悲願達成・櫛形山脈縦走ー桜公園〜胎内観音


- GPS
- 07:00
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,055m
- 下り
- 1,033m
コースタイム
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
櫛形山脈は、様々なコースから、年4,5回以上は登るのですが、いまだ縦走はしたことがありません。年々衰えゆく体力を考えて、今ならまだ行けるかも知れない、という思いから、登ることにしました。
朝は厚い雲におおわれていましたが、しだいに青空が広がり、気温も高くなく、いい日を選んだと思います。
コースはいろいろ考えましたが、最終的内には貝屋の桜公園から願文山、大峰山、櫛形山を経て、胎内観音に下るルートを行くことにしました。箱岩峠からのルートも捨てがたかったのですが、下山後の送迎のことを考えて、断念しました。
桜公園の桜は、まだまだ見ごろで、色とりどりのピンクが、朝の光のなかで、あでやかな景色を見せてくれています。
最初の関門は、願文山への登りで、ロープのついた急登が待っています。まだまだ先が長いことを考えて、意識して足を使わず、ゆっくり登ります。途中、雪椿の花が見ごろを迎えていました。そして、山はいつの間にか、もう新緑が始まっていました。
チェリーヒュッテの建つ、展望広場まで来ると、男女二人の登山者がいて、そのうちの女性の方が、この先行けるところまで行って見るといって、ものすごい速さで、あっという間に姿が見えなくなりました。
大峰山にたどり着いて、橡平桜樹林の方を眺めましたが、まだまだ桜の色づきは濃くないようでした。大峰山から法印瀑分岐までは、それほどアップダウンがなく、楽でした。しかし、法印瀑分岐から櫛形山までが、結構きつい登り下りがあって、足にきました。ただ、途中、山桜や、カタクリ、オオカメノキ、イワカガミなど色とりどりの春の花が、疲れた体を慰めてくれます。
ようやく櫛形山にたどり着いて、昼食にしました。すると、展望広場で会った、あの元気な女性が、飯角分岐方面から「ああー疲れた、疲れた」といいながらやって来ました。しばらく話をしてみると、これが、すごい健脚の持ち主でした。足ノ松尾根から日帰りで朳差岳を登った、というから、驚きです。新潟市の人で、またどこかで会いましょうという言葉を残して、また、風のように去っていきました。
櫛形山から先は、坂井越までは、割と平坦でしたが、その先の板入りノ峰、黒中山、ユズリハノ峰の登り下りがきつく、体がどんどん重くなっていきます。ユズリハノ峰から鳥坂山を眺めると、山がひときわ大きく立ちはだかる感じで、さすがにめげそうになりました。しかし、いざ登ってみると案外、傾斜はきつくなく、山頂までは思ったより時間は掛かりませんでした。
ここまでくれば、もう少しと、下山を始めました。ところが、この下り、ロープが連続する、ものすごい急坂で、疲れた足が悲鳴を上げます。 クアハウス胎内の青い屋根や、橋や車が、大きく見えるのですが、なかなか近づかない。もどかしさが募り、ともすると滑って、転倒しそうになるのを必死にこらえるというのが連続します。体が悲鳴を上げる中、やがて、道は九十九折に変わり、それも終わると、アスファルトの遊歩道に出て、ようやく登山口にたどり着いた時は、ほっとしました。そこには、送迎を頼んだ弟が出迎えてくれました。あとは、彼の車に乗って、桜公園まで送ってもらい、念願だった悲願達成となりました。
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