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記録ID: 4311193
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ハイキング
北陸

岩籠山(市橋コース) 〜コケイランとヒメシャガ

2022年05月21日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
7.6km
登り
710m
下り
707m
天候 曇 一時 小雨
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・市橋コース登山口に駐車場とボックストイレ
コース状況/
危険箇所等
・市橋コースの渡渉点の滑り易い岩でスリップ注意
市橋コースの登山口の駐車場のボックストイレ
市橋コースの登山口の駐車場のボックストイレ
岩籠山登山道案内図
林道を少し進んでいくと、廃村集落の跡地のような感じで勾配差がある土地に石垣のみが残っています。
鈴鹿山脈霊仙山の榑ヶ畑登山道の下部の廃村跡地と同じような光景。
岩籠山登山道案内図
林道を少し進んでいくと、廃村集落の跡地のような感じで勾配差がある土地に石垣のみが残っています。
鈴鹿山脈霊仙山の榑ヶ畑登山道の下部の廃村跡地と同じような光景。
キビタキ♂

登山道はこのすぐ右側を巻く
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登山道はこのすぐ右側を巻く

谷沿いのコースを何度も渡渉し、一枚岩の川底部や砂防堰堤脇を通ったりします
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谷沿いのコースを何度も渡渉し、一枚岩の川底部や砂防堰堤脇を通ったりします
ヤマアカガエル
谷部上部で右側にトラバースして日暮山への分岐点に向かう地点
谷部のブナ林を直登しました
谷部上部で右側にトラバースして日暮山への分岐点に向かう地点
谷部のブナ林を直登しました
岩籠山の西側の岩峰
ここを左にトラーバースして、少しヤブ漕ぎして登山道に復帰
谷部をまっすぐに直登すれば山頂へショートカットできるようです
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岩籠山の西側の岩峰
ここを左にトラーバースして、少しヤブ漕ぎして登山道に復帰
谷部をまっすぐに直登すれば山頂へショートカットできるようです
オサムシの仲間
岩籠山の山頂
三等三角点『嵐山』、765.06m
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岩籠山の山頂
三等三角点『嵐山』、765.06m
西側の野坂岳
手前に日暮山、山頂部に反射板
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西側の野坂岳
手前に日暮山、山頂部に反射板
北側の敦賀湾と左奥の西方ヶ岳
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北側の敦賀湾と左奥の西方ヶ岳
山麓の建設中の北陸新幹線の敦賀駅
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山麓の建設中の北陸新幹線の敦賀駅
インディアン平原
右側にジョーズ岩
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インディアン平原
右側にジョーズ岩
■本日観察した花など
ササユリの蕾、チゴユリ、ミヤマナルコユリ、ギボウシの蕾、オオバノトンボソウ
コナスビ、ニガナ、イワウチワ、オオイワカガミの果実、イチヤクソウの蕾
オカタツナミソウ、ムラサキサギゴケ、ミズタビラコ、ナツトウダイ、バイカオウレンの果実
イワタバコの若葉、ダイモンジソウの若葉、トチバニンジン、ウワバミソウ、サワハコベ
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■本日観察した花など
ササユリの蕾、チゴユリ、ミヤマナルコユリ、ギボウシの蕾、オオバノトンボソウ
コナスビ、ニガナ、イワウチワ、オオイワカガミの果実、イチヤクソウの蕾
オカタツナミソウ、ムラサキサギゴケ、ミズタビラコ、ナツトウダイ、バイカオウレンの果実
イワタバコの若葉、ダイモンジソウの若葉、トチバニンジン、ウワバミソウ、サワハコベ
コアジサイ、ナナカマド、アズキナシ、ヤブデマリ、サワフタギ
ウワミズザクラ、エゴノキ、ツクバネウツギ、ヤマボウシ、ウスギヨウラク
タニウツギ、ヤブツバキ、ハウチワカエデ?、ヤマザクラの果実?、イワナシの果実
コバノフユイチゴ、発芽したブナ
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コアジサイ、ナナカマド、アズキナシ、ヤブデマリ、サワフタギ
ウワミズザクラ、エゴノキ、ツクバネウツギ、ヤマボウシ、ウスギヨウラク
タニウツギ、ヤブツバキ、ハウチワカエデ?、ヤマザクラの果実?、イワナシの果実
コバノフユイチゴ、発芽したブナ
タチツボスミレ、ツボスミレ
シハイスミレ、スミレサイシンの花後
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タチツボスミレ、ツボスミレ
シハイスミレ、スミレサイシンの花後
オオバキスミレ
茎葉が互いに離れ輪生状にならない
アルプスなどで見られる高山型のミヤマキスミレは茎葉が3輪生する
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オオバキスミレ
茎葉が互いに離れ輪生状にならない
アルプスなどで見られる高山型のミヤマキスミレは茎葉が3輪生する
シライトソウ
イカリソウ
ミヤマカラマツの蕾
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ミヤマカラマツの蕾
ヒメハギ
ニシキゴロモ
トリガタハンショウヅル
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トリガタハンショウヅル
ウメガサソウの蕾
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ウメガサソウの蕾
ユキグニミツバツツジ?
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ユキグニミツバツツジ?
レンゲツツジ
ヤマツツジよりも大きな花
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レンゲツツジ
ヤマツツジよりも大きな花
コケイラン
見頃でした
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コケイラン
見頃でした
コケイランの花
ヒメシャガ
ほとんどの株が満開過ぎでした
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ヒメシャガ
ほとんどの株が満開過ぎでした
帰路、水田でケリが抱卵していました
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帰路、水田でケリが抱卵していました
■ムラサキサギゴケとトキワハゼの違いが分かる方はいませんか?
ムラサキサギゴケとトキワハゼは形態が似ていて、野山の雑草の花のイメージがあり、あまり注目していませんでした。
そこでこれまで撮影した写真を見直し、両者の写真集を作成してみました。
■ムラサキサギゴケとトキワハゼの識別ポイント(出典:平凡社、日本の野生植物掘
◆ムラサキサギゴケ:多年草、花冠は紅紫色で、長さ1.5-2cm、上唇が深く2裂、根際から匍匐茎を延ばして新苗を作って繁殖する。花期4-5月。
◆トキワハゼ:1年草、花冠は薄紅紫色で、長さ約1cm、上唇はわずかに2裂、匍匐茎を出さない。花期4-10月。
 銑海魯爛薀汽サギゴケ、㉑から㉕はトキワハゼでしょう。
瓦漏花時期から判断すると、トキワハゼになりますが、御嶽山の亜高山帯に生育していたもので、花の形態からムラサキサギコケのように見えます?
△㉒は鈴鹿山脈の霊仙山で撮影したもの
ズ2鵝岩籠山で撮影したもの、匍匐茎が延びていて、葉が対生
■ムラサキサギゴケとトキワハゼの違いが分かる方はいませんか?
ムラサキサギゴケとトキワハゼは形態が似ていて、野山の雑草の花のイメージがあり、あまり注目していませんでした。
そこでこれまで撮影した写真を見直し、両者の写真集を作成してみました。
■ムラサキサギゴケとトキワハゼの識別ポイント(出典:平凡社、日本の野生植物掘
◆ムラサキサギゴケ:多年草、花冠は紅紫色で、長さ1.5-2cm、上唇が深く2裂、根際から匍匐茎を延ばして新苗を作って繁殖する。花期4-5月。
◆トキワハゼ:1年草、花冠は薄紅紫色で、長さ約1cm、上唇はわずかに2裂、匍匐茎を出さない。花期4-10月。
 銑海魯爛薀汽サギゴケ、㉑から㉕はトキワハゼでしょう。
瓦漏花時期から判断すると、トキワハゼになりますが、御嶽山の亜高山帯に生育していたもので、花の形態からムラサキサギコケのように見えます?
△㉒は鈴鹿山脈の霊仙山で撮影したもの
ズ2鵝岩籠山で撮影したもの、匍匐茎が延びていて、葉が対生

