太郎山トレッキング(光徳in/out)

2022年05月15日(日) [日帰り]

• GPS: 06:22
• 距離: 14.0km
• 登り: 1,246m
• 下り: 1,238m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:04
• 休憩: 1:18
• 合計: 6:22

1:55 光徳駐車場
2:36 2:36 山王峠
3:19 3:24 山王帽子山
4:25 4:48 小太郎山
5:06 5:50 太郎山
5:58 6:03 お花畑
7:02 7:02 林道出合
8:15 8:16 光徳温泉バス停
8:17 光徳駐車場

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

前夜、光徳駐車場まで乗りつけ、車中泊。

コース状況／危険箇所等

太郎山登山口直後はヤブ漕ぎ箇所あり。
太郎山から新薙方面へ下山した場合の正規ルートは、林道出合を左折ですが、右折し、左斜面を下りていくとバリルートとなります。トレイルに見える窪地を進むと大体間違えます。涸れ沢を高巻きしたり、途中から林道に合流するためには、ルートファインディングスキルが必要となります。

その他周辺情報

いろは坂を下りきり、日光市街地に入る手前の「やしおの湯」(700円)にて、日帰り入浴。

写真

5/14 17:28

前夜、みんみん鹿沼店で、恒例の焼・揚・水餃子をいただく♪

5/14 18:49

前夜、日光中心部より男体山！

5/14 18:50

前夜、日光中心部より女峰山(中央)＆大真名子山(左)！

5/14 18:58

翌日の登山は、飲料込み2.65kgの軽量アタック！

5/14 19:30

前夜、明智平より男体山！

5/14 19:35

前夜、明智平より男体山(左)、大真名子山(中央)、女峰山(右)！

5/14 19:57

前夜、戦場ヶ原より太郎山(中央)！

5/14 20:02

前夜、戦場ヶ原より男体山！

5/14 20:14

光徳駐車場上空には北斗七星！

5/15 1:54

ここから登山当日！朝2時前に、光徳駐車場をスタート♪

5/15 2:27

山王峠まで標高差300mを黙々と登る！自分とシカしかいない時間帯(笑)。

5/15 2:34

山王峠手前より、これから登る山王帽子山！肉眼だと、ほぼ真っ暗ですが、カメラってすげー！

5/15 2:38

山王峠を過ぎ、ここが太郎山登山口！

5/15 2:43

踏み入ってすぐ、漆黒のヤブ漕ぎ地獄。微妙にコースを逸れたから、のようでした(苦笑)。

5/15 3:18

山王帽子山手前、漆黒の闇夜にひときわ目立つ日光白根山！（肉眼だとほぼ真っ暗ですが・・・）

5/15 3:20

コースタイム70分の所、40分で登頂！本当はここでご来光予定でしたが、早すぎた＆速すぎたので、ご来光ポイントを小太郎山へ変更！

5/15 3:22

山王帽子山から望む、夜明け前の男体山！

5/15 4:26

途中、一度迷って10分ほど無駄にするも、何とかご来光時刻に間に合って小太郎山！（なぜか、さん[山]がなく、呼びつけw）

5/15 4:32

会津駒ヶ岳！

5/15 4:32

右より燧ヶ岳、平ヶ岳、景鶴山(今年GW登頂)！

5/15 4:32

日光ファミリー連山の稼ぎ頭(最高峰)の兄貴・日光白根山！

5/15 4:32

戦場ヶ原越しに、日光ファミリー連山の親戚・皇海山！

5/15 4:33

日光ファミリー連山の父・男体山！

5/15 4:33

長女・大真名子山！(未踏)

5/15 4:33

次女・小真名子山！(未踏)

