【百霊峰】鷲峰(じゅうぶ)山

2022年05月08日(日) [日帰り]

• GPS: 02:53
• 距離: 4.4km
• 登り: 361m
• 下り: 355m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:19
• 休憩: 0:32
• 合計: 2:51

9:29 スタート地点
10:01 10:01 金胎寺行場めぐり
10:11 10:31 千手の滝
10:38 10:43 五光の滝
11:36 11:36 金胎寺行場めぐり
12:02 12:09 鷲峰山
12:22 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

ナビ設定 金胎寺(こんたいじ)でOKでした
1車線の狭い道をヒヤヒヤしながら走る
参道前の路肩に4台ほどスペースがある

コース状況／危険箇所等

山頂へは整備された参詣道
行場の後半にはヤバめの岩登りあり
雨の日は絶対に避けた方がいい

その他周辺情報

金胎寺
鶴瓶師匠似のご住職がいらっしゃる

写真

5/8 9:30

参道入り口の路肩に4台分くらいのスペースが有る

5/8 9:31

参道入り口

5/8 9:39

新緑の山門

5/8 9:41

行場案内図

5/8 9:42

行場案内図と入山届が入ったケースが
寺務所の前に置いてある
名前と入山時間を書いておき
帰って来たら帰山時間を記入する

5/8 10:03

寺務所の左手にある行場入り口から
樹林帯を緩やかに降りながら
あれ？もしかして下山路に迷い込んだ？と
不安に感じはじめた頃に現れた
迎え行者
道中の安全を祈念する

5/8 10:06

行者の辻
ここからは時計回りに
一方通行の周回コースとなる
実際に周ってみると よく理解できた

5/8 10:20

西覗
東覗と同様に
岩の目の前に木が茂っていて
高度感がわからない スルーする

5/8 10:27

胎内くぐり
一度死んで生まれ変わる
擬似再生の儀式

5/8 10:29

激狭なうえに潜った先が崖だった
体を横にしつつ潜り込む

5/8 10:31

胎内くぐりを終えた先には
沢が流れおり 小さな多段滝には
カワガラスの巣があるらしく
しきりに出入りしていた

5/8 10:35

千手の滝
落差10mほどの美しい滝
滝壺の冷たい水で顔を洗う

5/8 10:43

五光の滝
不動明王が滝壺から行者を見守っている

5/8 10:46

ヒメレンゲの黄色い小さな花が
沢沿いの岩場一帯に 咲き誇っていた

5/8 10:49

護摩壇に鎮座する
厳しいお顔の役小角坐像

5/8 10:53

鐘掛の岩登り
鎖が吊られているが
私は無理せず右手から巻いていく

5/8 10:58

小鐘掛
確かにこの辺りは逆回りは難易度高いや
手足の置き場を確認しながら
3点支持で慎重に上がっていく

写真の大岩を登り越した先の
巨石がいちばん大変だった
直登だとジャンプしないと
岩の上に手が届かない 足場もない
左手に巻道を見つけたが
体を目一杯 左に伸ばして木を掴み
岩を回り込まないといけなかった
足場は靴半分の幅 下は断崖絶壁
肝が冷えた

5/8 11:11

平等岩
傾斜角80°高さ20mくらい？
矢印は↑→
当然 右から巻いていきます

5/8 11:14

巻いて上り詰めた岩の上から いい天気！

5/8 11:28

蟻の戸渡り？
戸隠山に比べたら全然怖くない

5/8 11:34

迎え行者 まで帰ってきた
行場に入る時には厳しい顔をしているが
修行を終えてみると笑顔に見えるという
たしかに笑って見える 不思議だ

5/8 11:49

金胎寺に戻り ノートに記帳を済ます
寺務所の横の部屋が一般開放されていた
西郷隆盛 木戸孝允の書

5/8 11:51

丁子水を頂いた
仄かに渋甘い薄茶色の水
デトックス出来たかな？

5/8 11:55

不動堂
勤行の読経がスピーカーから流れている

5/8 11:56

山門の脇から山頂への道が伸びている

5/8 11:59

秘仏の弥勒菩薩が安置されている本堂
左手に山頂への道が伸びている

5/8 12:02

鷲峰山 山頂 682m
中興の祖 泰澄の供養塔が鎮座する

泰澄が金胎寺で修行していた時
虚空に向けてからっぽの鉢を投げると
ブーメランのように米穀いっぱいにして
帰って来たという伝説が残るが
その鉢が埋められていることから
別名 空鉢峰とも呼ばれている

5/8 12:02

山頂にあった案内板

5/8 12:20

参道がキラリと輝いた
オオセンチコガネ
まだ動きが鈍い
成虫になったばかりか？

5/8 19:30

金胎寺 御朱印
神変 とは鷲峰山を開山した
役小角をあらわす諡(おくりな)

撮影機器：

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

感想

koxjin

行場巡りはアスレチック的ではあるが
安全が全く担保されない怖さがある
心技体が全て充実していないと
充実していても運が悪ければ
怪我だけでは済まない場所が多数ある
前半部分は樹林帯の急降下で
一旦 沢まで降りると
後半部分は同じだけの標高差を
今度は岩を這いつくばって登る

行を終えて迎え行者にお参りすると
柔らかく笑って見える
よくよく思い返してみると
往路ではまだ元気だったせいか
直立してお参りした
像を見下ろすかたちになる
復路では疲れて膝をついてお参りした
像を見上げるかたちになる そうすると
役行者の口角が少し上がって見えるのだ
もし意図して彫られているのだとしたら
演出効果は抜群だ