原の駐車場は8時の時点で我々の車のみ。
今日の相棒のN君。経験値はワタシよりもはるかに上。
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東日原の駐車場は8時の時点で我々の車のみ。
今日の相棒のN君。経験値はワタシよりもはるかに上。
今日のターゲットは鷹ノ巣山。
30分前に決めました。
いいお天気です。
4
今日のターゲットは鷹ノ巣山。
30分前に決めました。
いいお天気です。
稲村岩は相変わらずの存在感。
稲村岩は相変わらずの存在感。
日原川へ下りる道はほとんど雪が残ってませんでしたが唯一ここは危険箇所。足を滑らしたらと谷へまっさかさまです。
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日原川へ下りる道はほとんど雪が残ってませんでしたが唯一ここは危険箇所。足を滑らしたらと谷へまっさかさまです。
巳ノ戸橋から日原川。
きれいな色です。
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巳ノ戸橋から日原川。
きれいな色です。
橋を渡る余裕しゃくしゃくのN君。
「北アが庭のおいらにゃ奥多摩なんて朝飯前だぜ」と顔に書いてある。
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橋を渡る余裕しゃくしゃくのN君。
「北アが庭のおいらにゃ奥多摩なんて朝飯前だぜ」と顔に書いてある。
ここが問題の地点。
ここが問題の地点。
雪崩れたあとにも見える。
トレースがわかりづらくなってます。
この沢の左岸を進んでしまいました。
雪崩れたあとにも見える。
トレースがわかりづらくなってます。
この沢の左岸を進んでしまいました。
聞きしに勝る急登だな〜、
とこのときはまだ思ってました。
ルートが不明瞭なのは大雪のせい?なんて。
聞きしに勝る急登だな〜、
とこのときはまだ思ってました。
ルートが不明瞭なのは大雪のせい?なんて。
ミツマタの群落。
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ミツマタの群落。
雪で倒されたと思われる竹林。
ずいぶん荒れてるな〜と思ってました。
雪で倒されたと思われる竹林。
ずいぶん荒れてるな〜と思ってました。
踏み跡は薄いしなんか変だな〜となんとなく思い始めたころ、テープがぱたりと途切れました。
このあたりでようやくルートミスに気付く。
やっと地図を確認。
正規のルートよりも北に来てしまったようです。
踏み跡は薄いしなんか変だな〜となんとなく思い始めたころ、テープがぱたりと途切れました。
このあたりでようやくルートミスに気付く。
やっと地図を確認。
正規のルートよりも北に来てしまったようです。
正規ルートに復帰すべく
足場の悪い急斜面をトラバース中。
さすがS大山岳部、アクシデントにも動じずキツイところを黙々とついてきます。
正規ルートに復帰すべく
足場の悪い急斜面をトラバース中。
さすがS大山岳部、アクシデントにも動じずキツイところを黙々とついてきます。
稲村岩が遠い...
正規ルートへのショートカットは岩稜帯に阻まれたためとりあえず上を捲くことにしてガレ沢の左岸をひたすら直登。
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正規ルートへのショートカットは岩稜帯に阻まれたためとりあえず上を捲くことにしてガレ沢の左岸をひたすら直登。
ロープが欲しいような岩場をひたすらクライミング。
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ロープが欲しいような岩場をひたすらクライミング。
尾根筋にあがって小休止。
するとN君おもむろに葉巻をくゆらせる。
これがS大スタイル?
...こしゃくな。
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尾根筋にあがって小休止。
するとN君おもむろに葉巻をくゆらせる。
これがS大スタイル?
...こしゃくな。
とりあえずこの尾根筋を上に詰めていきます。
とりあえずこの尾根筋を上に詰めていきます。
稲村岩は遠いまま。
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稲村岩は遠いまま。
こんなところに出ました。
正面の稜線は八丁山に続く尾根のようです。
このまま八丁山経由でとも考えましたが、
安全策をとって左側へトラバースして正規ルートへ復帰することにします。
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こんなところに出ました。
正面の稜線は八丁山に続く尾根のようです。
このまま八丁山経由でとも考えましたが、
安全策をとって左側へトラバースして正規ルートへ復帰することにします。
こんなところをひたすら平移動。
こんなところをひたすら平移動。
目的の沢にやっと出ました。
目的の沢にやっと出ました。
沢を少し下っていくと
沢を少し下っていくと
ようやく登山道が見えてきました。
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ようやく登山道が見えてきました。
通行禁止の朽ちた危険な橋を渡りなんとか登山道に復帰。
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通行禁止の朽ちた危険な橋を渡りなんとか登山道に復帰。
稲村岩直下の斜面は急登ですがそれまでの行程に比べたら楽勝。
稲村岩直下の斜面は急登ですがそれまでの行程に比べたら楽勝。
正面に三ツドッケ。
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正面に三ツドッケ。
この辺が凍結して嫌らしいところでした。
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この辺が凍結して嫌らしいところでした。
ようやく稲村岩分岐。
ここまでCT55分のところなんと3時間もかかってしまいました。
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ようやく稲村岩分岐。
ここまでCT55分のところなんと3時間もかかってしまいました。
稲村岩尾根はまだ雪がけっこう残ってました。
稲村岩尾根はまだ雪がけっこう残ってました。
序盤で体力を消耗し運動不足のN君の脚が止まり始めます。やはり2年のブランクはS大山岳部精鋭の牙を鈍らせたようですね。
黙って微笑みながら見守る私の優越感といったら。
