【二子山-志賀坂峠-諏訪山】
- GPS
- 07:13
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,550m
- 下り
- 1,535m
コースタイム
天候 | 晴れ 風ちょっと強め 出発時の気温3℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山口-股峠】 登山口は民宿登人のすぐ上。ここを間違えるアホチンはまずいないでしょう^^; 股峠まではほとんどが沢筋を歩きますが、雪がけっこう残っていました。 雪は閉まっていて歩きやすく踏み抜いてどっぽん、はありませんでしたが、これからは注意が必要かも。 【股峠-東岳】 稜線に上がるまでは急登の岩場。 写真にのせたところは要注意。踏み外したらアウトです。 稜線にあがってからは両側が切れ落ちた痩せた岩稜の上を歩きますが、それなりに幅があり見た目ほど怖くはありません。しかしちょっと油断してふらついたりつまずいたりしたらサヨナラです。 【股峠-西岳-魚尾道峠】 股峠から西岳までは一般コースと上級者コースがあります。 楽しみにしてた上級者コースですが、事前に複数のレコで確認した分岐表示を見つけられませんでした。山頂で話した人も見つけられなかったと言ってました。 見落としたのか、撤去されたのか。 しかし取りつきを見つけられないような者は上級者と言えないのかもしれません。 一般コースもけっして楽ではありません。 慎重にいかないと危ない所もいくつかありました。その辺のクサリ場よりはかなりグレードが上です。 稜線は東岳と同じく両側が切れ落ちた痩せ尾根です。 抜群の高度感でなんとかとヤギのように高いところが好きな人にはたまらなく楽しいでしょう。 浸食された岩の縁が鋭利なので手を切ったり、つまずいたりしないように注意。 岩稜から魚尾道峠へは一気に下ります。クサリつきですがほぼ垂直の岩壁もあります。 危なそうなところでもクサリがないところがあります。 岩稜帯を抜けると杉林の急登になります。 【魚尾道峠-志賀坂峠】 ここは山高地図には記載がありませんが地形図には記されています。 稜線を辿る素直なルート、のはずですが、途中にトラップがありました。 魚尾道峠からしばらくは道が明瞭でそれをバカ正直に辿っていくと稜線から外れて東側斜面を下っていきます。棘のある藪に悩まされながら愚直に「道」に従うとおそらく魚尾道峠から坂本へ下る道に合流するのだと思います。この区間ではピークを大きく捲いたりして稜線から大きく外れるところはありません。踏み跡がわからなくなったらひたすら稜線を辿りましょう。 この迷ったあたりから少しの間軽い藪漕ぎがありました。 季節が進むと藪はもっと手ごわくなっているかも。 迷いやすい所がもう1か所。 1090mピークの手前でほぼ90度に左に曲がって急登を下るところです。 1090mピークにむかって稜線沿いに直進する道がつけられていてこちらのほうがはっきりしているのでぼーっとしていると間違いなく直進してしまいそう。 ここの分岐には標識がありますが古くなって完全に文字が消えています。 一部を除いては道ははっきりしているしアップダウンも緩やかで危険なところもなく歩きやすいのですが展望があまりなく歩いて楽しいところではない気がします。 【志賀坂峠-諏訪山】 ここから一般登山道。迷うところや危険なところはございません。 木段が多くて閉口します。 【諏訪山から林道経由で登山口】 山頂の東面は広く伐採されておりおかげで両神山がよく見えます。 現地に来て知ったことですがここに作業道がつけられていて林道金山志賀坂線に出られます。 しかし林道は大きく九十九折れしているのであまり時間短縮にはならず素直に志賀坂まで戻ってから国道299号に降りた方が早いでしょう。 ショートカットは斜面が急な上に雪崩のせいか倒木が多くかなり荒れていて足元が不安定です。 転倒するおっちょこちょいもいるかもしれません。 林道は写真の通り大雪の影響で雪崩箇所が多数あり大荒れ。 とても車が通れる状況ではなく復旧には時間がかかりそう。しばらくこの林道は閉鎖されたままだと思います。 【下山後の温泉】 行きに見かけた星音の湯へ初訪。 新しめの施設でこじゃれた感じ。 pH9.01の強アルカリのナトリウム炭酸水素塩泉でヌルスベの肌触り。 タオル込で930円。タオルなしの料金があればいいのに。 可もなく不可もなし。 満願の湯のほうがいいかな。 |
写真
感想
とある雪山にいくつもりでしたが仕事疲れで朝早く起きられそうにない。
そこでこんなときにと温めていた二子山に変更。
全行程5時間たらずで岩稜歩きが楽しめる「お買い得」の山です。
登山者よりもクライマーのほうが多いかもしれません。
時間に余裕があったら諏訪山まで足をのばすつもりで。
というわけでゆっくり目に起きて行ってきました二子山。
歩き始めからつまづきましたが高度感抜群の岩稜歩きはかなり楽しめました。
想像以上にお買い得。
西岳でお会いした方に「大キレットはここよりもきついですか?」と聞かれましたが、
「距離は短いですけどこっちのほうが緊張しますよ」とお答えした通り、なかなかスリリング。
期待以上に楽しめました。
ただ、上級者コースに行けなかったのが心残り。
表示を見落としたのか、なくなっていたのか、どっち?