5/15 4:33

母・女峰山！

5/15 4:36

日光ファミリー連山の峰々(女峰山〜白根山)のパノラマビュー♪

5/15 4:45

これから向かう、小太郎山の父にして日光ファミリー連山の長男・太郎山！

5/15 4:47

小太郎山は、日光ファミリー連山全山を見渡せる最高のビュースポットでした♪

5/15 4:50

小太郎山〜太郎山は、岩稜帯を通過します。慎重に！

5/15 4:58

奥に女峰山を見渡しながら、立ち枯れの木を通過。大峰山(八経ヶ岳)の山頂直下を思い出しました〜！

5/15 5:00

こんな残雪(雪渓)もありますが、結局今日は持参したチェンスパを使用する機会なし！ただし、慎重に足場を選ぶ必要あり！

5/15 5:09

日光連山の長男・太郎山(三百名山)へ初登頂！小太郎山共々、360度ビューが広がる素晴らしい絶景♪。

5/15 5:15

ポータブル山頂碑を持って、日光白根山をバックに♪

5/15 5:17

ポータブル山頂碑を持って、男体山＆中禅寺湖をバックに♪

5/15 5:18

改めて、太郎山より怒涛の絶景ビュー！まずは会津駒！

5/15 5:18

右より、燧ヶ岳、平ヶ岳、そしてGWに登った景鶴山！

5/15 4:55

景鶴山をドアップで！雪の付き具合は、GWと変わっていない！

5/15 5:19

日光白根山！

5/15 5:19

台形な皇海山！

5/15 5:19

男体山！

5/15 5:20

右より大真名子山、小真名子山、帝釈山＆女峰山！

5/15 5:24

女峰山〜日光白根山までのパノラマビュー！手前の右端が小太郎山！

5/15 5:27

右、小太郎山の後方が皇海山！左奥は日光連山の父・男体山！

5/15 5:31

結局、小太郎山でもご来光は見えず、今日の太陽は、太郎山で少し見えただけ！

5/15 5:49

さぁ、新薙方面へ下ります。とっても急勾配です！

5/15 5:58

山と高原地図に「花は期待できない」と記載のあるお花畑(笑)。

5/15 6:03

雪解けが進んで池塘が出現しており、中央突破は不可。左右どちらかから回り込みます！

5/15 6:06

このようなガレ場を3,4回通過します。ながら行為(撮影しながら歩く、カメラをしまいながら歩く)は厳禁！

5/15 6:06

ガレ場より下を覗き込むとこんな感じ。あの鞍部に下りていくのですが、ここで滑落したら大怪我必至！

5/15 6:09

トラバースはとにかく慎重に！濡れていたり、残雪があったり、凍結してたりすると、とっても危険なにおいがします。

5/15 6:10

男体山の右に、中禅寺湖や戦場ヶ原が見えます！

5/15 6:10

日光連山女性陣(左より、女峰山・小真名子山・大真名子山)もドーンと存在感！

5/15 6:26

道中、こんな場所も通過します！

5/15 6:33

標高が大分下がると、危なげない鬱蒼とした森になります！

5/15 6:57

ほぼ下りきって、緩斜面になります！

5/15 7:02

林道出合に到達。正規トレイルは左折して、巻くように直進です。私は最短ルートを極めるため、敢えて右折し、ルートファインディングしつつ、進みます！

5/15 7:07

林道出合から5分ほどは林道。ここから左に斜面を下ります。道などなく、ヤマレコMapを頻繁に見ながら、方角だけずれないよう歩く道を自己責任で選択！

5/15 7:20

こういった涸れ沢を基本的には高巻きして進みます！

5/15 7:27

時に堰堤を巻きつつ、御沢という涸れ沢に沿って進みます！

5/15 7:31

途中で白根山方面の絶景が！ただし、このまま堰堤に進んではいけません！

5/15 7:33

堰堤横の急斜面を、時折木をつかみながら、30〜40mほど直登！

5/15 7:37

なんとか林道に出ました！こっからは林道をひた進みます！

5/15 7:52

この涸れ沢にかかる橋を渡ると方角誤り！ここを右に入りますが、道に見える窪地を進んではいけません。頻繁にヤマレコMapを見ながら方角を補正しつつ、最後は林道に再合流します！