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序盤で体力を消耗し運動不足のN君の脚が止まり始めます。やはり2年のブランクはS大山岳部精鋭の牙を鈍らせたようですね。
黙って微笑みながら見守る私の優越感といったら。
N君を待ちながら長沢背稜を眺める。
正面尾根がタワ尾根。
中央左に篶坂ノ丸、その左にウトウノ頭。
N君を待ちながら長沢背稜を眺める。
正面尾根がタワ尾根。
中央左に篶坂ノ丸、その左にウトウノ頭。
立ち止まることが多くなったN君。
ちなみに彼は「ストックが嫌い」らしい。
いろいろとこだわりが多い。
立ち止まることが多くなったN君。
ちなみに彼は「ストックが嫌い」らしい。
いろいろとこだわりが多い。
ヒルメシクイのタワからようやくターゲットが姿を現す。
ヒルメシクイのタワからようやくターゲットが姿を現す。
あと少しのところでN君のアイゼンが外れる。
しかも長さ調節の連結部のところで。
悪戦苦闘しつつなんとかハメるが...
道具の手入れは怠ってはいけませんね〜、部長。
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あと少しのところでN君のアイゼンが外れる。
しかも長さ調節の連結部のところで。
悪戦苦闘しつつなんとかハメるが...
道具の手入れは怠ってはいけませんね〜、部長。
もう少しで山頂。
この山頂間近の感じがいい。
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もう少しで山頂。
この山頂間近の感じがいい。
N君より一足お先に山頂に立つ。
ここまでなんと6時間!
期せずしてハードな山行になってしまいました。
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N君より一足お先に山頂に立つ。
ここまでなんと6時間!
期せずしてハードな山行になってしまいました。
山頂から大岳山、御前山。
いずれも職場慰安登山で登った山です。
2
山頂から大岳山、御前山。
いずれも職場慰安登山で登った山です。
山頂から大菩薩嶺。
2
山頂から大菩薩嶺。
山頂から雲取山。
1
山頂から雲取山。
そしてN君もついに到着。
長いブランクの上アクシデントにも見舞われながらも泣き言いわずによく登った!
疲れたといってるけど表情は余裕。
さすがS大山岳部!
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そしてN君もついに到着。
長いブランクの上アクシデントにも見舞われながらも泣き言いわずによく登った!
疲れたといってるけど表情は余裕。
さすがS大山岳部!
記念撮影。
いい思い出になった?
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記念撮影。
いい思い出になった?
さっきまでヘロヘロしてたのにドヤ顔のN君。
「どんなもんじゃいっ!S大をなめんなよ〜」
2
さっきまでヘロヘロしてたのにドヤ顔のN君。
「どんなもんじゃいっ!S大をなめんなよ〜」
強風を避けて東斜面で遅めの昼飯。
1
強風を避けて東斜面で遅めの昼飯。
「カップラーメン持ってきたよね?出して。」
「えっ、教官が用意してくれたんじゃ?」
...というわけで2人でなかよく一つのカップラーメンを分け合いました。
絆を深める一杯。
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「カップラーメン持ってきたよね?出して。」
「えっ、教官が用意してくれたんじゃ?」
...というわけで2人でなかよく一つのカップラーメンを分け合いました。
絆を深める一杯。
食後のコーヒーの美味かったこと。
しばしまったり。
2
食後のコーヒーの美味かったこと。
しばしまったり。
時間が遅くなったので石尾根を下るのはあきらめ、もと稲村岩尾根を戻ります。
1
時間が遅くなったので石尾根を下るのはあきらめ、もと稲村岩尾根を戻ります。
雪がこんもり。
ヒルメシクイノタワからの雲取山。
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ヒルメシクイノタワからの雲取山。
ストックなしで快調に下るN君。
歩き方がサマになってるのが上級者っぽい。
下りは速かったね〜。
2
ストックなしで快調に下るN君。
歩き方がサマになってるのが上級者っぽい。
下りは速かったね〜。
稲村岩直下の斜面のデブリ。
1
稲村岩直下の斜面のデブリ。
上司の命令。
「...ネタ作り...わかるよね?」
「は、はい!...教官、やっぱり無理です!」
このネタはもういいかげんやめときます。
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上司の命令。
「...ネタ作り...わかるよね?」
「は、はい!...教官、やっぱり無理です!」
このネタはもういいかげんやめときます。
行きは通らなかった渓谷。
なかなかの雰囲気です。
行きは通らなかった渓谷。
なかなかの雰囲気です。
しばし魅入るN君。
しばし魅入るN君。
落石が恐いけれどいいところです。
落石が恐いけれどいいところです。
さてルートミスした場所に戻って検証。
登山道は左へまっすぐですが、トレースとテープに騙され沢の左岸へ行ってしまいました。
さてルートミスした場所に戻って検証。
登山道は左へまっすぐですが、トレースとテープに騙され沢の左岸へ行ってしまいました。
このテープにだまされました。
営林関係のテープでしょうか?
八丁山へのルートでもないようですし。
無雪期に一度でもあるいていれば間違えることはなかったのに。
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このテープにだまされました。
営林関係のテープでしょうか?
八丁山へのルートでもないようですし。
無雪期に一度でもあるいていれば間違えることはなかったのに。
駐車場に帰還。
やはり車は1台のみ。
駐車場に帰還。
やはり車は1台のみ。
山友のマネしてコーラでシメ。
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山友のマネしてコーラでシメ。
下山後は河辺のお気に入りの居酒屋でシメなおし。
N君お疲れ様。
4月からは職場は変わるけどまた一緒に行こう!
「....ちょっと考えさせてください。」
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下山後は河辺のお気に入りの居酒屋でシメなおし。
N君お疲れ様。
4月からは職場は変わるけどまた一緒に行こう!
「....ちょっと考えさせてください。」

