憧れの乗鞍岳 三本滝から往復徒歩
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- GPS
- 07:25
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,405m
- 下り
- 1,402m
コースタイム
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 7:25
天候 | ピーカン |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 湯けむり館(源泉かけ流しの硫黄温泉) |
写真
感想
高校の時に乗鞍岳から見る星空が最高だという話を聞いて以来、
一度は行ってみたいと思っていた山でした。すっかり忘れていたけど。
春山バスに乗るお金が勿体ない(すでに交通費で出費は十分だ)ので
春山バスが上がってくる前に、山頂を踏みたいと思い、
綿密な計画を立てて、埼玉の自宅を0時に出発し、
関越と上信越で湯ノ丸まできて、そこから254でショートカットして
運よく松本ナンバーのトラックに導かれて、松本入り。
道の駅「風穴の里」で曇り空を眺めつつ、時間調整。
5時から登山開始に設定して、乗鞍高原を抜けると、雲まで抜けていた。
雲一つない空に乗鞍岳が赤く染まる。
準備を整え入山、気合十分でオラオラ突っ込み、
1時間半後高度を確認して、がっかりする。500mしか稼げていない。
最初の30分は滝めぐりで高度を上げていない。
つまり、1時間で500m上げていたのを事後に知る。
しかも車道歩きになり、高度を稼ぐのもスローペースに。
微妙な雪は踏み抜くので面倒なのと、樹林帯でマーカが薄いので
どれが本線なのかわかりにくい。やっぱり歩く人が少ないのね。
中盤に雪が多くなってきて、踏み抜きの心配もなくなったので
再度ショートカットで車道歩きの短縮をする。
位ヶ原小屋の先で準備中のBCに相談すると、ここから直登を勧められる。
12本アイゼンで歩くと、これがまた楽しい。
トレースは薄いので、自分でルート選択して進む、GPS活躍。
肩の小屋手前に差し掛かった時、畳平方面からゾロゾロ足取りの軽い方々が
やってきた。まさかの岐阜側のバスは、時間を早めて運行したようだ。
バスに勝つという野望は崩れ去った。そして足取りがさらに重くなった。
こむら返りが起きそうなくらい疲労が溜まっていた。
どうやら攻めすぎたらしい。3時間半で2回しか休憩をいれてなかった。
食事と水分補給をして、アイゼンとバーナークッカー、水・ドリンクをデポして
山頂アタックすることにした。
一部雪渓のトラバース・直登があったが、人が入っているので、
雪面は安定していた。まぁ、慣れないと大変な様子であったが。
山頂からは360度の絶景が待っていた。
こんなに近くで北アルプスを見たことがなかったし、
雲一つない景色に大満足であったが、デポしたものが心配になった。
春山バスが1便で5台もでたようで、蟻のような人だかりが見えたからだ。
急いで方の小屋に降りる。
途中山頂小屋の主人が小屋あけ作業を開始していて、
「今日から営業開始」と言っていた。
なお、肩の小屋は営業を開始しそうな雰囲気は全くなかった。
また位ヶ原小屋は営業していた。
十分な食事をして下山開始。多少雲は出てきたが、
一気に崩れそうにないので、仕方なく徒歩で下山することにした。
登りで一番傾斜が激しかった場所をノーアイゼンで
降りていったら、手詰まり感半端なくなってしまい、
ザックの一番上に入れていたアイゼンを取り出し
何とか装着して難を逃れた。
我ながらアイゼンの危機管理が出来ていたと思う。
長い道のりであったが、多少ショートカットを駆使して、
肩の小屋から2時間で下山で来た、
帰りは観光センター前の湯けむり館で温泉に浸かり、
ヤムヤムツリーでバームクーヘン、
ダムカードの証明写真を撮影して帰路に着いた。
日帰り乗鞍岳は過酷だった。やはりどこかで1泊が理想だ。
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