富士山(河口湖登山口)トレラン
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- GPS
- --:--
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,557m
- 下り
- 1,553m
過去天気図(気象庁) | 2009年07月の天気図 |
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アクセス |
感想
朝3時に起床して、着替えて、自宅から5km先離れたオッティモまでジョグ&ウォーキングにて向かう。4時にオッティモで今回の富士山トレランに参加する道場メンバーが集合(師範、尚ちゃん、うめさん、ヒロさん、ケンケン)。
ヒロさんの車にて高速道路に入って、河口湖口5合目へ向かう。
6時30分に駐車場に到着し、着替えを済ませて、いよいよトレラン開始。
5合目地点は、2300mくらいだが、少し肌寒いくらい。ロングタイツ、長袖Tシャツ、半そでTシャツを重ね着という格好にて、特に問題なし。バックパックには、500mlのポカリ、行動食、ウインドブレーカー、雨具、手袋、タオルを入れている。
5合目から約1kmほど離れた地点に駐車することになったので、最初の1キロはスバルラインのロードを小走りにて進む。
5合目にてトイレを済ませ、6時45分いよいよ出発。5合目から6合目は、ゆるやかなのぼり道が続き、ジョグを織り交ぜながら楽しく進む。この区間では、特段の問題はない。
6合目から7合目入口までは、砂の多い道を登る。足がとられて歩きにくいけれども、ハイカーの人の2倍くらいの速度にてサクサクと進んでいく。
7合目から岩場が始まる。手を使いながら、急な岩場を登っていく。足が岩にひっかかる分、砂を登るよりも楽な気がした。
さすがに7時前から頂上へ向けて登る人は少なめで登山道は、日曜なのに空いている。今月末の富士登山競争に参加すると思われる格好の人たちが、何人も登ってくる。挨拶しながら、少し話しをして登る余裕があった。
岩場が終わる頃、8合目入口付近(3000m)に到着。この段階で、5合目スタートから1時間30分くらい。ヒロさん、師範、うめさんたちに多少遅れはしたものの、待ってもらえる程度の範囲にて行動ができていた。
8合目あたりから、気温が一気に下がる。寒くなり、ザックからウインドブレーカーと手袋を取り出す。ちょうどよいくらいになり寒さが和らぐ。
4人で8合目をスタートした直後に師範が立ちくらみでふらつく。そのまま、伝染したかのように僕もめまいがしてきて、まっすぐに立つことができない。酸素の薄さを感じる。ここから、僕の遅れがひどくなり始める。おまけに軽く頭痛までしてくる始末。ヒロさんとうめさんは、なんともないらしい。呼吸も苦しくないとのことで、普通の呼吸で登っていく。
僕は、呼吸が激しく荒くなり、フラフラとしながら登るような感じで進む。師範は、呼吸に乱れがあるものの、ヒロさんに付いて登っていく。うめさんは、その少し後ろを進む。僕は、3人に追いつくことは諦めて、単独にて登頂を進める。
後から上がってきた富士登山競争の試走をしているトレイルランナーたちに抜かれていく。6合目で話をした後、僕が、余裕で抜いてきたランナーにも追いつかれてしまった。僕の背中をポンと押して、「お先に」と声をかけられた(汗)
抜かれまくりの中、さすがにハイカーに抜かれるわけにはいかない。そこだけは、譲れないポイントとして気にしながら進む。空気が薄いということが、こんなにも辛いものなのか。
時折、吹き付ける強風で砂が顔にあたり痛い。ただ、今日は、たぶん風は弱めだろう。8合目からは雲海の中に入っていき、視界も20mくらいまでおちる。それまでの晴天がうそのようにガスが充満している。先も後も見えないので、一歩一歩の歩みが無限に続くかのように感じられて、精神的にも参ってくる。
とにかく1歩、1歩を進めていくが体が思うように動かない。今回のトレランでは頂上まで5合目から2時間30分で登るつもりで考えていたが、そのために必要なタイムがなくなっていく。
9合目についた。もはや3人の姿は見えない。ここからは、ハイカー速度で30分くらいで山頂へ着く。普通の山ならハイカーの半分の時間で登れるはずだが、呼吸が苦しく20分くらいかかるかなぁと考えながら足を進める。
孤独に登っていくのも退屈なので、家族から遅れて、必死で登っていた女子高生くらいの子に話しかけて一緒に登ってみた。さすがにペースが遅くなり、これでは特訓の意味がないかなと反省して、5分くらいした後、分かれて、単独行動に入っていった。
残り10分くらいで頂上かなと思った頃、ヒロさんと師範が上から降りてきた。寒くて待ちきれなかったらしい。二人は、5合目から2時間30分くらいで登ったとのことなので20分以上待っていたのだろう。
二人の顔が見えたとき、安心した反面。もし「もう時間がないから、このまま降りるぞ。」と言われたらどうしようという心配もしたりした(笑)あと10分で山頂なのに、時間切れで下山って、ありえないだろう・・・。
もちろん杞憂に終わった。ヒロさん、師範と一緒に山頂へ向かって登り、ようやくゴール。
いやはや3000m越えてからが辛かったなぁ。結局、タイムは5合目から3時間だった。
山頂の山小屋で少し休憩をしてから、下山道へ。
下山道は岩場がなく、ガレ場のような砂場のような道を延々と下っていく。
足がとられて滑りやすく走りにくいが地面からの衝撃は少ない。ジョグペースくらいで飛ばさすに下る。特に危ない場面はなかったのだけど、長い下りによって、足の親指がシューズのつま先とあたり続けて、特に左足の親指爪に強烈な痛みが走る。我慢して下るしかなく、そのまま7合目でトイレ休憩しただけで下っていく。
下りは、膝を痛めたヒロさんやランシューで滑りまくりの師範よりも速く降りることができた。6合目でうめさんも含め4人で合流し、そのままジョグにて5合目に戻る。
下りタイムは、1時間25分くらい。
結局、休憩時間も含んで、トータルで4時間30分くらいで富士山トレランを終了した。
富士山って途中宿泊をしないと登れない山というイメージがあったけど、4時間ちょっとで登ってくることができる山だったのかと改めて驚く。
しかし、今回の僕のタイムでは富士登山競争に参加しても完走できない。あと30分速く登れるようにならなくてはいけない。あの薄い酸素の中、呼吸を乱さず、登り続けるヒロさんを見ていると僕には永久に登山競争には参加できないような気がしてきた(汗)
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