道坂峠から御正体山 往復
- GPS
- 06:43
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,124m
- 下り
- 1,116m
コースタイム
天候 | 曇り 朝方一時小雨 終始ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
路肩および反対側林道入り口スペースに合わせて10台程度駐車可能 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な場所はない 道志村トレイルレースの一部にあたり整備されている 白井平分岐点に標識はない |
写真
感想
19日は事前から予報がよくなく、さらに夕方に渋描き隊長の快癒祝いの集まりの御招待をいただいていたので早めに帰れる山に。
もともと天気が良くない日のために、山中であまり展望が期待できない山をいくつかリストアップしており、今回はその中から御正体山を選択。
夕方の『ご招待』の前に『御正体』という語呂もよかったし。
御正体山には腰痛で登山を中断する前に3度登ったことがあるが、いずれも細野からのコースだった。
当時は、仏ヶ沢の手前までにダートの細い林道があるだけで、いまのように中腹近くまでの林道もなく、御正体山へのメインルートだった。
というか、ほとんど展望が利かない御正体山はお世辞にも人気があるとはいえず、当時のガイドブックには必ず「不遇な山」という枕詞がついていたものだ。
19日2時に起床して3時に自宅を出立、中央道で登山口へ向かうが、河口湖線はものすごい濃霧で下りるべき都留ICを通り過ぎてしまうという大失態。
河口湖ICでUターンして高速代400円無駄使い。
4時半ごろに登山口のある道坂隧道バス停に到着するが、当然一番乗りと思ったところが軽トラが1台。
運転手はおらず林道工事の作業員の車かなんかだと思ってた。
ちゃちゃっと準備して5時に出立。
すでにヘッデンは必要ない明るさだが空は雲に覆われている。
道坂峠まで上がると霧が立ち込め樹間からの展望は全くない。
尾根上の緩やかな登降を進み最初のピークがガンギ沢ノ頭と呼ばれる1228メートル4等三角点。
ここを過ぎたころから雨具をつけるほどではないが、小雨が降りだす。
岩下ノ丸までは標高1200〜1300メートル前後の緩やかな登降。
基本的には道志側が杉ヒノキ、都留側はカラマツの植林が続くが稜線上は自然林が残り、都留側のカラマツもやがて照葉樹に代わる。
ただ道志側には三か所ほど赤松の林があり、晴れていれば丹沢方面の展望が利くようだが、この日はガスのため視界はまったくない。
でも霧に浮かぶ赤松は等伯の屏風図のようでこれはこれでいい眺めだ。
また登山道脇にはそこかしこにニリンソウが芽吹きだしており、花が咲けばなかなかの花見散歩になるだろう。
岩下ノ丸でソロの男性とすれ違い。
話を伺うと道志トレイルレースのトレーニングのために3時から登っていたそうで、登山口にあった軽トラの持ち主だった。
岩下ノ丸から1時間ほどで左に道を分けるが、ここが『山と高原の地図』にある白井平分岐となるが、現地にはそれと分かる道標はつけられてはいない。
このあたりから息が切れはじめ背筋に悪寒が走りはじめる。
分岐から山頂までは標高差300メートルを一気に登ることになるが、先行する嫁についてゆくこともできず、ヘロヘロになりながらなんとか山頂にトーチャコ!!
思わずベンチにへたり込んでしまった。
濡れた服を着替え、温かいラーメンを口にしたらようやく一息つける。
山頂についてしばらくすると上空の雲が切れ青空が広がってきた。
それまでの幽玄な雰囲気から一転明るい森に。
ちょうど登って来られたトレランの男性とお話をするが、朝一ですれ違った軽トラの男性とは同級生でやはり5月11日の道志トレイルレースに向けてのトレーニングとのこと。
本当は9時過ぎに下りはじめるつもりだったけど、この方と話が弾んで山頂に1時間20分も滞在、結局9時30分から下山開始。
下り始めると再び青空は消え曇の中に。
どうやら晴れているのは山頂だけのようだ。
それでも朝のような濃い霧はなくなっている。
濡れた落ち葉や木の根は滑りやすく、一度木の根で滑ってずっこけてしまい右ひざをしたたか打ちつけてしまった。
下りではなんだかんだと10人以上の方とすれ違うがこの山にしてはずいぶん多い方ではないか??
道坂峠で北側の今倉山を見ると中腹から上は雲の中。
晴れを期待して今倉山から赤岩目当てにやって来た登山者が、ガスっている今倉山を見て展望のない御正体山に変更したのかもしれない。
登山口に戻ると道路脇の駐車スペースはいっぱいで、林道入り口横のスペースにも3台止まっており、ほぼ満車。
ちょうど都留方面から自転車で上がって来られた男性二人が休んでおられ話をしたら、住まいは三鷹のご近所さん。
三鷹から大垂水峠を超え、道志路経由で走って来たとのことでこれから三鷹へ戻られるらしい。
お気をつけて!!
