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Yamareco

記録ID: 4294199
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山滑走
中央アルプス

中央アルプス三ノ沢岳:クトー・アイゼン駆使の時期限定の残雪期登頂ツアー

2022年05月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
teledaisuki その他6人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:02
距離
4.8km
登り
675m
下り
689m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:34
休憩
0:29
合計
7:03
距離 4.8km 登り 696m 下り 689m
8:32
65
9:40
9:48
10
9:57
9:59
8
10:06
10:11
291
15:01
15:16
5
15:21
15
15:37
ゴール地点
天候 高曇、気温はやや低めで最高気温1〜2℃、極楽平稜線付近でやや強い風であったが、概ね風弱し。終盤小雪舞う
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
萱の平駐車場は駐車台数は少ない。しらび平行き始発(7:15)は2台
コース状況/
危険箇所等
・気温は低めで、概ね締まった雪面であった。千畳敷での積雪は5/14で180cm、5/16で160cm
・極楽平への登りはシートラ・アイゼン使用、稜線直下は硬く、滑落要注意、今期は残雪量は少なく、三ノ沢岳分岐までの稜線は無雪
・伊奈側源頭部に向かう南西斜面を滑走するが、初めはハイマツ帯の藪漕ぎが少しあり。(同時期5回目であるがこのポイントでの藪漕ぎは始めて)前半はやや硬いガリ斜面であるがエッジは充分効きターンは楽しめた。高度を落とすと漸く雪面が緩んできた。
・三ノ沢岳山頂に向けてのシール登高は急斜面のトラバース登高があり滑落注意、雪面は緩んでいるが樹木・斜度などによりルーファイの慎重性が要求される。若い健脚組はシールだけで頑張ったが、小生を含めクトー使用が多かった。山頂直下までシール登高し休憩、登頂山スキー初チャレンジの3名を含め5名がアイゼンで登頂したが、小生を含め2人は体力的にも時間的にも登頂は諦めた。
・滑走は登りのトラバースルートは避け、北東斜面をボトムまで滑走、快適ザラメ滑走を楽しめた。
・極楽平への登り上げは、登り易い雪渓をクトー装着で雪渓上部末端近くまで登り上げ(上部ほど雪面は硬くなり急な狭い雪渓エリアがあり緊張した。)、その後踏み跡があるような無雪エリアをシートラで登り上げた。
・極楽平からの急斜面滑走は稜線付近〜直下の僅かなエリアが表面が僅かにクラストし始めていたが、概ね下地が締まった上質ザラメで豪快な大斜面滑走を楽しめた。
その他周辺情報 こまくさの湯:700円
明治亭本店:ソースカツ丼
ロープウェイ上駅を出るといつもの千畳敷の豪快な景色が広がる。やはり残雪は少ないようだ
2022年05月15日 08:24撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/15 8:24
ロープウェイ上駅を出るといつもの千畳敷の豪快な景色が広がる。やはり残雪は少ないようだ
伊那前岳から千畳敷への雪渓は繋がっているようだ
2022年05月15日 08:29撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 8:29
伊那前岳から千畳敷への雪渓は繋がっているようだ
スタート前の記念撮影、前列は知人グループ、後列が今回の同行者6人、三ノ沢岳山スキーは3人が初チャレンジ
2022年05月15日 08:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
5/15 8:33
スタート前の記念撮影、前列は知人グループ、後列が今回の同行者6人、三ノ沢岳山スキーは3人が初チャレンジ
極楽平に向かいます
2022年05月15日 08:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/15 8:39
極楽平に向かいます
稜線直下は急で雪面硬くやや緊張、四国から遠路はるばるのOさん、背後の富士山に、見守られて間も無く極楽平トウチャコ
2022年05月15日 09:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 9:30
稜線直下は急で雪面硬くやや緊張、四国から遠路はるばるのOさん、背後の富士山に、見守られて間も無く極楽平トウチャコ
稜線では早く到着した健脚組がリラックス
2022年05月15日 09:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 9:30
稜線では早く到着した健脚組がリラックス
雪山登山Pが直登しています
2022年05月15日 09:32撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/15 9:32
雪山登山Pが直登しています
早くも大斜面に飛び込むスキーヤー
2022年05月15日 09:41撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
5/15 9:41
早くも大斜面に飛び込むスキーヤー
さあ、三ノ沢岳分岐に向けてスタート
2022年05月15日 09:49撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/15 9:49
さあ、三ノ沢岳分岐に向けてスタート
目標の三ノ沢岳が見えてきました。残雪量が少ない!どういうルートで登降するか?!
2022年05月15日 09:49撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 9:49
目標の三ノ沢岳が見えてきました。残雪量が少ない!どういうルートで登降するか?!
空木岳方面
2022年05月15日 10:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/15 10:00
空木岳方面
分岐部に来ました。宝剣岳の右側に八丁坂、伊那前岳
2022年05月15日 10:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 10:07
分岐部に来ました。宝剣岳の右側に八丁坂、伊那前岳
記念撮影して、いつもはここから滑走開始できますが、少しハイマツの登山道を歩きます。
2022年05月15日 10:09撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/15 10:09
記念撮影して、いつもはここから滑走開始できますが、少しハイマツの登山道を歩きます。
いつもガリ緩斜面を少し滑走
2022年05月15日 10:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 10:21
いつもガリ緩斜面を少し滑走
20mほどの藪漕ぎが待っていました。バランスを崩さないよう焦らず進みます。こんな状況は5回目にして初めてです
2022年05月15日 10:25撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 10:25
20mほどの藪漕ぎが待っていました。バランスを崩さないよう焦らず進みます。こんな状況は5回目にして初めてです
さあ伊那川源頭部に向けて滑走開始
2022年05月15日 10:35撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/15 10:35
さあ伊那川源頭部に向けて滑走開始
ガリ斜面を無難にこなすO君
2022年05月15日 10:35撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/15 10:35
ガリ斜面を無難にこなすO君
格好良い三ノ沢岳をバックにUさん
2022年05月15日 10:36撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/15 10:36
