ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4264423
全員に公開
アルパインクライミング
剱・立山

残雪期 剱岳・源次郎尾根

2022年05月03日(火) ~ 2022年05月05日(木)
 - 拍手
ryowall その他1人
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
49:04
距離
14.9km
登り
2,127m
下り
2,134m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:57
休憩
0:25
合計
3:22
距離 4.5km 登り 515m 下り 420m
8:15
8
8:23
18
8:41
9
8:56
9:04
113
10:57
11:14
23
2日目
山行
8:02
休憩
1:23
合計
9:25
距離 6.0km 登り 1,178m 下り 1,180m
4:53
4:54
41
5:35
117
7:32
7:39
40
8:19
8:41
62
9:43
10:04
1
10:05
10:07
4
10:11
10:19
14
10:33
10:40
8
10:48
10:52
12
11:04
11:10
32
11:42
11:45
8
11:53
13
12:06
12:08
127
3日目
山行
2:31
休憩
0:24
合計
2:55
距離 4.3km 登り 431m 下り 534m
6:23
49
宿泊地
7:12
7:23
33
7:56
18
8:14
8:15
37
9:02
4
9:06
9:18
0
9:18
ゴール地点
天候 3日概ね晴れ/夜は強風 4日早朝強風/概ね晴れ 5日晴れ 
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
web予約
コース状況/
危険箇所等
・危険箇所特に無し
・雪は気温の上昇や陽の当たり具合ですぐに崩れる
・別山尾根の前剱のクライムダウンは要注意
その他周辺情報 ■立山吉峰温泉 ゆ〜ランド
https://www.yoshimine.or.jp/
予約できる山小屋
雷鳥沢ヒュッテ
剱澤小屋
剣山荘
大賑わいの立山駅を6:40発のケーブルカーで出発。
2022年05月03日 06:32撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
5/3 6:32
大賑わいの立山駅を6:40発のケーブルカーで出発。
バスに乗り継ぎ室堂へ。
2022年05月03日 07:30撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
5/3 7:30
バスに乗り継ぎ室堂へ。
THE DAY !
天気良すぎ!前日に少し雪が降ったみたいでクリームを纏ったかのように滑らか。
では、スタート。
2022年05月03日 08:15撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/3 8:15
THE DAY !
天気良すぎ!前日に少し雪が降ったみたいでクリームを纏ったかのように滑らか。
では、スタート。
雷鳥沢キャンプ場から剣御前小舎まで冬道を登ります。今回の荷物は27kg。冬装備、登攀具、食材、そしてお酒。しんどい登りですがこれも楽しみます。
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雷鳥沢キャンプ場から剣御前小舎まで冬道を登ります。今回の荷物は27kg。冬装備、登攀具、食材、そしてお酒。しんどい登りですがこれも楽しみます。
日差しがきついので日焼け対策は万全に。UVリップ塗り塗り。
2
日差しがきついので日焼け対策は万全に。UVリップ塗り塗り。
紺碧の空に向かって登ります。
体力モンスターはガンガン登っていく。
前回ホワイトアウトしたのはこのあたりだろうか。その時のことが鮮明に頭によぎる。あの怖さを知っているからか、自然と急ぎ足になってします。
2022年05月03日 09:19撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/3 9:19
紺碧の空に向かって登ります。
体力モンスターはガンガン登っていく。
前回ホワイトアウトしたのはこのあたりだろうか。その時のことが鮮明に頭によぎる。あの怖さを知っているからか、自然と急ぎ足になってします。
順調に剣御前小舎まで登ってきた。今のところ剱岳さんも機嫌良さそう。
あとは今回のキャンプ地まで下るのみ。
2022年05月03日 11:00撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/3 11:00
順調に剣御前小舎まで登ってきた。今のところ剱岳さんも機嫌良さそう。
あとは今回のキャンプ地まで下るのみ。
下ってる途中で雲が取れて、美しくも厳しい姿が露わになった。これだよ!
2022年05月03日 11:26撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
3
5/3 11:26
下ってる途中で雲が取れて、美しくも厳しい姿が露わになった。これだよ!
剱岳が目の前の好立地にテントを設営。今夜から明け方にかけて強風らしいので壁もなるべく高く立てた。もう少ししっかり壁を作りたかったが、、、ビールの誘惑に負けた。居酒屋開店。
2022年05月03日 12:51撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/3 12:51
剱岳が目の前の好立地にテントを設営。今夜から明け方にかけて強風らしいので壁もなるべく高く立てた。もう少ししっかり壁を作りたかったが、、、ビールの誘惑に負けた。居酒屋開店。
外でダラダラ飲むが風が出てきたのでテントへ入る。
