尾瀬ヶ原
- GPS
- 09:39
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 190m
- 下り
- 85m
コースタイム
- 山行
- 4:03
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 4:16
天候 | 初日快晴 2日目快晴のち時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
尾瀬戸倉9:58下車上毛高原から2,500円沼田から2,100円 乗合バス戸倉10:10発鳩待峠10:45着1,000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所なし。 天候に恵まれて、スニーカーで来てる人も結構いた。 鳩待峠でヤマレコのログをオンにするのを忘れ、少し降ってから登山スタートボタンを押したせいで、初日のログは途中から。 |
その他周辺情報 | 尾瀬ぷらり館は土日祝日のみ営業らしい。ゴールデンウィーク中日の5/6は営業してなかった。鎌田の「ちぎら」も本日休業の看板が出ていた。 道の駅尾瀬かたしなの食堂は14:00で閉店。 沼田駅近くのトンカツ屋「山彦」は日曜5/8から営業。帰りのバスで街道沿いにトンカツ屋を何軒か見た。 事前に調べて営業しているか確認が必要。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
毛帽子
靴
ザック
サブザック
輪カンジキ
スノーシュー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
マスク
携帯バッテリー
着替え
軽アイゼン
老眼鏡
近視眼鏡
登山靴を入れる袋
下山後に履き替える靴
|
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共同装備 |
クッカー・ストーブセット
熊避け鉄砲
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感想
さて今日は。友達と残雪期の尾瀬に行く約束。
高崎で降りて沼田駅まで行き、そこから関越バスに乗っても良かった。上毛高原まで行ってから始発の尾瀬戸倉経由大清水行き関越バス。乗客は少ないが、みな尾瀬に行くと見える。
お昼のおにぎり買ってない。途中鎌田で休憩時間がある。降りて背と足を伸ばし、近所を歩いてみる。製麺所が生うどんを売ってた。おにぎりが売ってそうな場所はなし。しばらく歩いた先の道の駅尾瀬かたしなまで行けば売っていただろう。仕方なくバスに戻る。
尾瀬戸倉で下車。周りを見渡すが、おにぎりを売ってそうな場所はなし。鳩待峠までの乗合バスはすぐに出る。1,000円払って乗車。一番後ろに陣取る。後から乗ってきたカップルにちょっと驚いた。彼氏はちゃんと登山靴を履いている。問題は、彼女の方。どうみても街のズック靴。靴下でなくてフットカバーってやつ。リュックも街で背負うような紐の幅が細い、お洒落なリュック。「ああ、そうか、彼氏が今日は鳩待峠から尾瀬に行くっていうんで、わざわざ彼女が鳩待峠まで見送りに来たのか。いいなぁ。」って勝手に想像。後にその勝手な想像を裏切るのだった。
鳩待峠で昼飯買えるかなぁ、昼飯食えるかなぁ。って心配しているうちに鳩待峠。休憩所でおにぎり弁当600円。その場で大きなおにぎりを2つ握ってくれて、鶏の唐揚げをその場で揚げたのを1つ。卵焼きに梅干し。豪勢だ。
休憩所で弁当ガラを引き取ってもらった。冬靴にチェーンスパイクを装着し、ストックもスノーバスケット付きを伸ばして準備万端。
鳩待峠付近は除雪してあって、全く雪がなかった。けれど、除雪していない箇所は3mくらいはあった。
こんもりとした雪を乗り越えたら後は下り。一面雪。チェーンスパイクがグリップを利かせる。冬靴とあって全然冷たくない。降りていくうちにだんだん暑くなってきた。気温は20℃。暑いはずだ。行き交う人たち、同じ方向を向いて山の鼻まで降りる人たち。
途中木道が露出している箇所があり、一部木道を歩いたけれど、夏道と違う冬道を行く箇所も多く、トレースを辿る。
と、あのカップルが見えてきた。「え”。あのまま降りてる。あのままのズック靴で。靴底は白くてブロックパターンなんてない代物。で、一人ずつストック持ってるのかと思ったら、その辺で拾ったらしい木の枝を杖にしてる。
「もしかしたら、その道のベテランで、オレたちなんか足元にも及ばない人なのかもしれないぜ?」とは友人の弁。「おお、そうか。こんな道に冬靴で軽アイゼン装着して降りるなんてアマチュアだぜ、ってな?」
ヨッピ川の橋を越えると山の鼻が見えてきた。葉が全部落ちてるから、見通しが良く、夏だったらもう少し長く感じたところ、木々の間から山荘が見えると近くに見えて気がラク。
水場で小休止。試しに、チェーンスパイクを外してみる。歩けるじゃん。雪を踏んだとき、多少沈んだりバランスを崩しそうになったりするけど、全く問題ない。友達は、誰も履いていないから恥ずかしいなと言いながら、買ったばかりのスノーシュー 装着。歩きやすいと言う。
初日はビビって、木道があるであろう夏道からちょっと離れて雪原を歩いてみた。「自由だ!」とか言って。けれども、あとでヤマレコのログを見て愕然とする。夏道の木道から全然離れてないじゃん。どうりで、ヤマレコアプリが警告を出さなかったはず。翌日の友人の弁では、「ちょっと悪ぶって、「オレたちワルだぜー。」とか言って、全然羽目を外してないような?」ってなカンジ。雪原の真ん中に立ったつもりだったんだけどなぁ。