感想

恒例の職場慰安登山第13弾は、なんと!参加者1人のみ!しかも男!
女性参加なしは初めてです。
なぜか?
kanosukeがセクハラをしまくって職場の女性陣から愛想をつかされてしまった、
なんてことはもちろんありません。断じてありません。

理由は今年の大雪。

最近のヤマレコをみても奥多摩方面のレコは少なく、あっても雲取とか川苔とか限られた山のみ。
数少ないレコによるとまだまだ上の方は雪が多く残っているみたいだし、奥多摩ビジターセンターからは登山自粛の要請が出たままです。
さすがに私も初心者、初級者を連れて行く気はなれず、
今回は少なくとも雪山装備を準備できるそれなりの経験者に参加を限定したところ、
常連のyuringoさんに新人N君と私の旧ドリカム編成になってしまいました。

ところが、直前のyuringoさんの裏切り!(覚えてろよ〜)
結局ヤロー2人だけの寂しくもテンションのあがらない職場登山に。
というか、これでは職場慰安登山の体をなしていないではないか!
だったら経験者2人でいつものユルユルハイキングではなくてがっつり行きましょう。
なんせ今回の相棒のN君は長野県の名門S大山岳部の元部長で、冬も含めて1年中毎週末は山に行っていたというツワモノ。

以前からいっしょに山に行こうと言っていたのになかなか都合が合わず、とうとう最終月になってしまったので無理矢理日程を合わせてもらいました。
なんと彼は前夜23時に大阪出張から帰ったばかりの強行軍。

このN君、山岳部なのにソロが好きで勝手に独りで山に行く協調性のなさと、北アはほぼ全山コンプしているのに槍ヶ岳だけは好きじゃなくて唯一登っていないという偏屈ぶりがちょっと不安...

