(広島)初夏の道後山、〜花を愛でつつ山に遊ぶ〜
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 03:25
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 306m
- 下り
- 296m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
途中に「道後山の家」(営業休止中)があるが、更に先まで車道を進むと、道後山登山口となっている駐車場(月見ヶ丘 駐車場)に着く。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されており、標識も多く、特には問題無い。 なお登山道は、ササの草刈りがちょうど終わったところだった。 |
その他周辺情報 | 登山口手前の、「道後山の家」は営業していない。 自分は立ち寄らなかったが、麓には、日帰り温泉施設があるらしい(ガイドブックの情報) |
写真
※ 写真ではかなり解りにくいですが、中央やや左手、焦げ茶色の塊りが、ヤマドリの身体(後ろ姿)です。
感想
【山行No. 701(1)】
※ たまたま、広島市へ行く用事ができ、せっかくなので、ついでに広島県内の山を軽く歩いてみることにした。
ビジネスホテルにて「分県登山ガイド・広島県の山」を読んで、まずは広島県北東端にある、「道後山」へ行っていることにした。300名山の一つのようだ。
・道後山の南西面はスキー場として開発されており、そのせいか、標高1000m強の「月見ヶ丘」まで車で行けるようになっていた。今日は山頂までの標高差が200m程度なので、山登りというより高原ハイキングといった感じ。
・道後山の山頂部付近は、以前は牧場になっていたらしく、現在も高木がなくて草原状になっていた。眺めもマズマズ良いし、歩きやすい。
・花は、思いのほか多く、まず多いのは、濃い目のピンク色をしたタニウツギの花。ちょうど花盛りの時期のようで、草原内に沢山咲いおり、山をピンク色の花で飾っているようだ。
・他にも、(写真のとおり)、アカモノ、ヒメハギなどの小さくて可憐な花々も多く、さらにレンゲツツジなどかん木状のいろんな花が多くて、お花畑を散策しているような、気持ちの良い山歩きが楽しめた。
歩きながら「物見遊山(ものみゆさん)」ならぬ、「花見遊山(はなみゆさん)」という言葉を勝手に作ってみたが、こういう花を愛でつつの、のんびりハイキングが楽しいお年頃(還暦すぎ)になってきたようだ。
・産総研「シームレス地質図v2」を確認すると、岩殿山付近はハンレイ岩(深成岩)、道後山付近は花崗閃緑岩(深成岩)、更に山麓部は蛇紋岩ゾーンとなっている。
・・ふむふむ、この山域、山容はやや凡庸だけど、地質はけっこう非凡だ。転がっている石ころを観察し、それもプラスαの楽しみになって、充実した山歩きができた。
広島近辺は高い山はないけど、自然度が高くて良い山が多いですね。
bergheilさんの表現を借りれば、深緑へと変化していく森の緑がみずみずしくて気持ちの良い時期です。
bergheilさんには珍しく花レポの記録ですね。花の知識も多くてさすがです。
気になったのは写真22の白い花です。実は私の大好きな花でハイノキ科の「サワフタギ」です。タンナサワフタギとの識別が難しいのですが、画像で見る限り秋にコバルトブルーの実をつけるサワフタギでしょう。(実の画像を是非ご確認くださいませ)
梅雨時期になるとヤマボウシに代表されるような白い花が多くなりますね。これはガスった山中では「白い色」が最も目立つからだそうです。確かに深緑の中の白は良く見えます。
春先、マンサクなどの黄色い花でスタートした花は白からやがて夏の赤へと変化していきます。
さて岩石レポートですが、今日はハンレイ岩と花崗閃緑岩に刺激を受けました。玄武岩と花崗岩なら分かるけど、この手の石の見分けがまだ付きません。難しいです・・・。コツは?
コメントありがとうございます。
この道後山という山、実はそれほど期待を持って登った山ではなかったのですが、思いのほか花が多くて、楽しめました。
次の日に登った恐羅漢山(おそらかんやま)は、ブナなどの深い森になっていて花は少なかったのですが、この道後山は元々牧場だったそうで、現在も草原状になっているので日当たりが良く、反って花が多いようです。
花の名前、アドバイスありがとうございます。帰宅してから図鑑を見てもなかなか名前が解りませんが、花にお詳しい方から名前を教えてもらえると、勉強になります。
これからもご指導、よろしくお願いいたします。<(_ _)> ・・(笑)
あと確かに、6ー7月は白い花が多いし、緑一色の森の中では、白い花が目立ちますね。
P.S. 岩石観察のほうは、別途、「石ころかんさつ日記」で取り上げる予定です。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する