記録ID: 43788
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無雪期ピークハント/縦走
積丹・ニセコ・羊蹄山
羊蹄山
2009年08月02日(日) [日帰り]
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- GPS
- 07:32
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,580m
- 下り
- 1,580m
コースタイム
(真狩コース)
5:08羊蹄自然公園登山口−7:056合目−8:35真狩コース分岐点−9:18山頂(休憩15分)
9:33下山開始−10:08真狩コース分岐点−12:40羊蹄自然公園登山口
5:08羊蹄自然公園登山口−7:056合目−8:35真狩コース分岐点−9:18山頂(休憩15分)
9:33下山開始−10:08真狩コース分岐点−12:40羊蹄自然公園登山口
天候 | 雨(山頂部は強風雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年08月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回は、北海道に残る百名山4山である、利尻山、トムラウシ山、十勝岳、そして後方羊蹄山を巡る遠征である。 利尻山http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-43782.html トムラウシ山http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-43783.html 十勝岳http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-43787.html と続き、最後の後方羊蹄山である。 前日の十勝岳から札幌に立ち寄り、真狩の道の駅フラワーセンターに到着したのが夕方5時頃。あたりはガスが掛かって見通しが悪くなっていた。 車中泊でウトウトしていると夜中の9時ぐらいに落雷の様な音がしたので目を覚ました。どうも近くで花火大会をやっている様だった。安心して寝ていると明け方1時ぐらいに雨音で目を覚ました。外は土砂降りである。 4時になって明るくなってきたので登山口のある羊蹄自然公園に向かった。 自然公園には4:30頃到着。広い登山車用駐車場には車が3台のみ。やはり雨の日は登山者が少ない様だ。 到着後も雨は強くなったり、弱くなったりで、皆車の中で待機している。 私もしばらく待機するが、5時を過ぎて止みそうもないので雨具を着けて出発をした。 |
写真
南コブ分岐。昨夜からの雨で登山道の土はヌルヌルで非常に滑りやすくなっていた。登りはまだ良いが、下りが思いやられる。
この先の3合目あたりで小屋泊まりの下山者とすれ違った。小屋には5名宿泊していたが、山頂部は風雨が強く、管理人のアドバイスで皆山頂には行かずに下山したとのことだった。
私も強風雨の岩手山で低体温症になりかけたことがあるが、今日はしっかりした雨具とインシュレーションも持参しているのでそのまま山頂を目指した。
この先の3合目あたりで小屋泊まりの下山者とすれ違った。小屋には5名宿泊していたが、山頂部は風雨が強く、管理人のアドバイスで皆山頂には行かずに下山したとのことだった。
私も強風雨の岩手山で低体温症になりかけたことがあるが、今日はしっかりした雨具とインシュレーションも持参しているのでそのまま山頂を目指した。
9合目の避難小屋分岐点。雨はそれ程でもないが、風がだんだん強くなってきた。強風下で汗をかいていると体温を奪われるので、ここまで心拍数130前後で非常にゆっくりとしたペースで登ってきた。汗をかいていないので持参した水も殆ど消費しておらず、ここで1リットル程度を廃棄した。
先ほどの9合目分岐点以外に、沢筋で避難小屋にショートカットできるが、この道は立ち入り禁止のロープが張られていた。下山時にここから避難小屋を経由しようと思っていたが、9合目からのピストンでは往復20分余計に掛かるので小屋には立ち寄らなかった。
真狩コース分岐点。火口壁に出ると風速は最大10m程度。気温が高いために全く寒くはなかったが、手は冷えてしまうので手袋をした。今回持参した手袋は1500円ほどの安物で、防水加工と書いてあったが、あっという間に水を吸ってぐしょぐしょになって重くなった。手袋については別途日記で色々と書く予定である。
http://www.yamareco.com/modules/diary/2340-detail-4031
(追加)
http://www.yamareco.com/modules/diary/2340-detail-4031
(追加)
火口東側の岩場。岩には白いペンキがあり、稜線上をトレースすることができるが、殆どの岩場にはその直ぐ下に巻道がある。最初は張り切って岩を伝っていたが、視界もなく風の強い日には巻道の方が良いだろう。私も途中から巻道を辿った。
羊蹄山山頂。ガスで何も見えない。標識だけ。
休憩していると反対方向から登山者が2パーティー、4名やってきた。全員京極ルートで登って火口周回はしないそうだ。確かに京極ルートあるいは喜茂別ルートは山頂に近いため、風雨が強い場合には良い選択だと思った。
休憩していると反対方向から登山者が2パーティー、4名やってきた。全員京極ルートで登って火口周回はしないそうだ。確かに京極ルートあるいは喜茂別ルートは山頂に近いため、風雨が強い場合には良い選択だと思った。
ヒラフコース分岐点。火口の西側に回ると風が少し強くなる。風速15m程度、気温16℃(プロトレック値なので正確ではない)。雨が顔に当たって目を開けているのが大変だが、体が乾いているため、全く寒さを感じることは無かった。今回は冬用のパタゴニアキャプリーン4を着てきたが、速乾性能が非常に高いので安全マージンはかなり大きいと思う。
真狩コース分岐点。ここを見逃すともう1周回ってしまう 笑。稜線上にはケルンやペンキが塗られた石が綺麗に並べられており、今日の様な視界が無い日であっても安全に歩くことができる。登山道を管理されている方には感謝したい。
感想
下山時に8名程とすれ違ったが、2名は半ズボンにTシャツのトレイルランナーだった。体が冷える前に下山できる体力があれば、まあそれもありだろう。
下山後に登山センターの方に聞いた話では、朝3時台に出発した3名のパーティーは途中から引き返し、私の出発後に来た団体さんは登山自体を中止したらしい。
やはり先日の事故で皆がナーバスになっているのだろう。
今回の北海道遠征は、最後に雨になってしまったが、概ね好天に恵まれて、ほぼ計画通りの楽しい登山旅行であった。
これで北海道の百名山は全て終了。
レンタカーを千歳空港で返却して、団体さんに混じり、4山分の筋肉痛と共に空路帰京した。
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MATSUさん初めまして!
北海道の百名山登頂完了おめでてうございます。
この時期の北海道とは羨ましい限りですね。
トラムウシの遭難事故以来とかく中高年の登山は批判の対象になってますが、頑張りましょうね。
toshi4454さんはじめまして。
コメント有り難うございます。
今回の北海道行きも会社では「何で事故があったばかりの山に?」という反応が殆どでした。
一度事故を起こしてしまえば、その後はどんな山に行くにしても世間から非難されますので、お互い慎重にがんばりましょう。
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