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Yamareco

記録ID: 4286035
全員に公開
ハイキング
奥秩父

金峯山 塩沢城山

2022年05月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:32
距離
8.1km
登り
788m
下り
789m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:21
休憩
0:12
合計
4:33
距離 8.1km 登り 790m 下り 805m
9:38
163
スタート地点
12:21
55
13:16
13:27
2
13:29
32
14:01
6
14:07
14:08
3
14:11
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
路肩スペースに駐めさせていただきました。
コース状況/
危険箇所等
反時計回りに周回。

概ね踏み跡はありますが、部分的に不明瞭な区間があります。ハイキングコースではないので安易な入山は危険です。
m)塩沢集落の水道施設。ここに車を駐めさせていただきスタート。
2022年05月14日 09:38撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 9:38
m)塩沢集落の水道施設。ここに車を駐めさせていただきスタート。
m)炭焼窯跡、数年前まで操業していた様子です。
2022年05月14日 09:44撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 9:44
m)炭焼窯跡、数年前まで操業していた様子です。
m)路傍の石造物
右:金毘羅山163cm「一山書」「文化十四丁丑年(1817)九月吉日」
左:石祠94cm「御大典記念」「昭和四年十一月建之」と造立者名があります。
2022年05月14日 09:48撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 9:48
m)路傍の石造物
右:金毘羅山163cm「一山書」「文化十四丁丑年(1817)九月吉日」
左:石祠94cm「御大典記念」「昭和四年十一月建之」と造立者名があります。
g)「力士 山砲山之碑」(大正九年)当地出身の力士だったが若くして亡くなり、地元の方々が哀れんで建てたそう。石工銘(黒田長吉)あり。

m)高さ100cmを測り、背面には「俗名 今井京次郎 行年三十二才」とありました。
2022年05月14日 09:53撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 9:53
g)「力士 山砲山之碑」(大正九年)当地出身の力士だったが若くして亡くなり、地元の方々が哀れんで建てたそう。石工銘(黒田長吉)あり。

m)高さ100cmを測り、背面には「俗名 今井京次郎 行年三十二才」とありました。
g)旧参道の入口。思ったよりも荒れてなかったが・・・

m)目論見どおり、旧参道を発見。ここから取り付きます。
2022年05月14日 09:57撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 9:57
g)旧参道の入口。思ったよりも荒れてなかったが・・・

m)目論見どおり、旧参道を発見。ここから取り付きます。
g)一ノ鳥居。施主銘あり。

m)立派な鳥居、コレが下から見えたのです。
2022年05月14日 10:00撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 10:00
g)一ノ鳥居。施主銘あり。

m)立派な鳥居、コレが下から見えたのです。
g)何も旧参道に伐採枝を捨てなくても・・・まあ使われてないということですね。二ノ鳥居の扁額は「正一位稲荷大明神」

m)参道は部分的に崩落しており、すでに廃道となっておりました。
2022年05月14日 10:05撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 10:05
g)何も旧参道に伐採枝を捨てなくても・・・まあ使われてないということですね。二ノ鳥居の扁額は「正一位稲荷大明神」

m)参道は部分的に崩落しており、すでに廃道となっておりました。
g)お狐様。台石には「大願成就 昭和廿二年五月一日 願主銘」

m)お犬様ではない。
2022年05月14日 10:10撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 10:10
g)お狐様。台石には「大願成就 昭和廿二年五月一日 願主銘」

m)お犬様ではない。
g)「長尾山」長尾氏が塩沢城の守護神として創建したという。甲源一刀流や気楽流柔術の奉納額や立派な神楽殿もあり、往時は盛大な祭礼が行われていたのかな。

m)塩沢宇賀神社。その他にも多くの神社が合祀されております。集落規模にしては、豪華絢爛な様相でした。
2022年05月14日 10:16撮影 by  iPhone 12, Apple
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g)「長尾山」長尾氏が塩沢城の守護神として創建したという。甲源一刀流や気楽流柔術の奉納額や立派な神楽殿もあり、往時は盛大な祭礼が行われていたのかな。