そんなわけでN君の送別会もかねて雲取山に行くことに。
絶妙のタイミングでちょうどレコ友のzucchiさんが前日雲取に行くというので、下山後に河辺でキャッチしそのまま行きつけの飲み屋へ連行。
「さあ、雲取の情報を洗いざらい吐いてもらおうか!さあ、飲め!」
と取り調べを敢行。
「ひ〜、カツ丼食わせてくだせえ〜」
最新の情報をいただき、ばっちりです。
zucchiさん、お疲れのところ本当にありがとうございました。

ところが、真夜中に急の仕事が!!
ちょっと集合時間に起きられそうにないのでN君に連絡。
「集合時間7時に変更、雲取中止、どこに行くかは朝の気分次第で」

翌朝、集合場所に現れたN君の服装を見てあぜん。
スポーツタイツに短パン...
「えっ?雪が残ってるって言ったよね?」
「今日は軽めの山に変更するって聞いたので...ロンスパ要りますか?」
「膝ぐらいの積雪は想定して防水パンツにロンスパ必要だから着替えてこい!このバカチンが!」
北アばっかり行っていて奥多摩を甘くみてるなコヤツ。
防水パンツに履き替えて戻ってきたものの「ロンスパは好きじゃないので」と言い張る。やはり偏屈。

奥多摩に車を走らせながら行く先を思案。
彼は2年間青梅で研修してたのですが山はほとんど登ってなくて奥多摩も三頭山のみ。
来月からは都心勤務になるので奥多摩のメジャーどころに連れて行ってあげたい。
雲取山以外の山の状況がわからないので、行程が短いところ、景色のいいところ、できれば私の歩いてないルート(これが間違い)....
ということで稲村岩尾根コースで鷹ノ巣、状況がよければ石尾根を奥多摩駅まで下る、ということに。

そして道間違い。しかも歩き始めて30分くらいでいきなりです。
稲村岩基部の沢をトラバースして直進するところを沢の左岸へ進んでしまったのです(詳細はコース状況に記載)。
関係のないテープを追いかけて気付いた時には200mぐらい上がってたでしょうか。
引き返すのが正しい選択ですが、それでは面白くない。今日の相棒は山偏差値高い...はず。
時間も余裕あるのでN君了解のもとちょっと遊んでみました。
地形図を眺めて登山道に復帰するルートを考える。
どうやら八丁尾根に向かっているようなのでそのまま八丁山経由で完全バリルートで鷹ノ巣を目指すことも考えましたが、雪の状況もわからないまま経験豊富とはいえブランクの長いN君を連れてツッコむのはあまりにリスキーなので却下。現在地と稲村岩尾根の間にある岩稜帯を高捲くように迂回し登山道に復帰することにしました。
しかしそこからの登りが大変でした。斜面はさらに急になり、ザレ、ガレ、浮石の急登の悪路を落石起こしながら登ります。岩登りパートもありました。小さな尾根に上がるまでがめちゃくちゃスリリングで緊張しましたが、めちゃくちゃ楽しかったのも事実でした。N君も悪戦苦闘しつつも楽しそう、だったと思います。

結局稲村尾根北斜面の九十九折れの登り口に着いたのが駐車場を出発して3時間弱。なんとコースタイムを2時間以上もオーバーしてました。
しかしここまでくればあとは2時間ぐらい、楽勝でしょう。
と、思いきやブランクの長いN君は序盤のバリーエーションパートで消耗してしまっていて、みるみるペースダウン。
立ち止まることが多くなりました。
登り始めに、
「山岳協会では50分歩いて10分休むことを推奨してます。」
などとウンチクを垂れるもんだから
「それはおれには当てはまらない」
などと大人げなくムキにならなきゃよかったな〜、と反省。

