カラ岳〜武奈ヶ岳〜釣瓶岳 バリルート周回
- GPS
- 09:43
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,553m
- 下り
- 1,556m
コースタイム
- 山行
- 8:39
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 9:41
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
カリバー青少年旅行村〜カラ岳 以前には歩く人もいたらしくテーピングも残っている。 現在は伸びた藪や倒木でルートはまともには辿れない。 シャクナゲはこれから花の季節を迎えて楽しみだが、あの強靭な茂みを通り抜けるのはとんでもない苦行だ。 釣瓶岳〜下山まで 基本テーピング等はなし。 昔は道であったろうという痕跡は時々現れる。 尾根の分岐が次々に現れ、ヤマレコアプリのGPSに助けられたが何度も支尾根に踏み入っては登り返した。 倒木も非常に多く、地形の判断が難しいところが多かった。 |
写真
装備
個人装備 |
雨具
行動食
非常食
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
|
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感想
先週比良から戻って地形図をぼんやり眺めているときに目についた尾根を歩いてみようと思った。
ガリバー青少年旅行村からカラ岳へ、ほぼ直登するルートが取れる。
合わせて以前から歩きたかったナガオ尾根を登り、そのまま北東に伸びる尾根を下って周回とする。
登りの尾根道は特に迷う心配はなさそうだが、最後の下りは細かい尾根の分岐が連続している。
体力トレーニングと地図読みの練習を兼ねて一日比良をうろうろしてみよう。
ガリバー旅行村からは過去一度歩いただけだったように思う。
朝の6時。施設入口にある登山者専用駐車場(ありがたい!)に車を止めて歩き出す。
林道の終点から道の脇の斜面を登って尾根に出る。
一応テーピングもあって少しホッとする。
しかしいざ登りだすと、登山道といえるものは見当たらなくなってひたすら地形を見極めながら上を目指す行動になっていた。
(今日したかったのはまさにこれなのだが)
シャクナゲがつぼみを膨らませ、いくつかもう花をつけているのもある。
これだけあれば、ずいぶん華やかな景色が見られるだろう。
いいスポットを見つけたつもりでご機嫌で歩いていたが、このシャクナゲの木は何せ枝が強靭だ。
歩く先に何度も茂みが立ちふさがる。
他の木だと枝をかき分けあてすり抜けることもできるが、このシャクナゲの木だとそうはいかない。
大きく迂回するか、這いつくばって下を抜けるか、時間のかかることこの上ない。
カラ岳にたどり着いて大きく息をついた、体力勝負のルートだった。
カラ岳の電波塔の脇で小休止のあと、八雲に向かって下り始めた。
次郎坊山まで来て地形図がないのに気が付いた。
いつもだとあきらめてそのまま進んでしまうのだが、今日は地図読みのトレーニング。
歩くルートもバリエーションだし、紙の地形図は不可欠だ。
休憩場所まで登り返すと置きっぱなしの地形図が待っていてくれた。
気を取り直してロッジ跡から八雲へ。
八雲からイブルキノコバへ向かうのは先週と同じ。
今日はそこから広谷へ、さらにナガオ尾根に上がる。
この尾根道はさっきとは違い、広くて明るくて開放感がある。
心なしか軽くなった足で山旅気分を満喫する。
釣瓶岳が左に迫り、尾根はそちらに曲がっている。予定のルートはここから支尾根に入り北東に下るのだが、時間は11時。 武奈ヶ岳の山頂でラーメンを食べたくなった。
空は朝から曇っていて、1,000mを越える稜線は時々ガスが覆っている。
武奈ヶ岳山頂も見えなかったが、2時間の寄り道をすることに決めた。
細川越えから武奈ヶ岳への登り、一部まだ雪の覆うところがあり、最後の雪を踏んで山頂へ。
上がった時には視界は確保されていたが、琵琶湖から上がってきたガスが回りの山を隠しだしている。
景色は望めないが、ここまで来て座ってラーメンをすすっていると居心地がいい。
先週の日曜日ほどの賑わいはもちろんないが、それでも数人のハイカーと言葉を交わすことができた。
のんびりできたところで再び釣瓶岳へ。
先週と違って足がつらないのは少し進歩したつもりだが、さすがにペースは上がらない。
それでも焦らずに花を見つけながらゆっくり歩く。
さっきのナガオ尾根の分岐から元の予定ルートに入る。
いきなりの下り急こう配、しかも尾根が広くて方向が見定めにくい。
さらに積み重なった倒木が行く手を阻む。
目の前の状況と周辺の地形、両方に気を配るのは限界がある。
等高線を先読みして尾根の分岐は予想を付けていたが、悪戦苦闘の間に頭から飛んでしまい、アプリの「ルートを外れてしまったようです」のアナウンスに登り返すシーンが重なる。
アプリが装備の一つとして役に立ってくれていることに納得もしながら、手に持つ紙の地形図を有効に活用できていないことが歯がゆくて複雑な心境だ。
まだまだ修行が必要なことを痛感しながら、それでもなんとか無事に下山できたのはありがたい。
レベルアップのために山から何かを教わろうとしても、学ぶ側にも資質は必要。
地形図とはもう少し仲良くなりたい。
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