格好良い三ノ沢岳をバックにUさん
小生との出会いで二刀流になった四国Oさん、この日はテレマーク
2022年05月15日 10:36撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
5/15 10:36
小生との出会いで二刀流になった四国Oさん、この日はテレマーク
ガリ斜面をアグレッシブに、三ノ沢岳バックに格好良い
2022年05月15日 10:37撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 10:37
ガリ斜面をアグレッシブに、三ノ沢岳バックに格好良い
これまた二刀流のCL・S君、この日はテレマークで奮闘
2022年05月15日 10:37撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 10:37
これまた二刀流のCL・S君、この日はテレマークで奮闘
急斜面になってもまだガリです。Mさん
2022年05月15日 10:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 10:42
急斜面になってもまだガリです。Mさん
緩斜面になりようやく雪面は緩んできて快適滑走
2022年05月15日 10:49撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/15 10:49
緩斜面になりようやく雪面は緩んできて快適滑走
Mさん
2022年05月15日 10:49撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 10:49
Mさん
ボトム直前で沢が出ていますが滑走は大丈夫
2022年05月15日 10:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 10:54
ボトム直前で沢が出ていますが滑走は大丈夫
ボトムで休憩後、山頂に向けてgo
2022年05月15日 11:29撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/15 11:29
ボトムで休憩後、山頂に向けてgo
急斜面トラバースで進みますが、樹木や斜度の影響でルーファイは要慎重
2022年05月15日 11:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 11:41
急斜面トラバースで進みますが、樹木や斜度の影響でルーファイは要慎重
安全エリアに出てからは、右側の稜線に乗りあげます。
2022年05月15日 12:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/15 12:11
安全エリアに出てからは、右側の稜線に乗りあげます。
いつも滑走する山頂直下からのルートハイマツ帯で分断され、今回は断念
2022年05月15日 12:16撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 12:16
いつも滑走する山頂直下からのルートハイマツ帯で分断され、今回は断念
小生は登頂は断念、ここから滑走開始。登頂組がアイゼン装着で山頂に向かいました。
2022年05月15日 12:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 12:48
小生は登頂は断念、ここから滑走開始。登頂組がアイゼン装着で山頂に向かいました。
13:20登頂、笑顔が決まっている記念撮影。おめでとう?️
2022年05月15日 13:20撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
5/15 13:20
13:20登頂、笑顔が決まっている記念撮影。おめでとう?️
登頂諦め組は滑走開始
2022年05月15日 12:58撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 12:58
登頂諦め組は滑走開始
稜線から右斜面へ
2022年05月15日 13:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 13:00
稜線から右斜面へ
快適ザラメ滑走が待っていました
2022年05月15日 13:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 13:00
快適ザラメ滑走が待っていました
山頂をバックに滑走シーン
2022年05月15日 13:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 13:03
山頂をバックに滑走シーン
快適滑走が続きます
2022年05月15日 13:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 13:03
快適滑走が続きます
振り返ると登頂組が登頂間近です
2022年05月15日 13:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 13:03
振り返ると登頂組が登頂間近です
ボトムまで滑走、直前の急斜面マイシュプール
2022年05月15日 13:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 13:12
ボトムまで滑走、直前の急斜面マイシュプール
極楽平への登りが待っています
2022年05月15日 13:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 13:22
極楽平への登りが待っています
来し方を振り返ります。登頂組が中間点まで滑走してきています
2022年05月15日 13:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 13:54
来し方を振り返ります。登頂組が中間点まで滑走してきています
稜線への登り上げは頑張りの雪渓シール・クトー登高を頑張りました。写真を撮る余裕はなく、極楽平直前で癒しのショットをゲット。浦島ツツジの紅葉🍁が残っています。
2022年05月15日 14:56撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 14:56
稜線への登り上げは頑張りの雪渓シール・クトー登高を頑張りました。写真を撮る余裕はなく、極楽平直前で癒しのショットをゲット。浦島ツツジの紅葉🍁が残っています。
さあいよいよ極楽平からの大斜面滑走です。稜線直下は35度ほど慎重にターン
2022年05月15日 15:16撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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5/15 15:16
さあいよいよ極楽平からの大斜面滑走です。稜線直下は35度ほど慎重にターン
斜度さ少し緩み、極上ザラメに快適スピードターンが決まります
2022年05月15日 15:16撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
5/15 15:16
斜度さ少し緩み、極上ザラメに快適スピードターンが決まります
後続組も全員急斜面を無事にクリア
2022年05月15日 15:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 15:41
後続組も全員急斜面を無事にクリア
四国Oさんも最後までテレターンを堪能しました
2022年05月15日 15:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/15 15:43
四国Oさんも最後までテレターンを堪能しました
こまくさの湯で汗を流し、定番の明治亭のソースカツ丼で〆、帰路につきました。満足の一日でした。
2022年05月15日 18:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/15 18:08
こまくさの湯で汗を流し、定番の明治亭のソースカツ丼で〆、帰路につきました。満足の一日でした。

