箱根外輪山を歩いて一周（箱根湯本→明星→明神→金時→長尾峠→三国→元箱根→浅間山→箱根湯本）

2014年04月19日(土) [日帰り]

• GPS: 14:28
• 距離: 45.6km
• 登り: 3,088m
• 下り: 3,087m

コースタイム

通算所要時間　　14時間28分（休憩時間を含む）

2:55箱根湯本駅前 ― 4:01塔の峰 ー 5:24明星ヶ岳 ー 6:27明神ヶ岳 ― 7:49矢倉沢峠 ― 8:28金時山 :31 ― 8:58長尾山 ― 9:09乙女峠 ― 9:40丸岳 ― 10:05長尾峠 ― 11:11湖尻峠 ― 11:55三国山 ― 13:21海ノ平 ― 14:11箱根町バス停 ― 15:48元箱根 ― 15:40湯坂路入口 ― 15:53鷹巣山 ― 16:12浅間山 ― 17:18湯坂路登山口 ― 17:23箱根湯本駅前

天候

小雨が降ったりやんだり

アクセス

箱根湯本の駐車場を利用

コース状況／危険箇所等

◆箱根湯本〜金時山
駅前からすぐ右折してガード下をくぐり、すぐ左の登り坂（車道）を歩きます。阿弥陀寺入口を入り、阿弥陀寺の右奥が登山口です。塔ノ峰までは右に巻くイメージで歩くと良いです。塔ノ峰から下って、舗装道路をしばらく左側に歩くと、明星ケ岳の登山口となり、あとはひたすら登り、明星ヶ岳、明神ヶ岳、金時山と尾根歩きとなります。
塔ノ峰の登り口、林道歩き後の登山口が分かりにくいほかは、迷うことはありません。

◆金時山〜三国山
金時山からしばらく山肌を巻くように歩き、乙女峠から先は分かりやすい尾根歩きになります。人が極端に減りますが、有料道路と並行している部分は、車のエンジン音やタイヤのスリップ音が気になります。アップダウンの繰り返しなので、忍耐強く歩きます。

◆三国山〜元箱根
海ノ平までは草原歩きの様相ですが、その後が樹林帯のアップダウンに格闘します。道の駅から観光地。国道1号線沿いに歩きます。

◆元箱根〜箱根湯本
国道1号沿いに、国道1号最高地点を超えしばらく歩くと、湯坂路入口になります。秀吉の時代の城址跡を訪ねながら歩きます。緩やかな下り勾配ですが、滑りやすいので慎重さが必要です。道標は少ないですが、手入れが行き届いているので、静かなハイキングが楽しめます。

