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Yamareco

記録ID: 435458
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
御在所・鎌ヶ岳

はじめての雨乞岳なのに綿向山まで縦走

2014年04月27日(日) [日帰り]
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onisan その他7人
GPS
--:--
距離
12.6km
登り
1,118m
下り
1,549m

コースタイム

6:50登山口―7:26H屐8:34番―9:20雨乞岳―10:06清水頭―11:39大峠―12:27イハイガ岳―12:50草原で昼食―14:00綿向山14:20―15:52西明寺口―15:58タクシー乗車ー16:29武平トンネル駐車場
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
 ゴールデンウイーク初日ですが渋滞はなく、武平トンネル滋賀県側の駐車場までスムースに行くことが出来ました。
コース状況/
危険箇所等
 武平峠から登山口に入ると、登山道はところどころ崩壊しているため巻き道を通ります。登ったり下ったりして行くと、踏み跡のしっかりした登山道に出ます。所々に「←雨乞岳」の標識もあります。登山口の「ここは“屬任后廚ら雨乞岳頂上の「ここは番です」まで番号がふってあり、現在地が確認出来ます。と屬クラ谷分岐で、谷に沿っての登りとなります。番は七人山の分岐、イブネ・クラシが見えるようになります。番を過ぎると間もなく東雨乞岳に登りつきます。展望が良く、ここでひと休み。正面に目指す雨乞岳、振り返ると御在所、鎌ヶ岳が見えます。雨乞岳に向かって笹原に一本の登山道が続いています。それを辿って雨乞岳へ。山頂は高い藪に囲まれ、見晴らしは良くありません。
 葛谷リーダー、「ここが本日の出発点です」。「大峠へ→」の標識に従って、身の丈以上もある藪を搔き分け下ります。下り終わって藪から脱出、笹原の尾根の一本道を登り清水頭(しょーずのかしら)に到着。気持ちの良い広い尾根、腰を降ろして大休止。出発時は曇っていましたが今は青空が広がっています。見渡す限り鈴鹿の山、抜群の展望の中、腹ごしらえをします。遠くに、崩壊地の山肌を剥き出しにしたイハイガ岳が見えます。これが次なる目的地です。
 清水頭からは気持ちの良い尾根下りです。シャクナゲのトンネルをかいくぐり細い尾根を下ります。尾根が広くなると踏み跡は不明となり迷いやすそうです。葛谷リーダーを先頭に7人が続き、再び踏み跡の確かな登山道になると急坂です。根っ子や枝にしがみついて、大峠に降り立ちました。
 大峠から急坂を登ります。崩壊地の縁に沿って登山道がつけられていますが、岩はもろく、登山道も崩壊してしまった場所も何箇所かあり、これは巻きます。崩壊地から離れると激登り、滑り落ちないよう、枝を掴んで身体を引き上げます。ステップの無い急斜面、日頃使っていない前脛骨筋が悲鳴を上げます。ようやく登りついたイハイガ岳ですが、頂上は狭く早々に急坂を下ります。鞍部から広々とした草原に登り、ここで大休止とします。
 最後のひと登り、青空が近くなり頂上かと思いきや、これは偽ピーク。綿向山はまだ先でした。竜王山への道を分け、大きく左に進路をとると間もなく綿向山頂上に到着。雨乞岳から綿向山までの大縦走が終わりました。ゆっくりと鈴鹿の山を眺めてから下山。
 良く整備された下山路、本日通って来た道に比べれば快適そのものの。ではありますが何とも単調なジグザグ道、なんの面白味もない道を下るのも苦痛です。山道から降りて車道を歩き、予約してあったタクシーに乗り込みました。
武平トンネル滋賀県側、鈴鹿スカイラインを挟んで両側に駐車場があります。
2014年04月28日 08:33撮影 by  NEX-3N, SONY
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武平トンネル滋賀県側、鈴鹿スカイラインを挟んで両側に駐車場があります。
駐車場から少しスカイラインを歩くと登山口があります。
2014年04月28日 08:34撮影 by  NEX-3N, SONY
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駐車場から少しスカイラインを歩くと登山口があります。
崩壊した登山道は通行止めが何箇所か。判りにくい道を登ったり、
2014年04月28日 08:35撮影 by  NEX-3N, SONY
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崩壊した登山道は通行止めが何箇所か。判りにくい道を登ったり、
下ったり。わたし一人だったら完全に道迷いするでしょう。
2014年04月28日 11:00撮影 by  NEX-3N, SONY
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下ったり。わたし一人だったら完全に道迷いするでしょう。
でも時々こんな標識があり、現在地を確認出来ます。
2014年04月28日 08:36撮影 by  NEX-3N, SONY
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でも時々こんな標識があり、現在地を確認出来ます。
本日最初に出会ったお花です。
2014年04月28日 08:36撮影 by  NEX-3N, SONY
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本日最初に出会ったお花です。
谷に沿って登ります。
2014年04月28日 08:38撮影 by  NEX-3N, SONY
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谷に沿って登ります。
ハナネコノメソウです。
2014年04月28日 11:05撮影 by  NEX-3N, SONY
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ハナネコノメソウです。
ボタンネコノメソウです。
2014年04月28日 08:39撮影 by  NEX-3N, SONY
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ボタンネコノメソウです。
見上げれば曇り空。本日の参加者のひとりY氏は雨男だそうです。
2014年04月28日 08:40撮影 by  NEX-3N, SONY
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見上げれば曇り空。本日の参加者のひとりY氏は雨男だそうです。
気持ちの良い谷です。
2014年04月28日 08:41撮影 by  NEX-3N, SONY
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気持ちの良い谷です。
エンレイソウです。
2014年04月28日 08:44撮影 by  NEX-3N, SONY
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エンレイソウです。
谷筋に残雪がありますが、登山道にはありません。
2014年04月28日 08:46撮影 by  NEX-3N, SONY
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谷筋に残雪がありますが、登山道にはありません。
谷が続きます。
2014年04月28日 08:47撮影 by  NEX-3N, SONY
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谷が続きます。
七人山の分岐に着きました。
2014年04月28日 08:49撮影 by  NEX-3N, SONY
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七人山の分岐に着きました。
イブネ・クラシが現れました。
2014年04月28日 08:50撮影 by  NEX-3N, SONY
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イブネ・クラシが現れました。
振り返ると御在所、鎌ヶ岳に雲がかかっています。
2014年04月28日 08:52撮影 by  NEX-3N, SONY
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振り返ると御在所、鎌ヶ岳に雲がかかっています。
東雨乞岳に着きました。
2014年04月28日 08:54撮影 by  NEX-3N, SONY
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東雨乞岳に着きました。
一番奥に見えるのが目指す綿向山です。遠〜いナ。
2014年04月28日 08:57撮影 by  NEX-3N, SONY
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一番奥に見えるのが目指す綿向山です。遠〜いナ。
雨乞岳に向かって一本の登山道が続いています。
2014年04月28日 08:58撮影 by  NEX-3N, SONY