途中アイゼンが外れたりのアクシデントもあり山頂に着いたのは14時。
苦労の末、誰もいない雪の鷹ノ巣山頂にたち奥多摩の山々の絶景を見たN君は
「あ〜、なんという達成感!奥多摩って素晴らしい!kanosukeさんありがとう!!」
と思ったに違いない。

反省点は多々。
いくら自分よりも経験豊富とはいえ奥多摩に不慣れなN君に対し、装備の連絡、確認があまりにもずさんでした。
ざっくり「雪山装備」と伝えただけですから。CL失格です。
それと単独ならまだしも、奥多摩を知らない人を連れて未踏の積雪ルートを選択すべきではありませんでした。
が、一方で私的には(たぶんN君も)楽しく印象深い山行になったとは思いますので、結果よし?やっぱ、だめ?







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コメント

またしても山ガールと?
うっかり歯ぎしりするところでしたが、男だったのですね。
ホッとしました。

稲村岩尾根は、私も初めて登ったときに道を間違えました。無雪期ですけど。
沢筋から尾根に乗るため左に曲がるところを真っ直ぐ沢沿いに進んでしまい、気がついたら左岸にある崖沿いの旧登山道を歩いていたのですが、同じところですかね?
間違える人が多いので、次に出かけたときは直進方向の道にトラロープが張られていたのですが、雪に埋もれてしまったのかなあ。
全然違うところかもしれませんが…。

いずれにしても、間違えて進むと稲村岩が後方に遠ざかっていくので、すぐに分かるはずなんですけどねー。

S大の元山岳部長を置いてきぼりにするとは、さすがkanosukeさん!
読み応えのある面白レコ、ありがとうございました。
2014/3/20 19:58
残念ながら
山ガール不在の職場登山でした
たぶんgeraさんと同じところで間違えたんじゃないでしょうか。
トラロープはたぶん雪に埋もれてたんだと思います。

道間違いのおかげでなかなか楽しい山行になりましたね〜。

N君はピーク時だったらたぶん私が置いてけぼりだったんだと思いますが、幸か不幸かブランクがあったので上から目線で行けました

最近は公私ともに多忙でしたがようやくひと段落つきましたのでこれからまた再始動しますので、ウラ塾長よろしくお願いします

追伸:geraさんの間違えたところはもしかして沢筋から左側へ北斜面を九十九折れで登るところでしょうか?われわれの間違えたところはそこよりもっと手前の両側を岩壁に囲まれた峡谷に入る手前、古い石組みの堰堤の手前の沢が合流するところです。
2014/3/20 21:37
慰安登山?
kanosukeさん こんばんわ
うぅー とても慰安登山とは言えない M三昧の 好みの
雪中行軍 まさか わざと 間違えたコース 選んだ訳では無いですよね
偏差値53位かな
やはり 雪遊びの達人ですね 山ガー 居なくて良かったんじゃ無いですか
無事で お疲れ様でした
2014/3/20 20:32
わざとです。
ウソです。

soar師匠コメありがとうございます。
期せずしてハードな山行になってしまいましたが楽しい山行でした。
5月の奥多摩トレランのときには応援にはせ参じますよ
2014/3/20 21:41
楽しそうですね
僕も、不慣れなパートナーとの山行で、余裕がある山行を計画することはあります。
で、思ったよりキツくて、パートナーがバテ気味なのを尻目に、自分は充実しちゃったりして。

まぁ、でもその人は一緒に行きたがらなくなりますよね(笑)。

不登校生なんて言わずに、ボチボチ再開して行きましょうよ。
岩場リード講習も、補習しないと忘れてます。

ウラ塾、という手もありますね。
2014/3/21 1:06
じぇじぇじぇ!
こ、これはリアル塾長!
こんなレコに訪問&コメありがとうございます!
思ったよりキツかったのは確かですが、N君は体力落ちてても根性は健在で、
実はこの山行の後も「また行きましょう!」ってほざいてました。
根っからの山屋ですから基本ドMなんですね。性格はドSですが

ここんとこ公私ともに多忙でなかなかクライミングも山も時間をとれずに停滞中ですが、
3月いっぱいでメドがつきますのでまたよろしくご指導お願いします
一応自宅でロープワークの復習はぽちぽちやっております。
ですので「おまえなんて退塾じゃ〜」なんて言わないでくださいね
2014/3/21 3:49
こんな手があったか、笑
kanosukeさん、