2022年05月03日 12:56撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
2
5/3 12:56
外でダラダラ飲むが風が出てきたのでテントへ入る。
今宵はスンドゥブ鍋のスープを使った具沢山の鍋。満腹満腹。酔いもほどほどに回ったので早めに就寝。
明日の天気もバッチリ予報なので楽しみだ。
しかし、風が強くテントがバタバタと揺れる。今になって壁をもっとしっかり作っておけば良かったかなと思ったが時すでに遅し。
おやすみなさい。
2022年05月03日 15:56撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/3 15:56
今宵はスンドゥブ鍋のスープを使った具沢山の鍋。満腹満腹。酔いもほどほどに回ったので早めに就寝。
明日の天気もバッチリ予報なので楽しみだ。
しかし、風が強くテントがバタバタと揺れる。今になって壁をもっとしっかり作っておけば良かったかなと思ったが時すでに遅し。
おやすみなさい。
いよいよ源次郎尾根を登る日が来た。
風は多少あるものの想定内。それ以外は絶品のコンディション。
当初は4:30発としていたが景色が見えない暗い中を歩くのももったいないので少し遅らせて4:50出発。
2022年05月04日 04:49撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 4:49
いよいよ源次郎尾根を登る日が来た。
風は多少あるものの想定内。それ以外は絶品のコンディション。
当初は4:30発としていたが景色が見えない暗い中を歩くのももったいないので少し遅らせて4:50出発。
剱沢に向かって急降下。
写真では伝わらないないけど、風は強い。
2022年05月04日 04:54撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 4:54
剱沢に向かって急降下。
写真では伝わらないないけど、風は強い。
朝陽と吹きおろしてくる風が幻想的。
2022年05月04日 05:09撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 5:09
朝陽と吹きおろしてくる風が幻想的。
大岩に到着。
緊張からかお腹の調子が悪くトイレ。すっきりしてから装備を付けてクライミング準備。
2022年05月04日 05:18撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 5:18
大岩に到着。
緊張からかお腹の調子が悪くトイレ。すっきりしてから装備を付けてクライミング準備。
源次郎尾根の末端の少し右にあるルンゼを登っていきます。
新雪の下には見えないクラックがあるので雪面の変化を逃さない。深さは5m以上はありそうなので、はまって落ちたら大変。
2022年05月04日 05:42撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 5:42
源次郎尾根の末端の少し右にあるルンゼを登っていきます。
新雪の下には見えないクラックがあるので雪面の変化を逃さない。深さは5m以上はありそうなので、はまって落ちたら大変。
モンスターは踏み跡を辿らずガンガン上がっていく(笑)
まぁ、階段状の踏み跡を登るより楽しいし、早い。しんどいけど。
2022年05月04日 06:10撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 6:10
モンスターは踏み跡を辿らずガンガン上がっていく(笑)
まぁ、階段状の踏み跡を登るより楽しいし、早い。しんどいけど。
雪も締まってサクサク登れて快適。いやっほー!
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雪も締まってサクサク登れて快適。いやっほー!
もう少しでルンゼを登り切る。
2022年05月04日 06:31撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 6:31
もう少しでルンゼを登り切る。
ここで尾根と合流。やっと視界が開けた!素晴らしい!
2022年05月04日 06:34撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 6:34
ここで尾根と合流。やっと視界が開けた!素晴らしい!
岩登りを少しこなし雪壁を登る。ここはスラブのとこかな。
2022年05月05日 22:54撮影
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5/5 22:54
岩登りを少しこなし雪壁を登る。ここはスラブのとこかな。
チムニーをパスするとなかなかの斜度の雪壁が現れた。もちろん、滑落=アウト。
2022年05月04日 07:11撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 7:11
チムニーをパスするとなかなかの斜度の雪壁が現れた。もちろん、滑落=アウト。
喫の頭へ続く雪稜。
2022年05月04日 07:29撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 7:29
喫の頭へ続く雪稜。
2022年05月04日 07:31撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 7:31
八ツ峰をバックに。
2022年05月04日 07:35撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 7:35
八ツ峰をバックに。
コルまでは急峻な下り。クライムダウンで確実に素早く下りる。
2022年05月04日 07:36撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 7:36
