孫太尾根【花を愛でる尾根は雪の尾根だった】
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,228m
- 下り
- 1,155m
コースタイム
伊勢治田駅(5:50)〜新町配水場(6:35/6:45)〜丸山(7:40)〜草木(8:20/8:25)
〜多志田山(8:55/9:00)〜藤原岳展望台突端(9:35/10:00)〜袴腰(10:25)〜
頂上台地経由藤原山荘:昼食(10:50/11:30)〜八合目〜大貝戸登山口(13:20)
天候 | 曇りから雪 午後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
三岐鉄道で「伊勢治田駅」→「垣内」信号で国道306に出る→ 新町地区への案内に従って右折→水路の有る小さな舗道に入る。 駅から配水場(墓地)までは、徒歩で約1時間。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届は大貝戸登山口で投函した後、西藤原駅へ。 丸山を過ぎると尾根にはぬかるみが出てきて、状況は良くありませんでした。 大貝戸コースもひどいぬかるみで、滑りやすい状況でした。 (スパッツを忘れたのでズボンがひどく汚れました。反省です) 孫太尾根の節分草、大貝戸のカタクリも残念ながら見つけられませんでした。 |
写真
感想
この時期は孫太尾根の花を訪ねる人が多い。
レコを参考するとまだ間に合いそうだ。
春の花を愛でながらゆっくり辿りたいと余裕を持った計画で
今週も藤原岳を歩こう。
伊勢治田から新町を目指して歩き出すが、あいにくの空模様だ。
ショボ降る雨の中を新町の配水場に向かう。
奥村から新町地区に入ると山並みが眺められるが、
集落の奥に見える竜ヶ岳方面には
雪雲がかかり、なんと山頂部には冠雪が見られる。(驚き)
天気次第では丸山、草木辺りで引き返そうと決めて配水場を出発する。
そろそろ神武社殿跡の登りにかかる頃、不意に声をかけられる。
それはhigurasiさんだった。計画は知っていたのだが今日出会えるとは。
とりあえず藤原岳までは同コースなので御一緒していただくことに。
(higurasiさんは健脚なので着いて行けるか心配だが・・。)
神武社殿跡の急斜面から尾根に乗る。
苔と石灰岩を踏む鈴鹿北部らしい雰囲気の尾根だ。
青川峡を隔てた冠雪した遠足尾根を眺めながら高度を稼ぎ、
岩が集まるピークに出るとプレートは無いが最初のピークとなる丸山だ。
丸山まで上がれば草木までは、緩やかで快適な尾根が続くのだが、
時々現れるトラバース帯はぬかるんで滑りやすい。
おまけにガスが流れたり、小雪が降ったりと相変わらず悪いコンデションだが、
足元に咲く花を探しながら辿って行くと知らぬ間に草木のピークだ。
知らず知らずの内にhigurasiさんのペースに乗って計画より早い到着だ。
雪に覆われたピークから望める藤原岳もまるで冬の景色だ。
サクサクと雪を踏む尾根の傾斜が増し、頑張って多志田山を越えると
いよいよ藤原岳展望台への最後の登りとなる。
雪の下から覗くバイケイソウの斜面が岩累の急斜面に変わると、
展望台突端まで一気に突き上げる孫太尾根のフィナーレだ。
岩陰に隠れて咲く福寿草を踏まないように岩を踏んで登り切ると
石灰岩が乱立する展望台の突端に出る。
(節分草を探しながら登ったがとうとう見つからなかった。)
ザックをデポしてhigurasiさんを追って展望台へ向かうが、
寒々とした景色が広がるのみで、県境稜線さえも見えない。
higurasiさんは竜ヶ岳への周回を断念して大貝戸を下る決心をしたようだ。
そうと決まれば時間も早いので、higurasiさんが希望する袴腰へ行きましょう。
眺望が悪い中、台地の南端を辿って袴腰に出て
突端から採掘場や孫太尾根を眺める。
ここまで来ると藤原岳山頂とは思えない人工的な景色が広がる。
(太平洋セメントの社有地なので仕方が無いか・・・・。)
少し戻って袴腰の三角点を踏んだ後、林道のような道で頂上台地へ戻る。
頂上台地のカレンフェルトをぬって反時計方向で巡りたかったが、
とうとう吹雪になって来た。
残念だが山荘で昼食を摂る事にして早々に山荘に逃げ込むと、すごい人混みだ。
僅かなスペースを見つけて立ったままの食事だが、
吹雪を避けて食事ができるだけでもありがたい。
身体も温まったので山荘を出ると、皮肉なことに天気は回復してきたようだ。
復旧した聖宝寺コースも魅力だが、荒れた天候の影響も残るだろうから
予定通り大貝戸コースで下る。