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雨乞岳に向かって一本の登山道が続いています。
雨乞岳に登りつきました。わたしはここまでで十分なんですが、ここが本日の出発点だそうです。
2014年04月28日 08:59撮影 by  NEX-3N, SONY
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雨乞岳に登りつきました。わたしはここまでで十分なんですが、ここが本日の出発点だそうです。
身の丈以上の藪の中、かき分けかき分け下ります。
2014年04月28日 13:54撮影 by  NEX-3N, SONY
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身の丈以上の藪の中、かき分けかき分け下ります。
綿向山は嫌んなる程遠いです。
2014年04月28日 09:00撮影 by  NEX-3N, SONY
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綿向山は嫌んなる程遠いです。
清水頭に向います。
2014年04月28日 13:46撮影 by  NEX-3N, SONY
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清水頭に向います。
清水頭はもうすぐです。
2014年04月28日 09:07撮影 by  NEX-3N, SONY
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清水頭はもうすぐです。
清水頭で大休止です。鈴鹿のど真ん中、わたし達以外、誰もいません。
2014年04月28日 09:09撮影 by  NEX-3N, SONY
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清水頭で大休止です。鈴鹿のど真ん中、わたし達以外、誰もいません。
あんなに遠い所から来たんですが、
2014年04月28日 09:11撮影 by  NEX-3N, SONY
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あんなに遠い所から来たんですが、
目指す綿向山はまだまだ遠いです。
2014年04月28日 09:12撮影 by  NEX-3N, SONY
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目指す綿向山はまだまだ遠いです。
快適な尾根歩きです。
2014年04月28日 09:13撮影 by  NEX-3N, SONY
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快適な尾根歩きです。
シャクナゲのトンネル、まだ花には早いようですが、咲き始めているのもありました。
2014年04月28日 09:14撮影 by  NEX-3N, SONY
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シャクナゲのトンネル、まだ花には早いようですが、咲き始めているのもありました。
タムシバの花の間から綿向山が見えました。
2014年04月28日 09:15撮影 by  NEX-3N, SONY
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タムシバの花の間から綿向山が見えました。
イワカガミの蕾です。
2014年04月28日 09:17撮影 by  NEX-3N, SONY
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イワカガミの蕾です。
ミツバツツジです。
2014年04月28日 09:17撮影 by  NEX-3N, SONY
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ミツバツツジです。
枝に掴まって急坂を下ります。
2014年04月28日 09:19撮影 by  NEX-3N, SONY
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枝に掴まって急坂を下ります。
サクラスミレでしょう。
2014年04月28日 09:19撮影 by  NEX-3N, SONY
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サクラスミレでしょう。
イワウチワには何度もお目にかかれます。
2014年04月28日 10:41撮影 by  NEX-3N, SONY
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イワウチワには何度もお目にかかれます。
イハイガ岳です。
2014年04月28日 10:42撮影 by  NEX-3N, SONY
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イハイガ岳です。
根っこや枝に掴まり身体を持ち上げます。
2014年04月28日 13:59撮影 by  NEX-3N, SONY
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根っこや枝に掴まり身体を持ち上げます。
目指す綿向山も近くなって来ました。
2014年04月28日 10:43撮影 by  NEX-3N, SONY
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目指す綿向山も近くなって来ました。
急坂を下り、鞍部から綿向山に登ります。
2014年04月28日 10:45撮影 by  NEX-3N, SONY
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急坂を下り、鞍部から綿向山に登ります。
さあ頂上だ!
2014年04月28日 10:45撮影 by  NEX-3N, SONY
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さあ頂上だ!
と、思いましたが。
綿向山はまだ先でした。
2014年04月28日 10:46撮影 by  NEX-3N, SONY
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と、思いましたが。
綿向山はまだ先でした。
竜王山への道を分け、
2014年04月28日 10:47撮影 by  NEX-3N, SONY
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竜王山への道を分け、
ブナの輪をくぐって遊び、
2014年04月28日 10:48撮影 by  NEX-3N, SONY
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ブナの輪をくぐって遊び、
とうとう綿向山に辿りつきました。
あ〜シンドかった。
2014年04月28日 10:49撮影 by  NEX-3N, SONY
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とうとう綿向山に辿りつきました。
あ〜シンドかった。
イブネ・クラシ、雨乞山、鎌ヶ岳から仙ガ岳へと続く、鈴鹿の峰々です。
2014年04月28日 10:51撮影 by  NEX-3N, SONY
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イブネ・クラシ、雨乞山、鎌ヶ岳から仙ガ岳へと続く、鈴鹿の峰々です。
フデリンドウです。
2014年04月28日 10:52撮影 by  NEX-3N, SONY
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フデリンドウです。
ミヤマカタバミはもう終わっていますが、一輪だけ咲いていました。
2014年04月28日 10:54撮影 by  NEX-3N, SONY
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ミヤマカタバミはもう終わっていますが、一輪だけ咲いていました。
キケマンです。
2014年04月28日 10:55撮影 by  NEX-3N, SONY
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キケマンです。
タチツボスミレです。
2014年04月28日 10:56撮影 by  NEX-3N, SONY
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タチツボスミレです。
無事、西明寺登山口に降り立ちました。
あ〜、長かった。
2014年04月28日 10:57撮影 by  NEX-3N, SONY
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無事、西明寺登山口に降り立ちました。
あ〜、長かった。
タクシー2台で武平トンネルの駐車場に戻りました。
2014年04月28日 10:58撮影 by  NEX-3N, SONY
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タクシー2台で武平トンネルの駐車場に戻りました。
撮影機器:

