乾徳山:雪は終わって、乾いた岩。山頂の眺望と苔の森。
- GPS
- 07:00
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 861m
- 下り
- 842m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂直下の鳳岩は、取り付きの部分は足場が小さいので、鎖を使って腕力で登る。その上は鎖を使うもホールド、スタンスあり。北面も雪は全くない。 迂回新道は、標識にもあるように、ガレ場の急下降や荒れた道がある。往路を戻った方が楽かもしれない。 |
写真
感想
最近、南岸を低気圧が進むことが多く、関東甲信では、すっきりした晴れが少ない。21日夜の雨の後、22日午前から23日午後にかけては晴れそうだ。雪のない山にも行ってみようと、山頂辺りに岩の多い乾徳山に行ってみることにした。下の徳和からが本道だろうが、ちょっと自信がないので、大平牧場からのショートカットのルートを行くことにする。
21日夜の雨は止んでいるとは思うが、登山道の様子はどうかな。少し遅めに出る。大平牧場までの林道は、舗装で、路面状態は良いが、道幅は狭く、すれ違いができる場所は限られている。大平荘駐車場に着くと、駐車料金は取りに来てくれる。まだ少し雲が流れているが、上空は晴れ、期待通りだ。
大平荘までの林道をソーラーパネルを右に見て、そのまま数分登ると、右に登山口があり、草原に道が伸びている。少し山道を行くと先程の林道の先に出る。旧駐車スペースと言うあたり、現在は駐車禁止。ここに、登山口の表示がある。登って行くと、林道を横切る。最後は林道を少し歩き、道満尾根の道と合う。左から道満尾根が登って来ており。右がこれから登る尾根である。まだ落葉したままの樹林帯の尾根を登って行く。乾徳山らしく、徐々に岩がゴロゴロした登りになるが、針葉樹の暗い樹林を通る所もあり、変化に富んでいる。草原の様に辺りが開けると月見岩となる。ここは展望が良い。空は晴れて、富士山や南アルプスも見えてきた。
月見岩から見える尾根に向かって登って行くと、手洗石が左にあり、また樹林帯に入り、やや急登となる。岩も多くなってくる。そろそろ乾徳山の岩の始まりか、この辺りから鎖の設置されている岩の道と、樹林帯の繰り返しとなる。最初の鎖場は大したことはない。徐々に高度感のある岩の登りが出てくるので、ストックはしまった方が良さそうだ。カミナリ岩には2本の鎖があるが、右側から登って左へとラバーズした。山頂下まで、また、樹林の中を行くが、最後に鳳岩が現われる。20m程だが、鎖も上下2つに分かれている。下の取り付き部分のスタンスが細かいので、鎖を使って腕力で登クことになるかな。その後はホールド、スタンスとも十分、でも一応鎖も使う。登り切ると乾徳山山頂となるという所がいいね。
乾徳山山頂は狭いが、眺望が素晴らしい。富士山から南アルプスの白根三山、甲斐駒ヶ岳の雪がきれいである。奥秩父の主稜は、金峰山の五丈岩から、国師ヶ岳、笠取山方面なのか、続いて見える。帰路は、北面に降りて、迂回新道を通って、国師ヶ原を回って戻ることにする。山頂の北側もかなり急な岩場で、梯子が取り付けられている。その先、水のタルで、稜線から分かれて下るが、標識に「ガレ場の急下降有り」とあるように、岩の多い急な下りで歩きにくく、結構時間がかかる。急降とトラバースの繰り返しである。かなり荒れた道であるが、下の方になってくると、暗い樹林帯で苔の庭の様になった所がきれいだった。最近まで雪に覆われていたんだよね。高原ヒュッテ、国師ヶ原に近づくと、道は岩がなくなり歩き易くなる。高原ヒュッテからは一時登りもあるが林道で、朝通った道満尾根分岐に着く。ここからは、朝登った道を下る。大平荘辺りは太陽光発電のパネルが広がっている。自然破壊ではないのかなと疑問になる。
今日は、雨の翌日であったが、晴天になって、ぬかるんでる所もほとんど無い、良いコースだった。今日出会った方は7名だった。
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