5/15 7:55

林道出合以降、タチツボスミレ(かな？)の群落が随所にありました！

5/15 8:14

光徳牧場裏の日光アストリアホテルまで戻ってきました！後方は山王帽子山！

5/15 9:08

下山完了し、観光モード！まずは戦場ヶ原より、先程登ってきた太郎山(右)と山王帽子山(左)！

5/15 9:08

戦場ヶ原より男体山！男体山がスッキリ見えたのはこれが最後！

5/15 9:08

改めて太郎山ドーン！

5/15 9:09

太郎山の頂をズームすると・・・、朝9時過ぎ、誰かいますね！

5/15 9:29

戦場ヶ原の日光連山と反対側！

5/15 9:43

中禅寺湖の入口にある赤鳥居を通過！ここを右折します！

5/15 9:49

中禅寺湖畔から、山桜越しに男体山！

5/15 9:50

同じく、山桜越しに日光白根山！

5/15 10:08

半月山駐車場(展望台)より、日光連山の親戚軍団！
右より、一際格好いいフォルムの皇海山、鋸岳、庚申山、そして袈裟丸山！

5/15 10:09

中禅寺湖の南側に連なる日光連山の親戚軍団！
手前右より、社山〜大平山〜黒檜岳と続く。右奥は錫ヶ岳(すずがたけ)！

5/15 10:17

中禅寺湖展望台より！男体山は半分雲の中で残念！

5/15 10:17

日光白根山(右)＆錫ヶ岳(左)方面は、とってもクリア！

5/15 10:18

日光白根山の山頂部を80倍ズーム！

5/15 10:35

改めて、中禅寺湖畔まで下りてきました。手漕ぎボート越しに日光白根山！

5/15 10:35

もはや山頂部が見えない男体山(涙)！

5/15 10:45

そして、物心ついてから初めて訪れた華厳の滝へ！駐車場代(320円)に加え、エレベータ代(570円)もかかります(涙)。

5/15 10:47

華厳の滝の反対側には涅槃滝(ねはんだき)！両滝は、大谷川(だいやがわ)となって、鬼怒川に合流するようです！

5/15 10:51

落差ほぼ100m、紅葉の季節にぜひ再来したいですが、日光の紅葉渋滞はハンパないからなー・・・。

5/15 10:53

カメラのオートモードで撮影！

5/15 10:54

スローシャッターにして撮影！

5/15 11:03

イワナ(600円)を頂きます！

5/15 11:05

具だくさんのすいとん(420円)も付けました！

5/15 11:42

最後は、ここで日帰り温泉！

5/15 12:05

以前、男体山からの下山後にバスで来ました！今回が2回目ですが、今回はマイカーなので時間制約なく、長湯しました〜♪

5/15 15:17

復路、実家へ車を返すため、茨城県南西部を通過中！故郷・筑波山がスッキリ見えます！

5/15 15:18

筑波山！

5/15 15:22

道の駅しもつまの交差点歩道橋より。
岩瀬駅からL字型に続く筑波連山の縦棒部が一望！
今年3月に、ここから見えない横棒部含め、筑波連山全山50kmをワンデー縦走しました〜♪。

5/15 15:42

旧石下町(現常総市)のシンボル、豊田城を通過！

5/15 16:38

実家へ車を返却！母の手料理をたっぷり頂き、電車で帰京します！

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

PowerShot SX730 HS CANON

感想

happygo

日光ファミリー連山は、父・男体山(百名山)と母・女峰山(二百名山)しか踏破経験がなく、いつか行きたいと願っていた長男・太郎山(三百名山)。実家の車を週末借りられることになり、日曜は天気予報絶好調のため、前夜に道中の鹿沼市で"みんみん"の焼・揚・水餃子を景気づけに食し、そのまま光徳駐車場まで乗りつけ、車中泊して翌朝を迎えます！駐車場内でキャンプしている一行がおり、私が起きた朝1時過ぎもどんちゃんやってました。いい迷惑です・・・。

翌朝と言っても、出発は朝2時(笑)。日の出時刻は4時半頃のため、山王帽子山でご来光を迎えるつもりで、早発ちとなります。

シカしかいない木段も多いトレイルで、ヘッデンの灯りを頼りに、黙々と標高を300mほど上げていきます。山王峠(太郎山登山口)から入山すると、早々にヤブ漕ぎ祭り。ヤブが人に踏まれた後を辿りますが、朝3時前に結構しびれます。途中で明らかな道と合流し、ルートロストしていたことに気づきます。正規ルートだとヤブ漕ぎはないのかな？謎です。

山王峠から山王帽子山へのコースタイムは70分ですが、所要40分ほど、都合3:20頃に着いてしまい(当初予定では4:00頃着いて、30分時間をつぶす予定だった)、早すぎる＆速すぎるため、山王帽子山から小太郎山までコースタイム2時間ですが、半分の1時間程度で着くと見込み、ご来光は小太郎山で拝もうと決め、先に進みます。

