めざせ平ケ岳(御池〜景鶴〜平ケ岳ピストン)
- GPS
- 36:24
- 距離
- 45.5km
- 登り
- 2,202m
- 下り
- 2,209m
コースタイム
04:58 御池出発
07:04 大橇沢渡渉(休憩15分)
08:12 東電尾瀬橋
10:30 与作岳(休憩25分)
11:56 景鶴山頂
12:39 景鶴西側1,950m付近
14:12 P1911横(スズヶ峰方面とのジャンクション)
14:49 白沢山手前1,800m付近幕営
5/3
05:06 出発
06:53 平ヶ岳山頂(滞在22分)
07:59 幕営地(撤収)
08:53 出発
10:43 P1898(休憩30分)
12:34 与作岳(休憩13分)
13:31 東電尾瀬橋
14:19 温泉小屋付近
15:03 大橇沢渡渉
17:23 御池着
天候 | 【一日目】 ・早朝はガス&霧雨、昼前曇り、昼過ぎよりほぼ快晴 ・風は終日微風 【二日目】 ・早朝より快晴、夕刻より濃霧その後雨 ・平ケ岳山頂は風強め、尾根筋は微風、夕刻より風強め |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・料金は2時間無料、その後1,000円/回です。 ・七入〜御池までの区間は18:00から夜間通行止めです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・リボンは御池〜赤ナグレ沢の間と景鶴尾根にはあります。 (赤ナグレ沢以降はコースから離れたので不明) ・御池〜赤ナグレ沢の間、深い沢が多くリボン以外の箇所からの渡渉は 難しいと感じました。リボンをトレースして歩くことを勧めます。 ・景鶴〜平ヶ岳の間はリボンありません。 ・景鶴山頂の西側は薮が多く、北側の樹林内を迂回することが多くなります。 樹林内は急傾斜です。また山頂西側1,950mの平坦地への降り口もかなりの 急傾斜であることから、このコースはお勧めしません。麓を迂回がベターかと。 ・大白沢山も麓を迂回が良いと思います(山頂西側は急過ぎです)。 ・P1911(ジャンクション)以降、平ヶ岳までは雪庇地帯が多くなります。 樹林付近までクラックが入っている部分もありますので、ご注意を。 |
写真
感想
昨年、尾瀬を歩いたときに気になってしかたがなかった平ヶ岳。
今年は昨年登れなかった景鶴山と絡めて歩いてきました。
登山口は、また御池から。
前日は駒の湯につかった後、生協で買い物して、道路閉鎖前に御池に向かいました。
駐車場は昨年より気温は高いようですが、積雪は多いように見えました。
平日ということもあり入山中の車数台、翌日入山の車が数台と寂しい感じでした。
入山当日の朝は、霧雨模様の曇り空。
雨装備の山行はこの時期でも暑く、なかなか距離が稼げない。結構深い沢の渡渉を繰
り返すのもきつかった。標高を維持しながら大橇沢を渡渉後一旦休憩。晴れてきたの
でカッパを脱いで身軽になり行動再開し、赤ナグレ沢の渡渉後、湿原に向け降下開始
しました。
湿原に出た段階では景鶴尾根上部はガスの中でしたが、午後からの好転予報期待し
て、東電橋の北西の沢から尾根に取り付きました。
昨年歩き知った景鶴尾根の急登をヒーコラ登り、昨年の到達点、与作岳山頂で大休止。
ちょうどこの辺からガスが切れ始め、尾瀬の全容と景鶴の凛々しい姿が見えてきて、
一気にテンションアップです(ちょっとテンション上げすぎたかも(汗))。
景鶴手前の鞍部でアイゼンに履き替えリッジを登りはじめました。山頂手前の岩の雪付
きが怪しく(ブリッジ状にしか雪が残ってなかった)、ヒヤリとしましたが無事登頂。
まずは去年のリベンジでした。
ここから尾根を進むか麓を巻くかの選択で、尾根を進んだのが間違いだった(涙)
薮は酷いし樹林の雪はザクザクで腰まで嵌まるし急だし、最後の下りは絶壁だしと、全
然良いこと無し。たった200mの距離に40分以上かかって体力もヘロヘロ。帰りは絶対
巻こうと心に決めました(スキーブーツで登ってきた方がいたのには驚いた)。
ここからは少しの尾根歩きと、大白沢山を巻いてスズヶ峰とのジャンクションへ。ここ
で進路が北に変わり、正面に平ヶ岳がとなるはずでしたが、少々ガスり気味の天気でお
姿拝見できず。
気を取り直してP1920からの雪庇地帯を越え白沢山に向かうも、景鶴で体力消耗し過ぎて
足が動かずということで、1,800m付近の樹林内で本日の行動を終了し幕営としました。
実は初雪山テント泊だったので、仕入れておいたウンチクをフル活用してテント設営。
整地をしっかりしたのが良かったのか、なかなか快適な住まいが完成。その後、水を作
って、ご飯を食べて、7時過ぎには就寝と相成りました。
夜中に目を覚ましたので、夜空を見上げたら満点の星空。天の川もクッキリ。
感動もんでした。
翌朝は快晴。
この日はテントはデポして出発です。一晩の休憩で体力は十分なので、白沢山はサクッと
通過。ここで正面に平ヶ岳の雄大な姿が目に入ってくると、東西に広がる山並みにも目を
奪われ、逆に足取りが進まなくなってしまった。
また雪庇地帯を抜け、景色に目を奪われつつも平ヶ岳までのダラダラ登りを一歩一歩登る。
途中、先行されていたご夫婦とすれ違いに話をし、その後割とすんなり山頂へ到達。