下山後はご招待があるので、寄り道もせず嫁の運転でまっすぐ帰宅し夕方のオフ会に備えていたが、雨に濡れたせいか、ちょっと熱発。
登りの悪寒や息切れもこのせいだったのかも。
無理してすれば行けない熱ではなかったけど、小さなお子さんも来られるということでもし風邪を移してもなんなので、お断りの電話を入れて欠席とした。残念。
10数年ぶりの御正体山は昔と変わらず地味な山。
もとより展望は期待しておらず、むしろ霧に包まれた幽玄な墨絵の世界こそ、この山にふさわしいのではないか??
もしピーカンですっきり晴れた日にこの山に登れば展望がない故にストレスがたまると思う。
この山に登ろうと思う方は、ぜひガスった日に登ることをお薦めする。
来週からはいよいよゴールデンウィーク。
前半戦は、25日と28日に休みを取って5連休。
笛吹市の宿を予約して5連荘で富士山周辺の山を歩く予定でこの間の山行計画はすでにアップした。。
いまのところ25〜27日までは晴れ、28,29は雨の予報だが、去年みたくオール晴れになってくれないかな??
4月累計
合計距離: 47.56km
累積標高(上り): 3696m
累積標高(下り): 3666m
御正体山、おととしの夏の終わりに行きました。
御正体入口バス停から登ったけど、車道の登りが長く辛かったです。
僕は人がいなくて良かったです。
涼しいときにまた行きたいです。ルート参考にさせていただきたいと思います。
skinnybodyさん、コメントありがとうございます
道坂隧道バス停からなら車道歩きはないですし、途中何ヶ所か丹沢方面の展望が開けるところがあります。
うちは車なので往復になりましたが、バスなら山頂を南に下り山中湖方面に縦走するのもいいと思います。
距離は長いですが緩い登降が中心なのでそんなに時間はかからないと思います。
あと道坂峠の御正体山の反対にある今倉山から隣の赤岩方面もお勧めです。
今倉山は激登りですが赤岩はこの周辺随一の展望台で空気が澄んでいればなんと相模灘の先の伊豆大島まで見えることもあります。
すごい濃霧のなかお疲れ様です。
恐いですね〜 降り口見過ごすくらいひどいと
セブンのラーメンと肉厚の角煮
濃厚な味わい なつかしぃぃ〜
こんど自宅で作ってみようかなぁ
このラーメン、ゆで汁も一緒の食べられるのって良く研究されてますよね
マコトさん、外秩父お疲れ様でした。
感想では濃霧のせいで下り損ねたと書きましたが、実はただうっかり通り過ぎただけです。私はカーナビはただ地図を見るためだけに使っていて、基本的にはルート案内は使いませんので。
セブンのラーメンは山では使い勝手いいです。
家で作るなら野菜たっぷり入れるとおいしそうですね。
お会いできず残念でした。
今度は、快気祝いではなく、ただの飲み会にご招待します。
19日の会も快気祝いではなく、優良メンバーによる有料の「ただの飲み会」だと言われた方もいます。
match1128さんは、 は飲まれないとお聞きしていますが、是非ソフトでお越しください。
と の話をする日が来るまでお待ちしております
hamburg
渋描き隊長、ドタキャン失礼いたしました。
日曜の昼まで爆睡したら熱は収まりました。
機会があれば懲りずにまたお誘いください。
拙者の歩いていた中央沿線の山と比較的近いのに、随分と霧が深いなぁ・・・と思って見ていました。
が、標高が全く違うので当たり前ですね。
拙者は一番高いところ(倉掛山)で990m。
このルートは登山口で既に1000mを少し超えていますもんね。
拙者は、山伏トンネル付近からしか登ったことがありませんが、立派なブナ林があったとの印象が強いです。
確かに眺望には恵まれない山で、唯一、送電鉄塔付近から富士山が見えた程度でした。
と、言うことは、送電鉄塔がなければ木も伐採されずに、何も見えない山だったてことなんでしょうね。
隊長
隊長、おはようございます
帰りの中央道からは高畑山から倉岳山〜高柄山への稜線が見えましたので、こっちはガスがかかっていないんだと眺めていました。
御正体山周辺は標高1300メートル付近から上が保全林になっているので送電鉄塔以外は伐採が禁止されているようで、必然的に展望がないということになるんでしょうね。
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