まだまだ薄暗く、ヘッデンの灯りを頼りにハガタテ薙分岐までの下る際、一度ルートロストし、円を描いて同じ場所に戻る失態を犯し、10分強ロス。さすがに小太郎山のご来光は間に合わないかなー、と思いながら飛ばすと、なんとか、ご来光時刻前に小太郎山へ着きました！が、結論としては、天気予報が外れ、この日は雲が多く、太陽は現れず。そもそも小太郎山の東には太郎山がそびえ、ご来光を見るにはあまり適さない山頂かもしれませんが。

が、雲が多くても、周囲の高峰がしっかりと見える高曇りで、小太郎山は360度の絶景ビューが広がっていました。日光ファミリー連山の主要全山(太郎山、女峰山、小真名子山、大真名子山、男体山、皇海山、日光白根山)が、すべて一望できるのは、この小太郎山だけじゃないでしょうか！？山頂はとっても寒く、防寒着を着込んだほどでしたが、会津駒・燧ヶ岳・景鶴など尾瀬の白い峰々をはじめ、圧巻のパノラマビューで寒さを忘れるほど興奮しました〜！

小太郎山〜太郎山間は、ガレ場が多く、通行には細心の注意が必要です。皆さんのレポでよく見る剣ヶ峰なる場所は気づきませんでした。巻いちゃったの？また、道中、残雪の雪渓が続くエリアもありますが、よく足元を見ると夏道で迂回できる所がほとんどで、結局持参したチェーンスパイクの出番なし。

小太郎山から太郎山は、あっけないほど速く(18分)、到着しちゃいました。もっと距離あるかなー、と思ったのですが。太郎山は、小太郎山同様、360度パノラマビューが広がり、見える景色は小太郎山と大差ありません。どっちも絶景の山、ということです。ただ、太郎山から見る「小太郎山越しの皇海山」とか、見応えありますねー♪。

太郎山からの下りは、新薙と呼ばれるガレたトラバースが3,4回続きます。慎重に通過すれば全然危なくないと私は思いましたが、初心者や濡れていたり、雪が付いていたりすると、難易度は大きく上がると思います。下ノ廊下同様、「ながら歩き」は厳禁ですね。

下りきって林道分岐からが、今日の第二のハイライト。単純に林道を大回りするのではなく、最短ルートで光徳へ向かうため、林道分岐を右折し、ヤマレコMapを頼りに、道なき道をルートファインディングしながら下っていきます。随所に現れる窪地(涸れ沢)が「道っぽく」見えるんですが、それらは大抵違う方向に行ってしまいます。頻繁にヤマレコMapを見ながら、方角だけは間違わないよう気をつけ、適当に進みます。が、途中で堰堤や絶対に下れない急斜面もあり、基本は高巻きしつつ、進んでいきます。

最後は林道に合流し、光徳までつながっているので、ルートファインディングスキルさえあれば、正規ルートより「登山感」を味わえますが、篤志家向けですね。そうそう、林道分岐〜光徳の間に、タチツボスミレの群落が大量にありました。逆に言うと、タチツボスミレ以外に一切花を見かけませんでした。お花が絶好調となる初夏には、少し早すぎたのでしょうね。

8時半前に下山完了しましたが、駐車場にはこれから登山を始める準備中の人が数多。入山〜下山まで誰にも会いませんでしたが、それは私が早すぎた＆林道を回避したから、でしょうね。日光ファミリー連山全山を一望できる孫・小太郎山は超絶お勧めです！

下山後は、初めて中禅寺湖の南側へ行ってみました。展望台から中禅寺湖越しに見渡す日光白根山は圧巻ビューでしたが、眼前にそびえる男体山は山頂部が雲掛かっていて、残念でした。そのうち、社山〜黒檜岳まで縦走し、中禅寺湖を半周くらいしてみたいなー、と思いました。

その後、華厳の滝へ立ち寄り、最後はやしおの湯で締めました！日光ファミリー連山で未踏となっている長女・大真名子山、次女・小真名子山をいつか縦走しよう、と思ってます。