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Yamareco

記録ID: 4363846
全員に公開
雪山ハイキング
妙高・戸隠・雨飾

雨飾山

2022年06月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:43
距離
9.2km
登り
1,028m
下り
1,047m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:02
休憩
1:41
合計
6:43
距離 9.2km 登り 1,047m 下り 1,047m
6:20
45
7:05
7:06
38
7:44
7:54
6
8:00
8:09
64
9:13
9:17
4
9:21
16
9:37
10:44
7
10:51
4
10:55
45
11:40
11:47
12
11:59
19
12:18
12:21
42
13:03
0
13:03
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
雨飾高原キャンプ場の無料駐車場に駐車。
前日夜には通行止めが解除されて、ここまで乗り入れ可能となっていたようです。
コース状況/
危険箇所等
標高1400mを超えると谷筋に残雪あり。数カ所アイゼン装着して横断。
残雪の上にはベンガラでマーキングしてあるが、荒菅沢前の残雪や雪渓でマークを見失いやすく迷いやすい箇所があった。
笹平までの稜線でも短いがやや急な残雪が残る箇所あり。
天気が良いと昼前後は残雪が溶けて所々登山道が沢のようになっていた。
その他周辺情報 雨飾高原キャンプ場までの林道途中、雨飾山荘の下に寸志で入れる雨飾高原露天風呂あり。とても整備が行き届いて、新緑のこの時期は最高だった。
登山口にはルートの詳細がある。
2022年06月04日 06:19撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
6/4 6:19
登山口にはルートの詳細がある。
ここから歩き始め
2022年06月04日 06:19撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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6/4 6:19
ここから歩き始め
歩き始めに少し下ってからは大海川沿いの湿原の脇を歩く。
ちょうど水芭蕉が盛り。
2022年06月04日 06:24撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
6/4 6:24
歩き始めに少し下ってからは大海川沿いの湿原の脇を歩く。
ちょうど水芭蕉が盛り。
こんな感じで群生している。
2022年06月04日 06:25撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
6/4 6:25
こんな感じで群生している。
残雪の上をあるく。ベンガラでマーキングあり。
2022年06月04日 07:05撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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6/4 7:05
残雪の上をあるく。ベンガラでマーキングあり。
荒菅沢手前の谷筋の雪渓。ちょっと、この辺りでマーキングを見失いかけて行く手を迷う。
2022年06月04日 07:23撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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6/4 7:23
荒菅沢手前の谷筋の雪渓。ちょっと、この辺りでマーキングを見失いかけて行く手を迷う。
荒菅沢手前の雪渓をトラバース開始するところから。
空の青さと岩場が映える。
2022年06月04日 07:49撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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6/4 7:49
荒菅沢手前の雪渓をトラバース開始するところから。
空の青さと岩場が映える。
荒菅沢出合までは雪渓上をトラバースしたのちしばらく下る。
2022年06月04日 07:50撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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6/4 7:50
荒菅沢出合までは雪渓上をトラバースしたのちしばらく下る。
ショウジョウバカマ
2022年06月04日 07:51撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
6/4 7:51
ショウジョウバカマ
荒菅沢 こんなでっかい雪の塊が落ちてくるのか。
2022年06月04日 08:00撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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6/4 8:00
荒菅沢 こんなでっかい雪の塊が落ちてくるのか。
わかりやすくベンガラが撒いてある。この前後で雪渓の上から目の前をとんでもないスピードでカモシカが横切って行った。
2022年06月04日 08:00撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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6/4 8:00
わかりやすくベンガラが撒いてある。この前後で雪渓の上から目の前をとんでもないスピードでカモシカが横切って行った。
荒菅沢下流を見やる。
2022年06月04日 08:00撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
6/4 8:00
荒菅沢下流を見やる。
雪渓の横断完了。
2022年06月04日 08:05撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
6/4 8:05
雪渓の横断完了。
雪い多いな。
2022年06月04日 08:05撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
6/4 8:05
雪い多いな。
シラネアオイ。たくさん咲いていた。
2022年06月04日 08:47撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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6/4 8:47
シラネアオイ。たくさん咲いていた。
笹平手前の登り
2022年06月04日 08:54撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
6/4 8:54
笹平手前の登り
笹平に到着。目指す頂上。
2022年06月04日 09:08撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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6/4 9:08
笹平に到着。目指す頂上。
山頂標が見える。あと一息。
2022年06月04日 09:08撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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6/4 9:08
山頂標が見える。あと一息。
2022年06月04日 09:08撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
6/4 9:08
カタクリ。
