天狗岳より吹雪の洗礼
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 798m
- 下り
- 798m
コースタイム
9:05黒百合ヒュッテ
10:50東天狗頂上
12:10黒百合ヒュッテ(大休止)
14:10渋の湯
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
午前6:00以前には来ないようにと宿の方に注意されてしまいました。 先に駐車場に停めるのではなく、先ず旅館前まで行ってから先に受付をしたほうが良さそうです。 スタットレスタイヤ必要。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
中山峠まではルートもわかりやすく、アイゼンいらないような雪質だったので快適でした。しかも樹林帯なので風もなし。 中山峠からは吹きっさらしでほぼホワイトアウト状態。風も強くなり先の方のトレースが全然見えなくなってしまいました。急傾斜もありますので黒百合ヒュッテの時点でアイゼンを着けといたほうがいいと思います(前爪ありのもの)。 雪質によりますがピッケルなしでも行けたかも。ダブルストックで終始登られてる方もいました。 ピッケルは黒百合ヒュッテにて¥500でレンタル可能。 頂上付近、サングラスについた湯気が凍りつき見えなくなりました。外したら見えるけど、たちまちまつ毛に霧氷ができ目も開けられない状態。サングラス及び、ゴーグルなどは予備を持参したほうが賢明です。また、鼻まで隠せるネックウォーマーもしくは目出し帽も欲しいところ。サングラスが曇らないよう鼻を出していたら、少し霜焼けになってしまいました。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
去年は快晴&ほぼ無風に恵まれ、その大展望が忘れられずもう一度挑戦。
空はどんよりでしたが、最悪でも黒百合平まではスノートレッキングを楽しめるだろうと、住んでいる関西では考えられない寒さの中出発しました。前日に風雪があったのか渋の湯のカラマツの霧氷が美しい反面、後のルートの厳しさを予感させます。
しばらく斜面を登り、黒百合平へと続く緩やかな稜線に出ると、あたりはシンと静まり返った針葉樹の森の中。シカか野ウサギの足跡がトレースを絡めながら森に消えていきます。この連休があと一週間でも続くのなら今日はこんな森をのんびり歩きまくって黒百合ヒュッテに宿泊、天気が良くなるまでのんびりウロウロなんてことをやってみたいものです。
黒百合ヒュッテのすぐ先、中山峠からは樹木も少くなり、傾斜も急になることはわかっていたので、ここでアイゼン装着。一応ストックもピッケルに持ち替えます。峠からしばらく行くと、風のためもうトレースがない。東側の切れ落ちた崖を基準としてあまり西側に踏み込まないようにソロソロ進んでいると、見覚えのある斜面。見た目は急だけれど、アイゼンはよく効くし、ピッケルの石突もグサリと入るので難なく登れます。
しかし!この後が大変。風がますます強くなりホワイトアウト状態。おまけに吐く息の湯気がサングラスのレンズに張り付いた途端凍りつき、視界はさらにヒドイものに。外せば視界は良くなったものの、目に霧氷、鼻にツララ。そんな状況に気を取られていたせいか、何故かあっけなく頂上到着。テキトーに撮影したら躊躇なく下山。西天狗なんてこんなんで行っても意味ねーし…。
下りがキツかったです。正面に吹雪をまともに受けるのでサングラスなしでは目も開けられない。だから湯気で凍りついたサングラスを拭き拭きしつつ、リードは相棒に任せて何とか安全地帯までたどり着いたのでした。
この日は茅野市内のビジネスホテルに宿泊。翌日は諏訪大社など付近を観光しました。
22日は快晴で、見える山々のピークが思い思いにその個性を主張しています。22日にここら甲信越の山に登ったあなた!
…羨ましいです。
自分は「こんな日もあるさ」と諦めがついたけど、相棒はもっと悔しそうでした。
帰ってきたら鼻の左右が少し痛く、ちょっと赤黒くなってます。凍傷か?
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