金峯山 塩沢城山
- GPS
- 04:32
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 788m
- 下り
- 789m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
反時計回りに周回。 概ね踏み跡はありますが、部分的に不明瞭な区間があります。ハイキングコースではないので安易な入山は危険です。 |
写真
感想
両神山域の聖地へgさんと調査してきました。
ここは過去レコでも特に気になっていたところでしたが、予想通り当地域では他の類例を見ない、奈良金峯山(当山派系)に関わる山岳霊場でした。その実態は塩沢集落の坂本氏と喜登坊によるドメスティック的な聖地ということがわかりました。
また、明治期に遡るものの主体は大正十五年四月から六月で、時期的にも限定的ということがわかりました。
まずは資料調査ということでしたが、塩沢金峯山(仮称)とし、いずれ考察を加えたいと考えています。御同伴いただいたgさんに感謝です。ありがとうございました。
《以下、備忘録》(ゆっくり入力中)
1石澤不動明王 T15.旧4.15
2大聖歓喜天 T15.6.24
3三寳大荒神 T15.6.24
4大日如来 T12.4.26
5大六天神 T15.6.24
6鹿島大神 T15.6.24
7香取大神 T15.624
8胸地蔵菩薩 紀年銘無し
9妙法神 T15.11.24
10釈迦牟尼如来 T15.旧4.15
11大弁才尊天 T15.旧4.15
12金才童子 T15.旧4.15
13南無観世音菩薩 T15.旧4.15
14立正大師 T15.旧4.15
15鬼子母尊神 T15.旧4.15
16開山自在行者 M44.8.13
17金峯大神宮 T15.旧4.15
18伊邪那岐ノ尊 伊邪那美ノ尊 T15.旧5.12
19金峯大尊 T15.旧4.15
20大黒福壽天 T15.旧4.15
21猿田彦大神 T15.旧4.15
22金毘羅大神 T15.6.24
23句碑 S24.8.26か?
24天照皇大神宮 T15.旧4.15
25威徳王女神 T15.旧4.15
26國常立神 T15.6.24
27山王尊天 T15.旧4.15
28大山祇命 中山祇命 八山祇命 S23.11.2
秩父にこれほど「金峯山」推しの所があるとは、ビックリ仰天でした。沢山の神々の石塔が祀られいましたが、いわゆる御嶽三座神はありませんでした。大正末期だと御嶽信仰も根強かったと思われますが、あえてそれに寄らず本家本元の金峯山主体にしたのにはどんな事情があったのでしょうか。しかも両神御嶽のお隣で。いろいろ妄想しながらの石造物調査は楽しいものでした。紹介してくれたmさんにはいつもながら感謝です。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
最強タッグのレコ、一緒に登った訳でもないのに石碑の高さを測っているのを横で眺めているかのような錯覚で、手に汗をにぎりながら読み続けてしまいました。
たくさん石碑があるのもビックリ、最後は両神山も展望できてよかったですね!
歴史に詳しいお二人の魅力が満載です、家で草刈りしてないで混ぜてもらえばよかった・・・。
お疲れ様でした\(^o^)/
今回は文字を読むだけの板碑主体なのと、数がかなり多いので若干萎えましたが、gさんが励まして下さり全部調べることができました。
こんな奥地の藪尾根に人知れず佇む板碑群があるなんて、流石の両神でした。よかったらまたご同行下さい。コメントありがとうございました。
四阿屋山から両神山へと西へ伸びる尾根、ここは通称「逸見尾根」と呼称されており、藪山愛好家には垂涎の尾根なのです。
金峯山は逸見尾根の主稜から外れているので、さらにマニアックなところなのですが、以前から目をつけていたところでした。
両神山も日向大谷と浦島の二つの両神神社で対立(というよりは住み分け)があったのですが、そのお膝元でこのような謎の聖地があること自体が興味深いところでした。
大正期の両神山は、新興勢力である一心誠講が進出してくる時期でもあるので、喜登坊もそういった脈絡の中で現れた宗教者なのかもと想像していました。
こういうことをあれこれ考えながら訪ね歩くのは本当に楽しいですね。コメントありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する