魚尾道峠に着いたのが11時ぐらい。
まだ余裕があるので諏訪山へ向かいました。
ここからは志賀坂峠まではだれにも会わず。
志賀坂峠から諏訪山で一組のご夫婦にあっただけでした。
諏訪山から二子山登山口に戻るのに考えてたルートは、登山道を少し戻ってから傾斜の緩そうな尾根筋でいったん林道へ出てさらにそこから河原沢を超えて両神山の登山道に合流、というものでしたが、諏訪山に来てみると東面が広く伐採されてそのための作業道が山頂近くまでつけられていたので、これで林道に出ることにしました。
結局蛇行する林道をショートカットするときに浮き石ならぬ、浮き切り株に乗って派手に転倒してしまいました。
幸い歩けないような状態ではなかったものの足を打撲してしまったので大人しく林道沿いに帰ることに。
こんなことなら最初から登山道を戻っていればよかった、というのは結果論。
地図だけ見ても歩いてみないとわからないことはたくさんあるし、またそれが面白い。
ルートミス3回(上級者コースに行けなかったのも含め)
転倒1回
これも仕事疲れということにしておこう、うん、そうしよう。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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中央稜を登って下山するとき、確か分岐があったような気がします。
もちろんその時は一般コースを選びましたが。
それにしても、クライマーのkanosukeさんが一般道を使って二子山に登るなんて!
クライミングも復活しましょうよ~。
「上級者コースは、あります!」とあるリケジョも言ったとか言わなかったとか...
geraさんが見た分岐は一般コースから岩稜に上がったところで私も確認しましたが、登り口の表示がなかったんですよ。
帰宅後も調べてみましたが、目につきやすいはずなんですけどね。
わたしだけなら、またうっかりkanosukeが!ってなるんでしょうが、複数証言とれてますから、きっと撤去されたんでは?
このコースはクサリをめぐって一悶着あったみたいですし
geraさんは1年前登った中央稜見てきましたけど、ちょっとやる気が出てきました。
まずはジム通いからリスタートですが、またつきあってくださいね〜
カノスケどん、まいど!
西の人間にとって、このあたりは全くわかりませんが、内容を拝見するに当たり、かなりのマイナールートと感じました。
マイナールートって、いろんな発見があっておもしろいですよね!登山に探検みたいな要素も加わって、ボクも好きです。ドキドキしたり、お股スースー したりすることがあったりして・・・そのぶん、ルーファイも難しくて、ルートミス3回も少しは頷けるものがあります。
でも、山道で上級者コースというのは、上級者のみが判る様なしくみになっている場合が多いですね。決して自分がそうだと言っているのではなくて、あくまでも一般論ですが、お互い、精進あるのみです。
クマ
二子山は山高地図にもはっきりくっきり実線で書かれているメジャールートなんですよ、クマさん
今回のルートでマイナーなのは魚尾道峠から志賀坂峠までと、諏訪山から林道に出るまでなんです。
ルートミス3回のうち2回は登山口を間違えたのと普通の登山道の分岐を見落としたので頷いてもらうどころかとんだ赤っ恥ものであります
二子山は登山よりもクライミングで有名なところで実際クライマーの方が多かった気がします。
上級者ルートの何が上級かというと、ルーファイの難しさではなくほとんどフリークライミングのような岩登りが続くという意味で、なんです。
一般ルートですら一般登山道では最も危険といわれる奥穂-西穂のルートよりも厳しい気がしましたので上級者コースはどんだけすごいんだろうと思います。検索すると普通にロープクライミングで登ってる人もいるようですから。
そういう意味でも行けなかったことはとても残念であります。
マイナールートの面白さはまったくもって同感です。
探検的な要素!その通りですね。
緊張感と高揚感、そして研ぎ澄まされる五感がたまらなくしびれるんですよね。
kanosukeさん、お疲れ様でした。
二子山は埼玉県にあるけど山域は西上州になるのかな
西上州の山はひとくせもふたくせあるkanosukeさんのような感じの山が多く、
虜になっている人が多くいますね。
ところで、行くつもりだった「とある雪山」が気になりますけど・・・
と、仕事疲れにもかかわらず、お買い得な雪山に行った私が申してます
え〜!? 二子山は西上州になるんですか〜!?
妙義山あたりの群馬の山ってイメージじゃないんですけど。
どの山域に分類されるのか分からなかったのでとりあえずロクに調べもせず「関東 その他」にしてしまいましたが、さっき調べたらヤマレコでは奥秩父に分類されているようですね。両神山もそうでした。
それもちょっと違うような気もするんですけどね
いたって素直な私ですがクセのある山が好きなのは否定しません
それはronさんも同じかと
とある雪山は上越のメジャーな山でございます。
今年は残雪期に絶対行こうと決めてたんですけどね〜
ronさんはついに雪山に行かれたんですか
あとでおジャマさせていただきますね〜
kanosukeさん、こんばんは。
二子山、お疲れさまでした。
写真を見るだけで、ビビりな私にはキツそうな所に見えますが、刺激大好きなkanosukeさんには丁度良かったのでしょうか。
でも、以前から他の方々のレコで気になっていた場所なので、ビビりながらも楽しく拝見しました。
クライマーのkanosukeさんが、上級者コースをカッコ良く登る様子が見れれば、更に良かったのですが
しかし、久しぶりのお山で、このルートは流石ですね。
次は、「とある雪山」に行かれるのでしょうか。どこだか分かりませんが、次のレコを楽しみにしております
だれが「ビビリ」ですって?
危ないことが大好きなくせに〜もう〜
前日二子山の情報を見るためにここ最近のレコをチェックしてたら拍手欄にcirrusさんの写真がだいたいついていたので、いつか行くなこの人ってバレバレですよ?
クライマー!?
ダメダメ、その言葉は禁句です。
一番上のコメの人がヘソで茶を沸かしてしまいますから
二子山は距離が短いのが残念ですがなかなか歯ごたえのあるいい山です。
とても気に入ってしまいました
軽く山を楽しみたい時は超オススメですよ。
でもcirrusさんの場合、そのまま両神山まで行っちゃいそうでうが
とある雪山はまた来年にします
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