鳥海山七高山BCスキーfrom猿倉ルート


- GPS
- 08:28
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,288m
- 下り
- 1,275m
コースタイム
天候 | 快晴、晴れ、山頂の気温-6℃で寒い😱 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
このルートは一昨日の祓川ルートよりも圧倒的に人が少なく、この日は登山開始時は誰もいなかったので、完全に自分でルートファインディングが必要でした。古いトレースはいくつかありまさしたが、下記の通り雪が硬かったので急斜面を避けて自分でトレースをつけて行きました。 下りも、祓川ルートのように上から駐車場やヒュッテが見えない(わからない)ので、方向を絶えずGPSやコンパスで確認する必要があります。登山口に近づくと登りで通った見覚えのある地形やスノーモービルのあとがあり、これらを参考にしましたが、ガスっていたらGPSがないと登山口に着くのは難しいと思います。 雪の状態は前日の雨が標高1500m位から上では雪だったようで、一昨日は厄介だった山頂付近の硬いシュカブラやアイスバーンが全て埋まっていて、しかもその新雪がわりと硬くしまっていてスキーがほとんど潜らず、快適にシール登行出来ました。下の方は前の雪が凍っていて、シールの抵抗が小さくて、一昨日よりも楽でしたが、急斜面の登りやトラバースはスリップしやすかったので、古いトレースにはとらわれずに、地形を見ながら緩やかなところをルート取りして登りました。 |
写真
装備
個人装備 |
スキー板
兼用靴
ストック
ゴアテックスジャケット
ゴアテックスオーバーズボン
ダウンジャケット
スキーグローブ
ウール帽子
日よけ帽子
ネックウォーマー
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
スマホ
サングラス
カメラ
スーパーカンジキ
アイゼン
リペアセット(針金
ペンチ
ロープ
ガムテープ
耐水テープ、ハサミ
ビーコン
ゾンデ
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感想
一昨日祓川ルートで登った七高山。このルートは3年前にも2回登っているので、今回は距離、標高差とも大きい猿倉ルートにチャレンジしました。
七高山頂までの標高差は1200m以上で、今までシール登行した中では乗鞍岳を超えて過去最高となります。
登頂よりも滑降を目的に、タイムリミットを13時にして行けるところまで登って、 滑降開始することにしました。
しかし、この日は一昨日と違って車の除雪がなかったこと、道路に積雪がなかったこと、登山口がホテルに近いことで、一昨日とあまり変わらない時刻にホテルを出ましたが、猿倉口登山口に早く着き、何だかんだで一昨日よりも1時間近く早く登山開始できました。
このルートから登る人は祓川ルートに比べるととても少なく、駐車場には他には無人の車が一台のみで、私たち2人だけでの登山開始となりました。(一昨日の祓川ルートでは、常時前後して数組の登山者がいました。)
したがってルート取りは完全に自分で判断して登る必要があり、前日以前のスキーや歩き、スノーモービルのトレースはいくつかありましたが、なるべく急な登りがなくなるようにルートを選んだり、時にはトレースのない雪面に自らルート取って登りました。
最初のワンピッチが地形が複雑でルート取りが難しく、急斜面を避けたりしながら登ったので時間がかかりました。
ヤマレコアプリのマップで自分の現在地とみんなの足跡のスキールート(緑の点線)を何度も確認しながら登りましたが、はじめてのルートなのでこれで良いのか一抹の不安を抱えながらでしたが、途中でとてもなれた感じで登っていく単独の男性に出会って安心しました。
この猿倉ルートの登りでは、他には標高1550mの急登を登っている時にしたの方を登ってくる単独の方を見ただけで、1750m付近で祓川ルートからのグループに出会うまではほとんど貸切状態でした。
途中からはトレースのない雪面を自由に登りましたが、昨日の新雪も硬くしまっていて潜らず板が進んで快適に登れ、予想外に早く一昨日とそれほど変わらない時間に標高2000m付近に到着、タイムリミットの13時頃には山頂に着ける見込みで体力的にも妻も大丈夫とのことで、山頂を目指しました。
一昨日は硬いシュカブラとアイスバーンで登り憎かった山頂直下もこの日は良く締まった新雪に覆われてシールが良く効き、12時半頃には七高山に登頂しました。
お楽しみの滑降は猿倉ルートの特権で、東側(百宅ルート側)の雪の大斜面を滑降した後、トラバースして猿倉ルート側へ移動。途中でノー・トレースの斜面を見つけてはマイシュプールを描きながら滑降を堪能しました。一昨日の祓川ルートでは、大斜面が少なく、人が多いので滑降に適した斜面はほとんど滑りつくされて、ノー・トレース斜面は1か所しかありませんでしたが、今回は何度も何度も堪能でき、標高差の大きい猿倉ルートを頑張った甲斐がありました。
このルートの登りは私たち以外は単独男性二人だけでしたが、祓川ルートを登って猿倉ルートへ降りるグループは何組かいました(車2台あれば可能)。
奥さん?とはぐれたという男性に下山した登山口で会いましたが、無事に合流できたでしょうか。下りはGPSがないとルート取が難しくて、登山口に戻れたかどうか心配でした。
今回は天気と雪の状態に恵まれて登頂でき、期待をはるかに超える滑降を楽しめて、とても幸運でした。次またこんなラッキーに会えるかどうかわかりませんが、ぜひまた来たいと思います。
コメント
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翌日、湯ノ台ルートに行きましたが、雨に降られ早々に撤退してきました。鳥海は色んなルートがあっていくらでも楽しめますね。良い山です。遠いのだけがネックですな😣
確かに、この山が関東の近くにあったら最高なんですがね。
でもそうしたら、今の何倍もの人が大勢押しかけて、この静かな猿倉ルートでさえ
祓川ルート以上に滑られて、ノー・トレースがまったくなくなってしまうでしょう。
痛しかゆしですね。
猿倉ルートは本格的にルーファイが必要で、雪山やバリルート慣れしてないと
個人で行くのは難しいでしょうね。
難易度は一般道の祓川に対して、バリの猿倉、といったところですが、
ウランさんなら全く問題ないでしょうね。次に鳥海山に行くときはぜひ
いてみてください。
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