感想

 鈴鹿セブンマウンテンズのうち、まだ登ってない山が一つありました。雨乞岳、行こうと思って色々調べましたが、道迷いの情報ばかりが目について、ひとりで登るのはためらっていました。クラブ岳代表の葛谷さんからお誘いを受けた時にすぐにお願いしました。

 葛谷さんにとっては鈴鹿は自分の庭のようなもの。道迷いの恐れは無く、雨乞岳に登ることが出来るでしょう。わたしにとってはそれで十分なのですが、この企画は雨乞岳から綿向山まで縦走するというものでした。

 頑張って雨乞岳に登りましたが、ここが出発点とのことです。長い道のりを覚悟しましたが、快適な見晴らしの良い尾根歩きが続きました。なかでも経路中間の清水頭は最高の場所でした。登り始めは曇っていた空も青空に変わり、鈴鹿の山のど真ん中、ゆっくり眺望を楽しむことが出来ました。天国とはこんな所かと思うほどです。

 大峠に下ってイハイガ岳への登りは激急、天国からイハイを運びに行くのは大変です。イハイガ岳から急坂を下ると再び気持ちの良い笹原の尾根でした。

 雨乞岳から綿向山までの長い行程、途中で出会ったのは一人だけ。どうやら道迷いをされていたようです。

 葛谷さん、出発前に4時に来てくれるようタクシーを予約してありました。4時10分前に下山、誠にお見事、予定通り大縦走を成し遂げることが出来ました。

 それにしても同行のご婦人5名の脚力には脱帽です。おかげでわたしもついていくことが出来ました。今度は一人で行きたいと思っても、どこかへ迷い込むのがオチ、止した方がいいでしょう。お誘いいただいたクラブ岳の葛谷代表に感謝いたします。

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