田んぼのようにぬかるんだ道だ。咲き誇る福寿草を観賞しながらゆっくり下ろう。
登山口休憩所で泥に汚れた靴やストックを洗って一息ついた後、
higurasiさんを新町の配水場まで送って、ここでお別れする。
帰路からは回復した青空の下、青川の桜や藤原岳がすっきりと眺められた。
春を告げる花を愛でながらゆっくり登る予定が思わぬ雪ですっかり狂ったが、
思いがけずhigurasiさんとの同行となり、楽しい山行だった。
【行程が若干異なるためhigurasiさんとは別にアップしました。】
こんばんは。
電車を利用した周回コースなので,
かなりのロングコースですね。お疲れ様です。
おまけに,4月とは思えない,厳しい天候の中,
周回達成お見事です。
山がこんな雪景色とは想像もしていませんでした。
今度は,三人で歩くことができると嬉しいのですが,
私は4月から新しい環境で,忙しく,
しばらく休みがとれそうもありません
一段落しましたら,山に戻りますので,
その時はよろしくお願いします
totokさん 今晩は。
曇り空は覚悟していましたが、まさか吹雪になるとは・・・。
環境が変わる話は道中で伺いました。
落ち着くまで大変でしょうが、日常生活を早く取り戻して下さい。
今回は偶然が重なってhigurasiさんとの一日同行でした。
二人でゆっくり頂上台地を歩きたかったんですが何せ吹雪が・・・。
これからは足元に咲く花から頭上を見上げる花に変わっていくでしょう。
また山に戻られる日をお待ちしています。
こんばんは
春山が、突然の冬景色。
花めぐりの山行が、雪山山行となって残念ですね。
小さく可憐なセツブンソウも雪に埋もれてしまったのかもしれません。
孫太尾根のフィナーレでたくさん見つけることができたのに。
山は逃げないので、花の孫太尾根またチャレンジしてみてください。
tanosikuさん 今晩は。 冬の孫太尾根になってしまいました。
春の花を楽しみに出掛けましたが、自然には勝てません。
目を皿のようにして伺ったんですが、とうとう見つかりませんでした。
tanosikuさんの情報で見られる場所は判明したので、
次回の楽しみに残しておきます。
これからも宜しくお願いします。
onetotaniさん
こんばんは
今年の春は暖かい日があったり寒い日が
あったりと目まぐるしく変わり
花たちもビックリしているのではないでしょうか。
寒い日でしたがhigurasiさんとの出会いは
心暖まることだったでしょう。✌
kazu97さん 今晩は。 まさか雪の中を歩く事になるとは驚きです。
鳩吹山のレコとは真逆の風景でした。
それでも思わぬ出会いが有って、厳しいコンデションの中でしたが、
楽しい山行が出来ました。
土曜日の夕方以降の雪、
季節はずれの寒波でしたね。
あの藤原岳が、真冬の景色ですね。
節分草、残念でしたね。皆さんのレコで
続々写真がUPされてるので
大群落なのかなと思ってましたが
雪には勝てないですね。
聖宝寺のルート、僕も興味深深です。
来年の福寿草時期は、聖宝寺から
孫太尾根で歩いてみようかと思ってます。
komakiさん 今晩は。
花ありきの山行なので曇天は覚悟しましたが、雪までは予想外でした。
皆さんのレコで、花の場所は想像できたので探しながら登りましたが
残念です。次回のお楽しみにしておきます。
聖宝寺ルートも崩壊やら堰堤工事やらで復旧が遅れましたが、
待望の復活です。春の花も秋の紅葉も素晴らしいコースですよね。
そして孫太尾根は鈴鹿の雰囲気が色濃く残る良い尾根だと思います。
山麓からピークを越える度、段々と藤原岳が近づくワクワク感が
魅力です。 是非歩いて下さい。期待を裏切りませんよ。
onetotaniさん、こんばんは
4月の鈴鹿で吹雪ですか
15〜20の写真を見る限りでは、花を愛でるどころではなさそうですが
雪の下になっても頑張る福寿草は健気ですね
それにしても、こんな天候なのに山荘はいっぱいだったとは…
さすがにこの時期の藤原岳は大人気なんですね
moroheyさん コメント有難うございます。
こんな荒れた日に逃げ込める場所が有って、本当に助かりました。
以前も千種街道で同じように避難小屋へ逃げ込んだ記憶があります。
孫太尾根を花を眺めながら辿る予定が外れて少し残念でしたが、
The Suzukaを感じさせる長い尾根はやはり魅力的でした。
静かだった尾根とは違い、花の時期の大貝戸コースは人が途切れませんね。
下山時にも何人もの方とすれ違いました。
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