至仏山を見ると、残雪期のバックカントリーを楽しんでいるらしき人々が滑り降りてくるのを見た。来年はあそこに居たいものだ。
牛首分岐の標識は上ちょっとが顔を出して下は埋まってる。龍宮小屋の前で暫し休憩した。まだ結構な高さの雪が残ってる。
龍宮小屋から見晴は近い。麓の見晴が見えてきた。
燧小屋の入り口は建物の裏手にある。2食付き1人10,000円と、部屋代1部屋2,000円の割り勘分1,000円合計11,000円を支払う。
部屋に荷物を下ろし、暫しゆっくりする。生ビールあるんじゃなかったっけ。という訳で階下におり、生ビールを注文。800円。部屋に持って上がって乾杯。旨い。非常に美味い。
直にお風呂の館内アナウンス。男女交代というから早めに入っておかないと。汗を流して湯船で体を暖める。シャンプーリンス禁止のお風呂だが、風呂があるのはありがたい。
5時半近くなり、夕食の館内アナウンス。我々以外に年配のカップルと女性が1人、というのがこの日の客全部のようだった。
山小屋のご飯として品数の多い晩ご飯だった。魚の炊いたのの上に乗っていた大根おろしに緑色の魚卵が印象的。後で尋ねると、岩魚の卵だという。野菜と竹輪の煮物が何かのキノコの香りがした。ご飯は舞茸ご飯。味がついていて山で疲れた体に非常に美味い。何度もお替り。
部屋に戻って外が暮れていくのを楽しむ。持っていった黒霧島を楽しむ間もなく寝込んでしまう。気がついたら9時消灯。朝5時過ぎまでぐっすり。
至仏山モルゲンロート、とはいかなかった模様。
荷の支度をしていると朝食アナウンス。朝も結構品数多く。印象的だったのは、天然なめこと思しき味噌汁と、ドライオレンジの乗ったヨーグルト。朝食もご飯を何度もお替りして御櫃は空になった。
お世話になりましたと山小屋を後にする。出がけに聞いた話だと、三条の滝への道にある鎖場の鎖は冬の間取り外してあるのだとか。で、雪が無くなったのを見計って、山小屋の人たちが鎖を付けに行き、道を整備して三条の滝へのルートが通行可能になるという。今年は雪が多かったから、例年より先になるかもしれないという。
この日前日の女性を見習って、冬靴は背に担いでワークマンのアクティブハイクで出発。全然問題ない。シャンク入ってなくて靴底が曲がる分、歩きやすい。人が歩いていない雪面を歩く方が歩きやすいということもわかった。で、夏道を離れて雪原へ。で、ヤマレコマップに叱られて初めて、木道のルートからさほど離れて歩いていないことを知った。雪原の真ん中に立っているつもり、一面雪原だから、普段は入れない湿原の真ん中に立っているつもり。けど、本当は木道から50mと離れてはいなかった。それでも2日目は比較的自由に歩き、逆さ燧や逆さ至仏を沢山撮った。以前残雪期でない時期に来たとき、逆さ燧が撮れるスポットがあった。残雪期はそれとは別の場所に立って撮ることができる。
雪原でいろいろ面白いものを見た。窪みに胡椒みたいな埃が溜まり、それが太陽の光で暖まってさらに深くなったような雪の窪み。中には褐藻が生えているみたいに見えた窪みも。動物の足跡もあった。蹄が2つ。鹿か猪か。雪の表面に筋が入ったのを何度も見かけた。真っ直ぐに筋があり、十字に交差したところ、Y字になったところ。雪の下の凍った部分が収縮して断層みたいに割れてできたのかと想像した。しかし、筋の下がどうなっているか、トレッキングポールで弄っても断層らしきものはない。丸い形の中にブロックパターンみたいな形状をした跡も沢山見た。
いかにもアタックしそうなカップルとすれ違う。燧ですかと聞くとそうだと言う。いいなぁ。いつかこの時期に燧ヶ岳に登りたいものだ。右手にある山には、雪が積もっていないと行けない山があるはず。そこへも行ってみたい。
尾瀬戸倉へのバスに乗っていた外国人の女性とすれ違う。昨夜は至仏山荘に泊まり、これから見晴まで行くのだとか。
ふと見かけたものを写真に撮ったり、何だろうと話したりしながら歩いた。山の鼻には3時間半掛けて到着。
湯を沸かして味噌汁。モンベルの永谷園製ガーリックリゾット。熱湯注いで3分でできるのはありがたい。香辛料が効いて美味かった。
ワークマンにチェーンスパイクを装着。グリップが良いのか、何だか足を上げる瞬間に雪に吸着している感覚がある。今回わかんは使わなかった。ワークマンにチェーンスパイクでサクサク歩ける。その時の天候や雪の状態・前数日の天候にも寄るのだろうが、天候に恵まれていい状態の時には歩きやすい装備に変えられる準備をしておくのが良いと思った。
鳩待峠に着いたら乗合バスがすぐに出る時刻。土産物屋で花豆の生豆がないことを聞き、バスに乗り込む。乗る時、ぷらり館が今日は営業していないことを運転手から聞いた。ゴールデンウィークと言えど、中日の平日は営業していないらしい。
帰りのバス停前で下ろしてもらう。沼田への関越バスは4分前に行ってしまった後だった。酒屋で地ビールを買って乾杯。自分用土産トマトの焼酎を購入。30分後の上毛高原行きバスに乗る。と、何度か見かけた外国人女性が乗っていた。またお会いしましたねと挨拶。
ぼくらは土産物を買いに道の駅で下車。花豆の生豆やら群馬ちゃんサイダーやら何やらで荷物が重くなる。帰って計ったら、22キロもあった。重いはずだ。背負った感じで行きはせいぜい15-17キロくらいだったはず。5キロも土産を買ったってことか。
尾瀬ヶ原雪原
https://www.youtube.com/watch?v=zUQz3QSUy-I
逆さ至仏と逆さ燧
https://www.youtube.com/watch?v=0v4JgMy-w7U
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