感想

・千畳敷をベースにした山スキーは今回で5回目である。標高が高いエリアのため、安全に山スキーを楽しむためには、いくつかのポイントがある。積雪量(残雪量)のそれほど多くないエリアであり、急斜面が多いため、残雪期山スキーの適期は限定され、小生は過去の種々情報を参考に5月中旬〜下旬、20日前後が適期と考え毎回この時期にツアーを実施している。
・簡単に千畳敷にアプローチでき標高差300m前後の登降により三本前後の滑走ルートを選択して楽しめるのが、このエリアの利点と言えるが、情報収集、事前準備なく安易に踏み込むのは、種々トラブルの原因にもなり、慎重な立案・行動が必要である。
・三ノ沢岳山スキーは登降のルート取りなど難しい点が多く安易に踏み込むことは控えた方が良いが、条件が整いツアー日和に恵まれると、変化のある素晴らしいら山岳スキーが楽しめる。
・三ノ沢岳登頂山スキーの初回は2012年5月26日であり、残雪量がたっぷりてシールのみで山頂まで登頂でき山頂から滑走できた。近年残雪量は少なくなる傾向にあるようで、山頂から少し降った地点からの滑走になっている。
・今回のメンバーはちば山会員が5名で他の二人は以前からの山スキー仲間である。今回は立山の予定であったが前日の天気が芳しくなく、日帰りでこのエリアをCLのSが選択した。
・会員外の2名とCLのSと小生の出会いは、山スキーや夏山で偶然にお会いしてからのお付き合いが続いている。小生は毎年、年を重ね体力が年々衰えていることを実感しているが、気力は残っているよだうだ。今後も体力・気力に応じBCを山スキー仲間と楽しみたい。

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