那須岳(峠の茶屋〜峰の茶屋跡〜茶臼岳〜ロープウェイ山頂駅)
- GPS
- --:--
- 距離
- 3.4km
- 登り
- 441m
- 下り
- 209m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2009年04月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
百名山40座目になりますので、それなりにはりきっていた那須岳。パートナーと調整してコースはロープウェイから三本槍ピストン。日程は26日と決めたのですが、天気はいまいち。前日はかなりの降雨で中止も考えましたが、当日雨はあがったので一応出発。しかし強風注意ということで不安は残ります。
自宅は4時30分発。東名を東京ICで降りて環八でパートナーと合流。笹目通りから外環へ乗ります。心配していた渋滞も無く順調。しかし栃木県に入ったあたりで早くも雨が降ってきました。いずれやむだろ、とたかをくくっていましたがやむことはなく、不安を増大させながらも黒磯板室ICで降り、湯本温泉へ向かいます。「那須湯本」の標識に従って走っていたら板室温泉まで来てしまいました。「戸田」の交差点で左折ではなく直進していたらもっと短かったと思うんですけど。それでも気を取り直して走り、湯本から有料道路へ入ると、料金所には「ロープウェイ運転中止」の貼り紙が。やはり・・・。覚悟はしていたんですけど。仕方ないから峠の茶屋から歩くか、と思って登っていたら、知らぬ間に目の前は雪になっていました。しかも風もすごいので吹雪としか言いようがありません。何とか峠の茶屋まで着きました。
時間はすでに9時半。先客は数台。歩き始められそうな感じではないし、雪がおさまるまで待ってようかとも思いましたが、雪がだんだん積もってくる感じ。降りられなくなったらいやなのでとりあえずロープウェイの駐車場まで後退。しばらく待ってましたが、風も雪もやみそうにありません。やむなく撤退も視野に入れて大丸温泉まで移動。
することもないので風呂に入ります(630円)。とんでもなく熱いお湯につかって1時間すると流石に冷えた体も温まってきました。露天風呂から見える雪が少なくなったかな、と思って湯からあがると・・・。急に晴れ間、じゃなくて晴れ。目を丸くするしかない状況ですが、これを待ってたわけですから意気揚々と再び上を目指します。ロープウェイは相変わらず運休なので、峠の茶屋駐車場へ。いつの間にか朝日岳もすっかり姿を現しています。
もう11時回ってますし、いそいそと支度をして出発。時間的に朝日岳ピストンで終わりかと思っていました。スタートから登山道は雪があるとないを繰り返しています。それでも踏みぬくようなところはなく、容易に歩いていけます。間もなく避難小屋が前方に見えるようになってきましたが、ここから一気に風が強くなりました。飛ばされそうな風を突いてようやく登って行きます。一箇所雪渓のトラバースがありましたが、軽アイゼン使ってクリアー。避難小屋へ無事着いて昼食をとりました。
風はやむどころかさらに強くなった感じ。近くにあった案内標識にも「この付近は想像を絶するような風がふく」と書かれていて、思わず笑ってしまいました。
さて、朝日岳を目指そうかと思ったのですが前方を見るととんでもないトラバースがあります。これは無理、とあっさりあきらめて茶臼岳に登ることにしました。主稜線は先ほどにもまして風は強く、しかもさっきまで向かい風だった風が横風になります。耳に入ると鼓膜破れるんじゃないかという風。合羽のフードで顔を護りながら何とか登っていくとお釜の縁まできました。ここから一応お釜を周回。それほど大きいお釜でもありません。1周の8割くらい来たところが山頂です。何と言うべきか落書きだらけになってしまっています。
なかなかの展望になってくれましたが、寒いし早く帰りたい。さっきの強風のとこへまた行くのはいやだと思っていたら、下を見るとロープウェイが動いている様子。これ幸いと山頂駅へ下って行きます。途中噴煙があちこちから登っていました。
それ以降は足に優しい火山性の砂の斜面。ミニ砂走りという感じで走り降りてきました。ロープウェイ山麓駅から駐車場までは10分そこそこの登りです。
帰りは那須IC使っても遠回りにはならないし、何しろ加須以降はどこまででも1,000円なのだから素直に那須ICから東北道に乗って帰ってきました。
何とか形になって良かった、という感じの山行でした。
いいねした人