六甲全山縦走路 - 須磨浦公園から鵯越駅・烏原貯水池まで
- GPS
- 08:08
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 966m
- 下り
- 962m
コースタイム
天候 | 快晴・ほぼ無風 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:神戸市営地下鉄 湊川公園駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道の分岐や迷いそうなところは六甲全山縦走路の案内が出ているので特に問題なし。むしろ市街地のほうが案内を見落としやすい気がしたので、注意が必要。また市街地は車などの交通量が多いところがあり、周囲に注意が必要。 |
装備
共同装備 |
一眼レフカメラ 1 ニコンD7000
三脚 1 Velbon QHD-U4Q
ザック 1
トレラン用ソフトシェル 1 Montura
アルパインパンツ 1 Montura
防寒用フリース 1
Tシャツ着替え用 2
登山靴 1
帽子 1
タオル 2
ヘッドランプ 1 Black Diamond
ヘッドランプ予備電池 1
iPhone5 1 GPS記録用/現在地確認用
地図 1
コンパス 1
食料
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感想
高取山は小学校の耐寒登山以来の30年ぶり。須磨浦公園・旗振山は小学校の遠足以来。山陽電車は高校の時の通学時に利用していた電車。私にとって故郷・神戸の懐かしい記憶と風景が交錯するハイキングとなった。神戸から長らく離れて生きてきたからそう思うのか、故郷の山はいいものだとあらためて思った。
去年から本格的に登山をするようになって、いつか六甲全山縦走路を歩いてみたいと思っていた。比良山系の雪山の季節が終わり、すっかり春めいてきたこの週末。六甲全山縦走路の西端に位置する須磨浦公園から東の六甲最高峰を目指し、何日かに分けて歩いてみることにした。初めて歩くコースなので状況にもよるが、今回は高取山を越えて鵯越駅あたりまで行ければいいなと計画した。
須磨浦公園駅で下車し、まず敦盛塚を訪れた。平家物語の名場面に想いを馳せる。公園内の急な石段を登り、鉢伏山山頂へ。山頂から望む海の風景はやや霞がかっていたものの、淡路島や明石大橋、須磨海岸や神戸の市街地を遠望することができた。旗振山周辺は一の谷の合戦で有名な義経の逆落し。生と死が織りなすドラマが展開したのであろう歴史を想像しながら風景を写真に撮り、山を歩くのは楽しい。おらが茶屋までは整備されたハイキングコースとなっていた。高倉台の団地を抜けて、栂尾山の単調で急な登りの階段に辟易しながらも、横尾山山頂、そして須磨アルプスの馬の背へ。噂には聞いていたが、砂利でズルズルと足元が滑っていきそうな須磨アルプスの岩場に思わず足が竦んだ。ボーイスカウト風の少年少女たちが平然と馬の背を越えていく。想像以上の高度感にビビりながらもなんとか前へと進んだ。
妙法寺に立ち寄り、横尾の団地を抜けて、西側から高取山を登った。高取山山頂の神社から眺める神戸の風景は、懐かしさに満ちていた。以前新田次郎の「孤高の人」を読んだとき、冒頭で唐突に懐かしい高取山の名前が出てきて驚いたことがあった。眼下に自分が通っていた小学校のグラウンドが見えた。私の記憶に残っているのは、震災前の長田の風景だ。自分の人生も故郷の神戸もいろいろあったものだ。。。感慨深い高取山山頂に別れを告げ、懐かしい長田方面に下りようかと迷ったが、縦走路の標識が示す通りに丸山・鵯越駅方面に下りていった。
丸山からは延々と町中を歩き、ようやく鵯越駅についた。日は西に傾いていたので、計画通り菊水山は次回の楽しみにとっておくことにし、烏原貯水池を回って湊川公園まで歩いて行くことにした。烏原貯水池は私の記憶とほとんど変わらず、静かに水を湛えていた。柔らかな斜陽と時折聞こえるうぐいすの囀りが春を感じさせてくれた。貯水池をグルリと歩いて山を下り、町中を湊川公園を目指して歩いた。海と山が近い神戸の特異な地形をあらためて感じることができた山行だった。次回は鵯越駅から縦走路走破を再開しようと思う。
この山行で撮影した写真を下記Flickrで公開中
https://www.flickr.com/photos/kaoru_hayashi/sets/72157643327789605
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