鹿俣山と玉原湿原
- GPS
- 04:25
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 514m
- 下り
- 517m
コースタイム
- 山行
- 3:33
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 4:16
天候 | 曇り(高曇り) 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道標等整備されており歩き易い。残雪は鹿俣山の周辺にあり登山道上にもあったが、滑り止めは使用しなかった。 |
写真
感想
センターハウスの駐車場には4:29に到着。先客が1台のみだが既に出発済みのようであたりはしんと静まり返っていた。我々もさっさと準備をして外に出るが、外気温6℃と低くて寒い。前日の関東は25℃以上まで気温が上がったので気温差が20℃近くある。薄手のフリースにレインジャケットを着てちょうど良い。グローブは夏用なので手先が冷たいが、今日は他を持参していないのでこれで歩くしかない。4:40に行動開始。初めての場所なので、駐車場にあった見取り図と手持ちの登山地図をよく見比べてから歩き出す。ゲートを過ぎて最初は車道を少し歩くと登山口が出てきた。ここから入る。いきなりぶなの森の中を歩き気分が良い。気温が高くて暑いと虫が大量に出てきそうだが、今日は気温が低くてその点の心配がなさそうだった。ただ念のため虫除けスプレーは持参した。また熊鈴は2人ともザックにつけて、チリチリ鳴らしながらあるいた。緩い森の中を進むが、いきなり渡渉が現れる。今日は残雪もあることを考えてハイカットのトレッキングブーツを履いているので、靴の中まで濡らすことなく渡渉を終える。こんな感じの沢が続くと嫌だなと思ったが、渡渉は結局この1回だけだった。歩き始めは低温のため寒くて着込んでいたが、それでも歩き始めてしばらくすると暑くなり、レインジャケットは早々にザックに戻した。その後はシャツと薄手のフリースで最後まで歩き続けた。更に進むとスキー場のリフトが見えてきてゲレンデを横断する。その脇に沢が流れていて、そこに水芭蕉が咲いているのをZさんが発見。まさかゲレンデに咲いているとは。自分だけだったら気付かずに通り過ぎていたと思う。立ち止まってしばし水芭蕉の写真を撮る。連休中は鳥海山や月山でも見掛けたが、車中からちらっと見ただけで、クルマを駐めてのんびり見ることができなかったので、今シーズン初めてゆっくり水芭蕉を見ることができた。朝早かったせいか、周囲にはハイカーの姿もなし。意外なところに咲いていてびっくりしたが、見落とさなくてよかった。
水芭蕉を見た後は登山道に戻り先を急ぐ。キャンプ場付近に至るが、まだシーズン前なのかここも静かで誰もいなかった。この辺りから先は積雪期に何度か鹿俣山まで歩いたことがあったので、なんとなく土地勘があった。積雪期は完全に雪の下になる道標だが、雪のない時期はかなり整備されていて、迷いようがなかった。キャンプ場を過ぎても緩い登りが続く。ぶなの新緑が美しい。これで青空だったらなお新緑が映えると思ったが、曇りでしかも風が強く暑さはなかったので、その点は楽だった。歩いても汗をかかないし、虫も出て来ない。残雪を考えて念のためチェーンスパイクを2人とも持参していたが、ここまで使うところがなかった。しかし徐々にだが標高を上げると登山道上にも残雪が見え始め、雪の上を歩くことになった。雪は低温のせいか硬くて慎重に通過する必要があったが、残雪の上を歩く距離はいずれも短かったので、チェーンスパイクは結局使用しなかった。残雪の上を歩いていると目の前にしゃくなげの葉っぱが見え、花も咲いているのが見て取れた。今日は新緑のぶなと水芭蕉が見たくてここまで来ていたが、しゃくなげも見られたのは望外だった。つぼみが多くて咲いている花はまだ少なかったので、時期はこれからと思うが、それでも見られて良かった。しゃくなげの後も何度か残雪の上を歩き、最後分岐を過ぎると今日最初で最後のピークである鹿俣山に6:33到着。無人。積雪期に何度か来ていて、今日も山頂には残雪があったが、今日は無雪期の扱いと言っていいだろう。しばし山頂からの景色を楽しむが、雪がないと樹木や藪のため展望はあまりよくなかった。獅子ヶ鼻山方面は既に藪に覆われていて、やはりこの山へ行くには残雪が豊富にある時期しかないだろうと思った。山頂付近は風が通って寒いので、少し下がって風のないところで今日最初の大休止とした。持参したパンケーキを食べる。
ピークを過ぎた後はダラダラくだりつつぶな平を目指す。大きなアップダウンはなくて歩き易い。下りもやはりゲレンデに交わりつつ進む。ぶな平はまさにぶなが生い茂っていて、しかも新緑が美しいところだった。ぶなは皆真っ直ぐに育っていて、雪の重みでたわんだり曲がったりしていないようだった。ここでも2人して写真を撮りながらとなるのでなかなか先に進めない。ぶな平からはセンターハウスまで直接戻ることもできるようだが、最後にやはり水芭蕉が見たかったので、三角点を経由して玉原湿原まで行くことに。相変わらず上下の変化が少なくて歩き易い。先週まで山スキーばかりだった自分にとっては助かる。玉原湿原はまだ草が青々とする前だったが、水芭蕉は既に咲いていた。ただ早朝にゲレンデ脇で見たものよりも小ぶりに見え、まだこれから成長して大きくなるのかもしれない。湿原まで降りてくると多くのハイカーとすれ違うようになった。ここまで山中ではほぼ誰とも会わなかったが、行動開始の時間が早かったのが原因のようだった。木道を歩きながら水芭蕉の写真を撮りつつ先に進む。湿原が終わり車道に至ると、更に多くのハイカーが歩いて来るのとすれ違った。人が少ない時間帯に周回できて良かった。駐車場には8:55に到着。予想どおりに9時前に下山してしまった。朝は2台だけだったクルマはかなり増えていたし、これから行動を開始するハイカーも多数いた。湿原だけなら2時間あれば十分だろうし、鹿俣山を含めても4時間程度なので、9時頃から歩き始めても特に問題ないだろう。
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