2022年06月04日 09:19撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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カタクリ。
シラネアオイ
2022年06月04日 09:23撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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シラネアオイ
ハクサンイチゲであってるか?
2022年06月04日 09:24撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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ハクサンイチゲであってるか?
笹平から先でたくさん咲いていた。
2022年06月04日 09:24撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
6/4 9:24
笹平から先でたくさん咲いていた。
白花。名前がわからない。
2022年06月04日 09:33撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
6/4 9:33
白花。名前がわからない。
頂上手前の急登にて
2022年06月04日 09:33撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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頂上手前の急登にて
北峰到着、背景は後ろ立山。
2022年06月04日 09:40撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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6/4 9:40
北峰到着、背景は後ろ立山。
日本海をバックに。
2022年06月04日 09:40撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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6/4 9:40
日本海をバックに。
雲海とはいかないも雲が多い。
2022年06月04日 09:40撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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6/4 9:40
雲海とはいかないも雲が多い。
南峰はすぐそこ。
2022年06月04日 09:41撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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南峰はすぐそこ。
山頂標
2022年06月04日 09:42撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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6/4 9:42
山頂標
後立山連峰
中央やや左で手前の雲に隠れそうになっているのが白馬岳
右は雪倉岳
左が白馬鑓ヶ岳と杓子岳
2022年06月04日 09:48撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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6/4 9:48
後立山連峰
中央やや左で手前の雲に隠れそうになっているのが白馬岳
右は雪倉岳
左が白馬鑓ヶ岳と杓子岳
結構湧いてきた雲で視界が遮られることが多いなか、すっきり見えた白馬岳。
2022年06月04日 09:51撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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6/4 9:51
結構湧いてきた雲で視界が遮られることが多いなか、すっきり見えた白馬岳。
iPhoneでとるとコントラストと彩度が上がるな。
2022年06月04日 09:52撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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6/4 9:52
iPhoneでとるとコントラストと彩度が上がるな。
雨飾の乙女とはこの登山道の線形が人の横顔に見えることから名付けられたらしい。
2022年06月04日 09:59撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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6/4 9:59
雨飾の乙女とはこの登山道の線形が人の横顔に見えることから名付けられたらしい。
頂上の最後にもう一度白馬岳を。
2022年06月04日 10:25撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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6/4 10:25
頂上の最後にもう一度白馬岳を。
荒菅沢まで戻ってきた。
2022年06月04日 11:47撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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6/4 11:47
荒菅沢まで戻ってきた。
人の背丈よりもでかい雪の塊。いつここまで落ちてきたんだろ。
2022年06月04日 11:48撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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6/4 11:48
人の背丈よりもでかい雪の塊。いつここまで落ちてきたんだろ。
ブナ林 新緑と空の青と雪の白。
2022年06月04日 11:58撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
6/4 11:58
ブナ林 新緑と空の青と雪の白。
天気に恵まれてうっとりする。
2022年06月04日 11:58撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
6/4 11:58
天気に恵まれてうっとりする。
湿原まで戻ってきた。
朝は日が差していなかったので改めて水芭蕉を
2022年06月04日 12:58撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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6/4 12:58
湿原まで戻ってきた。
朝は日が差していなかったので改めて水芭蕉を
水芭蕉は先に花が出てくるのね。
2022年06月04日 12:58撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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6/4 12:58
水芭蕉は先に花が出てくるのね。
戻ってきたよ。
2022年06月04日 13:04撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
6/4 13:04
戻ってきたよ。
お疲れ様。
2022年06月04日 13:04撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
6/4 13:04
お疲れ様。