m)塩沢宇賀神社。その他にも多くの神社が合祀されております。集落規模にしては、豪華絢爛な様相でした。
m)林道を跨ぎ、奥宮とその背稜へ。
2022年05月14日 10:20撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 10:20
m)林道を跨ぎ、奥宮とその背稜へ。
m)宇賀神社奥宮へ参拝。
2022年05月14日 10:21撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 10:21
m)宇賀神社奥宮へ参拝。
m)掘割状の小径がしばらく続きます。
2022年05月14日 10:23撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)掘割状の小径がしばらく続きます。
m)いくつかの平場がありましたが、ここは明なる郭跡。ここはすでに塩沢城内のようだ。
2022年05月14日 11:02撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)いくつかの平場がありましたが、ここは明なる郭跡。ここはすでに塩沢城内のようだ。
m)一の聖地に到着。ここには三基の石碑が祀られておりました。
2022年05月14日 11:06撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 11:06
m)一の聖地に到着。ここには三基の石碑が祀られておりました。
m)3三寳大荒神61cm。
※以下番号は個人的な整理番号です。数が多いので写真は割愛。
2022年05月14日 11:09撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)3三寳大荒神61cm。
※以下番号は個人的な整理番号です。数が多いので写真は割愛。
m)ニの聖地。こちらには四基の石碑が祀られています。
2022年05月14日 11:13撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 11:13
m)ニの聖地。こちらには四基の石碑が祀られています。
m)4大日如来55cm「大正十二年四月廿六日」「坂本藤吉建之」この石碑が初期のモノのようだ。
2022年05月14日 11:14撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)4大日如来55cm「大正十二年四月廿六日」「坂本藤吉建之」この石碑が初期のモノのようだ。
m)9妙法神37cmを測る小型の石碑。こちらは三の聖地手前に造立されたモノで時期的には終盤のグループに属する。
2022年05月14日 11:20撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)9妙法神37cmを測る小型の石碑。こちらは三の聖地手前に造立されたモノで時期的には終盤のグループに属する。
m)三の聖地には五基の石碑と一基の石祠が祀られています。
2022年05月14日 11:26撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 11:26
m)三の聖地には五基の石碑と一基の石祠が祀られています。
m)三の聖地左の石碑
2022年05月14日 11:27撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)三の聖地左の石碑
m)金峯山頂
北に面した石碑六基と、東に面した石碑四基にグルーピングできそうです。
2022年05月14日 11:31撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 11:31
m)金峯山頂
北に面した石碑六基と、東に面した石碑四基にグルーピングできそうです。
m)16開山自在行者79cm、背面には「明治四十四年八月十三日」とありました。銘文通り初源的な石碑である。
2022年05月14日 11:32撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)16開山自在行者79cm、背面には「明治四十四年八月十三日」とありました。銘文通り初源的な石碑である。
m)山頂北面 18伊邪那岐尊伊邪那美尊65cm。
こちらは他の石碑より一回り大きめで唯一台座があります。両神山の祭神でもあるので中心的なモノとも思われたが、年号的には後発のグループであり、決め手に欠ける。
2022年05月14日 11:37撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 11:37
m)山頂北面 18伊邪那岐尊伊邪那美尊65cm。
こちらは他の石碑より一回り大きめで唯一台座があります。両神山の祭神でもあるので中心的なモノとも思われたが、年号的には後発のグループであり、決め手に欠ける。
m)山頂北面の石造物。石碑二基と石祠四基、句碑一基がありました。
2022年05月14日 12:01撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)山頂北面の石造物。石碑二基と石祠四基、句碑一基がありました。
m)23句碑77cm「袈裟みれば 心も晴る 金峰山 金の御幣に 神ぞ集る」とあり、背面には「昭二四八二六(昭和24.8.26か)」とありました。
2022年05月14日 12:01撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)23句碑77cm「袈裟みれば 心も晴る 金峰山 金の御幣に 神ぞ集る」とあり、背面には「昭二四八二六(昭和24.8.26か)」とありました。
m)山頂東面の石造物
2022年05月14日 12:01撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)山頂東面の石造物
m)金峯山から少し南に下りた地点の展望。霊峰両神山が遥拝できるところだったようです。