コルまでは急峻な下り。クライムダウンで確実に素早く下りる。
曲を登り切り休憩。振り返ると喫をクライムダウンしているパーティが見えた。安全第一でロープを出してます。ここでここまで先行していただいていた3人パーティの方にお礼と談笑。
休憩後に本日のトップで懸垂下降点までバージンリッジ。しっかり締まってるし意外と大丈夫。
2022年05月04日 08:14撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 8:14
曲を登り切り休憩。振り返ると喫をクライムダウンしているパーティが見えた。安全第一でロープを出してます。ここでここまで先行していただいていた3人パーティの方にお礼と談笑。
休憩後に本日のトップで懸垂下降点までバージンリッジ。しっかり締まってるし意外と大丈夫。
でも落ちたら終わりですが。
そんなことは気にしないモンスターはナイフリッジをスタスタ歩く。
2022年05月04日 08:18撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 8:18
でも落ちたら終わりですが。
そんなことは気にしないモンスターはナイフリッジをスタスタ歩く。
懸垂下降点には真新しいボルトとスリング、それに安全環付ビナまでセットされていた。
2022年05月04日 08:32撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 8:32
懸垂下降点には真新しいボルトとスリング、それに安全環付ビナまでセットされていた。
2022年05月04日 08:44撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 8:44
コルからはラッセル。ここは吹き溜まっていて思いのほか雪深かった。
モンスターの本領発揮だ。
2022年05月04日 08:40撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 8:40
コルからはラッセル。ここは吹き溜まっていて思いのほか雪深かった。
モンスターの本領発揮だ。
さすがのモンスターも疲れが溜まり少しへばる。
交代しながら前方にあるトレースを目指す。
2022年05月04日 09:12撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 9:12
さすがのモンスターも疲れが溜まり少しへばる。
交代しながら前方にあるトレースを目指す。
9:45
最後の雪壁を直登で登り、ついに登頂。
テント場から約5時間。
2022年05月04日 09:44撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 9:44
9:45
最後の雪壁を直登で登り、ついに登頂。
テント場から約5時間。
2999m、剱岳登頂!!
めちゃくちゃ嬉しい!
昨年の事を思うと感極まる。油断すると涙腺が緩みそうになる。
会心の登攀でした。
2022年05月05日 22:54撮影
5
5/5 22:54
2999m、剱岳登頂!!
めちゃくちゃ嬉しい!
昨年の事を思うと感極まる。油断すると涙腺が緩みそうになる。
会心の登攀でした。
降りたくないが下山開始します。平蔵谷から下るか別山尾根で下るか歩きながら考えます。
カニのヨコバイで「カニっ!」って、手を離すな(笑)怖いわ!
2022年05月04日 10:17撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 10:17
降りたくないが下山開始します。平蔵谷から下るか別山尾根で下るか歩きながら考えます。
カニのヨコバイで「カニっ!」って、手を離すな(笑)怖いわ!
平蔵のコルでどっちから下るか少し悩み、別山尾根で帰ることに。核心は前剱の下りのクライムダウン。雪がグズグズで崩れやすくしかもがやたら長くて神経を使った。上におられるパーティが落としてしまう雪をゲーム感覚で右に左に避けながら、たまに直撃を受けながら、楽しみながら下った。
2022年05月04日 11:31撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 11:31
平蔵のコルでどっちから下るか少し悩み、別山尾根で帰ることに。核心は前剱の下りのクライムダウン。雪がグズグズで崩れやすくしかもがやたら長くて神経を使った。上におられるパーティが落としてしまう雪をゲーム感覚で右に左に避けながら、たまに直撃を受けながら、楽しみながら下った。
最後の登りは一服剱。少し休憩し出発。
剣山荘の向こうに我々のテントが見えた。これで無事に戻れると確信した途端に去年の事を思い出し、涙と鼻水が溢れ出した。前回は恐怖と悔し涙。今回は安堵と嬉し涙。
バラクラバがビチョビチョだよ。
2022年05月04日 11:44撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 11:44
最後の登りは一服剱。少し休憩し出発。
剣山荘の向こうに我々のテントが見えた。これで無事に戻れると確信した途端に去年の事を思い出し、涙と鼻水が溢れ出した。前回は恐怖と悔し涙。今回は安堵と嬉し涙。
バラクラバがビチョビチョだよ。
最後はテントまで嬉しさを噛み締めながら歩いた。
12:15 ただいま。
無事に帰還できてとても嬉しい。留守番ありがとう。
2022年05月04日 12:17撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 12:17
最後はテントまで嬉しさを噛み締めながら歩いた。
12:15 ただいま。
無事に帰還できてとても嬉しい。留守番ありがとう。
夜食。
食担はYさん。
カレーメシにハンバーグにアボカド、目玉焼き乗せ!なんと贅沢!当然美味しい(^^)
明日も歩かないといけないのでしっかり食べる!そして飲む!