レコで見てた通り、アンテナ1本だけなんですね。せっかくなので三角点も回り、越後の山
並みもじっくり鑑賞し、お楽しみの滑走タイムに。
雪はまだ硬めでしたが比較的滑りやすく、山頂からP1936と白沢山の鞍部まで滑り降り、
再度シールを貼って幕営地へ。
テント撤収時、雪が固くてペグが抜けないのには参った。昨晩は結構冷えたようです(汗)
ダラダラ撤収している間にも平ヶ岳を目指す登山者が何人も横をすり抜けて行った。結構
人気のあるコースなのね。
撤収後、また雪庇地帯を抜けジャンクションへ。ここで先ほどのご夫婦に追いついたので、
ちょっと会話。お互いの無事を祈り帰路を進んだ。ここからは昨日ので懲りたので巻ける所
は巻きで進みました。P1898で休憩し一旦下って景鶴は下から眺め、景鶴尾根最後の登りの
与作岳へ。
与作山頂でシールを剥がして2度目の滑走タイム。ここから麓まで楽に滑走できるのを期待
したのですが、やはり去年と同じで足を取られるベタ雪コース。樹林に突っ込まないように、
滑落しないように、もちろん転ばないように注意しながら高度を下げ、最後は急斜を下って
山麓到着しました。時間の方はそれほどかからなかったので一安心。
東電橋を渡ったのが13時半となんとも微妙な時間(早く下り過ぎた)。行ける所まで進んで
幕営か、強行軍で御池まで戻るか。ここは後者を選んだのだが、かなり体力的に辛かった。
帰りは一気に登らず、先ずは温泉小屋方面に向かいました。温泉小屋へはあっさり到着。
共同トイレが目立っていたが、まだ使用できない模様でした。
ここからは樹林内で高度を徐々に上げる予定で進んでたら、沢が口を開けていたり、深過ぎ
たりで進めず結局来た時の高度まで一気に上げざるをえなかった。登りは足に堪えるよ(汗)
途中から濃霧になったので、自分のGPSログ通りに帰っても良かったのだけど、あえてリボン
通りに進んでみた(見えないリボン探しです)。何度もリボンをロストしてしまうのには全く
もって参った。そんなお馬鹿なことを楽しみながら長い山麓歩きをこなし、上田代から最後の
滑走(シールのままで)し御池田代まで滑り降り、ちょこっと歩いて駐車場に辿りついた。
この時点で17時半。18時の夜間通行止めには間に合わないかなぁと思いながら歩いていたけど、
予想外に早く着いてしまった。とりあえず荷物を車に放り込み、急いで帰り支度を済ませ下山。
予定より一晩早く下れたので、先ずは燧の湯でのんびり汗を流し、帰途につきました。
ちょっと今回は無理し過ぎたかな。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いやはや本当に驚きの出会いでした
あのソロのBCのスキーヤーさんが昨年コメントをさせていただいたsyasyuさんだったとは!
syasyuさんの脚力ももちろんあるのですが本当にこういったコースはスキーの機動力にはかないません!
2日間で45キロ すごい!
それと雪上テント泊が初めてだったんですね!快適な初体験でよかったですね。
固まって取れずらいペグはピッケル使うといいみたいです。
カチンコチンの雪をスコップでやろうとするとスコップが雪に負けることがあるようです
それにしてもあの平ヶ岳山頂からドロップインしたsyasyuさんの滑走、かっこよかった〜
二人でうっとり 見させていただきました
またどこかのお山でおあいできるとうれしいです
昨日、やっと自分のレコ書き終わったので、
さて〜平ヶ岳のレコ誰か書いてないかなぁ・・・おっ!あるある。
あれ??これ今回お会いした人達だよね ・・・んん?
去年もコメントもらった人達じゃん
という感じで、昨晩は一人驚いてました
スキーはあまり股を上げなくても進めるので、歩くより楽に進めるんですよ。
下りは圧倒的に早いですし。この距離歩けたのもスキーのお陰でして
普通に歩いたらkamehibaさんと同じ位のペースだったと思いますよ
ペグを抜くにはピッケルですか。なるほど 、スコップでガシガシ
掘ってましたがスコップ壊れるんじゃないかと心配になりました
まさか滑ってる姿、見られてたとは・・・お褒め頂きありがとうございます。
一応スキー歴だけは長いので
こちらも、後ろからkamehibaさんの姿を見ながら、ご夫婦でこんな所まで歩か
れるなんて素敵だなぁ、羨ましいなぁと思ってました
またどこかでお会いできたら、こちらも嬉しいです
というか、またお会いしそうな気がします。2度あることは3度あると言いますし
長い長い山行お疲れ様でした
まだまだ雪たっぷりですねぇ。
滑りたいって気持ちが、写真からもよーく伝わってきました
お天気も良く、気持ちよく歩けたことと思います。
焼けませんでした?
ラストの幻想的なガスの森、撮影意欲をかき立てられます
これで、ブナの芽吹きとかだったら、なお良いです
いや〜。今回は疲れました
天気良くて、ロンTで歩いてたら首が焼けて大変でした。
会社行ったら黒くない?って言われるし
このコース実際は滑れる所が少なく、写真ではかなり誇張されてる感が・・・
ガスの森は最初は幻想的でしたよ〜
この後さらに濃霧になって雨も降ってきて、写真撮れなかったんですよ。
とても残念でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する