g)心眼で遙拝いたしましょう。
2022年05月14日 12:05撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 12:05
m)金峯山から少し南に下りた地点の展望。霊峰両神山が遥拝できるところだったようです。

g)心眼で遙拝いたしましょう。
m)二子山と毘沙門山も。小鹿野三山(勝手に命名)が望める好立地。ここは再訪決定。

g)こちらは良い眺め。ヒイラギソウまだ咲いてるかなぁ。
2022年05月14日 12:05撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)二子山と毘沙門山も。小鹿野三山(勝手に命名)が望める好立地。ここは再訪決定。

g)こちらは良い眺め。ヒイラギソウまだ咲いてるかなぁ。
m)・814城跡とは思えない、急峻な痩せた尾根上のピークでした。
2022年05月14日 12:20撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 12:20
m)・814城跡とは思えない、急峻な痩せた尾根上のピークでした。
m)主稜線。ここは伝承では鐘撞場とも云われているそうな。
2022年05月14日 12:32撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)主稜線。ここは伝承では鐘撞場とも云われているそうな。
m)相撲場(住居場:すまいば)と呼ばれる広場。ここからの東進が懸案でしたが、獣道的なルートを見つけてトレースしました。
2022年05月14日 12:34撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 12:34
m)相撲場(住居場:すまいば)と呼ばれる広場。ここからの東進が懸案でしたが、獣道的なルートを見つけてトレースしました。
m)ぬた場。水深は20cm弱くらい。
2022年05月14日 13:00撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)ぬた場。水深は20cm弱くらい。
g)狛犬さんに見えた。
2022年05月14日 13:01撮影 by  iPhone 12, Apple
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g)狛犬さんに見えた。
m)四阿屋山
部分的に枝漕ぎがありましたが、危険なく到着です。

g)意外にあっさりとうちゃこできました。
2022年05月14日 13:16撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)四阿屋山
部分的に枝漕ぎがありましたが、危険なく到着です。

g)意外にあっさりとうちゃこできました。
m)ご褒美の好展望です。雲もとれました。

g)おお!今度はしっかり遙拝します。
2022年05月14日 13:17撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/14 13:17
m)ご褒美の好展望です。雲もとれました。

g)おお!今度はしっかり遙拝します。
m)両神山神社奥社
下山は塩沢ルートへ。
2022年05月14日 13:29撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)両神山神社奥社
下山は塩沢ルートへ。
m)鉄東のすぐ下にはダートの林道がありました。
2022年05月14日 13:40撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)鉄東のすぐ下にはダートの林道がありました。
m)林道分岐の祠。

g)この光景何となく覚えていました。
2022年05月14日 13:46撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)林道分岐の祠。

g)この光景何となく覚えていました。
m)榛名神社87cm「明治七年五月吉辰」とありました。
2022年05月14日 13:46撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)榛名神社87cm「明治七年五月吉辰」とありました。
m)最後は林道をジョグして下山です。お疲れ様でした。
2022年05月14日 13:56撮影 by  iPhone 12, Apple
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m)最後は林道をジョグして下山です。お疲れ様でした。
撮影機器:

感想

両神山域の聖地へgさんと調査してきました。

ここは過去レコでも特に気になっていたところでしたが、予想通り当地域では他の類例を見ない、奈良金峯山(当山派系)に関わる山岳霊場でした。その実態は塩沢集落の坂本氏と喜登坊によるドメスティック的な聖地ということがわかりました。