最高の1日でした。
Yさん、ほんまにありがとう!
2022年05月04日 16:31撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 16:31
夜食。
食担はYさん。
カレーメシにハンバーグにアボカド、目玉焼き乗せ!なんと贅沢!当然美味しい(^^)
明日も歩かないといけないのでしっかり食べる!そして飲む!

最高の1日でした。
Yさん、ほんまにありがとう!
剱岳さんもありがとうございました。
2022年05月04日 17:43撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/4 17:43
剱岳さんもありがとうございました。
翌朝、朝からガッツリ飯。これが今日のエネルギーになるから腹一杯食べる。
2022年05月05日 04:28撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/5 4:28
翌朝、朝からガッツリ飯。これが今日のエネルギーになるから腹一杯食べる。
おはよう剱岳さん。
2022年05月05日 05:08撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/5 5:08
おはよう剱岳さん。
さて、帰りますか。
雪が締まってる時間にテント場を出発し、剣御前小舎までゆっくり登って行く。小舎からの下りはスピーディー。あっという間。
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さて、帰りますか。
雪が締まってる時間にテント場を出発し、剣御前小舎までゆっくり登って行く。小舎からの下りはスピーディー。あっという間。
ナイスなロケーションのキャンプ場で大休憩。
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ナイスなロケーションのキャンプ場で大休憩。
キャンプ場の裏の斜面を直登して少しでもショートカット。
2022年05月05日 08:15撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/5 8:15
キャンプ場の裏の斜面を直登して少しでもショートカット。
室堂に到着。
昨日雪崩れたみたい。これだけ気温が高いと緩みまくっててるよね。
2022年05月05日 09:01撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/5 9:01
室堂に到着。
昨日雪崩れたみたい。これだけ気温が高いと緩みまくっててるよね。
バスの車窓から雪の大谷を楽しみました。
2022年05月05日 09:23撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/5 9:23
バスの車窓から雪の大谷を楽しみました。
改めて凄い雪の量。
下山後は、駐車場で荷物整理しながらラーメン食べて風呂入って帰京。
2022年05月05日 09:27撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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5/5 9:27
改めて凄い雪の量。
下山後は、駐車場で荷物整理しながらラーメン食べて風呂入って帰京。

