観音峯山|べニバナヤマシャクヤク咲き始め
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- GPS
- 04:50
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 761m
- 下り
- 767m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料。約30台収容可能。 8時過ぎで満車。釣り客と登山客で賑わっていた。綺麗な東屋とお手洗いがある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜展望台 とても綺麗に整備されている。 展望台〜観音峯山山頂 雨後は滑りやすい箇所がいくつかある。 全体を通して危険箇所なし。 |
写真
感想
大峰山脈の玄関口に位置する観音峯山へ。
天川村のホームページを見ると、観音峯山は次のように説明されている。
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山頂の展望台からは、正面に稲村ヶ岳や大日山、南に大峯奥駈道から弥山・八経ヶ岳、西には大峯らしい重なる山並みなど、関西では珍しい本格的な山展望を満喫することができます。
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天川村というと幼少期の頃、夏になると毎週のように通った地域である。キャンプに川遊び、山登りと大変お世話になった。
前日〜未明にかけて前線が通過したが、日中は雲が取れて晴れるとの予報。
6時過ぎに自宅を出発。私はいつものように後部座席で寝る。8時半前には登山口駐車場に到着した。すでに満車状態だったが、親切な釣り人が駐車スペースをアドバイスしてくれた。ギリギリセーフ。朝5時ごろから釣っていたらしい。尺近いイワナが釣れたと聞いた。綺麗な茶屋でサンドイッチを食べて出発。
登山口の吊り橋には、YAMAPの標識があった。私はYAMAPユーザーではないのでよくわからないが、資金援助を受けているのだろうか。これで少しでも快適に整備されるのなら、村にとっても登山者にとっても会社にとっても良いことだろう。
さて、肝心の登山道はとても綺麗に整備されていた。序盤からコアジサイの白い花が出迎えてくれた。ちょうど満開だった。フタリシズカが足元を彩る、感じの良いヒノキ林の中をジグザグと進み着実に標高を稼いでいく。途中の観音平は見晴らしがないが立派な東屋と鳥居があった。石段を登った先を直登すると岩屋があった。北朝方の襲来の際に南朝の皇族が一時避難した場所らしい。
植林帯を登り切ると、急に視界が開けてススキ原が広がった。観音峯展望台に到着した。この辺りは石灰岩質であり、樹木が少ないようだ。絶滅寸前種が生育しているため、ロープが張られていた。
観音峯展望台は大峰山脈の好展望台として知られ、本日も稲村ヶ岳〜大普賢〜八経ヶ岳方面がよく見渡せた。大普賢は私が幼少期の頃に最もよく登った山の一つである。ゴツゴツと特徴的な山容が懐かしい。
さて、ベニバナヤマシャクヤクはちょうど咲き始めだった。この花が目当てなのか、登山者の多いことといったら驚いた。アクセスが悪いにも関わらず大変な人出である。さて、花といえば外来生物であるジギタリスが旺盛に蔓延っていた。キツい赤紫色の花は、淡いベニバナヤマシャクヤクを視覚的にも制圧しかねない勢いだった。
展望台から山頂までは打って変わって静かな細道が続いた。クリ、ミズナラ、ブナ、カエデ類の新緑を楽しみながら進む。程なくして山頂に着いたが展望なく寂しげな雰囲気。人が多いため、もう少し先で昼食を考えて歩を進めたが、肌寒い北風に気分が落ち込んで引き返すことに。展望台で食べよう。
展望台はさらに人が増えていて広場を埋め尽くすほどだった。外れの空き地に銀マットを敷くことに。行きはスッキリ見えていた八経ヶ岳は雲に隠れることが多かった。大普賢を眺めながらゆっくり昼食。そして少し昼寝。傍を通る登山者がみんなそろって同じ文句を口にしていた。ジギタリスは繁殖力が強いねぇ、色が毒々しいね、でも遠目に見ると綺麗だね...。
よく整備された登山道で帰りも快適。途中で川沿いに立ち寄ってコーヒーを淹れてゆっくりした。
総評
とにかく人が多い。登山道はよく整備されている。駐車場から短時間で登頂できるため、立ち寄り・追加の一座としては良いだろう。
本日の野鳥
ツツドリ、ジュウイチ、ミソサザイなど
本日の植物
ベニバナヤマシャクヤク、コアジサイ、フタリシズカなど
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