また、明治期に遡るものの主体は大正十五年四月から六月で、時期的にも限定的ということがわかりました。

まずは資料調査ということでしたが、塩沢金峯山(仮称)とし、いずれ考察を加えたいと考えています。御同伴いただいたgさんに感謝です。ありがとうございました。


《以下、備忘録》(ゆっくり入力中)
1石澤不動明王 T15.旧4.15
2大聖歓喜天 T15.6.24
3三寳大荒神 T15.6.24
4大日如来 T12.4.26
5大六天神 T15.6.24
6鹿島大神 T15.6.24
7香取大神 T15.624
8胸地蔵菩薩 紀年銘無し
9妙法神 T15.11.24
10釈迦牟尼如来 T15.旧4.15
11大弁才尊天 T15.旧4.15
12金才童子 T15.旧4.15
13南無観世音菩薩 T15.旧4.15
14立正大師 T15.旧4.15
15鬼子母尊神 T15.旧4.15
16開山自在行者 M44.8.13
17金峯大神宮 T15.旧4.15
18伊邪那岐ノ尊 伊邪那美ノ尊 T15.旧5.12
19金峯大尊 T15.旧4.15
20大黒福壽天 T15.旧4.15
21猿田彦大神 T15.旧4.15
22金毘羅大神 T15.6.24
23句碑 S24.8.26か?
24天照皇大神宮 T15.旧4.15
25威徳王女神 T15.旧4.15
26國常立神 T15.6.24
27山王尊天 T15.旧4.15
28大山祇命 中山祇命 八山祇命 S23.11.2

秩父にこれほど「金峯山」推しの所があるとは、ビックリ仰天でした。沢山の神々の石塔が祀られいましたが、いわゆる御嶽三座神はありませんでした。大正末期だと御嶽信仰も根強かったと思われますが、あえてそれに寄らず本家本元の金峯山主体にしたのにはどんな事情があったのでしょうか。しかも両神御嶽のお隣で。いろいろ妄想しながらの石造物調査は楽しいものでした。紹介してくれたmさんにはいつもながら感謝です。

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コメント

こんばんは。
最強タッグのレコ、一緒に登った訳でもないのに石碑の高さを測っているのを横で眺めているかのような錯覚で、手に汗をにぎりながら読み続けてしまいました。
たくさん石碑があるのもビックリ、最後は両神山も展望できてよかったですね!
歴史に詳しいお二人の魅力が満載です、家で草刈りしてないで混ぜてもらえばよかった・・・。
お疲れ様でした\(^o^)/
2022/5/17 21:45
bukozanさん、こんばんは。

今回は文字を読むだけの板碑主体なのと、数がかなり多いので若干萎えましたが、gさんが励まして下さり全部調べることができました。

こんな奥地の藪尾根に人知れず佇む板碑群があるなんて、流石の両神でした。よかったらまたご同行下さい。コメントありがとうございました。
2022/5/17 23:00
モンブランさん、ゴドーハンさん、こんばんは。まさに最強タッグ、すべての石造物が洗い出される山歩きが目に浮かびます(^^)最後の方のお堂を見て、ようやくここが四阿屋山だということがわかりました。別ルートもある(あった?)んですね。踏まれなくなった道に遺された多くの遺物、冷蔵保存されているようで貴重ですね。デパートのようにありとあらゆる神さまを持ってきてる感もありますが、御嶽信仰のものはなかったとのこと。鳥海山のように裾野の広い山は宗派の対立もあったようですが、秩父御岳山も間近な当地にして普寛行者の影響が及ばない神域があったとはびっくりです。県境跨いだ旧鬼石町には最澄が訪れた伝承のある浄法寺がある一方、皆野あたりも含めて真言宗の寺院が意外と多かったりします。石仏も地蔵ばかりの地域やバリエーション豊富な地域もあるし、当時の勢力図を想像すると面白いですね。
2022/5/17 23:19
yamaonseさん、こんばんは。

四阿屋山から両神山へと西へ伸びる尾根、ここは通称「逸見尾根」と呼称されており、藪山愛好家には垂涎の尾根なのです。

金峯山は逸見尾根の主稜から外れているので、さらにマニアックなところなのですが、以前から目をつけていたところでした。

両神山も日向大谷と浦島の二つの両神神社で対立(というよりは住み分け)があったのですが、そのお膝元でこのような謎の聖地があること自体が興味深いところでした。

大正期の両神山は、新興勢力である一心誠講が進出してくる時期でもあるので、喜登坊もそういった脈絡の中で現れた宗教者なのかもと想像していました。

こういうことをあれこれ考えながら訪ね歩くのは本当に楽しいですね。コメントありがとうございました。
2022/5/18 20:40
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