装備

個人装備
食料 地図 コンパス 保険証 飲料水(1L) スポーツドリンク(1L) ティッシュ 三角巾 バンドエイド 医薬品 タオル 携帯電話 雨具 時計 非常食 熊鈴 ヘッドランプ ロールペーパー ザック タイツ Tシャツ替え 長袖ジャケット ズボン グローブ ハット カメラ コンロ コッヘル ナイフ 10本爪アイゼン
備考 ピッケルはあったほうが良い。使い方わからんけど。

感想

百名山で昔知り合いと登ったことのある雨飾山に。
 出端の湿原歩きから水芭蕉がお迎えしてくれる。早々と残雪もありまさに初春。今日は登山口まで林道が開通していて団体パーティーも含めて多数先にトレースがありそうなので道迷いはなさそうとホッとする。
 しばらく雪に埋もれた木道も含めて湿原を歩くとやがて斜面に取り付き登りに。樹林帯の登りはちょっと急だが、ロープ等が必要な箇所もなく快適だった。
 標高1400mを超えるとトラバース気味となり、残雪を歩く箇所が出てくる。残雪が残るブナの林の中をベンガラのマーキングをたどっていく。最初のうちはわかりやすかったが荒菅沢手前の雪渓ではマーキングがわかりにくい箇所があり少し迷う。やや斜度のある雪渓上の登りでこの日初めてアイゼン装着。ただ、ずっと登ると思っていた雪渓は早々と反対斜面に夏道となっていてすぐ外すことに。
 尾根を一つ超えると荒菅沢は雪渓歩きとなる。最初はトラバース気味に歩き始め、出合まで下って登り返す。雪渓上には人の背丈以上の雪の塊が落ちてきていた。鉄腕ダッシュの雪だるま企画を思い出して、崩れずにこんなのが雪渓に転がっているスケールのでかさにほれぼれする。
 と目の端からすごい勢いで雪渓を下ってくる物体が。何事!と見やるとニホンカモシカが10mほど先を駆け下って行った。あんなスピードで斜面を駆け下って足がもつれないなんて四足獣ってすごいわ。誇張もあるかもしれないが時速50kmぐらい出ていたのでは?
 荒菅沢を渡ってからもいくつか残雪はあったが、しばらくすると樹林帯を抜け、稜線沿いの岩混じりの斜面となる。たくさんシラネアオイが咲いていた。周囲を見ると積雲が多いが気持ちよく晴れていてたまに出てくるロープや梯子も登り甲斐があって楽しめた。
 一度斜面を登りつめて笹原に出ると笹平。頂上がすぐそこに見える。平坦な登山道の周りはカタクリ、シラネアオイ、ハクサンイチゲとたくさんの花が咲き誇っていた。急登を登りつめての花畑は天国。一度雪原にでて斜面にとりつくと頂上までの標高差80mほどの最後の急登となる。
 北峰は20年前に登った時、周囲全体ガスの中で石仏前でおにぎりをぱくついていたことしか覚えていないが、今回は雲が多いものの、雲上の晴天で日本海の青が鮮やかだった。南峰はほんの数十メートル先で山頂標と山神と彫られた石碑がある。西側は上がってくるガスで隠れ気味だったが、ガスが切れると綺麗に後立山連峰が拝めた。反対側の東側の登ってきた登山道の線形が人の横顔に見えることから雨飾の乙女と呼ばれるという話を山頂にいた方から教えてもらう。確かに人の横顔に見えるのだが、女性の横顔を想起して乙女と名付けるセンスってどうなんだろ?
 山頂ではしばらく登ってきた方と山行の話をしながらおにぎりを食べ、たまに顔を出す後立山連峰を撮影してゆっくりした。雲は多いが山頂が陰ることなく暖かく快適だった。
 下りは雪がやや緩んで足が沈んだり、登山道が融雪で沢のようになっていたりもしたが、登山靴スキーも楽しめたり、登りではルート探しに必死で目に入らなかったブナ林の新緑がとても綺麗で残雪期登山の面白さを存分に楽しめた。朝のうちは日陰だった湿原も下山時はちょうど日が当たり、水芭蕉の白や新緑、雪解け水の清冽な流れがとても綺麗だった。とても良い日に登れたと思う。

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技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
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