取調室のカツ丼美味しかったです!
今度は別の隠れ家(?)教えてもらったら、もっとはきますよ〜
しかし、あれだけはいた雲取情報は使われなかったんだ、あーあ、笑

ドリカム編成が、山屋同士のガチンコ対決に。そしてバリルートの帝王としては、まさか(敢えて?)のルートロスでS大元部長を左右に揺さぶったんですね
さすがバリキング(バリルートの帝王を勝手に省略し名づけてます)だけのことはありますね!さすがのS大元部長もさすがにそんな揺さぶりの展開は想定していなかったでしょう

というのは冗談で、ロス判明から復帰までの速さと、楽しむ余裕をもった落ち着いているところが憎らしいですね〜でもそこがバリキングたる所以、さすがです。

相変わらず、笑いをちりばめたレコをしっかり読ませていただきました!
また、新ネタ楽しみにしていま〜す

zucchi
2014/3/21 8:16
ちょっと盛りすぎました(汗)
zucchiさんその節はありがとうございました
調子に乗って悪ふざけがすぎてごめんなさい
せっかく雲取情報を教えてもらったのに生かせませんでしたが、
山は違えど奥多摩の積雪状況がざっくりとわかったので大変参考になりましたよ

バリキング...完全に名前負けです。
帝王というよりはせいぜいひよこ(たまごかな?)あたりが妥当でしょう
「バリひよこ」

S大のN君はレコではいじり倒しましたが、やはり山岳部でブイブイ言わせただけあって、
体力はなくとも根性は見上げたものがありましたし、山慣れした感じが 漂ってました。
道迷いからルート復帰するまでの間、余裕しゃくしゃくで楽しんでましたね。
恐らく彼の調子が万全なら立場は逆転してたはずです。
なので、今後また彼と行くことがあったらヤツが仕事でヘロヘロのときにと考えております
2014/3/21 13:14
ひとつ曲がり角 ひとつ間違えて 迷い道くねくね♪♪
kanosukeさん、お疲れ様でした

道間違いに気付いて、来た道を戻らずにリカバリー
あ〜これ、ドツボに嵌まるパターンですよね
お連れさん共々、楽しんでやられているようですけど、
単独だとちょっぴり焦る シチュエーション。

セクハラが過ぎたようで 、今回はガールズが不参加で、
良かった、良かった。

まぁ、すんなり事が運ぶより、ちょっとしたアクシデントが
あった方が思い出に残りますが・・・・
何はともあれ「終わりよければすべてよし幾三」ですね
2014/3/21 19:59
違いますよ
セクハラではございません、断じてございません。
そう書いたのに読みませんでしたか?ronさん?
次回はまたガールズ呼びますから楽しみにしていてください
ronさんも参加されます?

>ドツボに嵌まるパターンですよね
その通りですね。
実はN君とそんな話をしながら登ってました。
それでもN君がいたのでまだ抑えていたほうですが、1人ならたぶん八丁山経由で行ったと思います

ホント、終わりよければすべて吉行和子です。
2014/3/22 8:43
八丁山
kanosukeさん、こんばんは。

強力なパートナーとの迷走(?)山行、お疲れ様でした
ronさんも書いてましたが、力のあるお二人でなければ、典型的な・・・ですね
楽しまれたようなので、まあ良いですが、ご無事で何よりです。
私だったら、きっと八丁山経由で行ったと思います

所で、稲村岩尾根初めてだったのですね。それが一番意外でビックリしました

明日、早起きできたら、日原からどこかに行く予定です。
どこに行くかは、明日の気分で決めようと思いますが、稲村岩尾根の場合は、参考にさせていただきます
2014/3/22 19:46
「そーなん」です、川崎さん、じゃなかったcirrusさん
もっとも力がある人はこんなミスはしないと思いますが。

実は鷹ノ巣は水根ルートからしか行ったことがないんですよ
稲村岩尾根フェチのcirrusさんならこんなミスはしなかったでしょうね。
八丁山は今回火が着いたのでそのうち行こうと思います

明日は日原からですか。
ヨコスズ尾根?タワ尾根?八丁山?それとももっとマニアックなところでしょうか。
レコ楽しみにしてます
2014/3/22 23:57
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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