写真

4/19 2:35

箱根湯本駅近くの格安駐車場を利用します

4/19 2:39

午前3時前の箱根湯本駅前
観光客は皆無、新聞配達員のみが活躍しています

4/19 2:55

高架通路がいつの間にか出来上がっていました
登り口がよくわからず、駅前を行ったり来たり

4/19 3:18

阿弥陀寺に到着
日の出前のお寺はとにかく怖い
恐怖の対象は、山中はケモノですが、お寺は・・

4/19 4:01

低山のナイトハイクは道迷いとの闘いです
あっち行ったり、こっち行ったりして塔ノ峰に到着

4/19 4:27

ガスがひどくて、ヘッデンが機能しません
車道に出てから、どこが登り道かキョロキョロしてました

4/19 4:42

月が一瞬だけ顔を見せました
4時半過ぎころでしょうか？
晴れを期待してたのになぁ・・

4/19 5:06

山桜が随所に咲いていました。
この控えめさが大好きです

4/19 5:18

箱根外輪山は、笹が両側に生えている場所が多いです

4/19 5:24

登りいっぺんとうの道を歩いて、明星ヶ岳に到着
湯本駅から2時間半が経過しています

4/19 5:24

小さな祠がありますよ

4/19 5:57

明神ケ岳直下の宮城野方面か分岐地点
お日様はどこに行ったのか・・
ときどきカサを差して歩きます。
カッパを着るような雨になるときは歩きません。

4/19 6:27

ガスの中、明神ケ岳に到着
時刻は6時半前、湯本から3時間半が経過した

4/19 6:28

富士山は今日はお休みですね

4/19 6:30

ラジオの予報では、都心は晴れ出したとか・・
なぜ、箱根はガス＆小雨？
でも、風がないだけ「よし」とするか

4/19 7:03

「火打石岳」とあるがピークを踏むことはない

4/19 7:04

阿弥陀寺から始まる番号札
50mごと、ということは、4時間で10キロ歩いたということか・・遅いなあ・・

4/19 7:35

笹が垂れ下がると、水滴でびしょびしょになる・・・カサで防御するも、眼鏡が水滴だらけになる

4/19 7:49

金時山直下の矢倉沢峠
あとヒト登りで金時山
ここまでに出会った人数は2名

4/19 8:28

喘いで登って金時山到着
湯本から5時間半。全くもって、遅い！
こんな天気でも、ここだけは、多くの人が存在している

4/19 8:28

ガスの中ですが、せっかくなので、記念の1枚
3月に来た時は、富士山どーんでした

4/19 8:31

前回来た時は、道標の上に、金太郎人形があったのになぁ・・

4/19 8:36

後半戦開始です
再び、静かな山歩きとなります

4/19 8:51

このコースで危険個所は、金時山ー長尾山間です
滑ると、下に落ちますね

4/19 8:58

カサを差して、ガスの中をさまよう

4/19 8:58

長尾山頂上。
天気なら、仙石原がよく見えるだろうなぁ・・

4/19 9:09

乙女峠

4/19 9:11

乙女峠の展望台
小雨の中では、物哀しさを感じます

4/19 9:27

こういう雰囲気も幻想的でいいといえばいいのですが、「ロング」が頭をよぎって、楽しめない・・

4/19 9:40

丸岳到着
少ぅし、明るくなってきたような・・

4/19 9:40

でも、またガスが・・

4/19 9:58

それでも、ガスが取れ、下界の見晴らしは良くなりました

4/19 10:05

道標では、「長尾峠」が頻繁に登場しますが、実際の長尾峠って、「あれっ？」と思ってしまう
歴史のある登山路は、こういうことがよく「ある

4/19 10:11

笹の背たけが一層「スゴミ」を増してきた

4/19 10:31

有料の周遊道路と並行して登山路がある
あっちはなだらか、こっちはアップダウンの連続
「不公平だっ」と心の叫び・・

4/19 10:34

途中、ドライバー用にこういう場所が整備されている。
決して、歩きの観光客用ではない、なぜなら、公共交通機関がそばにはないから・・

4/19 10:46

沼津側が見えるのがいいですね

4/19 10:50

箱根スカイライン展望場所
芦ノ湖の眺めがよい場所です

4/19 10:50

芦ノ湖の湾曲状態がすばらしい

4/19 10:51

天気なら、みえるであろう山の紹介

4/19 10:52

車を降りて、景色を見るドライバーはほとんどいない・・

4/19 10:52

登山客はもっといない・・

4/19 11:00

湖尻峠には、ガックンと降りていきます

4/19 11:00

大涌谷のある神山かな？

4/19 11:01

4/19 11:03

向こう側が後半最大の山、三国山ですね
やっとここまで来たか感、満載

4/19 11:04

観光船だって、見えるんですよ

4/19 11:07

三国山の取り付きまであと少し・・
まずは、峠に降りないと・・

4/19 11:11

湖尻峠到着
湯本から8時間経過
まだまだ、先は長い・・