装備

備考 12月1日〜翌年5月15日は富山県登山届出条例に基づき20日前までに登山届の事前提出が必要
https://shinsei.pref.toyama.lg.jp/SdsJuminWeb/LinkGate.harp

感想

アルパインをしたいなと思っていた頃に雑誌「山と渓谷」で見た残雪期の源次郎尾根。その急峻な岩や雪稜、そして何と言っても「剱岳」という言葉に憧れを抱き、無積雪期だがこの2年だけで3回も源次郎尾根に登った。その集大成として昨年のGWにやっと残雪期の剱岳を源次郎尾根から登ろうと思ったのだが。。。結果は敗退。

今回こそは!と1ヶ月半前にメンバーを募集した。昨年の3人が揃えば良かったがTさんは不参加。今回は前回も一緒に登った体力モンスターのYさんと2人ということになった。メンバーが決まったところですぐに計画書を作成し、富山県に登山届けなどの必要書類を提出し事前準備を済ませた。あとは当日に晴れてくれるのを願うしかない。
いよいよ入山日の1週間前となったが天気や装備が気になったり、計画は行けそうかモヤモヤしながら仕事は手につかない。
なんせ去年は本当に命の危険を感じたし、来てくれたメンバーを危ない目に遭わせたのだから慎重に見極めないといけない。
出発の2日前にヤマテンをチェックした。どうやら山行中は概ね晴れるらしく登山日和とのこと。
これを以て決行することにした。
出発当日に装備の最終チェックを済ませ、いよいよ出発。
1日目、ケーブルカーとバスで室堂に入り、昼頃に剱沢キャンプ場に到着。
テントと雪壁を設営し宴会。夕食後就寝。
夜中はずっと強風が吹き荒れテントは揺れに揺れた。
寝れない程ではないが、30分ぐらい寝ては起きてをひたすら繰り返した感じ。
2日目、前日の疲れや二日酔いもなく相変わらずガッツリと朝食を食べ、準備を済ませて4:50にテントを出発。既に何パーティか出発している模様だ。
平蔵谷まで地吹雪を楽しみながら降下。
いよいよ源次郎尾根に取り付く。
ルンゼをわっせわっせと登り、数パーティを追い抜く。ルンゼが終わると少しの岩登り。その後は雪のリッジを渡りⅠ峰の雪壁を越えていく。
その雪壁の手前のチムニーでYouTuberのサンダーバードヒルズの御一行がおられた。
KFさんと握手したかったが妙なオーラが半端なく諦めた。島根のご兄弟さんもおられた。皆シュっとしてたなぁ。。。でも一行さんは大所帯で時間がかかりそうなので我々はチムニーを避け岩を直登してパスさせていただいた。横から申し訳ありません。ありがとうございます。
落ちたら終わりの雪壁を登ったⅠ峰の頭からは美しい八ツ峰が綺麗に見えた。
I・Ⅱコルへはクライムダウン。
そこからⅡ峰の頭までは雪壁でダブルアックスでガンガン登る。
ここで3人組の先行パーティさんを追い抜きトップでⅡ峰の頭に到着。
そこで大休憩とし、3人組の先行パーティさんにここまでのルート工作のお礼をし、しばし談笑し色々と教えてもらった。リーダーの方はこれで残雪期の源次郎は4回目だそうで、どうりで熟知しておられる訳だ。
休憩もそこそこにいよいよ懸垂下降なのだが、そこにいくまではこの日はまだ誰も踏んでいないバージンナイフリッジ。キレッキレの稜線をしっかりアイゼンを差しながら歩く。最後の下りながらのナイフリッジは私はトラバース気味に進んだが、先頭を歩くモンスターは普通に歩いて行った。。。
懸垂下降を終えてしばらく新雪をラッセル。ここがとてもしんどかった。途中で平蔵谷から上がってきたBCさんのトレースに繋がった時は天国を感じた。
斜面が穏やかな所でBCさんたちが休憩しておられたのでトレースのお礼とここでもしばし談笑。とあるネタで盛り上がって楽しかった。盛り上がり過ぎてその間に何パーティーかに抜かれた(笑)
さて、我々もいよいよ山頂に向かいますか。
少し先の岩壁に先ほどの3人組さんがおられたが、我々はそのトレースは使わず岩を直登。雪壁だけだと飽きるのでたまにこう言うセクションが楽しい。
最後はダッシュで登り上げようと思ったが、山頂手前でイキって追い抜くのはダサすぎるので3人組さんを追い抜かないスピードで登っていく。競争じゃないので自分が納得できるルートで登ります。

