武佐岳 〜トレーニング登山〜
- GPS
- 05:00
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 762m
- 下り
- 749m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口駐車場から上の駐車スペースまで雪はありませんでしたが、かなり洗堀が進んでいます。注意して走るところを選ばないと腹をこする可能性があります。 |
その他周辺情報 | からまつの湯は悼ましい事故から閉鎖が続いています。 中標津町内にも温泉はありますが、ちょっと離れたクローバー温泉に寄りました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
防寒着
雨具
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
サングラス
ストック
カメラ
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感想
先週に続いて、登山の機会がやってきました。
「今週はドコにしようかな?」
選択肢が多いようで少ない(高山はまだ雪山だろうから)中で、前日日曜日の仕事が遅くなってしまったこともあり、近場の低山を選択することにします。
ならば
実に久々に、武佐岳なんかどうだろう?
と、思い当たりました。
武佐岳に初めて登ったきっかけは、クテクンの滝でした。
上記のように、滝大好きな私はクテクンの滝の存在を知り、即座に飛びついたのですが、当時はやっと斜里岳や雄阿寒岳にチャレンジした程度の登山初心者でした。6月下旬にクテクンの滝を目指したものの、行く手を冷気をまとった雪に阻まれ、巻いて進もうとしてもスノーブリッジは薄くて踏み抜きそうで、「こんなところ、どうやって登るんだ?」撤退した思い出があります。(画像参照)
そしてクテクンの滝を目指した時に、途中に武佐岳登山口が存在することを知り、秋に武佐岳に登り、その足でクテクンの滝を再訪し、やっと念願を果たしたのでした。
その後、クテクンの滝も武佐岳も何度か再訪したものの、私の興味は次第に知床や大雪山系に移り、勢い、学生の登山遠足の舞台でもあった近場の武佐岳からは足が遠のいていたのでした。
とは言え、武佐岳は格好も眺望も良く、全体的に緩斜面が多いもののところどころ急斜面もあって、特に8合目から9合目の勾配はなかなかキツイものがあります。8合目以降は高山植物にも恵まれ、中標津町民には地元の里山的存在なのではないでしょうか?(西別岳は、標茶町虹別にあり、標茶山岳会のテリトリーです)
行き先を決めたものの、ヤマレコで最近の武佐岳のレコを探してもヒットしません。
4月末の山行記録はあるものの、過去を遡っても5月の武佐岳の山行記録がほとんどないのです。
「ひょっとして、進入禁止になっているとか?」
そう言えば、西別岳も山開きの5月最終週前の1か月間ほど、林道が通行止めになります。もしかすると武佐岳も?
また武佐岳登山の4月末の山行記録を見ると、3合目山小屋から上はずっと雪がつながっていたそうです。
「とりあえず行ってみよう」「行けないようなら、藻琴山にでも登ろうかな?」「雪対策は、とりあえず長靴、軽アイゼン、12本爪全部持って行こう!スノーシューは要らないかな?」
こんな感じで出発します。
武佐岳なら、あまり朝早く出なくてもいいかな?
厚岸スタートを7時に設定します。
今回は誰も私の計画に乗ってこなかったので私の単独行になり、7時少し前に出発できました。
いいお天気です!
心配は全くの杞憂で、なんてことなく登山口駐車場に到着します。しかも、登山口から林道を走って上にある駐車スペースまでの雪もスッカリ姿を消していました。
ただ、林道の洗堀が進んでいて、所によっては大きく抉れていました。慎重な運転が要求されます。
さて、登山開始です。
登山道上の雪渓の様子は気になりましたが、とりあえず持ってきたもの全部背負って行くことにしました。リュックを背負うと、底が濡れていました。
「あぁ、ハイドレーションの吸水口が潰れて、水が漏れちゃったんだな、きっと。」
これまでも車内でリュックが倒れた時に何度かあったことですが、大抵、半分くらい残っていました。
「先週のアポイ岳も、暑い暑い言いながら飲んだ水はせいぜい500mlだった。多少漏れても、逆にちょうどいいかもね。」なんて気楽に考えます。
荷物が多いせいか、今日はリュックが肩に食い込みます。
「ちょうどいいトレーニングになりそうだね」
上の駐車スペースから出発したので、間もなく山小屋(武佐岳憩清荘)に到着します。
「そう言えば、数年前に中標津町内の山小屋が全焼したってニュースを聞いて、真っ先にココが思い浮かんだんだよな。スッカリ忘れていたけど、どうやらココじゃなかったみたいだね。」「じゃ、ドコだろう??」
山小屋の近くには水場があり、エゾノリュウキンカが咲いていました。
3合目まではほとんど林道の緩斜面で、息も切れません。
しかし、3合目を過ぎると緩斜面が多いながらも時々急斜面が現れます。
5合目に差し掛かったところで、私は初めて水を飲むことにしました。
「ところが!」
なんと!ハイドレーションからは水が全く出てきません。
「えっ?」
リュックを下ろして見てみると、なんと!ハイドレーションの水は綺麗サッパリ、つまり全部漏れ出ていたのでした。
ビックリです。
水場まで戻ろうかとも考えましたが、「お昼ごはん用に500mlのドリンクを1本持ってきたよな。先週のアポイ岳はそれで十分だったし。」そのまま登ることにします。
結局、果たしてその予想はビンゴでした。
後のことを考えて、ちびちび飲んだものの、500ml1本で間に合ったのです。
私がハイドレーションに水しか入れないのは、「味がするドリンクを入れると飲み過ぎてしまう」ことと「ジュース類は早く(チューブが)カビる」からです。
武佐岳とは言え、間に合って良かったわ。
と言うのも、8合目手前で突然、低血糖の発作が現れたからです。これまで、登山中に2〜3度ほど低血糖らしき発作が起こったことがあり、持病の診察ついでに糖尿病の検査もしてもらったのですが、2度とも「全く心配ありません」のお墨付きをいただいております。
しかし、典型的な低血糖の症状が出るのですから、肝臓か腎臓にガタが来ていることは間違いないのでしょう。そりゃ、人間60も過ぎればそれが普通なのかもしれません。
と言うことで、思わぬところで大休止。
しかも、武佐岳は8合目から9合目までが一番の急傾斜になります。
ペースを大きく落としながら、何とか登頂。
今日の武佐岳は、先行者1名、後からもう1名が登頂を果たしていました。
「地球が丸い」
いいお天気です。
いい景色です。
いいトレーニングになったなぁ。
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