感想

登山口に向かう途中では、雨が降っている場所もありました。市橋コースの登山口ではわずかに雨がぱらついていて、雨具をつけてのスタートとなりました。登っているうちに暑くなってきたので雨具を脱いで、時折またはわずかに雨がぱらついてきて雨具をつけ、その後雨具を脱ぎ、結局大した雨にはなりませんでした。
曇り空で、山頂からの景色は白黒写真のような感じで、インディアン平原や日暮山には立ち寄らず撤退することにしました。
春の花は、ほどんど姿を消していて、スミレ類はオオバキスミレを除いて少しだけ花が見られ、イカリソウも少しだけ花が目に入りました。ササユリは蕾の2株が目に入り、6月に入れば山上で多くの花が見られそうでした。

【バックナンバー 岩籠山】
・4月15日 (2021年) 『岩籠山と野坂岳 〜春のお花畑を周回』 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3079493.html
岩籠山山頂からの展望360度。周辺ではウグイスが鳴いていました。


・5月21日 (2022年) 『岩籠山(市橋コース) 〜コケイランとヒメシャガ』 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4311193.html
・11月23日 (2019年) 『岩籠山 ↑市橋↓駄口と湖北のコハクチョウ』 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2119597.html

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コメント

おはようございます

今朝は携帯で拡大写真をスライドさせながら写真を拝見しておりましたが、、、キビタキの次に滝が出てきた時に思わずクスッと笑ってしまいました😜
(ちょっとコメントズレててスミマセン😅)

見晴らし良く、このお山には沢山のお花が咲いているんですね🌼
良い情報ありがとうございました♪
2022/5/22 7:59
blueberry-kさん、こんばんは
岩籠山は、尾根の駄口コースと谷の市橋コースとマイナーな山コースがあります。
今回の市橋コースは春の花が豊富な印象です。
市橋コースは渡渉点が多く、湿った岩の上の飛石など足場が不安定な場所があり、今回も渡渉時に滑って川の中に足をつっこみました。
2022/5/22 18:43
こんにちわ。
岩籠行ったですか!
実は今日、友人とそこの予定でしたが、中止になり、私は奥伊吹に行って、散々な山行になりました。
オサムシはクロカタビロオサムシです。普通は樹上にいて、地表に下りてくるのは珍しいです。
2022/5/22 14:51
masa554さん こんばんは
ご教授ありがとうございました。
今年はまだ北陸でしか見たことがないナガハシスミレを見ておらず、既に姿は確認できず、春の花を見るには、少し遅かった感じでした。
2022/5/22 18:47
プロフィール画像
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