9:45 源次郎尾根より剱岳に登頂。万感の思いで山頂からの景色を眺めた。

テントに戻るとまずは乾杯。その後、昨日の夜は強風であまり眠れなかったのを反省にテントの周りにしっかりとした壁をこさえ万全の体制で就寝。しかし夜中に風はほぼ無かった。。。。

3日目、4:00起床
ゆっくりと朝食と身支度の時間を取った。
今日も良い天気でおはよう剱岳にも雲ひとつかかっていない。
6:20 テント場を出発。
朝イチの剣御前小屋までの登りはしんどいが雪が緩む前に登りは終えたい。
小屋の前で休憩。すると昨日出会ったBCの方が話かけてくれた。楽しい時間ありがとうございました。っていうか私は昨日と違う服装だしバラクラバもしていたし、、、よく我々とわかったなぁと感心。Yさん曰く、汚い関西弁でわかったんとちゃいますか、きっとそうでっせ。とのこと。なるほど。。。少し上品にいこう。
剣御前小屋から雷鳥沢まではひたすら下り。新雪部分を狙ってズンズンと踵キックで高度を下げる。
雷鳥沢キャンプ場でまた休憩。去年は疲れ果てカエルのようにひっくり返ってしまったけど、今回は余力があった。ここで長めの休憩を取り、あとは室堂まで歩いた。
ここまでで十分上手く行ったが、今回は最後の最後まで運が良かった。帰りのバスは空席が多く、贅沢にも2人席を1人づつ使う。おまけに革(合皮)シートで座り心地が良かった。そのままケーブルカーもスッカスカで寛いで立山駅まで戻ってこれた。些細な事だが、帰りもギューギューだと辛いし疲れるのでこんなことすら嬉しい。しかも高速道路もそんなに混まずで17時には京都に着いていた。nice & smooth

さて、振り返り。
源次郎尾根についてはテクニカルな部分はそうは無く、それなりの体力、雪と岩でのピッケル&アイゼンワークがしっかりできれば難しくはない。ただ、それを誤ると怪我では済まない箇所が多々あり、いっときも気は抜けないルートだった。逆にそれができればコンディション次第だが、登攀においてはロープを出す箇所は懸垂下降くらいで、その分スピーディーに登ることができ結果的に安全登山に繋がる。
残雪期の雪山登攀は気温の上下が激しいので時間や天気によって難易度がグッと変わる。雪の状態が良い時間に核心を越えたいところ。
と、まぁ、今回の山行は全て上手く行き、いや行き過ぎか。トラブルもなく前回の自分の反省点を踏まえ、スッキリとした気持ちで終えることができた。
というわけで今シーズンの雪終いを無事に終えることがきて感謝感謝。シェーシェー。

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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [3日]
剱岳 八っ峰上部 バリエーション
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [2日]
剱岳点の記コース/剱沢〜長治郎谷〜山頂〜別山尾根 
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
4/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [4日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

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