4/19 11:11

湖尻峠のうんちくが書いてある
行き交う車のドライバーがこっちを見る
人がいてもおかしくないんだよって！

4/19 11:33

草の成長で春を感じます

4/19 11:41

三国山は大きな山
疲れたカラダにはキツイ登りです

4/19 11:55

湖尻峠から40分くらいずっと登って、三国山頂上到着
湯本からジャスト9時間
ここまでくれば、終わったも同じ気分

4/19 11:55

ご夫婦2人が頂上のベンチで休んでいました
写真には写らないように・・

4/19 11:59

苔のついた木々がよい雰囲気です

4/19 12:33

緩やかな尾根歩き、天気がよければ最高
閉まったカサを、またささないと・・

4/19 12:38

ピークを巻いて、山伏峠
山腹峠の間違いじゃない？

4/19 12:43

ドライバー用の茶屋です

4/19 12:43

ここも展望地です

4/19 12:45

予定では、ここで暖かいものを摂るつもりでしたが、値段が高いのでやめました

4/19 13:21

海ノ平、なんのことはない、草原地です

4/19 13:43

ここから樹林の中に入ると、無意味なアップダウンが続きます。
地形にあわせての登山路が、カラダにはこたえます。

4/19 14:03

国道1号にぽこっとでて、道の駅を過ぎ、その後、芦ノ湖まで、ほんの一部旧街道の石畳を歩けます

4/19 14:04

向坂というそうです

4/19 14:14

芦ノ湖に到着すると、箱根駅伝ミュージアムやバス乗り場などの前を通って、箱根関所入口前に至ります。

4/19 14:20

杉並木の中を歩ける幸せ
このあと、元箱根のセブンイレブンで、カップラーメンを食べました。さらに幸せ。

4/19 15:01

雨脚が強くなって、国道1号沿いに登りだすと道沿いに山桜が手の届く場所にある

4/19 15:21

箱根駅伝放送でよく見る標識
元箱根から湯坂路まで、国道沿いを歩いたのは、旧街道を歩くと、時間がかかるから

4/19 15:40

元箱根から1時間近くかけて、最後の山道に入ります

4/19 15:44

湯坂路は、初めての道
その素晴らしさに驚きました
すばらしいハイキングルートです

4/19 15:53

鷹巣山頂上。標識では城跡となっています
秀吉の小田原城攻めのことが書いてありました

4/19 16:11

防火帯とするため、きれいに刈り取られています

4/19 16:11

山桜と芽吹いた若葉の色がみごとです

4/19 16:12

最後の山、浅間山
小さなピークで、ほんのちょっぴり、登りました

4/19 16:13

時間も17時近くということもあり、湯坂路で人会うことはなかった

4/19 16:40

山ガールチャレンジ、山ガールネット編集長さんの名札が落ちていました。
このルートを選択した「着眼力」に驚きと感動を覚えました

4/19 17:06

湯坂城址
こっちは、1495年と書いてある・・

4/19 17:06

湯坂城址も今は森の中です

4/19 17:18

城址を超えると、石畳となり、ツルツルに気を付けながら、ようやく、登山口に着きました

4/19 17:23

道路沿いのお店で、いかの塩辛とアジの開きを買って、湯本駅に到着
14時間半でおしまい

撮影機器：

EX-ZR200 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

感想

MUSICA001

数年ぶりに外輪山を一日かけて一周しました。
前回と違うのは、下山路を畑宿経由の旧街道ではなく、湯坂路としたこと。
湯坂路は、ヤマレコのトレランさんの記録を参考にしました。

この日は、小雨混じりの天気で、展望は得られず・・・
暑さの影響がないことを前向きに考えました。

ルート後半の、芦ノ湖の西側を歩くこのコースは、
数年前は、事情の知らない外人さん（ガイドブックにあるのかな？）とか
物好きハイカーだけのものでしたが、
最近は、トレランの皆さんを中心に多くの方が楽しんでいるようです。

途中で、5人組の山ガールさんと富士見台でお会いしました。
桃源台から歩きだし、金時山経由で箱根湯本まで歩くとか・・・スゴイ元気
天気が悪かったので、無事到着したのでしょうか？

このロングコースを「歩き」で達成するコツといえば、
「早い出発」と「随時のエネルギー補給」と「根性」です。
でも、この日は、時間が短く感じました。
何事も「気」の持ちようだと思いました。

初めて歩いた湯坂路は、ヤマザクラ満開で、とても気持ちのよい場所でした。
誰とも出会わず、本当に素晴らしい道でした。
山ガールネット編集長の名札が落ちていて、こんな場所にも出没するのかと
ビックリしつつも、目のつけどころがさすがだと感心しました。

あいにくの天気で、富士山や尾根の様子を眺めることはできませんでしたが
予定の歩行時間（15時間）よりちょっぴり早く歩けたので、
自分なりに「満足」しています。